練馬桜台聖書フォーラム

悪霊論 レジュメ(16)2024年 1/13

2024.01.19

カテゴリー:お知らせ, 天使論、サタン論、悪霊論, 学び

天使論、サタン論、悪霊論レジュメ
(39
)改め
悪霊論(16)2024年1
/13

 

2日間のセミナーの内容を2年半かけて学んできました。

 

2010年フルクテンバウム博士セミナー『天使論、サタン論、悪霊論テキスト) を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD8枚組)(MP3版)(テキストのみ
 

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは口語訳聖書 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会 を使用しています)
「新改訳3」とは聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会 

「新改訳2017」とは聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 からの引用です。
紫色の聖句参考聖句
(英語訳は基本American Standard Version  ASVです。)
黒色の文章がセミナーの説明文

緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章Dr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS082 Demonology :  The Doctrine of Demons からの補足説明です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

紙の聖書「新改訳2017」こちらをどうぞ

 

 

 

悪霊論

 

イントロダクション
Ⅰ.悪霊の存在     

Ⅱ.悪霊の呼び名     
Ⅲ.悪霊の人格     
Ⅳ.悪霊の起源     
Ⅴ.悪霊の数    
Ⅵ.悪霊の組織     
Ⅶ.悪霊の特徴 
Ⅷ.悪霊の活動      
Ⅸ.悪霊の支配     
Ⅹ.悪霊と信者
Ⅺ.悪霊の将来の活動
Ⅻ.悪霊の運命

 

 

天使論、サタン論、
悪霊論Q&A(2
/2) 

 

セミナー参加者の方々からの質問とそれに対する回答

 

 

Q21:

千年王国のスタート時は未信者は一人もいないのか?
千年王国でも死者がでるようだが。

 

A21:フルクテンバウム博士、以下F博士)

千年王国で死ぬのは信者ではないのです。
イザヤ書65:20で千年王国における死について書いてあります。
イザ 65:20 わずか数日で死ぬみどりごと、
おのが命の日を満たさない老人とは、
もはやその中にいない。

百歳で死ぬ者も、なお若い者とせられ、
百歳で死ぬ者は、のろわれた罪びととされる。
千年王国(2)Ⅱ.
千年王国の一般的な特徴 E.イザヤ書65:17~25

千年王国がスタートする時には未信者はいないのですが、
人間のからだを持って未だそこで生きている信者たちは結婚して子どもを産みます。
(以下は異邦人の場合)
その子供たちは信者として生まれるわけではないのです。
そして百年間の間、信じるチャンスを与えられます。
百歳になるまでに信者になっているなら死ぬことなく千年王国の期間ずっと生き続けます。
しかし、信じない人は百歳で死にます

ですから千年王国の死は未信者だけであり、その場合でも未信者は百歳までは生きることになります。
(ユダヤ人は生まれた子も全員信じるので千年王国でユダヤ人から死ぬ人はでません。
エレ 31:34 人はもはや、おのおのその隣とその兄弟に教えて、『あなたは主を知りなさい』とは言わない。
それは、彼らが小より大に至るまで皆、わたしを知るようになるからであると主は言われる。
わたしは彼らの不義をゆるし、もはやその罪を思わない」。

 

聖書は千年王国の信者が復活することは書いてありません。
信者は死なないので信者の復活はないです。
(肉体のからだを持つ人々は永遠の秩序に入るまでには栄光のからだに変えられると思われます。)

 

 

 

 

Q22:

第一の天、第二の天、第三の天という区分がよくわからない。
どのように考えればよいか?

 

A21:中川健一牧師、以下中川牧師)

何人かの方が同じような質問をしていますね。
まず「第三の天」とはパウロがあげられたところ、彼は「第三の天」に上げられたと言っています。
二コリ 12:2 わたしはキリストにあるひとりの人を知っている。
この人は十四年前に第三の天 the third heaven にまで引き上げられた――それが、からだのままであったか、わたしは知らない。
からだを離れてであったか、それも知らない。
神がご存じである。
ですから「第三の天」と呼ばれる所があるということがわかります。
これは神さまがおられる領域です。

あと二つの天はどうか?
創世記1章を見ると「天」という言葉が二つの意味で使われています。
一つは、星が、星座がつくられる、その文脈の中で「天」という言葉が使われています。
創 1:14 神はまた言われた、
のおおぞらに In the firmament of heaven 光があって昼と夜とを分け、しるしのため、季節のため、日のため、年のためになり、1:15 のおおぞらに  In the firmament of heaven あって地を照らす光となれ」。
そのようになった。
1:16 神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。
1:17 神はこれらをのおおぞらに In the firmament of heaven 置いて地を照らさせ、1:18 昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。
神は見て、良しとされた。
1:19 夕となり、また朝となった。
第四日である。

次は鳥がつくられます。
その文脈の中で「天」という言葉が使われています。
1:20 神はまた言われた、
「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、のおおぞらを In the open firmament of heaven
飛べ」。

1:21 神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された。
神は見て、良しとされた。
1:22 神はこれらを祝福して言われた、
「生めよ、ふえよ、海の水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。
1:23 夕となり、また朝となった。
第五日である。

ですから、旧約新約を通して天と言う言葉が使われた時には、
パウロがいう「第三の天」、
星座がある意味での「天」
一番下の鳥が飛んでいる空間という意味での「天」
この三つが「天」という言葉で言われている。

地上にいる人間が上を見上げると、一番近いのが鳥が飛んでいる空間で、これを「第一の天」(聖書にこの言葉自体はでてきません。)と言うのです。

次が「第二の天」(この言葉も聖書にはでてきません。)、一番上が「第三の天」。

なぜ下を第三、次を第二、上を第一と言わないの?
それは「第三の天」という言い方がもう決まっているからです。
そこが決まっているので一二となるわけですね。
これが聖書的な「天」という言葉の理解の仕方です。

 

空中の支配を持つ、サタンと悪霊が今いる所は鳥が飛んでいる空間
「第一の天」。
(サタン論(6)Ⅶ.サタンの6つの住みか C.鳥が飛んでいる空間

雷が落ちるように落ちるとイエスさまがルカの福音書でおっしゃっている。
ルカ 10:18 彼らに言われた、
「わたしはサタンが電光のように天から落ちるのを見た。

あれは大患難時代の中間にサタンが空中から地上に落とされることを、預言しておっしゃっている言葉です。
(サタン論(6)Ⅶ.サタンの6つの住みか D.地上

12:7 さて、では戦いが起った。
ミカエルとその御使たちとが、と戦ったのである。
その使たちも応戦したが、12:8 勝てなかった。
そして、もはやには彼らのおる所がなくなった。
12:9 この巨大な、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。
12:10 その時わたしは、大きな声がでこう言うのを聞いた、
「今や、われらの神の救と力と国と、
神のキリストの権威とは、現れた。
われらの兄弟らを訴える者
夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、
投げ落された。
12:11 兄弟たちは、
小羊の血と彼らのあかしの言葉とによって、
彼にうち勝ち、
死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった。
12:12 それゆえに、とその中に住む者たちよ、
大いに喜べ。
しかし、地と海よ、
おまえたちはわざわいである。
悪魔が、自分の時が短いのを知り、
激しい怒りをもって、
おまえたちのところに下ってきたからである」。
12:13 は、自分が地上に投げ落されたと知ると、男子を産んだ女を追いかけた。
12:14 しかし、女は自分の場所である荒野に飛んで行くために、大きなわしの二つの翼を与えられた。
そしてそこでへびからのがれて、一年、二年、また、半年の間、養われることになっていた。12:15 へびは女の後に水を川のように、口から吐き出して、女をおし流そうとした。
12:16 しかし、地は女を助けた。
すなわち、地はその口を開いて、が口から吐き出した川を飲みほした。
12:17 は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った。
12:18 そして、海の砂の上に立った。

今サタンと悪霊は「第一の天」にいて、しかも「第三の天」にものぼれるし地上にも降りてきて活動できるわけです。

 

 

 

 

Q23:

かつて聖霊と悪霊の働きを必要以上に強調する教会にいて、神の業とサタンの業の見分け方に混乱がある。
その聖会で異言を受けたが、何語かわからない。
本当に異言だったのか?
違うとしたら今後どう扱えば良いのか?

 

A23:(F博士)

異言で祈るのをやめたらいいです。
回心に続いて第2の体験として異言で語る経験をしたというのは、実は聖書的な教えにはないのです。
聖霊の賜物はどんな賜物であるにせよ、信じた瞬間に受けるものなのです。
聖書を開くと、例えば異言の賜物も信じた瞬間に同時に与えられています。

第一コリント12章から
聖霊の賜物について原理原則を6つぐらい挙げられます。

①全ての信者は聖霊のバプテスマを受けており、その結果(地域教会ではなく、キリストのみからだからなる普遍的)教会の一員になっている

②聖霊がどの賜物を与えるかを主権によって決めておられる
聖書の何処にも、信者に、あなたはこの賜物、あなたはこの賜物、と特定の賜物を求めようという教えはないのです。

③すべての聖霊の賜物を頂いている信者は一人もいない
神さまは私たちがお互いに頼りあうということを願っておられるからです。
もし私もあなたもすべての賜物を持っているなら、お互いを必要としなくてもいい状態になります。
神さまがみからだを計画されたのは、そのような方法ではありません。
私の持っている賜物をあなたは必要としている、私はあなたの賜物を必要としている、これが真理です。

④一人の信者(だけ)が全部持っていることはない
一人ひとりが体のある部分の役割を果たしています。

聖霊の賜物には重要性の段階がある
異言の賜物は最も重要ではない、リストの中では一番下にくるものです。
この五つが分かっていると、次の六番目の原則が分かるのです。

信者で異言の賜物を持っていないなら、別の賜物を持っている

つまり、皆さんはより良い賜物が与えられているということですから、心配しないで、ほっといてください。


でもこの方は救われた後で異言の賜物みたいなのを受けている。
これは聖書でいう異言の賜物ではないから、もう異言で祈らないほうがいいということです。

 

(中川牧師)

今確認のために(F師に)質問したのは
第一コリント12:31あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。(新改訳3)」とありますね。
これだと、信じた時に全部に賜物を与えられるというよりは、信じたあと、賜物の段階があってもっと上のを求めなさいと読み取れるでしょ。
ところがここは主語が複数形。
熱心に求めなさい」:教会として「よりすぐれた賜物」に関心をおきなさい。
よりすぐれた賜物」:27節以降キリストのからだの中にいろいろな器官があり、(賜物は)重要性の順番に並んでいる。
使徒、預言者、教師、奇跡を行う、・・・最後が異言を語るもの。
先生が(異言の賜物は)リストの中の一番下だと言うのはここから来ているわけですね。

ですから、より優れた賜物を教会の中で生かすように関心を払っていきなさいよという意味であり、一人ひとりが上位の賜物を神様に祈って求めたらいいよという勧めではないというのが今の先生の解説です。

一コリ 12:27 あなたがたはキリストのからだであり、ひとりびとりはその肢体である。
12:28 そして、神は教会の中で、人々を立てて、第一に使徒、第二に預言者、第三に教師とし、次に力あるわざを行う者、次にいやしの賜物を持つ者、また補助者、管理者、種々の異言を語る者をおかれた。
12:29 みんなが使徒だろうか。
みんなが預言者だろうか。
みんなが教師だろうか。
みんなが力あるわざを行う者だろうか。
12:30 みんながいやしの賜物を持っているのだろうか。
みんなが異言を語るのだろうか。
みんなが異言を解くのだろうか。
12:31 だが、あなたがたは、更に大いなる賜物を得ようと熱心に努めなさい。
そこで、わたしは最もすぐれた道をあなたがたに示そう。

 

 

 

 

Q24:

物事が神から来ているのか
つまり自分が神の導きに従っているのか、サタンの誘惑等にはまっているのか見分けるポイントはあるか?

例えば悪霊による病気なのか、自分の弱さなのか、妨害なのか、自分に原因があるかなど。

 

A24:(中川牧師)

これはもうさきほどの話前回Q&A5)で分かりますね。
病気は自分の弱さだと考えるのが一番です。
悪霊によるものだと考えるのはむしろ例外的です。
今はそんなに悪霊が働いている時代ではないのです。
ですから病気だったら自分の弱さからきている。
自己管理をしっかりした方がいいですね。
規則正しい生活をしていない人が、いつも祈って癒しを求めている、悪霊の追い出しで健康になろうとしている、でも、食事は店屋物ばかり食べている。
夜は2時に寝て、翌日は5時ごろ起きている、とか。
それは自然の原則に反しているわけで、悪霊の原因責任にしたら悪霊が迷惑しますから。
当たり前のことを当たり前にやっていくのが非常に重要なこと。

それから、神の導きか?サタンの誘惑か?
神の教えに背を向けていればサタンの誘惑です。
みことばを学んでいれば、自分が従っているかどうかはっきりわかります。
大原則は、私たちにはキリストにある自由があるから、キリストに従っていれば自由に選び取っていくエリアがどんどん増えていきます
万が一間違っても、そういう場合は神さますぐに教えてくださる。
ですからこれを書いた方に申し上げたいのは、平安が必要だね。
そのためには、何が正しいかどうかとびくびくするのではなく、聖書の学びをすることですよ。
そして真理を発見する。
真理はあなたを自由にしますから。

ヨハ 8:31 イエスは自分を信じたユダヤ人たちに言われた、
「もしわたしの言葉のうちにとどまっておるなら、あなたがたは、ほんとうにわたしの弟子なのである。
8:32 また真理を知るであろう。
そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう」。

 

 

 

 

Q25:

サタンが回心することはあり得ないの?
サタンに 同情してはいけないのか?
人間と友達になりたかった赤鬼どんの話が日本の昔話にありますが、サタンが正しい心を持ちなおすことは絶対あり得ないのか。

 

A25:(中川牧師)

この方はおとぎ話と聖書の教えを混同しているのです。
ですからみ言葉を学ぶことです。
サタンは私たちが考えているようなやわな存在ではありません。
サタンも悪霊も悪の性質が確定しています

この方の考え方を突き詰めていくと、神さまは最後、全部の人を救われてサタンも悪霊も全部回心してハッピーエンドで終わりますと。
ところが聖書はそんなこと教えていません。
聖書は、悪は、現実の世界なのです。
そしてキリストのこの素晴らしい福音をこの世で信じなかったらホントに滅びるという世界があることを明確に教えているのです。
それが聖書研究をとおして僕らが学ぶ真理です。

 

死んでもう一度チャンスが与えられるという教えは、私たちが聞きたいことを語っている説教者の言葉ですが、聖書はそう言っていないのです。
死後の世界(8) Ⅱ.中間状態 E. 誤った説(2つある) 1.第二の機会
終わりの時代になると人々が聞きたいと思うことを聞かせてくれる説教者を招いて聞くようになる、ということが今の時代に起こりつつあるのですね。
二テモ 4:3 人々が健全な教に耐えられなくなり、耳ざわりのよい話をしてもらおうとして、自分勝手な好みにまかせて教師たちを寄せ集め、

 

回心するのだったらサタンであり得ないからこれは言葉の定義の間違いです。
サタンの堕落はもう確定していますから、二度と回心する事はあり得ません。
サタン論(5)Ⅵ.サタンの本質 E.サタンは確定した罪人である。

 

人間もいつでも(死後も)罪を悔い改めて神に立ちかえることができると思っていたら大間違い。
この地上で死を経験して次の世に行ったら、私たちの選びつまり私たちの性質は確定するのです。
クリスチャンは死んだら私たちの聖い性格は確定するのです。
ですから、天国に行っても私今みたいになったらどうしよう、と天国に行って一人、人に言えず、私だけが罪の問題で悩んでます、と。
そんなことありえないですね。
なぜかと言うと聖さが確定するからです。
そこに私たちの希望があるのです。
聖書研究を通して学ぶから、今を生きる喜び、希望が出てくるのですね。

 

 

 

 

Q26:

申命記33:2
なぜ天使が啓示の仲介者だとここから言えるのか。

 

A25:(中川牧師)

~新改訳と新共同訳の訳が違うのです。
新共同訳の訳の方が正確です。
申命記33:2
申 33:2 主はシナイより来り
セイルから人々の上に輝き昇り
パランの山から顕現される。
主は千よろずの聖なる者を従えて来られる。
その右の手には燃える炎がある。(新共同訳)

新改訳で読んだ方は、なぜ天使が啓示の仲介者だとここから言えるのか不思議だなと思うはずです。
申 33:2 彼は言った。
「【主】はシナイから来られ、
セイルから彼らを照らし、
パランの山から光を放ち、
メリバテ・カデシュから近づかれた。
その右の手からは、彼らにいなずまがきらめいていた。(新改訳3)

新共同訳では、天使が神の言葉を伝えるエージェント仲介者になっている訳になっていますから(?)翻訳上の問題だと考えてください。

 

Deu 33:2 And he said,
Jehovah came from Sinai,
And rose from Seir unto them;
He shined forth from mount Paran,
And he came from the ten thousands of holy ones:
At his right hand was a fiery law for them.(ASV)

申 33:2 彼は言った。
「【主】はシナイから来て、
セイルから彼らを照らし、
パランの山から光を放ち、
幾万もの聖なる者のところから
近づいて来られる。
その右手に彼らの御使いたちを伴って。(新改訳2017)

シナイ山での主の顕現の描写

 

 

 

 

Q27:

人に入ることによって、なぜ悪霊はその力を発揮するのか?

 

A27:(F博士)


例えば、結婚(雑婚)もそうですね。
人に入らなくても悪霊は力を発揮して働くのですが、肉体的な形をとることによって肉体にしかできないことができるようになるという意味で、力を発揮する、と言えるわけです。
悪霊論(10)(11)Ⅸ.悪霊の支配)

 

 

 

Q28:

エゼキエル書
シャカイナグローリーが去るまでは神殿の至聖所で大祭司は人工の明かり無しで仕事をし、シャカイナグローリーが去ったあとは、聖所と至聖所を分けている幕を少し開けて仕事をしたと先生より以前お聞きした(どのメッセージからかはわかりませんでした)と思う。
そのことはどうしてわかるのか?
天使論(7)Ⅷ.組織 B.天的存在の3つの階級 3.ケルビム)
千年王国(11)Ⅳ.メシア的王国におけるイスラエル D.千年王国の神殿 ⑥シャカイナ・グローリーに関する記述、E.千年王国における祭司と祭儀制度)

 

A28:(中川牧師)

これはユダヤ教のラビ的文書にこういう記述があるからわかるわけです。
どのラビ的文書か今答えることはできませんが、ユダヤ教の文献の中にこういう研究があります。

 

 

 

 

Q29:

これは沢山質問があります。
信者一人ひとりに守護天使がアサイン、任命されているとあるが、未信者、のちにある時点で信仰に入る人には天使がついているか?

 

A29:(中川牧師)

ついていません。
信仰に入った時点で守護天使がアサインされ、送られます。
天使論(10)Ⅸ.天使の働き F.信者に関する働き 2.信者の守護)

 

 

 

 

Q30:

子供、自分で判断できない年齢は親の信仰によって携挙に与れるか?

 

A30:(中川牧師)

これはさきほど答えました。
悪霊論(15)Q&A11)

 

 

 

 

Q31:

マタイ18:10「この小さい者たち」とは誰か?
マタ 18:10 あなたがたは、この小さい者たちを、ひとりでも見下げたりしないように気をつけなさい。
まことに、あなたがたに告げます。
彼らの天の御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。(新改訳3)
天使論(10)Ⅸ.天使の働き F.信者に関する働き 2.信者の守護)
悪霊論(15)Q&A11-1)

 

A31:(F博士)

ここの小さい子どもたちというのは、単に子供のことを言っているのではなく、イエスさまのところに近寄ってくることができる年齢の子どものことを言っています。
ですから、彼らはすでに信じる力があります。
そういう文脈で「天の御使い」という言葉がここでは使われています。

 

 

 

 

Q32:

(天使論セミナーテキスト17頁に 天使に対する信者の正しい姿勢として ②)「御使いに感謝すべき。」とあるがヘブル1:14をもって感謝すべきとまで言えるのかがわかりにくかった。
別の聖書箇所で御使いへの感謝を促しているところがあったら教えてほしい。

ヘブル 1:14 御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。
天使論(10)Ⅸ.天使の働き F.信者に関する働き 10.天使に対する信者の正しい姿勢 ②天使の働きに感謝すべき

 

A32:(中川牧師)

~believers can appreciate their ministry.
天使の働きに感謝すべき

感謝という訳に少し問題がありますね。
彼らはこれだけの奉仕を私たちのためにしてくれているという意味で感謝の心を持つ(評価する、理解するby知之)という意味ですね。
天使に対してありがとうと言えと教えているのではないです。
英語で言うとappreciationという言葉があり、そういう意味での思いを持つということです。

 

 

 

 

Q33:

ブループリントのとおりにつくられた天使があったのにもかかわらず、人間をつくられたのはなぜか?
天使と人間、特に信者が非常に似ている気がするのだが云々。

 

A33:(F博士)

神様は創らなければいけない必然性があったというわけではないのです。

 

(中川牧師)

これは神がそうすることを選ばれたとしか答えようがありません。
神がそうすることを選ばれた、というのは私たちにとっては嬉しいことですか?
神さまがそうすることを選ばれなかったら私たちはここにいないわけですから、なぜですか?と問うよりは、つくってくれてありがとう、と言ったほうが正解かもしれませんね。
3分でわかる聖書 376どうして神を人間を造ったのですか。

 

 

 

Q34:

天使と聖霊の違いは何か?
役割、働きは何か?
どのように違いを知覚できるか?

 

A34:(中川牧師)

天使論を学ぶ落とし穴がここにあります。
こういう質問が出てくるのは落とし穴なのです。
なぜかというと、私たちは守護天使がいて、見守ってくれている、感謝だな、
それでいいのです。

重要なのは聖霊の働きです。~
聖霊の働きに関してはフルに聖書は論じています。
ということはもうほぼ100%私たちは聖霊に導かれ、守られ、そして助けられていると考えていいのです。
しかし、守護天使もいてくださるわけですね。

ですから答えを言うと、違いは知らなくてもいい
見分ける必要もないのです。~
第一見分ける方法なんて聖書に書いてないです。

これが学びを適用する時の一つの秘訣ですね。

 

 

 

 

Q35:

リリット lilit ・・・(質問は聞き取れませんでした。)

イザ 34:14 野の獣はハイエナと出会い、鬼神 the wild goat はその友を呼び、夜の魔女 the night-monster もそこに降りてきて、休み所を得る。
(イザヤ34:14 the night-monster、夜の魔女、こうもり、夜の鳥)
千年王国(18)Ⅴ.千年王国における異邦人 D.千年王国における2つの荒廃した地 2.エドム:ヨルダン南部)

 

A35:(F博士)
ヘブル語で夜はライラと言う。
ライラという名詞は女性形。
ですからリリットは女性形だと言えます。

 

(中川牧師)
だからといって悪霊が女性だというのではないのです。~
これは「夜の魔女」と言いましたが、夜の悪魔ですよね。
魔女と言っている理由は、そういう名前を持っているだけで、女性というわけではないのです。
男性です、悪霊は全部男性だったでしょう。
悪霊論(3)Ⅲ.悪霊の人格 D.代名詞の使用法)
ただ、リリットという言葉はライラというヘブル語から出ています。
ライラは女性名詞なのです。
ですから女性形だと考えて間違いありません。
悪霊論(2)Ⅱ.悪霊の呼び名 A.旧約聖書での呼び名 ⑤リリト

 

 

 

 

Q36:

中国社会の風水はオカルトの一種や否や

 

A36:(中川牧師)

これは今までのオカルトの定義から言うと、間違いなくオカルト的世界と関わっています。
ですから、やっている人は注意した方がよろしいと思います。
悪霊論(8)Ⅷ.悪霊の活動 D.オカルト的活動~)

 

 

 

 

Q37:

天使の数が一定で増えも減りもしない。
天使論(2)Ⅲ.天使の創造 A.創造の事実)
天使論(3)Ⅶ.天使の本質 B.天使の体)

すべての信者には守護天使がついている。
天使論(10)Ⅸ.天使の働き F.信者に関する働き 2.信者の守護

信者と守護天使が1対1とするなら、この二つの事実から、人の救いの数にも制限がある。
つまり、天使の数以上は救われないと理解してよいか?

 

A37:(中川牧師)

答えはそのとおりです。
ただ天使のほうがはるかに数が多い。
天使は無数でしょう。
天使論(2)Ⅳ.天使の数)
ですからロジックで言うと全然問題ないです。

 

 

 

 

Q38:

創世記1章の1節と2節の間のギャップ(間隙説かんげきせつとも言う)を前提に創世記から黙示録まで読むと、すっきりと理解しやすく見通しが良くなったような気がする。
コロサイ書1:6(16?)や出エジプト20:11を読むと、その6日間で神が全部をつくられたと。
そうすると天使や、堕天使(悪霊)になる天使たちもそのなかにつくられたと読めるがどうか?
コロ 1:16 万物は、天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、位も主権も、支配も権威も、みな御子にあって造られたからである。
これらいっさいのものは、御子によって造られ、御子のために造られたのである。

20:11 主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。
それで主は安息日を祝福して聖とされた。

 

A38:(中川牧師)

この6日間の創造は天使たちを除外しています。
(6日間の創造は)それ(天使たちをつくった)以降につくられたものを言っていますから矛盾しません。

天使論(2)Ⅲ.天使の創造 B.創造の時期
悪霊論(15)Q&A16

 

 

 

 

Q39:

人類の救いが完成したあと神さまは、堕落した天使も救われるか

 

A39:(中川牧師)

救われない、ね。
サタン論(5)Ⅵ.サタンの本質 E.サタンは確定した罪人である。)

人類の救いが完成した時には、救われる人とさばきに行く人とが確定しているのです。
人間でさえも救われない人が最後出るのです。
僕らはそういう戦いに召されているのです。

 

 

 

 

Q40:

縛る解くの話に関して。
悪霊論(9)D.オカルト的活動 4.オカルトの罠 c.魔術あるいは呪術 ⑪サタンを縛ったり解いたりすること
悪霊論(15)Q&A10:悪霊追い出しについて)

今通っている教会の牧師は病気の癒しの祈りの時「イエスキリストの御名によって縛る。サタンよ出て行け。」という言葉を使って祈る。
そのような祈りに対してアーメンが言えないという思いでいる。
そのような時、どう対応したらよいか

 

A40:(F博士)

もしその教会にこれからも居続けようと思うならば、無視したらいいです。
「アーメン」と言う必要ないです。
もう一つの選びは、もっと聖書から教える教会に移るということもあります。
そのいずれかですね。

 

「僕(中川牧師)が言ってるんじゃないですよ、これ(F)生が言ってる。」

 

 

 

 

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

最後に福音のプレゼントをさしあげます。

 

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終末時代の今、備えるべき第一優先事項は患難期がくる前に神との和解、救いを受け取ることです。
信じる者には携挙という希望があります。

 

福音

コリント人への手紙第一 15:3〜4
(使徒パウロ)があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。
キリストは、
(旧約)聖書に書いてあるとおりに、
私たちの罪のために死なれたこと、
また、
葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、
三日目によみがえられたこと、

つまり、キリストの十字架以降、
全ての人信じるべき福音の内容とは次の3つのことです。

福音の三要素

キリストは
① 私たちの罪のために死なれたこと
② 墓に葬られたこと
③   三日目に復活されたこと


この特別啓示である福音の内容を理解し、同意し、イエス・キリストだけが自分を救ってくださる唯一のお方であると信じ信頼するなら、あなたは神さまの恵みと、信仰により救われます。その救いは取り去られることがありません。
普遍的教会の一員となり、永遠のいのちが約束されています。
想像以上の祝福が用意されています。
ゼヒ信じてください。

公の場での信仰告白や罪の告白、洗礼、悔い改め、明け渡しは救いの条件ではありません。

詳しくは以下の無料メッセージにて

クリスチャンライフ、この麗しきもの(1)

イスラエル旅2023春 訪問歴70回超 中川牧師とめぐる旅(YouTube)は順次公開中

中川健一牧師によるイエス・キリストの十字架についての無料メッセージ  公式アプリダウンロー

「3分でわかる聖書」(動画) 

 

ヨハ 11:25 イエスは彼女に言われた。
「わたしはよみがえりです。
いのちです。
わたしを信じる者は死んでも生きるのです。
11:26 また、生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。
あなたは、このことを信じますか。」

ヨハ 6:40 わたしの父のみこころは、子を見て信じる者が、ことごとく永遠の命を得ることなのである。
そして、わたしはその人々を終りの日によみがえらせるであろう」。

 

あなたに主の祝福が豊かにありますように。

 

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南知之の救いの証はこちらから

 

 

 

天使論、サタン論、悪霊論(40)改め悪霊論(17)2024年1/27
悪霊論まとめメッセージ(南知之)

 

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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