練馬桜台聖書フォーラム

終末論のクライマックス レジュメ (28)2022年 4/9

2022.04.11

カテゴリー:お知らせ, 学び, 終末論のクライマックス

終末論のクライマックス レジュメ(28)2022年4/9

 

永遠の新しいエルサレムにあるいのちの木の名はフルクテンバウム(実り豊かな木)
大通りの中央に流れるいのちの水の川の名は中川
(ジョークです)

 

2015年フルクテンバウム博士セミナー『終末論のクライマックステキスト) (チャート)を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD11枚組)(MP3版)(テキストのみ
DVD6枚組は販売終了)

 

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ(27

 

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは新改訳2017を使用しています)
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句
黒色の文章がセミナーの説明文

緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章はDr.Arnold G. Fruchtenbaum 『Messianic Bible Study Series』
046  The Eternal Orderからの補足説明です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

 

 

永遠の秩序
THE ETERNAL ORDER

 

はじめに
Ⅰ.古い秩序の消滅と永遠の秩序の創造
Ⅱ.永遠の新しいエルサレム

 

 セミナーテキストの51ページ

 Ⅱ.永遠の新しいエルサレム:

黙21:9~22:5

THE ETERNAL NEW JERUSALEM:  REVELATION21:9-22:5

 

 

セミナーテキストの52ページ

私たちの永遠の住まいに関する情報
永遠の秩序がどのようなものかについては聖書から知り得ることが全てであることに注意すべき

 

 

 

 

A新しい町の設立に関する啓示:
黙21:9~10

The Revelation of the Establishment of the City:
Revelation 21:9-21
:10

 

 

ヨハネの黙示録21:9~10に新しい町の設立に関する啓示が記されてある
黙 21:9 また、最後の七つの災害の満ちているあの七つの鉢を持っていた七人の御使いのひとりが来た。
彼は私に話して、こう言った。
ここに来なさい。
私はあなたに、小羊の妻である花嫁 the bride, the wife of the Lamb を見せましょう。」
21:10 そして、御使いは御霊によって私を大きな高い山に連れて行って、聖なる都エルサレム the holy city Jerusalem, が神のみもとを出て、天から下って来る
coming down out of heaven from God, のを見せた。

 

ここに来なさい。というヨハネへの再度の宣告は 神が彼にきたるべき多くのものを見せる為
黙 4:1 その後、私は見た。
すると見よ、開かれた門が天にあった。
そして、ラッパのような音で私に語りかけるのが聞こえた、あの最初の声が言った。
ここに上れ。
 この後必ず起こることを、あなたに示そう。」

 

9節: 小羊の妻である花嫁に関する新しい幻が与えられようとしている
この花嫁は教会のこと
ここでは「花嫁」 the bride という言葉以外に「小羊の妻」 the wife of the Lamb という言葉が使われている
一千年も結婚している(千年王国にて)ので花嫁ではなく妻とも呼ばれている

 

10節: この小羊の妻である花嫁つまり教会が住まうところの永遠の都エルサレムの内容
花嫁の永遠の住まい 新しいエルサレムは 永遠に存在していた天から新たに創られた新しい地に降りてきた

 

 

このセクションは黙21:2の詳細

黙 21:2 私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとを出て、天から下って来るのを見た。
And I saw the holy city, new Jerusalem, coming down out of heaven from God, made ready as a bride adorned for her husband.  (ASV)

 

 

 

 

B新しいエルサレムの描写:
黙21:11~22:5

The Description of the New Jerusalem:
Revelation 21:11-22:5

 

 

町の設立の啓示の後 町の詳細が描写される

その特徴が11でてくる
実際には11というより10
というのは①と⑪が同じ
だから10種類の特徴が書かれてある

 

 


黙21:11

新しいエルサレムの栄光


黙 21:11 には神の栄光 the glory of God があった。
その輝きは最高の宝石に似ていて、透き通った碧玉のよう a jasper stone, clear as crystal:  であった。
栄光が神のその都にある

栄光が輝いているのでそれが新しいエルサレムの光源 光となる
この栄光はシャカイナグローリーによるもの
シャカイナグローリーの最後の住まいは新しいエルサレム

 

 

今特徴を学んでいくがここで書かれてある内容は文字通り 字義通りのことだと覚えておく必要がある
と同時に 現実のことだが そこから或る真理を象徴しているという意味も汲み取る必要がある
例)
パンとぶどう酒は文字通りに私たちは受け取っている
しかしパンはキリストのみからだを ぶどう酒は血潮を象徴している

 

 

 

黙21:12~13

都の城壁

 

黙 21:12 都には、大きな高い城壁があり、十二の門があった。
の上には十二人の御使いがいた。
また、名前が刻まれていたが、それはイスラエルの子らの十二部族の名前であった。
21:13 東に三つの門、北に三つの門、南に三つの門、西に三つの門があった。
この町が安全に守られている町だということを象徴している

地上のエルサレムが何度もなんども攻撃を受けたようにはこの天のエルサレムは攻撃を受けない

この城壁は大きな高い城壁
合計十二の門が城壁の中にある
一つひとつの門にはイスラエルの十二部族の名が記されている

ゆえにユダヤ人のイスラエル12部族の名は永遠に至るまで保持される
一つひとつの門を守る天使がいる

それぞれの方角に門が3つずつついているので4つの方角で合計12の門がある

 

 

 


黙21:14

城壁の土台石

 

黙 21:14 都の城壁には十二の土台石があり、それには、子羊の十二使徒の、十二のが刻まれていた。
この土台が永続性を象徴している

十二の土台石には十二使徒の名が記されているので

12使徒の名は永遠に保持される

 

 

 

セミナーテキストの53ページ

黙21:15~17

都の寸法


黙 21:15 また、私に語りかけた御使いは、都とその門と城壁を測るために金の測り竿を持っていた。
21:16 都は四角形で、長さ同じである。
御使いが都をその竿で測ると、一万二千スタディオンあった。
長さ高さも同じである。
21:17 また城壁を測ると、百四十四ペキスあった。
これは人間の尺度であるが御使いの尺度も同じ

町の規模

規模が大きいということを象徴している

この町は直方体 Cube (立方体)
直方体は長さ、幅、高さが全部同じ1辺2400(1500マイル)のサイズ
城壁70m(216フィート)の高さ

 

 


黙21:18~21
都の構造


黙 21:18 都の城壁碧玉で造られ、都は透き通ったガラスに似た純金 pure gold, like unto pure glass. でできていた。
21:19 都の城壁土台石はあらゆる宝石で飾られていた。
第一の土台石は碧玉、第二はサファイア、第三はめのう、第四はエメラルド、21:20 第五は赤縞めのう、第六は赤めのう、第七は貴かんらん石、第八は緑柱石、第九はトパーズ、第十はひすい、第十一は青玉、第十二は紫水晶であった
21:21 十二の門は十二の真珠であり、どの門もそれぞれ一つの真珠からできていた。
都の大通り純金で、透明なガラスのようであった。
and the street of the city was pure gold, as it were transparent glass.
その城壁がどういう宝石で創られているか

宝石はそれぞれその宝石を特徴づける色がついている

城壁は碧玉 jasper でつくられている

直方体の町自体は混じりけのないガラスに似た純金でできている
今 物理的なこの地上にある純金とは異なった種類の純金

 

12の土台石に使われている宝石とその色について

一 碧玉 jasper  
二 サファイア sapphire  
三 玉髄(新改訳3) めのう(新改訳2017) chalcedony 緑っぽい色
四 エメラルド emerald  
五 赤縞めのう  sardonyx と白が混合している色
六 赤めのう sardius 燃えるような赤
七 貴かんらん石 chrysolite 黄色が混ざったような色
八 緑柱石 beryl 
九 黄玉(新改訳3) トパーズ(新改訳2017)topaz 緑がかった黄色
十 緑玉髄(新改訳3) ひすい(新改訳2017)  chrysoprase 
十一 青玉せいぎょく jacinth 紫がかった青
十二 紫水晶 amethyst 紫

一番目立っている色が緑(ジョークへ)

 

 

もともとの地上は全部で10の宝石からなっていた
エゼ 28:13 あなたは神の園、エデンにいて、あらゆる宝石に取り囲まれていた。
赤めのう、トパーズ、ダイヤモンド、緑柱石、縞めのう、碧玉、サファイア、トルコ石、エメラルド。
あなたのタンバリンと笛は金で作られ、これらはあなたが創造された日に整えられた。
サタンの堕落以前の最初の地上(創1:1)を特徴づけていた

新しい地は最初の地のすべての極みを持つが更に2つの宝石を加えて全部で12の宝石となる

 

 

十二の門があることを学んだ

この十二の門はそれぞれが巨大な一つの真珠でできている
小さな真珠を沢山つなげているわけではない 巨大な真珠
この真珠をつくるこんな巨大な貝は食べたくないと思う。

 

都の大通り the street は単数形
ということはこれ1本がくねくね曲がり この直方体の都のあらゆるところに行くことができるという形の大通りだろう

町そのものと同じでこの都の大通りも透き通ったガラスのよう純金でできている

 

 

 

黙21:22~24

なくなるもの

 

黙 21:22 私は、この都の中に神殿を見なかった。
全能の神である主 the Lord God the Almighty と子羊が the Lamb 、都の神殿だからである。
21:23 都は、これを照らす太陽も必要としない。
神の栄光 the glory of God  が都を照らし、子羊 the Lamb が都の明かり the lamp だからである。
21:24 諸国の民 the nations は都の光によって歩み、地の王たちは自分たちの栄光を都に携えて来る。

1⃣ がない(前回

2⃣ 神殿 temple がない
歴史的には4つの神殿が存在するが永遠の秩序においてはその必要もない

3⃣ 太陽 the sun がない

4⃣ the moon もない

 

天のエルサレムではムーンさんがいない

 

今私たちが生きているこの世界でもしばらくの間は太陽と月がなかった
創世記1章では4日目になってそれが創られている
第一日「光、あれ」光と闇を分け、昼と夜と名づけた
二日「大空」を造り下にある水と上にある水を分けた
第三日「乾いた所が現れよ」地と海と名づけ 「種のできる植物 草木」を生じさせた

創1:14~19
創 1:14 神は仰せられた。
「光る物が天の大空にあれ。
昼と夜を分けよ。
定められた時々のため、日と年のためのしるしとなれ。
1:15 また天の大空で光る物となり、地の上を照らすようになれ。」
すると、そのようになった。
1:16 神は二つの大きな光る物を造られた。
大きいほうの光る物には昼を治めさせ、小さいほうの光る物には夜を治めさせた。
また星も造られた。
1:17 神はそれらを天の大空に置き、地の上を照らさせ、1:18 また昼と夜を治めさせ、光と闇を分けるようにされた。
神はそれを良しと見られた。
1:19 夕があり、朝があった。
第四日。

新しい新天新地においても太陽と月はない

永遠の秩序での光の源はこのような創られたものからではなく
光の創始者 子羊のシャカイナグローリーによって供給され永遠の秩序のすべてを明るくする

 

 

地の王たち the kings of the earth はメシア的王国で様々な地域の統治をゆだねられていた王たち

ここでは異邦人とイスラエルの区別があるので永遠の御国においてもその区別は続く
その機能的相違については何ら言及されていない

 

 

 


黙21:25~27

都への玄関

セミナーテキストの54ページ

 

黙 21:25 都のは一日中、決して閉じられない。
そこには夜がないからである。
21:26 こうして人々は、諸国の民の栄光と誉れを都に携えて来ることになる。
21:27 しかし、すべての汚れたもの、また忌まわしいことや偽りを行う者は、決して都に入れない。
入ることができるのは、子羊のいのちの書 the Lamb’s book of life に記されている者たちだけである。
義なる人に関する言及がある

 

また12の門は決して閉ざされることがない

5⃣  night がない

日中が永遠に続いてる。

暗闇の存在はサタンの堕落による地への呪いのもう一つの結果
創造の6日間では部分的に暗闇と夜が取り除かれた
昼の太陽と月と星による限られた光の提供によった
しかし永遠の秩序においては罪の影響すべてが永遠に取り除かれるので夜はもはやない

 

26節 そして義なる者はこの町に入ったり出たりすることができる
27節 しかし、不信者はこの町に入ることができない

すべての不義はいまや火の池に閉じ込められる

 

黙示録22:14~15
黙 22:14 自分の着物を洗って、いのちの木の実を食べる権利を与えられ、門を通って都に入れるようになる者は、幸いである。
22:15 犬ども、魔術を行う者、不品行の者、人殺し、偶像を拝む者、好んで偽りを行う者はみな、外に出される。
14節: 義なる人のこと 彼らは常に門を通って都に入れるようになる

 

猫好きの奥さまの神学ジョーク

 

 

 

 

黙22:1~2a

いのちの水の川

 

黙 22:1 御使いはまた、水晶のように輝く、いのちの水の川を私に見せた。
川は神と子羊の御座から出て、22:2 a都の大通りの中央を流れていた。
いのちの水の川

いのちの水救いを象徴している言葉
1本大通りがあり町中を通過している その中央を流れている

 

 

 

黙22:2b

いのちの木


黙 22:2bこちら側にも、あちら側にも、十二の実をならせるいのちの木 the tree of life があって、毎月 every month 一つの実を結んでいた。
その木の葉は諸国の民を癒やした。
and the leaves of the tree were for the healing of the nations. 
いのちの木

これはエデンの園にかつて植わっていた木
2:9 神である【主】は、その土地に、見るからに好ましく、食べるのに良いすべての木を、そして、園の中央にいのちの木を、また善悪の知識の木を生えさせた。

3:22 神である【主】はこう言われた。
「見よ。人はわれわれのうちのひとりのようになり、善悪を知るようになった。
今、人がその手を伸ばして、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きることがないようにしよう。」

3:24 こうして神は人を追放し、いのちの木への道を守るために、ケルビムと、輪を描いて回る炎の剣をエデンの園の東に置かれた。

ノアの洪水の時まで地上にあったがノアの洪水の時に天に引き上げられた
この木に注目 毎月豊かな実を実らせる木

木の幹は永遠のいのちの川の両岸に広がり 毎月新鮮な実がなるような肥沃さがある

 

この木のジョーク

 

毎月 とある
何らかの暦がある
太陽や月はないので今の私たちの暦とは異なったシステムが何かあるのだろう
どのように可能になるのかわからないが何らかの形のの方法が出来上がる

 

 

諸国の民を癒やし the healing of the nations
もっと正確には「異邦人を癒し」
既に死も病もないと言われていたのになぜここで病を癒すとなっているのか?

ギリシャ語は癒すと訳される言葉が複数あるが全部が同じ意味ではない
英語でtherapeutic: 健康にいいというような意味
あるいは治療に効果があるというような意味
ここで使われているギリシャ語は英語のtherapeuticという言葉の語源になる言葉

健康を与えるというような意味がある
存在もしない病を癒すという意味ではない

古い世界にあった病は新しい世界には侵入しないと神さまが宣言している象徴的な木

 

 

ギリシャ語の「諸国」は「異邦人」を意味する語
ユダヤ人と異邦人の区別は続いているがその機能的な違いはない

 

 

 


黙22:3~4

住人

 

黙 22:3 もはや、のろわれるものは何もない
子羊の御座 the throne of  God and of the Lamb が都の中にあり、神のしもべたちは神に仕え、22:4 御顔を仰ぎ見る。
また、彼らの額には神の御名が記されている。
永遠の住まいにあってどういう人たちが住んでいるか?

 

6⃣ 呪い curse はもうない

 

三位一体の神が全てこの都の中に住まわれる
全ての時代の全ての聖徒たちがそこにいる
私たちは神の御顔を仰ぎ見 永遠に神との交わりを楽しむ

 

 

 

黙22:5

シャカイナグローリー

 

黙22:5 もはや夜がない。
神である主 the Lord God が彼らを照らされるので、ともしびの光も太陽の光もいらない。
彼らは世々限りなく王として治める。
もう一度永遠の秩序において夜は存在しないことを宣言

 

①と同じことを彼は書いている

シャカイナグローリーの存在

全ての光がシャカイナグローリーから来るので私たちはそれ以外の光源 ともしびの火も太陽の光も必要としなくなる

三位一体の神と永遠の交わりを楽しむような時代に私たちは入る

 

 

 

私たちはもっと知りたいことが沢山あるが情報が限られている
しかしやがて将来私たちが栄光に変えられた時に永遠に住まう環境がどういうものであるかを理解する手助けにはなる

 

 

セラ

終わり

 

 

 

今回の内容は
千年王国レジュメ(20)
ヨハネの黙示録レジュメ(21)
死後の世界レジュメ(17)

とかぶります。

これで全28回の終末論のクライマックスは終わりました。
長い間お付き合い頂きありがとうございました。
次回のシリーズもゼヒ

 

中川健一牧師著『終末論Q&A書籍のみ)(CD12枚組書籍付き)(電子書籍)も是非どうぞ。
38 永遠の秩序とは、どういう状態か

 

 

天使論、サタン論、悪霊論(1)2022年5/7
イントロダクション
Ⅰ 天使の存在
Ⅱ 天使の名前
予定

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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