練馬桜台聖書フォーラム

ヨハネの黙示録レジュメ(7)2016年 2/13

2016.06.16

カテゴリー:ヨハネの黙示録, 学び

ヨハネの黙示録レジュメ(7)2016年2/13

黙示録8:7〜9:21


TRUMPETS ラッパのさばき
(土地・海・真水・宇宙空間・の3分の1の滅び、3回目の暗黒と悪霊の侵入、2回目の悪霊の侵入と3分の1の人口の死)


前半中続いている出来事
(10人の王による世界支配、144000人と世界大のリバイバル、ふたりの証人の働き、エリヤの働き、宗教組織バビロン)

 

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レジュメもくじ

前回のレジュメ(6)


 

中川健一牧師による無料配信メッセージ
黙8:1~13 ラッパの裁き1〜4
黙9:1~11 ラッパの裁き5
黙9:12~21 ラッパの裁き6

 


以下、
青色の聖句は順番にみている黙示録本文の聖句です。
紫色の聖句はその他の引用聖句です。
緑色の文章は補足説明なので、読み飛ばしていただいてかまいません。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
( )内も補足説明です。

 

 

B.        大患難時代 6~18章

.   大患難時代の前半に起こる出来事 6~9章

 

 

セミナーテキストの4ページ

c.         ラッパの裁き 8~9章

 

 

(2) 第一のラッパ

8:7 第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、血のまじった雹と火とがあらわれて、地上に降ってきた。
そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。
8:7

1/3 of Dry Earth Destroyed

第一のラッパの裁き

* 1/3の土地の滅び

の三分の一が焼け落ちます。

 

 

 

 
(3)     第二のラッパ

8:8 第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。
そして、三分の一は血となり、
8:9 海の中の造られた生き物三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。
8:8〜9

1/3 of Salt Water Destroyed

第二のラッパの裁き

* 1/3の海の滅び

海の中の生き物、舟の三分の一が破壊されます。
神さまは大きな山のようなものを燃やしの中に投げ込む、と預言しています。
それを、或る人は星が落ちる、或いは火山が海に入る事だと言いますが、いずれにせよ超自然的な結果です。

 

 

 

 

セミナーテキストの5ページ

(4)     第三のラッパ

8:10 第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、たいまつのように燃えている大きなが、空から落ちてきた。
そしてそれは、三分の一とその水源との上に落ちた。
8:11 このの名は「苦よもぎ」と言い、三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。
水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。
8:10〜11

1/3 of Fresh Water Destroyed

第三のラッパの裁き

* 1/3の川・泉の滅び

三分の一の地上の真、泉、水源が汚されます。

その結果をもたらすのが大きな星です。
という言葉が象徴的に使われている場合は天使を意味し、ここでもそうです。
苦よもぎという名前の天使なので堕天使だとわかります。
神さまはサタンや堕天使たちでさえもご自分の目的のために用いられます。

 

 

 

 

(5)      第四のラッパ

8:12 第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、太陽三分の一と、三分の一と、星三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、三分の一は明るくなくなり、も同じようになった。
8:12
1/3 of Heavens Destroyed

第四のラッパの裁き

* 1/3の宇宙空間の滅び

地上に降り注ぐ光の1/3が届かなくなります。

太陽月、星からの光が三分の一ずつなくなります。

 

 

 

 

(6)     三つの「わざわい」

8:13 また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、
「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。
なお人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
8:13
最後のつの「(第五、第六、第七の)ラッパの裁き」は一番激しい裁きとなり「わざわいの裁き」とも言います。

(わざわいの)最初の二つ(第五と第六のラッパの裁き)は悪霊たちの侵入がある裁きです。


第七のラッパの裁き
わざわいの裁きの3番目
7つの鉢の裁きを含む

「第七の封印のさばき」は次の「7つのラッパのさばき」を含んでいて
「第七のラッパのさばき」はその次の「7つの鉢のさばき」を含む構造になっています。

 

 

 

 

(7)     第五のラッパ

9:1〜11
Blackout Ⅲ.

Invasion of Demons to Torment

第五のラッパの裁き 
= 第一のわざわいの裁き
* 自然界の暗黒Ⅲ・悪霊の侵入

 

9:1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
するとわたしは、一つの星天から地に落ちて来るのを見た。
このに、底知れぬ所の穴を開かぎが与えられた。
9:1
一つの星に落ちるのを見たとあります。

星:象徴的には天使
天から落ちているのでこれは堕天使です。

堕天使に底知れぬ所の穴を開けるかぎが与えられました。
底知れぬ所アビスと呼ばれるところ

アビスとはどこにあるのでしょうか。

 

 

以下は死者の場所について

 

へブル語でシオールという言葉があります。
ギリシャ語でハデスという言葉があります。

(広義の)シオール(へブル語)

= (広義の)ハデス(ギリシヤ語)

(「シオール
新改訳聖書「よみ
新共同訳聖書と口語訳聖書「陰府
ハデス
新改訳3「ハデス
新改訳2017「よみ
新共同訳聖書「陰府
口語訳聖書「黄泉

名前は違いますが全て同じところをさしています。

地球の一番中心にあると言われています。

 

 

これは良い場所と悪い場所の二つの部分から成ります。

ルカ16:19〜31
ルカ 16:19 ある金持がいた。彼は紫の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮していた。16:20 ところが、ラザロという貧しい人が全身でき物でおおわれて、この金持の玄関の前にすわり、 16:21 その食卓から落ちるもので飢えをしのごうと望んでいた。その上、犬がきて彼のでき物をなめていた。16:22 この貧しい人がついに死に、御使たちに連れられてアブラハムのふところに送られた。金持も死んで葬られた。16:23 そして黄泉にいて苦しみながら、目をあげると、アブラハムとそのふところにいるラザロとが、はるかに見えた。16:24 そこで声をあげて言った、『父、アブラハムよ、わたしをあわれんでください。ラザロをおつかわしになって、その指先を水でぬらし、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの火炎の中で苦しみもだえています』。
16:25 アブラハムが言った、『子よ、思い出すがよい。あなたは生前よいものを受け、ラザロの方は悪いものを受けた。しかし今ここでは、彼は慰められ、あなたは苦しみもだえている。16:26 そればかりか、わたしたちとあなたがたとの間には大きな淵がおいてあって、こちらからあなたがたの方へ渡ろうと思ってもできないし、そちらからわたしたちの方へ越えて来ることもできない』。
16:27 そこで金持が言った、『父よ、ではお願いします。わたしの父の家へラザロをつかわしてください。16:28 わたしに五人の兄弟がいますので、こんな苦しい所へ来ることがないように、彼らに警告していただきたいのです』。
16:29 アブラハムは言った、『彼らにはモーセと預言者とがある。それに聞くがよかろう』。
16:30 金持が言った、『いえいえ、父アブラハムよ、もし死人の中からだれかが兄弟たちのところへ行ってくれましたら、彼らは悔い改めるでしょう』。
16:31 アブラハムは言った、『もし彼らがモーセと預言者とに耳を傾けないなら、死人の中からよみがえってくる者があっても、彼らはその勧めを聞き入れはしないであろう』」。

 

 

(広義の)シオールの良い場所は2つの名前をもっています。
* パラダイス
* アブラハムのふところ
(「パラダイス
新改訳聖書と口語訳聖書「パラダイス
新共同訳聖書「楽園

(「アブラハムのふところ
新改訳3と口語訳聖書「
アブラハムのふところ
新改訳2017「アブラハムの懐
新共同訳聖書「
アブラハムのすぐそば

 

 

イエスさまが十字架で死ぬ

信者は死ぬとすぐに天に行ったのではありませんでした。

旧約聖書を読むと、
信者も未信者も、死んだらその魂は全て(広義の)シオールというところに下りました。

そのうち、信者の魂シオールの良い場所、つまりパラダイスとかアブラハムのふところと言われているところに行きました。

 

イエスさまの魂も亡くなった時は(広義の)シオールに行きました。
パラダイスとかアブラハムのふところと呼ばれている良い場所に行きました。

その後イエスさまが昇天される時にそこにいた魂を全部引き連れて天に上られました。

ですから、今はパラダイス或いはアブラハムのふところと言われるところには誰もいません。

エペソ書4:8〜10
エペ 4:8 そこで、こう言われている、「彼は高いところに上った時、とりこを捕えて引き行き、人々に賜物を分け与えた」。4:9 さて「上った」と言う以上、また地下の低い底にも降りてこられたわけではないか。4:10 降りてこられた者自身は、同時に、あらゆるものに満ちるために、もろもろの天の上にまで上られたかたなのである。

 

 

今日

信者が死ぬとその魂は直ちに、つまり神さまの臨在の場所に行きます。

ピリピ書1:21〜23
ピリ 1:21 わたしにとっては、生きることはキリストであり、死ぬことは益である。1:22 しかし、肉体において生きていることが、わたしにとっては実り多い働きになるのだとすれば、どちらを選んだらよいか、わたしにはわからない。1:23 わたしは、これら二つのものの間に板ばさみになっている。
わたしの願いを言えば、この世を去ってキリストと共にいることであり、実は、その方がはるかに望ましい。

 

第2コリント5:1〜11
二コリ 5:1 わたしたちの住んでいる地上の幕屋がこわれると、神からいただく建物、すなわちにある、人の手によらない永遠の家が備えてあることを、わたしたちは知っている。5:2 そして、から賜わるそのすみかを、上に着ようと切に望みながら、この幕屋の中で苦しみもだえている。5:3 それを着たなら、裸のままではいないことになろう。5:4 この幕屋の中にいるわたしたちは、重荷を負って苦しみもだえている。それを脱ごうと願うからではなく、その上に着ようと願うからであり、それによって、死ぬべきものがいのちにのまれてしまうためである。5:5 わたしたちを、この事にかなう者にして下さったのは、神である。そして、神はその保証として御霊をわたしたちに賜わったのである。5:6 だから、わたしたちはいつも心強い。そして、肉体を宿としている間は主から離れていることを、よく知っている。5:7 わたしたちは、見えるものによらないで、信仰によって歩いているのである。5:8 それで、わたしたちは心強い。そして、むしろ肉体から離れて主と共に住むことが、願わしいと思っている。5:9 そういうわけだから、肉体を宿としているにしても、それから離れているにしても、ただ主に喜ばれる者となるのが、心からの願いである。5:10 なぜなら、わたしたちは皆、キリストのさばきの座の前にあらわれ、善であれ悪であれ、自分の行ったことに応じて、それぞれ報いを受けねばならないからである。
5:11 このようにわたしたちは、主の恐るべきことを知っているので、人々に説き勧める。わたしたちのことは、神のみまえには明らかになっている。さらに、あなたがたの良心にも明らかになるようにと望む。

 

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ここはセミナーの内容ではありませんが、

救われてこの大患難に会わず
死後直ちに天、すなわち神さまの臨在の場所、良い場所に行き
キリストの裁きの座で裁かれず
火の池で苦しまず
永遠の幸いを得るためにはどうしたらいいのか
大切なことをお勧めします。

① キリストは私たちの罪のために死なれたこと
② 墓に葬られたこと
③   三日目に復活されたこと
この3つを理解し、受け入れ、信じ、イエスさまだけを信頼するならば、あなたは救われます。

一コリ 15:3 わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。
すなわちキリストが
聖書に書いてあるとおり、
わたしたちの罪のために死んだこと
15:4 そして葬られたこと
聖書に書いてあるとおり、
三日目によみがえったこと、・・・

 

中川健一牧師によるイエス・キリストの十字架についての無料メッセージ  公式アプリダウンロー

「3分でわかる聖書」(動画) 

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次は悪い場所について

 

シオール、ハデスの悪い場所
=狭義のシオール
=狭義のハデス

シオール、或いはハデスの悪い場所は3つの部分に分かれています。

 

①英語で
ヘル
地獄と呼ばれる、旧約時代も今も、不信者の魂が死んでから行く場所です。

 

 


タータラス
堕落した天使たち永遠に閉じ込められる場所です。
再び解放されることはありません。
創世記6章にでてくる、人間の娘たちと結婚した堕天使たちの行く末です。
(「タータラス
新改訳聖書と新共同訳聖書「
地獄
口語訳聖書「
下界

その堕落した天使たちは再び解放されることはありません。

 

 


アビス
第五のラッパのさばきにでてくる底知れぬ穴、底なしの場所というところです。
(「アビス
新改訳聖書と口語訳聖書「底知れぬ所
新共同訳聖書「底なしの淵」)

堕落した天使たち、つまり悪霊たちが一時的に閉じ込められておく場所です。

人間に乗りうつっていた悪霊たちはそこから追い出されてアビスという所に送られますが、最後になると再びアビスから解放されます。

 

マルコの福音書5章で悪霊たちは豚の中に行きたがり、それをイエスさまはお許しになりました。
マル 5:1 こうして彼らは海の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。5:2 それから、イエスが舟からあがられるとすぐに、けがれた霊につかれた人が墓場から出てきて、イエスに出会った。5:3 この人は墓場をすみかとしており、もはやだれも、鎖でさえも彼をつなぎとめて置けなかった。5:4 彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせを砕くので、だれも彼を押えつけることができなかったからである。5:5 そして、夜昼たえまなく墓場や山で叫びつづけて、石で自分のからだを傷つけていた。5:6 ところが、この人がイエスを遠くから見て、走り寄って拝し、5:7 大声で叫んで言った、「いと高き神の子イエスよ、あなたはわたしとなんの係わりがあるのです。神に誓ってお願いします。どうぞ、わたしを苦しめないでください」。5:8 それは、イエスが、「けがれた霊よ、この人から出て行け」と言われたからである。5:9 また彼に、「なんという名前か」と尋ねられると、「レギオンと言います。大ぜいなのですから」と答えた。5:10 そして、自分たちをこの土地から追い出さないようにと、しきりに願いつづけた。5:11 さて、そこの山の中腹に、豚の大群が飼ってあった。5:12 霊はイエスに願って言った、「わたしどもを、豚にはいらせてください。その中へ送ってください」。5:13 イエスがお許しになったので、けがれた霊どもは出て行って、豚の中へはいり込んだ。すると、その群れは二千匹ばかりであったが、がけから海へなだれを打って駆け下り、海の中でおぼれ死んでしまった。5:14 豚を飼う者たちが逃げ出して、町や村にふれまわったので、人々は何事が起ったのかと見にきた。5:15 そして、イエスのところにきて、悪霊につかれた人が着物を着て、正気になってすわっており、それがレギオンを宿していた者であるのを見て、恐れた。5:16 また、それを見た人たちは、悪霊につかれた人の身に起った事と豚のこととを、彼らに話して聞かせた。5:17 そこで、人々はイエスに、この地方から出て行っていただきたいと、頼みはじめた。・・・
(ルカ 8:31 悪霊どもは、底知れぬ所に落ちて行くことを自分たちにお命じにならぬようにと、イエスに願いつづけた。)
悪霊たちが「底知れぬ所」と言っていたのがアビスです。

 

 

黙示録20章にいくとサタン自身がアビスに閉じ込められますが、一千年経つと再び解き放たれます。
アビスに行くサタンも悪霊も、時間の面では限定されているという事です。

千年王国ののちに、黙示録9章(第一と第二のわざわい、2回の悪霊の侵略)にあるような激しい攻撃を再び彼らがすることが許されます。
後ほど黙20章で解説します。

 

 

 

 

 

黙9:2に戻ります。

 

9:2 そして、この底知れぬ所の穴かれた。
すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気もくなった。
9:2
堕落した天使にアビスを開くかぎが与えられたとは、アビスに閉じ込められていた悪霊が解き放たれるということです。

底知れぬ所の穴
くと二つのことが起こります。

⑴ 第3回目の黒化現象
2回目の暗黒は第六の封印〉

 

 


9:3 その煙の中から、いなご地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。
9:3

⑵ 地上に出てきた いなご:悪霊たち

 

 

 

9:4 彼らは、地の草やすべての青草、またすべてのをそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。
9:4
彼らに4つの命令(3つの禁止事項と1つのしなければいけない事)が与えられています。

① 今までの患難を生き延び、その時に存在している草や木には害を与えないよう

② 額に神の印を押されている人々、つまり14万4千人のユダヤ人には害を与えないよう

 

 

 

9:5 彼らは、人間を殺すことはしないで五か月のあいだ苦しめることだけが許された。
彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
9:6 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
9:5〜6

③ 地上の人間を殺すことはしないで(してはいけない事)

④ 五か月のあいだ150日間人間を苦しめるよう(しなければいけない事)

今まで見てきた裁きはどれくらい続くかわかりません。
ここでは五か月という期間がはっきりとしめされています。
この悪霊たちは人間を殺してはいけないのですがそれだけではなく、苦痛を感じている人々は自殺をしようと思っても自殺さえできない状態に陥ります。

 

 

 

解き放たれた悪霊たちがどういう形をしていたか書かれています。
9:7 これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、
9:8 また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。
9:9 また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。
9:10 その上、さそりのような尾と針とを持っている。
その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。
9:11 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。

9:7〜11
いなご
が悪霊であることがはっきりとわかります。

底知れぬ所つまりアビスから出て来たとは、彼らが悪霊であることを証明しています。


黙 9:1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。
この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
彼らは、天から落ちた堕落天使、一匹の悪霊、によって導かれているとわかります。
この堕落した天使の名はへブル語でアバドン」、ギリシヤ語で「アポリュオン(アポルオン)」
両方とも破壊或いは破壊者という意味です。

 

 

 

 

(8)     第一の「わざわい」

9:12 第一のわざわいは、過ぎ去った。
見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
9:12
このわざわい第一のわざわい第五のラッパのさばきは5か月で終わりましたが、あと二つ、つまり第六のラッパと第七のラッパのさばきがやってきます。

 

 

 

 

(9)     第六のラッパ

9:13 第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、
9:14 ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。
大ユウフラテ川のほとりにつながれている人の御使を、解いてやれ」。
9:15 すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。
9:16 騎兵隊の数は二億であった。
わたしはその数を聞いた。
9:17 そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。
そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。
9:18 この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一されてしまった。
9:19 馬の力はその口と尾とにある。
その尾はへびに似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。
9:20 これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金・銀・銅・石・木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。
9:21 また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。
9:13〜21

Second Invasion of Demons to Kill.
1/3 of Humanity Destroyed

第六のラッパの裁き

* 第2の悪霊の侵入・1/3の人口の死

 

最初〈第五のラッパの裁き〉は1匹の堕落天使から悪霊の侵略が起こりました。
2回目の悪霊の侵略は匹の堕落天使からです。

この4匹の御使いは今のイラク、つまり「大川ユーフラテス(大ユウフラテ川のほとりにつながれているということです。
今日でも彼らの活動範囲はそのエリヤに限定されています。
しかし、彼らは解き放たれ、最初の堕天使とはまた違った使命を与えられています。

その時に地上に生きているの三分の一を殺すようにという命令を受けています。

 

第1の侵略は悪霊たちが何匹参加したかわかりませんでしたが、この第2回目の侵略に参加した悪霊どもの数は二億であった。と書かれています。
(ここで文脈を無視した預言解釈の例が語られますが、このレジュメでは省略します。)

 

この悪霊の軍隊の表現の背景が
ヨエル書1:15〜2:11
ヨエ 1:15 ああ、その日はわざわいだ。
主の日は近く、
全能者からの滅びのように来るからである。
1:16 われわれの目の前に食物は絶え、
われわれの神の家から
喜びと楽しみが絶えたではないか。

1:17 種は土の下に朽ち、倉は荒れ、
穀物がつきたので、穀倉はこわされる。
1:18 いかに家畜はうめき鳴くか。
牛の群れはさまよう。
彼らには牧草がないからだ。
羊の群れも滅びうせる。

1:19 主よ、わたしはあなたに向かって呼ばわる。
が荒野の牧草を焼き滅ぼし、
炎が野のすべての木を焼き尽したからである。
1:20 野の獣もまたあなたに向かって呼ばわる。
水の流れがかれはて、
が荒野の牧草を焼き滅ぼしたからである
2:1 あなたがたはシオンで
ラッパを吹け。
わが聖なる山で警報を吹きならせ。
国の民はみな、ふるいわななけ。
主の日が来るからである。
それは近い。
2:2 これは暗く、薄暗い日、
雲の群がるまっくらな日である。
多くの強い民が
暗やみのようにもろもろの山をおおう。
このようなことは昔からあったことがなく、
後の代々の年にも再び起ることがないであろう。

2:3 は彼らの前を焼き、炎は彼らの後に燃える。
彼らのこない前には、
地はエデンの園のようであるが、
その去った後は荒れ果てた野のようになる。
これをのがれうるものは一つもない。

2:4 そのかたちは馬のかたちのようであり、
その走ることは軍馬のようである。
2:5 山の頂でとびおどる音は、
戦車のとどろくようである。
また刈り株を焼く火の炎の音のようであり、
戦いの備えをした強い軍隊のようである。
2:6 その前にもろもろの民はなやみ、
すべての顔は色を失う。
2:7 彼らは勇士のように走り、
兵士のように城壁によじ登る。
彼らはおのおの自分の道を進んで行って、
その道を踏みはずさない。
2:8 彼らは互におしあわず、おのおのその道を進み行く。
彼らは武器の中にとびこんでも、身をそこなわない。
2:9 彼らは町にとび入り、城壁の上を走り、
家々によじ登り、盗びとのように窓からはいる。

2:10 地は彼らの前におののき、天はふるい、
日も月も暗くなり、星はその光を失う。
2:11 主はその軍勢の前で声をあげられる。
その軍隊は非常に多いからである。
そのみ言葉をなし遂げる者は強い。
主の日は大いにして、はなはだ恐ろしいゆえ、
だれがこれに耐えることができよう。

 

 

それでも人類は悔い改めませんでした。
黙示録9:20〜21
黙9:20 これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金・銀・銅・石・木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。9:21 また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。

 

 

 

 

 

『ヨハネの黙示録』チャート(CHART #3)

 

 

ここまで、第六のラッパの裁きまでで、大患難時代前半の3年半が終わりました。

最初の3年半:
封印の裁きとトランペットの裁き
がつながっているという内容

 

この封印の裁きとトランペットの裁きは時間を追って順番に起こりますが、それ以外に、それが起こっている時に並行して継続して起こっている事があります。

 

チャートの左下の横に伸びている内容:
前半の3年半の間継続して起きている出来事

 

 

 

Governmental System : Ten Kings
政治的な状態 : 十人の王

患難期前半の政治的な状態は10人の王が世界を支配している状態です。

現在は約180カ国前後の国がありますが、
将来の或る時期にこの180カ国(第四の帝国の第2段階:二分割段階)統合されて(第四の帝国の第3段階:世界統一政府段階
10か国に分割されます(第四の帝国の第4段階:十分割段階)
プラスイスラエルです。
そしてその時の政治的な政府というのは、10の帝国を代表する10人の王によって導かれている政府です。

ダニエル書に預言されています。

詳しくは黙13章17章でまたふれます。

 

 

 

144,000 and World Wide Revival
144,000人世界大のリバイバル

 

 

 

Ministry of the Two Witnesses
ふたりの証人の働き
黙11章でとりあげます。

 

 

 

Ministry of Elijah
エリヤの働き
マラキ書4:5〜6
マラ 4:5 見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。
4:6 彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである」。
エリヤの働きは前半の3年半の間におこります。

 

 

 

Religious System : Ecclesiastical Babylon
宗教組織バビロン
黙17章でとりあげます。

 

 

 

旧約聖書から導きだされるのは、
「10人の王による世界支配」と「エリヤの働き」の二つです。

 

 

 

 

ヨハネの黙示録レジュメ(8)2016年2/27
黙10章〜11:2  大患難時代の中間に起こる出来事、小さな巻物(預言を学ぶとは、福音の三要素)、大患難時代の神殿、荒らす憎むべきものの2段階 へ

 

 

 

引用聖句は日本聖書協会『旧約聖書 1955年改訳、新約聖書 1954年改訳』(口語訳)を使用しています。

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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