終末論のクライマックス レジュメ(21)2021年12/25
再臨の場所ペトラからメシアはお一人で戦われる
2015年フルクテンバウム博士セミナー『終末論のクライマックス』(テキスト) (チャート)を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD11枚組)(MP3版)(テキストのみ)
(DVD6枚組は販売終了)
フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。
以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは新改訳2017を使用しています)
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句
黒色の文章がセミナーの説明文
緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章はDr.Arnold G. Fruchtenbaum 『Messianic Bible Study Series』
MBS 004 THE CAMPAIGN OF ARMAGEDDON からの補足説明です。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
ハルマゲドンの戦い
THE CAMPAIGN OF ARMAGEDDON
イントロダクションと背景情報
ヨハネの黙示録12章
サタンの6つの住まい 第1~3、4
主要な地域 バビロン イズレエルの平原 エルサレム ペトラ
Ⅰ 第1段階: 反キリストの同盟軍の召集
Ⅱ 第2段階: バビロンの滅亡
Ⅲ 第3段階: エルサレムの没落
Ⅳ 第4段階: ボツラでの反キリストの軍勢
Ⅴ 第5段階: イスラエルの国家的新生
Ⅵ 第6段階: メシアの再臨
Ⅶ 第7段階: ボツラからヨシャパテの谷に至る戦い
Ⅷ 第8段階: 勝利の後オリーブ山に立つ
セミナーテキストの35ページ
第6段階:メシアの再臨
Ⅵ. THE SIXTH STAGE: THE SECOND COMING OF THE MESSIAH
具体的にメシアが帰って来られるのはペトラ或いはボツラ
これは初めて聞く方もいると思うので慎重に聖句を吟味したいと思う
A.イザ34:1~7
Isaiah 34:1~7
イザ 34:1 国々よ、近づいて聞け。
諸国の民よ、耳を傾けよ。
地とそこに満ちているものよ、聞け。
世界とそこから生え出たすべてのものよ。
34:2 【主】がすべての国に向かって激しく怒り、
そのすべての軍勢に向かって憤り、
彼らを聖絶し、虐殺されるにまかされたからだ。
34:3 彼らの殺された者は投げ捨てられ、
その死体は悪臭を放ち、
山々はその血によって溶ける。
ここまでで神さまは諸国の民に対して非常に怒っている
特に諸国の軍勢に向かって憤っている
神さまの剣が諸国の軍勢をまさに今なぎ倒そうとしているところ
どこで神はその軍勢を打ち破るのか?
34:5 「まことに、天でわたしの剣は血に浸されている。
見よ。これがエドムの上に、
わたしが聖絶すると定めた民の上に下る。」
神の剣が降りかかる場所はエドムの地
今のヨルダン南部
(死海から南に下がった東側)
その場所がより特定される
イザ 34:6 【主】の剣は血で満ち、脂肪で肥えている。
子羊とやぎの血、雄羊の腎臓の脂肪で。
【主】がボツラでいけにえを屠り、
エドムの地で大虐殺をされるからだ。
エドムの地のボツラで
神の剣が反キリストの軍勢を打ち破る
B.イザ63:1~6
Isaiah 63:1~6
イザヤ書63章でより絵画的に描かれている
イザヤに幻が与えられ イスラエルの山地に立ち南東の方角を見ている
突如或る人物が目につく装いで近づいてくる
預言者イザヤと近づいてくるこの人物との間に対話が起こる
質疑応答のような形で対話が進んでいく
2つ質問があり 2つ答えが与えられる
セミナーテキストの36ページ
最初の質問が1節のa
イザ 63:1 a「エドムから来るこの方はだれだろう。
ボツラから深紅の衣を着て来る方は。
その装いには威光があり、
大いなる力をもって進んで来る。」
Isa 63:1 Who is this that cometh from Edom,with dyed garments from Bozrah? this that is glorious in his apparel,marching in the greatness of his strength?
63:1 「エドムから来る者、ボツラから深紅の衣を着て来るこの者は、だれか。
その着物には威光があり、大いなる力をもって進んで来るこの者は。」(新改訳3)
答え
イザ 63:1b「わたしは正義をもって語り、
救いをもたらす大いなる者。」
“I that speak in righteousness, mighty to save.”
「正義を語り、救うに力強い者、それがわたしだ。」(新改訳3)
このことばにぴったりするお方はただお一人
この方は大いなる力をもって進んで来る方であり
着物はシャカイナグローリーに輝いている
正義を語り、救うに力強い者がわたしだ。(新改訳3)と言える方はただ一人しかいない
ユダヤ人のメシアが時経って今
再臨のメシアとしてイスラエルのもとに来ている
イスラエルに来るというがどこから?
エドムの地 ヨルダンの南部
ボツラ或いはペトラと呼ばれる町
預言者がこの人物に近づくと今まで見えなかったものが見え始める
彼の着ている衣が栄光に輝いている
その着物の裾が血塗られている
イザヤは第2の質問をしている
イザ 63:2 「なぜ、あなたの装いは赤く、
衣はぶどう踏みをする者のようなのですか。」
答えが
イザ 63:3 「わたしはひとりでぶどう踏みをした。
諸国の民のうちで、
事をともにする者はだれもいなかった。
わたしは怒って彼らを踏み、
憤って彼らを踏みにじった。
彼らの血の滴りはわたしの衣にはねかかり、
わたしの装いをすっかり汚してしまった。
63:4 復讐の日がわたしの心のうちにあり、
わたしの贖いの年が来たからだ。
63:5 見回しても、助ける者はだれもなく、
支える者がだれもいないことに啞然とした。
それで、わたしの腕がわたしの救いとなり、
わたしの憤り、それがわたしの支えとなった。
63:6 わたしは怒って諸国の民を踏みつけ、
わたしの憤りをもって彼らを酔わせ、
彼らの血の滴りを地に流れさせた。」
衣に血がついているのはこのメシアが激しい戦いから出てきているということ
聖書で
勝利した:敵を足の下に踏み置いたということ
そうすると血が流れメシアの衣に血がつく
どこで戦いが起こっている?
ヨルダンの南のエドムの地
ボツラ ペトラの町での戦い
(再臨後、ボツラでの戦闘後のイエスさまの姿なので衣が血塗られている)
もう一つ注目
メシアは諸国の民の軍勢と戦う時にお一人でこの戦いを戦う
天使の軍勢がメシアの地上再臨の時にともに地上にやってくる
教会時代の聖徒たち(私たちクリスチャン)もその時にともに(復活した栄光のからだで)やってくる
しかしこの戦いには私たちも天使たちも参加はしない
皆さんの中で最後のハルマゲドンの戦いの為の方策を学び、その準備をしている人がいるとしたら無駄になりますから止めた方がいいと思います。
メシアは単独で戦われ
私たちの助けはここでは必要としていない
C.ハバ3:3
Habakkuk 3:3
ハバクク3章はメシア再臨の状況を描いた長い章
この戦いが何なのかを見て頂きたい
ハバ 3:3 神はテマンから、
聖なる方はパランの山から来られる。 セラ
その威光は天をおおい、
その賛美は地に満ちている。
テマンという言葉が使われている
ボツラからイスラエルの地に向かって数キロ移動するとテマンの山
テマン及びパランの山はどちらもボツラの近郊にあり
セイル山と同じ山系に位置する
文脈は明らかに再臨を語っている
D.ミカ2:12~13
Micah 2:12~13
ミカ書の2章
先ほど(前々回)イスラエルの残りの者がどこに集められるかを確認した
ミカ 2:13 打ち破る者は
彼らの先頭に立って上って行く。
彼らは門を打ち破って進み、
そこを出て行く。
セミナーテキストの37ページ
彼らの王が彼らの前を、
【主】が彼らの先頭を進む。」
ここでは同一人物が3つの言葉で語られている
打ち破る者 The breaker
王 their king
【主】 Jehovah
この箇所からメシアの地上再臨の場所はボツラ ペトラであるとわかる
ボツラに避難したイスラエルの残りの者(メシアを待ち望んでいたまことのユダヤ人信仰者)を救うためにメシアがやって来て
メシアはこの町に集結した反キリスト軍との戦闘に突入する
反キリスト軍を打ち破り
彼らを救出する
イエスさま
初臨:預言者として 人となって2千年前地上に来られた
復活後:大祭司、とりなし手として 今は天の神の右の座に
再臨:王として 復活のからだで再び地上に来られる
これが神であり人であるメシア
このメシアがイスラエルの残れる者を救出する
E.士5:4~5
Judges5:4~5
士 5:4 【主】よ。あなたがセイルから出て、
エドムの野から進んで行かれたとき、
大地は揺れ、天も滴り、
密雲も水を滴らせました。
5:5 山々は【主】の前に流れ去りました。
シナイさえも
イスラエルの神である【主】の前に。
この聖句 が再臨を語っているかは 確かではない が
著者(フルクテンバウム博士)は警戒しながらもこの立場をとりたい
も し そう であ れ ば神は ボツラの町 が 位置 す る セイル山とエドムの地から来られるものと見える
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