練馬桜台聖書フォーラム

天使論、サタン論、悪霊論 レジュメ(10)2022年 10/15

2022.10.16

カテゴリー:お知らせ, 天使論、サタン論、悪霊論, 学び

天使論、サタン論、悪霊論
レジュメ(10
)2022年10/15

 

天使は神のみこころにのみ従う実に忠実なしもべ

 

2010年フルクテンバウム博士セミナー『天使論、サタン論、悪霊論テキスト) を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD8枚組)(MP3版)(テキストのみ
DVD8枚組は販売終了)

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは新改訳2017を使用しています)
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句
黒色の文章がセミナーの説明文

緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章Dr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS073 Angelology :  The Doctrine of the Elect Angels
 からの補足説明です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

 

天 使 論

イントロダクション
Ⅰ.天使の存在
Ⅱ.天使の名前
Ⅲ.天使の創造
Ⅳ.天使の数
Ⅴ.住まい、活動範囲、現れ
Ⅵ.天使の性質
Ⅶ.天使の本質
Ⅷ.組織
Ⅸ.天使の働き
Ⅹ.天使の運命

 

紙の聖書備えましょう。

 

 

Ⅸ.天使の働き

 

 

セミナーテキスト16ページ

F.信者に関する働き

 

 

天使と私たちの関係

天使の働きの第6のカテゴリーは信者に関すること
聖書の多くの箇所から10の事柄に言及したい

 

 

1. 信者の救い

 

第1に善天使は人が救われる時に喜ぶ

天使は喜ばないが
罪人が悔い改め救われた時に選ばれた聖なる天使たちが喜んでいる

ルカ 15:10 あなたがたに言います。
それと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、神の御使いたち the angels of God の前には喜びがあるのです。」

 

 

 

 

 

2. 信者の守護

 

第2に信者との関係において天使は守護者の任務を持つ

信者には守護天使がついている

 

詩篇34:7
詩 34:7 【主】の使い The angel of Jehovah は主を恐れる者の周りに陣を張り彼らを助け出される。

 

 

詩篇91:11
詩 91:11 主があなたのために御使いたちに命じてあなたのすべての道であなたを守られるからだ。

前回Ⅸ天使の働き C.メシアの生涯における天使の働き 2メシアの公生涯 で詩篇91は天使がメシアに仕える働きをする預言とのことでしたが信者にも適用できるということなのでしょうか)

 

神のみこころの外では何も起こらない
つまり私たち信者に起こることは全部神の許しのもとにあるということ

悪いことが信者に起こる時それは天使が仕事を失敗したのではなく それが神の意志だったということ

 

 

全ての子どもには(未信者も)守護天使がついている

マタイ18:10
マタ 18:10 あなたがたは、この小さい者たちの一人を軽んじたりしないように気をつけなさい。
あなたがたに言いますが、天にいる、彼らの御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。

 

 

すべての信者には守護天使がついている
人は救われるとただちに「割り当てられた」守護天使をもつ

へブル1:14
ヘブル 1:14 御使いはみな、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになる人々に仕えるために遣わされているのではありませんか。

だからといって何か悪いことは私たちに起こらないということではない
神のみこころの外で何かが起こることはないということ

私たちが信者であるならば私たちには必ず守護天使がついている
守護天使に悩みを多く与えている信者もいることはいる

 

 

 

 

 

3. 信者の安全

 

第3に 天使は信者を特定の状況から救うためにしばしば用いられる

天使が信者の安全を保障している場合がある

 

創世記19章でロトが天使によって助け出されている
創 19:1 その二人の御使い the two angels は、夕暮れにソドムに着いた。
ロトはソドムの門のところに座っていた。
ロトは彼らを見ると、立ち上がって彼らを迎え、顔を地に付けて伏し拝んだ。
以下略
~22節 
(8)Ⅸ天使の働き A神との関係における天使の働き ④神の裁きを実行する
(9)Ⅸ天使の働き E.不信者の間における天使の働き 1迫り来る裁きを宣言

 

 

創世記32章でヤコブが救出されている
創 32:1 さて、ヤコブが旅を続けていると、神の使いたちが彼に現れた。
32:2 ヤコブは彼らを見たとき、「ここは神の陣営だ」と言って、その場所の名をマハナイムと呼んだ。

 

 

列王記第一19章ではエリヤが天使からパンを頂いている
Ⅰ列王 19:5 彼がエニシダの木の下で横になって眠っていると、見よ、一人の御使いが彼に触れ、「起きて食べなさい」と言った。
19:6 彼が見ると、見よ、彼の頭のところに、焼け石で焼いたパン菓子一つと、水の入った壺があった。
彼はそれを食べて飲み、再び横になった。

 

 

第二列王記6章では天使が預言者エリシャを救出している
Ⅱ列王 6:17 そして、エリシャは祈って【主】に願った。
「どうか、彼の目を開いて、見えるようにしてください。」
【主】がその若者の目を開かれたので、彼が見ると、なんと、火の馬と戦車 full of horses and chariots of fire がエリシャを取り巻いて山に満ちていた。
(1)Ⅱ天使の名前 ⑪戦車

 

 

ダニエル書3章ではダニエルの3人の友人たちが天使によって救出されている
ダニ 3:24 そのとき、ネブカドネツァル王は驚いて急に立ち上がり、顧問たちに尋ねた。
「われわれは三人の者を縛って火の中に投げ込んだのではなかったか。」
彼らは王に答えた。
「王様、そのとおりでございます。」
3:25 すると王は言った。
「だが、私には、火の中を縄を解かれて歩いている四人の者が見える。
しかも彼らは何の害も受けていない。
第四の者の姿は神々の子のようだ。」
3:26 それから、ネブカドネツァルは火の燃える炉の口に近づいて言った。
「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ、いと高き神のしもべたちよ、出て来なさい。」
そこで、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは火の中から出た。

3:27 太守、長官、総督、王の顧問たちが集まり、三人を見たが、火は彼らのからだに及んでおらず、髪の毛も焦げず、上着も以前と変わらず、火の臭いも彼らに移っていなかった。
3:28 ネブカドネツァルは言った。
「ほむべきかな、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神。
神は御使いを送って、このしもべたちを救い出された。
王の命令に背いて、自分たちのからだを差し出しても神に信頼し、自分たちの神のほかはどんな神にも仕えず、また拝まないこの者たちを。

 

 

ダニエル書6章では獅子の口を封じダニエルが獅子に食われないように天使が助けている
ダニ 6:22 私の神が御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の危害も加えませんでした。
それは、神の前に私が潔白であることが認められたからです。
王よ、あなたに対しても、私は何も悪いことはしていません。」

 

 

使徒の働き5章では天使が使徒たちを牢獄から救出している
使 5:17 そこで、大祭司とその仲間たち、すなわちサドカイ派の者たちはみな、ねたみに燃えて立ち上がり、5:18 使徒たちに手をかけて捕らえ、彼らを公の留置場に入れた。
5:19 ところが、夜、主の使いが牢の戸を開け、彼らを連れ出し、
5:20 「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちのことばをすべて語りなさい」
と言った。

 

 

12章ではペテロが天使によって助け出されている
使 12:6 ヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれて、二人の兵士の間で眠っていた。
12:7 すると見よ。
主の使い an angel of the Lord がそばに立ち、牢の中を光が照らした。
御使い the angel はペテロの脇腹を突いて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。
すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。
12:8 御使いは彼に言った。
「帯を締めて、履き物をはきなさい。」
ペテロがそのとおりにすると、御使いはまた言った。
「上着を着て、私について来なさい。」
12:9 そこでペテロは外に出て、御使いについて行った。
彼には御使いがしていることが現実とは思えず、幻を見ているのだと思っていた。
12:10 彼らが、第一、第二の衛所を通り、町に通じる鉄の門まで来ると、門がひとりでに開いた。
彼らは外に出て、一つの通りを進んで行った。
すると、すぐに御使いは彼から離れた。
12:11 そのとき、ペテロは我に返って言った。
「今、本当のことが分かった。
主が御使いを遣わして、ヘロデの手から、またユダヤの民のすべてのもくろみから、私を救い出してくださったのだ。」

 

時々私たちも間一髪で事故から守られるとかいう事がある
それは守護天使の働きであることが多い その可能性が多い

 

 

 

 

 

4.信者の導き

 

信者との関係における天使の働きの第4は 彼らが信者を真理と行いに導くこと

天使は信者の導きのために用いられる

 

マタイ1章では天使の導きによりヨセフがマリアの話を信じるようになった
マタ 1:20 彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。
「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。
その胎に宿っている子は聖霊によるのです。
1:21 マリアは男の子を産みます。
その名をイエスとつけなさい。
この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」
(9)Ⅸ天使の働き Cメシアの生涯における天使の働き 1メシアの誕生

 

 

使徒の働き8章では天使に導かれてピリポが次の奉仕の場に行っている
使 8:26 さて、主の使いがピリポに言った。
「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」
そこは荒野である。

 

 

使徒の働き10章11章で天使が語りかけてコルネリオが使者をペテロのもとに遣わしている
使 10:3 ある日の午後三時ごろ、彼は幻の中で、はっきりと神の御使い an angel of God を見た。
その御使いは彼のところに来て、「コルネリウス」と呼びかけた。
10:4 彼は御使いを見つめていたが、恐ろしくなって言った。
「主よ、何でしょうか。」
すると御使いは言った。
「あなたの祈りと施しは神の御前に上って、覚えられています。
10:5 さあ今、ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれているシモンという人を招きなさい。
10:6 その人は、シモンという皮なめし職人のところに泊まっています。
その家は海辺にあります。」
10:7 御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリウスはしもべたちのうち二人と、彼の側近の部下のうち敬虔な兵士一人を呼び、10:8 すべてのことを説明して、彼らをヤッファに遣わした。

 

 

使 11:13 すると、その人は、御使いが自分の家の中に立っているのを見たこと、そして次のように語ったことを私たちに話してくれました。
『ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。
11:14 その人が、あなたとあなたの家の者たち全員を救うことばを、あなたに話してくれます。』

 

 

使徒の働き27章では天使がパウロに語りかけ 嵐にあった船の中に乗っている人で命を失う人は一人もでないという約束を与えている
使 27:23 昨夜、私の主で、私が仕えている神の御使い an angel of the God whose I am, whom also I serve, が私のそばに立って、
27:24 こう言ったのです。
『恐れることはありません、パウロよ。
あなたは必ずカエサルの前に立ちます。
見なさい。
神は同船している人たちを、みなあなたに与えておられます。』

 

 

 

 

 

5.信者の祈り

 

信者との関係における天使の第5の働きは祈りに答えることで 

天使は信者の祈りにこたえるということがある

 

ダニエルの9章及び10章ではダニエルが知りたいと思っている内容を彼の祈りにこたえて天使が届けている
ダニ 9:20 私がまだ語り、祈り、自分の罪と自分の民イスラエルの罪を告白し、私の神の聖なる山のために、私の神、【主】の前に伏して願いをささげていたとき、9:21 すなわち、私がまだ祈りの中で語っていたとき、私が初めに幻の中で見たあの人ガブリエル the man Gabriel が、すばやく飛んで来て私に近づいた。
それは夕方のささげ物を献げるころであった。
9:22 彼は私に悟らせようとしてこう告げた。
「ダニエルよ。
私は今、悟りによってあなたを賢明にさせようとして出て来た。
9:23 あなたが願いの祈りを始めたとき、一つのみことばが出されたので、私はそれを伝えに来た。
あなたが特別に愛されている者だからだ。
そのみことばを聞き分けて、その幻を理解せよ。

 

 

ダニ 10:12 彼は私に言った。
「恐れるな、ダニエル。
あなたが心を定めて、悟りを得ようとし、自分の神の前で自らを戒めようとしたその最初の日から、あなたのことばは聞かれている。
私が来たのは、あなたのことばのためだ。
10:13 ペルシアの国の君 the prince of the kingdom of Persia (堕天使)が二十一日間、私に対峙して立っていたが、そこに最高位の君の一人ミカエル Michael, one of the chief princes が私を助けに来てくれた。
私がペルシアの王たち the kings of Persia (堕天使)のところに残されていたからだ。

ダニ 10:13 ペルシア王国の天使長が二十一日間わたしに抵抗したが、大天使長のひとりミカエルが助けに来てくれたので、わたしはペルシアの王たちのところにいる必要がなくなった。(新共同訳)
(9)Ⅸ天使の働き D.諸国の間における天使の働き ①「世界の統治者」「諸国の統治者」

 

一人の天使がさらなる啓示のために預言者の祈りにこたえるために用いられた

 

 

使徒の働き12章では地域教会の祈りにこたえて天使がペテロを獄舎から救出している
使徒の働き12:2~9
使12:2 ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。
12:3 それがユダヤ人に喜ばれたのを見て、さらにペテロも捕らえにかかった。
それは、種なしパンの祭りの時期であった。
12:4 ヘロデはペテロを捕らえて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。
過越の祭りの後に、彼を民衆の前に引き出すつもりでいたのである。
12:5 こうしてペテロは牢に閉じ込められていたが、教会は彼のために、熱心な祈りを神にささげていた。
以下
~9節
6~12節は3.信者の安全にて上述

 

 

 

 

 

セミナーテキスト17ページ

6.信者の励まし

 

信者との関係における天使の第6の働きは激励

天使は信者励ますためによく用いられている

 

使徒の働き5章27章

使 5:18 使徒たちに手をかけて捕らえ、彼らを公の留置場に入れた。
5:19 ところが、夜、主の使いが牢の戸を開け、彼らを連れ出し、
5:20 「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちのことばをすべて語りなさい」と言った。
17~20節は3.信者の安全にて上述

 

使 27:23 昨夜、私の主で、私が仕えている神の御使いが私のそばに立って、27:24 こう言ったのです。
『恐れることはありません、パウロよ。
あなたは必ずカエサルの前に立ちます。

見なさい。
神は同船している人たちを、みなあなたに与えておられます。』
27:25 ですから、皆さん、元気を出しなさい。
私は神を信じています。
私に語られたことは、そのとおりになるのです。

23~24節は4.信者の導きにて上述

 

 

 

 

 

7.信者の死

 

信者との関係における天使の第7の働きは 信者が死ぬ時にその魂を天にある住まいに連れていくこと

信者んだ時にその魂を天の住まいに運ぶのは天使

 

ルカ16:22
ルカ 16:22 しばらくして、この貧しい人は死に、御使いたちによってアブラハムの懐に連れて行かれた。
金持ちもまた、死んで葬られた。

 

私たちが死んだ瞬間に私たちの魂は天使によって天に運ばれる
途中で迷子にならないかなんて心配する必要は全くない

 

 

 

 

 

8.信者の観察

 

信者との関係における天使の第8の働きは信者の目撃者として仕えること

 

天使は信者の生活を観察している

 

ルカの福音書12章 信者は天使たちの前で神の御名を 神を信じることを告白する。
ルカ 12:8 あなたがたに言います。
だれでも人々の前でわたしを認めるなら、人の子もまた、神の御使いたちの前でその人を認めます。
12:9 しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、神の御使いたちの前で知らないと言われます。

 

 

ルカ15:10 誰かが救われた時天使たちがそれを見ている
ルカ 15:10 あなたがたに言います。
それと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちの前には喜びがあるのです。」
1.信者の救いにて上述

 

 

第1コリント4:9 信者が苦しむのを天使は見ている
Ⅰコリ 4:9 私はこう思います。
神は私たち使徒を、死罪に決まった者のように、最後の出場者として引き出されました。
こうして私たちは、世界に対し、御使いたちにも人々にも見せ物になりました。

 

 

私たちが苦しみにある時は孤独に感じるものだが聖書によれば決して孤独ではない
なぜなら天使が共に見て傍にいてくれるから

 

第1コリント11:10 私たちが何を着ているかさえ天使は見ている
Ⅰコリ 11:10 それゆえ、女は御使いたちのため、頭に権威のしるしをかぶるべきです。

 

一言ジョーク

 

 

第一テモテ5:21 信者の献身の度合いを見ている
Ⅰテモ 5:21 私は、神とキリスト・イエスと選ばれた御使いたちの前で、あなたに厳かに命じます。
これらのことを先入観なしに守り、何事もえこひいきせずに行いなさい。

 

 

第一ペテロ1章 神さまの救いの計画が成就するのを見ている
Ⅰペテ 1:10 この救いについては、あなたがたに対する恵みを預言した預言者たちも、熱心に尋ね求め、細かく調べました。
1:11 彼らは、自分たちのうちにおられるキリストの御霊が、キリストの苦難とそれに続く栄光を前もって証ししたときに、だれを、そしてどの時を指して言われたのかを調べたのです。
1:12 彼らは、自分たちのためではなく、あなたがたのために奉仕しているのだという啓示を受けました。
そして彼らが調べたことが今や、天から遣わされた聖霊により福音を語った人々を通して、あなたがたに告げ知らされたのです。
御使いたちもそれをはっきり見たいと願っています。

 

 

 

 

 

9.地域教会の守り

 

信者との関係における天使の第9の働きは地域教会の守護者として仕えること

天使は個々の信者を見てるだけではなく地域教会の守りの働きもしている

 

黙示録2章3章 手紙が7つの教会の天使たちに宛てられている
黙 2:1 エペソにある教会の御使い the angel of the church に書き送れ。
『右手に七つの星を握る方、七つの金の燭台の間を歩く方が、こう言われる──。
以下略
つづきは
ヨハネの黙示録レジュメ(2)をどうぞ

 

 

 

 

 

10.天使に対する信者の正しい姿勢

 

天使の第10の働きはこれまでの9つの働きを考慮して天使への信者の関係はどうあるべきか

では信者は天使に対してどういう態度を取れば良いのだろうか

 

4つのことが聖書に言われている

 

① 私たちは天使の働きにもちろん驚嘆してもよい

 

信者はダニエルがそうであったように天使の能力と働きに感嘆し驚くことがゆるされる

 

ダニエル8章10章でそのようにしている

ダニ 8:16 私は、ウライ川の中ほどから
ガブリエル Gabriel よ、この人にその幻を理解させよ」
と呼びかけている人の声を聞いた。
8:17 彼は私が立っているところに来た。
彼が来たとき、私はおびえて、ひれ伏した。
すると彼は私に言った。
「悟れ、人の子よ。
その幻は終わりの時のことである。」

 

ダニ 10:1 ペルシアの王キュロスの第三年に、ベルテシャツァルと名づけられていたダニエルに、あることばが示された。
そのことばは真実で、大きな戦のことであった。
彼はそのことばを理解し、その幻について悟った。
10:2 そのころ、私ダニエルは、三週間の喪に服していた。
10:3 満三週間、ごちそうも食べず、肉もぶどう酒も口にせず、また身に油も塗らなかった。
10:4 第一の月の二十四日に、私はティグリスという大きな川の岸にいた。
10:5 私は目を上げた。
見ると、そこに一人の人 a man がいて、亜麻布の衣をまとい、腰にウファズの金の帯を締めていた。
10:6 そのからだは緑柱石のようで、顔は稲妻のよう、目は燃えるたいまつのようであった。
また、腕と足は磨き上げた青銅のようで、彼の語る声は群衆の声のようであった。
10:7 この幻は、私ダニエル一人だけが見て、私と一緒にいた人たちはその幻を見なかった。
しかし彼らは大きな恐怖に襲われ、身を隠して逃げ去った。
10:8 私は一人残ってこの大きな幻を見た。
内からは力が抜け、顔の輝きも一変して、力も保てなくなった。
10:9 私は彼の語る声を聞いた。
彼の語る声を聞きながら、顔を伏せて地に倒れ、深い眠りに陥った。

5.信者の祈り にて上述の13節によるとこの幻にあらわれる立派な容姿の人はミカエルより下位の一般の天使 

 

 

テキスト17頁に「①天使に驚嘆してはならない。」とあるがそれは訳が間違っている
人は天使の働きの素晴らしさに驚嘆してよい
驚嘆することがあるということ

 

天使の働きに驚嘆してもいい 驚嘆することがあるとしておいてください。
テキスト「①天使に驚嘆してはならない。」は訂正を

 

 

 

 

 

②天使の働きに感謝すべき

 

信者はその奉仕を理解できる

 

ヘブル 1:14 御使いはみな、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになる人々に仕えるために遣わされているのではありませんか。

 

 

 

 

①と③が対比されている
天使の働きに驚嘆してもいいが

③天使を礼拝してはいけない

 

信者は天使を礼拝することを禁じられている

 

コロ 2:18 自己卑下や御使い礼拝 worshipping of the angels を喜んでいる者が、あなたがたを断罪することがあってはなりません。
彼らは自分が見た幻に拠り頼み、肉の思いによっていたずらに思い上がって、

 

 

黙 19:10 私は御使いの足もとにひれ伏して、礼拝しようとした。
すると、御使いは私に言った。
「いけません。
私はあなたや、イエスの証しを堅く保っている、あなたの兄弟たちと同じしもべです。
神を礼拝しなさい。
イエスの証しは預言の霊なのです。」

 

 

黙 22:9 すると、御使いは私に言った。
「いけません。
私はあなたや、預言者であるあなたの兄弟たち、この書のことばを守る人々と同じしもべです。
神を礼拝しなさい。」
Worship God.

 

 

 

 

④将来、私たち信者は天使を裁くようになる

 

それは堕天使を大きな白い御座のさばき(千年王国後)において

 

第一コリント6:3
Ⅰコリ 6:3 あたがたは知らないのですか。
私たちは御使いたち angels をさばくようになります。
それなら、日常の事柄は言うまでもないではありませんか。
ここで裁くとは聖なる天使を裁くわけではない 聖なる天使は裁かれる必要はないから

 

ここで言われているのは堕天使たちつまり悪霊どもを裁くようになるということ

 

 

 

 

 

天使論、サタン論、悪霊論(112022年10/29
Ⅸ.天使の働き
G.天使の将来の働き

X.天使の運命

 

 

 

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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