練馬桜台聖書フォーラム

天使論、サタン論、悪霊論 レジュメ(11)2022年 10/29

2022.11.03

カテゴリー:お知らせ, 天使論、サタン論、悪霊論, 学び

天使論、サタン論、悪霊論
レジュメ(11
)2022年10/29

 

将来 信者は天使と同じところに永遠に住まう

 

2010年フルクテンバウム博士セミナー『天使論、サタン論、悪霊論テキスト) を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD8枚組)(MP3版)(テキストのみ
DVD8枚組は販売終了)

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは新改訳2017を使用しています)
「口語訳」とは 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会
「新改訳3」とは聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会 
「新改訳2017」とは聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 からの引用です。
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句
黒色の文章がセミナーの説明文

緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章Dr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS073 Angelology :  The Doctrine of the Elect Angels からの補足説明です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

 

天 使 論

イントロダクション
Ⅰ.天使の存在
Ⅱ.天使の名前
Ⅲ.天使の創造
Ⅳ.天使の数
Ⅴ.住まい、活動範囲、現れ
Ⅵ.天使の性質
Ⅶ.天使の本質
Ⅷ.組織
Ⅸ.天使の働き
Ⅹ.天使の運命

 

紙の聖書こちらをどうぞ

 

Ⅸ.天使の働き

 

 

セミナーテキスト17ページ

G.天使の将来の働き

 

天使の働きの第7のカテゴリーは天使の将来の働き
この働きは4つに区分することができる

 

1.大患難時代における天使の働き

 

第1の区分は患難期での働き
7つの特定の働きで構成される

 

天使の第1の特定の働きとは

大患難時代での聖い天使の働き
①14万4千人に神の印を押してから
天使が地を裁く

 

14万4千人のユダヤ人に印を押すことが必要なのは 印が彼らをあらゆる害から守ってくださるから
印が押されると 天使は神のさばきの一部として地上に害を生じさせるために用いられる

 

黙示録7章
黙 7:1 その後、私は四人の御使い four angels を見た。
彼らは地の四隅に立ち、地の四方の風をしっかりと押さえて、地にも海にもどんな木にも吹きつけないようにしていた。
7:2 また私は、もう一人の御使いanother angel が、日の昇る方から、生ける神の印を持って上って来るのを見た。
彼は、地にも海にも害を加えることを許された四人の御使いたちに、大声で叫んだ。
7:3 「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を加えてはいけない。」
大患難時代の前半3年半の間ずっと続いている出来事の一つが144,000人のディアスポラのユダヤ人による世界伝道

 

 

 

大患難時代での聖い天使の働き
②7人の天使が
7つのラッパの裁き
TRUMPETS をもたらす

 

黙示録8章9章及び11章
大患難時代の前半に起こる出来事

第7の封印
のさばき
天に訪れた静けさ(序曲)
黙 8:1 子羊が第七の封印を解いたとき、天に半時間ほどの静けさがあった。
8:2 それから私は、神の御前に立っている七人の御使いたちthe seven angels を見た。
彼らに七つのラッパが与えられた。

聖徒たちの祈りの答えがラッパの裁きの内容
8:3 また、別の御使いanother angel  が来て、金の香炉を持って祭壇のそばに立った。
すると、たくさんの香が彼に与えられた。
すべての聖徒たちの祈りに添えて、御座の前にある金の祭壇の上で献げるためであった。
8:4 香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。
8:5 それから御使いは、その香炉を取り、それを祭壇の火で満たしてから地に投げつけた。
すると、雷鳴と声がとどろき、稲妻がひらめき、地震が起こった。
8:6 また、七つのラッパを持った七人の御使いたちは、ラッパを吹く用意をした。

 

ラッパの裁き

第一のラッパ
 3分の1の土地の滅び
8:7 第一の御使いthe first がラッパを吹いた。
すると、血の混じった雹と火が現れて、地に投げ込まれた。
そして地の三分の一が焼かれ、木々の三分の一も焼かれ、すべての青草も焼かれてしまった。

第二のラッパ 3分の1の海の滅び
8:8 第二の御使いthe second angel がラッパを吹いた。
すると、火の燃えている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。
そして海の三分の一が血になった。
8:9 また、海の中にいる被造物で、いのちのあるものの三分の一が死に、船の三分の一が壊された。

第三のラッパ 3分の1の川・泉の滅び
8:10 第三の御使いthe third angel  がラッパを吹いた。

すると、天から、たいまつのように燃えている大きな星が落ちて来て、川の三分の一とその水源の上に落ちた。
8:11 この星の名は「苦よもぎ」と呼ばれ、水の三分の一は苦よもぎのようになった。
水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ。

第四のラッパ 3分の1の宇宙空間の滅び
8:12 第四の御使いthe fourth angel  がラッパを吹いた。
すると太陽の三分の一と、月の三分の一、また星の三分の一が打たれたので、それらの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は光を失い、夜も同じようになった。

3つの「わざわい」
8:13 また私は見た。
そして、一羽の鷲が中天を飛びながら、大声でこう言うのを聞いた。
「わざわいだ、わざわいだ、わざわいが来る。
地上に住む者たちに。
三人の御使い the three angels が吹こうとしている残りのラッパの音によって。」

第五のラッパ=第1のわざわいの裁き
自然界の暗黒・悪霊の侵入

9:1 第五の御使いthe fifth angel がラッパを吹いた。
すると私は、一つの星 a star が天から地に落ちるのを見た。
そのには、底知れぬ所に通じる穴の鍵が与えられた。
and there was given to him the key of the pit of the abyss.
第3回目の暗黒化現象
9:2 それが底知れぬ所に通じる穴を開くと、穴から大きなかまどの煙のような煙が立ち上り、太陽と空はこの穴の煙のために暗くなった。
地上にでてきたいなご

9:3 その煙の中からいなごが地上に出て来た。
それらには、地のサソリが持っているような力が与えられた。
4つの命令
9:4 そして彼らは、地の草やどんな青草、どんな木にも害を加えてはならないが、額に神の印を持たない人たちには加えてよい、と言い渡された。
9:5 その人たちを殺すことは許されなかったが、五か月間苦しめることは許された。
彼らの苦痛は、サソリが人を刺したときの苦痛のようだった。
9:6 その期間、人々は死を探し求めるが、決して見出すことはない。
死ぬことを切に願うが、死は彼らから逃げて行く。
いなごは悪霊
9:7 いなごたちの姿は、出陣の用意が整った馬に似ていた。
頭には金の冠のようなものをかぶり、顔は人間の顔のようであった。
9:8 また、女の髪のような毛があり、歯は獅子の歯のようであった。
9:9 また、鉄の胸当てのような胸当てを着け、その羽の音は、馬に引かれた多くの戦車が戦いに急ぐときの音のようであった。
9:10 彼らはサソリのような尾と針を持っていて、その尾には、五か月間、人々に害を加える力があった。
9:11 いなごたちは、底知れぬ所の使い the angel of the abyss を王としている。
その名はヘブル語でアバドン、ギリシア語でアポリュオンという。

第1の「わざわい」
9:12 第一のわざわいは過ぎ去った。
見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。

第六のラッパ=第2のわざわいの裁き
悪霊の侵入・3分の1の人口の死

9:13 第六の御使いthe sixth angel がラッパを吹いた。
すると、神の御前にある金の祭壇の四本の角から、一つの声が聞こえた。
9:14 その声は、ラッパを持っている第六の御使いに言った。
「大河ユーフラテスのほとりにつながれている、四人の御使い the four angels を解き放て。」
9:15 すると、その時、その日、その月、その年のために用意されていた、四人の御使いが解き放たれた。
人間の三分の一を殺すためであった。
9:16 騎兵の数は二億で、私はその数を耳にした。
9:17 私が幻の中で見た馬と、それに乗っている者たちの様子はこうであった。
彼らは、燃えるような赤と紫と硫黄の色の胸当てを着けており、馬の頭は獅子の頭のようで、口からは火と煙と硫黄が出ていた。
9:18 これら三つの災害、すなわち、彼らの口から出る火と煙と硫黄によって、人間の三分の一が殺された。
9:19 馬の力は口と尾にあって、その尾は蛇に似て頭を持ち、その頭で害を加えるのである。

9:20 これらの災害によって殺されなかった、人間の残りの者たちは、悔い改めて自分たちの手で造った物から離れるということをせず、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木で造られた偶像、すなわち見ることも聞くことも歩くこともできないものを、拝み続けた。
9:21 また彼らは、自分たちが行っている殺人、魔術、淫らな行いや盗みを悔い改めなかった。

 

 

大患難時代の中間に起こる出来事
第七のラッパ=第3のわざわいの裁き
七つの鉢のさばきを含んでいる

黙 11:15 第七の御使いthe seventh  angel がラッパを吹いた。

すると大きな声が天に起こって、こう言った。
「この世の王国は、
私たちの主と、そのキリストのものとなった。
主は世々限りなく支配される。」
11:16 すると、神の御前で自分たちの座に着いていた二十四人の長老たちが、ひれ伏し、神を礼拝して言った。
11:17 「私たちはあなたに感謝します。
今おられ、昔おられた全能者、神である主よ。
あなたは偉大な力を働かせて、
王となられました。
11:18 諸国の民は怒りました。
しかし、あなたの御怒りが来ました。
死者がさばかれる時、
あなたのしもべである預言者たちと聖徒たち、
御名を恐れる者たち、
小さい者にも大きい者にも
報いが与えられる時、
地を滅ぼす者たちが滅ぼされる時です。」
11:19 それから、天にある神の神殿が開かれ、神の契約の箱が神殿の中に見えた。
すると稲妻がひらめき、雷鳴がとどろき、地震が起こり、大粒の雹が降った。

 

 

 

大患難時代での聖い天使の働き
③大患難時代の中間に
サタンと堕天使は地に閉じ込められる

 

善天使は サタンと堕天使を彼らの現在の住まい第一の天(鳥の飛ぶ空間)から投げ落とし 患難期の残りの間 地に縛るために用いられる

大患難時代の中間にサタンが第3のすみか(神にも地にも近づくことができる天)から第4のすみか(地上)に落とされる

 

黙示録12章
大患難時代の中間に起こる出来事
長い挿入句
大患難時代のイスラエル
地上に投げ落とされるサタン
黙 12:7 さて、天に戦いが起こって、ミカエルその御使いたち Michael and his angels は竜 the dragon と戦った。
the dragon とその使いたち and his angels も戦ったが、12:8 勝つことができず、天にはもはや彼らのいる場所がなくなった。
12:9 こうして、その大きな竜 the great dragon 、すなわち、古い蛇 the old serpent 、悪魔 the Devil とかサタン Satan とか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。
また、彼の使いたち his angels も彼とともに投げ落とされた。
12:10 私は、大きな声が天でこう言うのを聞いた。
「今や、私たちの神の救いと力と王国と、
神のキリストの権威が現れた。
私たちの兄弟たちの告発者 the accuser
昼も夜も私たちの神の御前で訴える者が、
投げ落とされたからである。
12:11 兄弟たちは、子羊の血と、
自分たちの証しのことばのゆえに
him に打ち勝った。
彼らは死に至るまでも
自分のいのちを惜しまなかった。
12:12 それゆえ、天とそこに住む者たちよ、喜べ。
しかし、地と海はわざわいだ。
悪魔 the devil が自分の時が短いことを知って激しく憤り、
おまえたちのところへ下ったからだ。」

 

第3第4のすみかが何であるかは次のサタン論のテーマ

 

 

 

大患難時代での聖い天使の働き
④大患難時代の中間に
宣言が行われる

 

後半の3年半の内容を宣言する

 

黙示録14章
第二の宣言
永遠の福音
キリストと反キリストのどちらを礼拝するのか最後の選びのチャンス
黙 14:6 また私は、もう一人の御使い another angel が中天を飛ぶのを見た。
彼は地に住む人々、すなわち、あらゆる国民、部族、言語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。
14:7 彼は大声で言った。
「神を恐れよ。
神に栄光を帰せよ。
神のさばきの時が来たからだ。
天と地と海と水の源を創造した方を礼拝せよ。」

第三の宣言
反キリストの世界首都ビロンの崩壊
14:8 また、その御使いの後にもう一人、第二の御使い another, a second angel が来て言った。
「倒れた、倒れた、大バビロンが。
御怒りを招く淫行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた都が。」

第四の宣言
反キリスト)の刻印  回帰不能点
14:9 また、彼らの後にもう一人、第三の御使いanother angel, a third がやって来て、大声で言った。

「もしだれかが獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、14:10 その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖なる御使いたち the holy angel と子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。
14:11 彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。
獣とその像を拝む者たち、また、だれでも獣の名の刻印を受ける者には、昼も夜も安らぎがない。」
14:12 ここに、聖徒たち、すなわち神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける者たちの忍耐が必要である。

第五の宣言
殉教者たち
14:13 また私は、天からの声がこう言うのを聞いた。

「書き記せ、『今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである』と。」
御霊も言われる。
「しかり。
その人たちは、その労苦から解き放たれて安らぐことができる。
彼らの行いが、彼らとともについて行くからである。」

第六の宣言
刈り取り
14:14 また私は見た。

すると見よ。
白い雲が起こり、その雲の上に人の子のような方が座っておられた。
その頭には金の冠、手には鋭い鎌があった。
14:15 すると、別の御使いが神殿から出て来て、雲の上に座っておられる方に大声で叫んだ。
「あなたの鎌を送って、刈り取ってください。
刈り入れの時が来ましたから。
地の穀物は実っています。」
14:16 雲の上に座っておられる方が地上に鎌を投げると、地は刈り取られた。

第七の宣言
踏まれる酒ぶね

14:17 それから、もう一人の御使いが天の神殿から出て来たが、彼もまた、鋭い鎌を持っていた。

14:18 すると、火をつかさどる権威を持つ別の御使いが祭壇から出て来て、鋭い鎌を持つ御使いに大声で呼びかけた。
「あなたの鋭い鎌を送って、地のぶどうの房を刈り集めよ。
ぶどうはすでに熟している。」
14:19 御使いは地上に鎌を投げて、地のぶどうを刈り集め、神の憤りの大きな踏み場に投げ入れた。
14:20 都の外にあるその踏み場でぶどうが踏まれた。
すると、血がその踏み場から流れ出て、馬のくつわの高さに届くほどになり、千六百スタディオンに広がった。
20節はハルマゲドンの戦いの結果

 

 

 

セミナーテキスト18ページ

 

大患難時代での聖い天使の働き
⑤鉢の裁き BOWLS をもたらす

 

天使は患難期にラッパのさばきに用いられたように鉢のさばきのためにも用いられる

 

 黙示録15章16章
大患難時代の後半に起こる出来事

天に現れるしるし
七つの鉢のさばきの準備としてシャカイナグローリーが天の神殿に満つ
黙 15:7 また、四つの生き物の一つ one of the four living creatures が、七人の御使いたちthe seven angels に七つの金の鉢を渡したが、それには世々限りなく生きておられる神の憤りが満ちていた。
15:8 神殿は、神の栄光とその御力から立ち上る煙で満たされ、七人の御使いたちの七つの災害が終わるまでは、だれもその神殿に入ることができなかった。

16:1 また私は、大きな声が神殿から出て、七人の御使いに、
「行って、七つの鉢から神の憤りを地に注げ」
と言うのを聞いた。

鉢のさばき
第一の鉢 悪性の腫れ物
16:2 第一の御使い the first が出て行き、鉢の中身を地に注いだ。
すると、獣の刻印を受けている者たちと獣の像を拝む者たちに、ひどい悪性の腫れものができた。

第二の鉢 海の破滅
16:3 第二の御使い the second が鉢の中身を海に注いだ。

すると、海は死者の血のようになった。
海の中にいる生き物はみな死んだ。

第三の鉢 川の破滅 
16:4 第三の御使い the third が鉢の中身を川と水の源に注いだ。

すると、それらは血になった。
16:5 また私は、水をつかさどる御使い the angel of the waters がこう言うのを聞いた。
「今おられ、昔おられた聖なる方、
あなたは正しい方です。
このようなさばきを行われたからです。
16:6 彼らは聖徒たちや
預言者たちの血を流しましたが、
あなたは彼らに血を飲ませられました。
彼らにはそれがふさわしいからです。」
16:7 また私は、祭壇がこう言うのを聞いた。
「しかり。主よ、全能者なる神よ。
あなたのさばきは真実で正しいさばきです。」

第四の鉢 太陽の炎熱
16:8 第四の御使い the fourth が鉢の中身を太陽に注いだ。

すると、太陽は人々を火で焼くことを許された。
16:9 こうして人々は激しい炎熱で焼かれ、これらの災害を支配する権威を持つ神の御名を冒瀆した。
彼らが悔い改めて神に栄光を帰することはなかった。

第五の鉢 暗黒Ⅳ
16:10 第五の御使い the fifth が鉢の中身を獣の座に注いだ。

すると、獣の王国は闇におおわれ、人々は苦しみのあまり舌をかんだ。
16:11 そして、その苦しみと腫れもののゆえに天の神を冒瀆し、自分の行いを悔い改めようとしなかった。

第六の鉢 神の大いなる日の戦い
大患難時代の第3次世界大戦

16:12 第六の御使い the sixth が鉢の中身を大河ユーフラテスに注いだ。

すると、その水は涸れてしまい、日の昇る方から来る王たちの道を備えることになった。
16:13 また、私は竜 the dragon の口と獣の口、また偽預言者の口から、蛙のような三つの汚れた霊 three unclean spirits が出て来るのを見た。
16:14 これらは、しるしを行う悪霊どもの霊 spirits of demons, working signs であり、全世界の王たちのところに出て行く。
全能者なる神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを召集するためである。
16:15 ──見よ、わたしは盗人のように来る。裸で歩き回って、恥ずかしい姿を人々に見られることのないように、目を覚まして衣を着ている者は幸いである──
16:16 こうして汚れた霊ども they は、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる場所に王たちを集めた。

第七の鉢 キリストの再臨
16:17 第七の御使い the seventh が鉢の中身を空中に注いだ。

すると大きな声が神殿の中から、御座から出て、「事は成就した」と言った。
16:18 そして稲妻がひらめき、雷鳴がとどろき、大きな地震が起こった。
これは人間が地上に現れて以来、いまだかつてなかったほどの、大きな強い地震であった。
16:19 あの大きな都は三つの部分に裂かれ、諸国の民の町々は倒れた。
神は大バビロンを忘れず、ご自分の激しい憤りのぶどう酒の杯を与えられた。
16:20 島はすべて逃げ去り、山々は見えなくなった。
16:21 また、一タラントほどの大きな雹が、天から人々の上に降った。
この雹の災害のために、人々は神を冒瀆した。
その災害が非常に激しかったからである。

 

 

 

大患難時代での聖い天使の働き
⑥バビロン滅亡の預言をする

 

黙示録18章
再記述(患難期に起こることをより詳しく)
二つのバビロン
(前半:統一された教会としてのバビロン
後半:政治的バビロン)

政治的バビロン 
バビロンの崩壊の宣言
黙 18:1 その後、私は、もう一人の御使い another angel が、大きな権威を持って天から下って来るのを見た。
地はその栄光によって照らされた。
18:2 彼は力強い声で叫んだ。
「倒れた。
大バビロンは倒れた。
それは、悪霊の住みか a habitation of demons 、あらゆる汚れた霊の巣窟 a hold of every unclean spirit 、あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた憎むべき獣の巣窟となった。
18:3 すべての国々の民は、御怒りを招く彼女の淫行のぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と淫らなことを行い、地の商人たちは、彼女の過度のぜいたくによって富を得たからだ。」

 

バビロンの崩壊
黙 18:21 また、一人の強い御使い a strong angel が、大きいひき臼のような石を取り上げ、海に投げ込んで言った。

「大きな都バビロンは、このように荒々しく投げ捨てられ、もはや決して見出されることはない。
18:22 竪琴を弾く者たち、歌を歌う者たち、笛を吹く者たち、ラッパを鳴らす者たちの奏でる音が、おまえのうちで、もはや決して聞かれることはない。
あらゆる技術を持つ職人たちも、おまえのうちで、もはや決して見出されることはない。
石臼の音も、おまえのうちで、もはや決して聞かれることはない。
18:23 ともしびの光も、おまえのうちで、もはや決して輝くことはない。
花婿と花嫁の声も、おまえのうちで、もはや決して聞かれることはない。
というのは、おまえの商人たちが地上で権力を握り、おまえの魔術によってすべての国々の民が惑わされ、18:24 この都の中に、預言者たちや聖徒たちの血、また地上で屠られたすべての人々の血が見出されたからである。」

 

 

 

大患難時代での聖い天使の働き
諸国をハルマゲドンの戦いに呼び出す働きをする(??)

神が国々の上にさばきを注げるように(??)

 

黙示録19章
再臨
黙 19:17 また私は、一人の御使いが太陽の中に立っているのを見た。
彼は大声で叫び、中天を飛んでいるすべての鳥たちに言った。
「さあ、神の大宴会に集まれ。
19:18 王たちの肉、千人隊長の肉、力ある者たちの肉、馬とそれに乗っている者たちの肉、すべての自由人と奴隷たち、また小さい者や大きい者たちの肉を食べよ。」
大宴会に集まり キリストの再臨の時に殺された敵の肉を食らうようにという招待
次の19節がハルマゲドンの戦いの要約になっている

 

 

 

 

 

将来に関する天使の働きの第2の区分は再臨に関するもの
2つの事柄に注目したい

2.再臨における天使の働き

 

 

再臨時の聖い天使の働き
聖い天使たちはイエスとともに地上に戻ってくる

 

私たち信者も同じ
マタイの福音書では3か所イエスさまのそのような教えが記されてある

マタ 16:27 人の子は、やがて父の栄光を帯びて御使いたちとともに来ます。
そしてそのときには、それぞれその行いに応じて報います。

 

マタ 24:31 人の子は大きなラッパの響きとともに御使いたちを遣わします。
すると御使いたちは、天の果てから果てまで四方から、人の子が選んだ者たちを集めます。

 

マタ 25:31 人の子は、その栄光を帯びてすべての御使いたちを伴って来るとき、その栄光の座に着きます。

 

 

第2テサロニケ1:7でパウロが同じことを言っている
Ⅱテサ 1:7 苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えることです。
このことは、主イエスが、燃える炎の中に、力ある御使いたちとともに天から現れるときに起こります。

(9)Ⅸ天使の働き Cメシアの生涯における天使の働き 5メシアの再臨

 

 

 

再臨時の聖い天使の働き
②信者と不信者とを分ける

 

マタイの13章では再臨の時に信者と不信者とが分けられると教えられている

マタ 13:39 毒麦を蒔いた敵は悪魔であり、収穫は世の終わり、刈る者は御使いたちです。
13:40 ですから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそのようになります。
13:41 人の子は御使いたちを遣わします。
彼らは、すべてのつまずきと、不法を行う者たちを御国から取り集めて、13:42 火の燃える炉の中に投げ込みます。
彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。

 

マタ 13:49 この世の終わりにもそのようになります。
御使いたちが来て、正しい者たちの中から悪い者どもをより分け、13:50 火の燃える炉に投げ込みます。
彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。

(9)Ⅸ天使の働き E不信者の間における天使の働き 3刈り取りをする

目的は誰がメシア的王国に入り 誰が入らないかということを決めるため

 

 

 

 

 

将来に関する天使の働きの第3の区分はメシア的王国に関するもの
2つの主な真理が教えられる

3.メシア的王国における天使の働き
二つの役割が天使たちに与えられる

 

 

メシア的王国での聖い天使の働き
サタンが一千年間底知れぬ所に閉じ込められる
それをするのは一般の天使

 

力ある油注がれたケルブ(サタン)は 一番下の階級の名もない天使により拘束されることによっておとしめられる

 

黙示録20章
再臨とその後に起こる出来事
サタンの縛り

黙 20:1 また私は、御使い an angel が底知れぬ所 the abyss の鍵と大きな鎖を手にして、天から下って来るのを見た。
20:2 彼は、竜 the dragon 、すなわち、悪魔でありサタンthe Devil and Satanである古い the old serpent を捕らえて、これを千年の間縛り、20:3 千年が終わるまで、これ以上諸国の民を惑わすことのないように、底知れぬ所に投げ込んで鍵をかけ、その上に封印をした。
その後、竜 he はしばらくの間、解き放たれることになる。

 

 

 

メシア的王国での聖い天使の働き
最終的にユダヤ人たちが約束の地に戻され
最後の回復が完成すると言われている

 

マタイの24:31
マタ 24:31 人の子は大きなラッパの響きとともに御使いたちを遣わします。
すると御使いたちは、天の果てから果てまで四方から、人の子が選んだ者たちを集めます。

 

ユダヤ人の歴史において初めてユダヤ民族は約束の地すべてを享受することができる

 

 

 

 

 

将来に関する天使の働きの第4の区分は永遠の状態および永遠の秩序に関するもの

4.永遠の秩序における天使の働き

 

これは信者である私たちが住む最後の住みか 永遠のすみか
そこは新しいエルサレムと言われる

 

12の門がつくられている
一つひとつの門に守護天使が任命され
彼らが町の門を守ると預言されている

 

黙示録21:12
永遠の御国
聖なるエルサレム 城壁

黙 21:12 都には、大きな高い城壁があり、十二の門があった。
門の上には十二人の御使いtwelve angels がいた。
また、名前が刻まれていたが、それはイスラエルの子らの十二部族の名前であった。

 

新しいエルサレムはすべての時代のすべての信者の永遠の住まいとなる
町の四面に3つずつ12の門がありそれぞれ巨大な真珠できている
それぞれが一人の天使により守られる

 

 

 

 

 

 

 

Ⅹ.天使の運命

 

へブル書12:22
ヘブル 12:22 しかし、あなたがたが近づいているのは、シオンの山、生ける神の都である天上のエルサレム、無数の御使いたちの喜びの集い、
(2)Ⅳ天使の数

 

聖い天使たちは永遠に新しいエルサレムに住む
これを永遠の秩序と言う

すべての善天使の運命は新しいエルサレムで全ての時代の聖徒と同じであると教えている
全ての選ばれた聖なる天使 サタンと共に堕落することがなかった者たちは新しいエルサレムで永遠の運命を持つことになる

 

信者である私たちは聖い天使たちと同じ運命をたどる

私たちも最後新しいエルサレムにとこしえに住むようになる

永遠の秩序 新しいエルサレムについては
千年王国レジュメ(20)
ヨハネの黙示録レジュメ(21)
死後の世界レジュメ(15)
終末論のクライマックス(27) (28)参照

 

 

 

「天使論、サタン論、悪霊論」の3分の1つまり狭い意味での天使論の部分が終わりました。

 

 

 

 

天使論、サタン論、悪霊論(12)2022年11/12
天使論のまとめメッセージ

 

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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