練馬桜台聖書フォーラム

33の事項:位置的真理 レジュメ (10)2024年 7/6

2024.07.08

カテゴリー:33の位置的真理, お知らせ, 学び

33の事項:位置的真理についての学びレジュメ(10)2024年7/6

 

信者はメシアのパートナーとなる
イスラエルは神の妻
教会は神の子の花嫁(婚約中)

 

 2011年フルクテンバウム博士セミナー
聖書が教える救いとは』の後半
33の事項:位置的真理についての学び
THIRTY-THREE THINGS:
A STUDY OF POSITIONAL TRUTH

(テキスト) (チャート)を学んでいます。


ご購入はこちらから(MP3版)

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ

 

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です(セミナーでは新改訳3を使用しています)。
(ここでは原則、口語訳聖書 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会 を使用しています)
「新改訳3」とは聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会 

「新改訳2017」とは聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 からの引用です。
紫色の聖句参考聖句
(英語訳は基本American Standard Version  ASVです。)
黒色の文章がセミナーの説明文

緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章Dr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS110 THIRTY-THREE THINGS:  A STUDY OF POSITIONAL TRUTH からの補足説明です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

紙の聖書「新改訳2017」こちらをどうぞ

 

初めに
Ⅰ.贖い(REDEMPTION)
Ⅱ.和解 (RECONCILIATION)
Ⅲ.なだめ (PROPITIATION)
Ⅳ.赦し(FORGIVENESS)
Ⅴ.義認(JUSTIFICATION)
Ⅵ.栄化(GLORIFICATION)
Ⅶ.解放(DELIVERANCE)
Ⅷ.割礼(CIRCUMCISION)
Ⅸ.神に受け入れられる(BEING ACCEPTABLE TO GOD)
Ⅹ.御霊の初穂(THE FIRSTFRUITS OF THE HOLY SPIRIT)
Ⅺ.神の永遠の計画の中に(IN THE ETERNAL PLAN OF GOD)
Ⅻ.岩(メシア)の上に置かれている
(BASED ON THE ROCK:  THE MESSIAH)
ⅩⅢ.近い者とされた(MADE NIGH)
Ⅻ.岩(メシア)の上に置かれている
(BASED ON THE ROCK:  THE MESSIAH)
ⅩⅢ.近い者とされた(MADE NIGH)
ⅩⅣ.聖なる祭司の一員とされた
(MEMBERS OF A HOLY ROYAL PRIESTHOOD)

ⅩⅤ.神の国に移された(TRANSFERRED INTO GOD’S KINGDOM)
ⅩⅥ.選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民
(A CHOSEN GENERATION:  A HOLY NAION:  A PECULIAR PEOPLE)
ⅩⅦ.天国の市民(CITIZENS OF HEAVEN)
ⅩⅧ.神の家族の一員(IN THE FAMILY OF GOD)
ⅩⅨ.養子縁組(ADOPTION)
ⅩⅩ.神の子(CHILDREN OF GOD)
ⅩⅪ.聖徒の交わりの一部
(PART OF THE FELLOWSHIP OF THE SAINTS)
ⅩⅫ.主にある光(LIGHT IN THE LORD)
ⅩⅩⅢ.天的な関連性(HEAVENLY ASSOCIATIONS)
ⅩⅩⅣ.満ち満ちている(COMPLETION)
ⅩⅩⅤ.すべての霊的祝福を所有している
(IN POSSESSION OF EVERY SPIRITUAL BLESSING)

 

 

セミナーテキスト12ページ(41/48)

ⅩⅩⅢ.天的な関連性 

HEAVENLY ASSOCIATIONS

 

7つの要因

信者は今、
天との具体的な結びつきを持つというもの。

 

(1)

人生において
メシアがパートナーとなってくださる。
The believer is now a partner with the Messiah
in life

 

人生生きていく中で
キリストがパートナーとなってくださる

 

 

ガラテヤ2:20
ガラ 2:20 生きているのは、
もはや、
わたしではない。

キリストが、
わたしのうちに生きておられるのである。

しかし、
わたしがいま肉にあって生きているのは、
わたしを愛し、
わたしのためにご自身をささげられた神の御子を信じる信仰によって、
生きているのである。

メシアと共に十字架につけられ
メシアと一体化したが故に
メシアとパートナーとなっている

 

 

コロサイ3:3~4
コロ 3:3 あなたがたはすでに死んだものであって、
あなたがたのいのちは、
キリストと共に神のうちに隠されているのである。

3:4 わたしたちのいのちなるキリストが現れる時には、
あなたがたも、
キリストと共に栄光のうちに現れるであろう。

メシアが私たちの命である。

 

 

1ヨハネ5:11~12
Ⅰヨハ 5:11 そのあかしとは、
神が私たちに永遠のいのちを与えられたということ、
そしてこのいのちが御子のうちにあるということです。
5:12 御子を持つ者はいのちを持っており、
神の御子を持たない者はいのちを持っていません。
(新改訳3)

私たちが生きている(永遠の)いのちは
御子のうちにあるいのちである

メシアは
信者をとおしてご自身の人生を生きることができるが、
その人生を生きる責任は信者にある。

 

 

 

 

(2)

信者は、
置かれる位置に関して、
in position
メシアのパートナーとなる。

 

私たちが置かれている位置において
メシアのパートナーとなっている

 

 

エペソ2:6
エペ 2:6 キリスト・イエスにあって
共によみがえらせ、
共に天上で座につかせて下さった
のである。
Eph 2:6 and raised us up with him, and made us sit with him in the heavenly places,  in Christ Jesus:
キリスト・イエスのうちにあって
共によみがえり
天のところに座らせて頂いている

 

 

コロサイ3:1~3

コロ 3:1 このように、
あなたがたはキリストと共によみがえらされたのだから、
上にあるものを求めなさい。
そこではキリストが神の右に座しておられるのである。
3:2 あなたがたは上にあるものを思うべきであって
地上のものに心を引かれてはならない。
3:3 あなたがたはすでに死んだものであって、
あなたがたのいのちは、
キリストと共に神のうちに隠されているのである。

だから上にあるものに
私たちの関心を向けるべきである
ここでもまた
自分が置かれている位置的真理に合わせて
実践を行っていくことが教えられている

 

 

 

 

(3)

信者は、
奉仕において
in service

メシアのパートナーとなり、
僕としてともに仕える
“co-serves”  with Him as servant

 

私たちは奉仕において
メシアのパートナーとなっている

 

 

ヨハネ17:18
ヨハ 17:18 あなたがわたしを世につかわされたように、
わたしも彼らを世につかわしました。

父がキリストを世に遣わしたように
私たちもキリストによってつかわされている

 

 

ヨハネ20:21
ヨハ 20:21 イエスはまた彼らに言われた、
「安かれ。
父がわたしをおつかわしになったように、
わたしもまたあなたがたをつかわす
」。

同じ真理が示されている

 

 

 

 

(4)

信者は、
苦しむことにおいて
in sufferings
メシアのパートナーとなる。

 

4番目の真理は
信者は苦難において苦しむことにおいても
メシアのパートナーとなっている

 

 

ローマ8:17
ロマ 8:17 もし子であれば、
相続人でもある。
神の相続人であって、
キリストと栄光を共にするために苦難をも共にしている以上、
キリストと共同の相続人なのである。

キリストと共に苦しむならば
キリストと共に栄光に変えられる
と教えられている

 

 

2コリント1:5
二コリ 1:5 それは、
キリストの苦難がわたしたちに満ちあふれているように
わたしたちの受ける慰めもまた、
キリストによって満ちあふれている
からである。

キリストの苦難があふれているように
慰めもまたキリストによって溢れている
と教えられている

 

 

ピリピ1:29
ピリ 1:29 あなたがたは、
キリストのために、
キリストを信じる信仰だけでなく、
キリストのための苦しみをも賜ったのです。
(新改訳3)
Phi  1:29 because to you it has been granted in the behalf of Christ, not only to believe in him, but also to suffer in his behalf,
キリストに代わって私たちが苦しむ
という言葉がある

 

 

ピリピ3:10
ピリ 3:10 すなわち、
キリストとその復活の力とを知り、
その苦難にあずかって
その死のさまとひとしくなり、

キリストの苦難に私たちもあずかっている
と書かれてある

 

 

テキストにこの聖句箇所は書かれていない
1ペテロ4:12~13
一ペテ 4:12 愛する者たちよ。
あなたがたを試みるために降りかかって来る火のような試錬を、
何か思いがけないことが起ったかのように驚きあやしむことなく、
4:13 むしろ、
キリストの苦しみにあずかればあずかるほど
喜ぶがよい。
それは、
キリストの栄光が現れる際に、
よろこびにあふれるためである。

これも同じ真理を教えている

 

 

テキストにこの聖句箇所は書かれていない
1テサロニケ3:3
Ⅰテサ 3:3 このような苦難の中にあっても、
動揺する者がひとりもないようにするためでした。
あなたがた自身が知っているとおり、
私たちはこのような苦難に会うように定められているのです。
(新改訳3)

私たちは苦しむために予定されている
と書かれてある

 

 

二テモ 2:12 もし耐え忍ぶなら、
彼と共に支配者となるであろう。
もし彼を否むなら、
彼もわたしたちを否むであろう。

 

 

苦しみは必ずしも霊性の欠如のしるしではなく、
逆に真の霊性のしるしであるかもしれない。

 

 

 

 

(5)

信者は、
祈りにおいて
in prayer

メシアのパートナーとなる。

 

私たち信者は祈りにおいても
メシアのパートナーとなる

メシアは彼のために、彼とともに祈る。

だから私たちが祈りをささげる時に
イエスの御名によって祈る必要がある

 

 

ヨハネの福音書ではこれが
二か所で教えられている

ヨハネ14:12~14
ヨハ 14:12 よくよくあなたがたに言っておく。
わたしを信じる者は、
またわたしのしているわざをするであろう。
そればかりか、
もっと大きいわざをするであろう。
わたしが父のみもとに行くからである。
14:13 わたしの名によって願うことは、
なんでかなえてあげよう。
父が子によって栄光をお受けになるためである。
14:14 何事でもわたしの名によって願うならば、
わたしはそれをかなえてあげよう。

 

 

ヨハネ16:23~24
ヨハ 16:23 その日には、
あなたがたがわたしに問うことは、
何もないであろう。
よくよくあなたがたに言っておく。
あなたがたが父に求めるものはなんでも、
わたしの名によって下さるであろう。
16:24 今までは、
あなたがたはわたしの名によって求めたことはなかった。
求めなさい、
そうすれば、
与えられるであろう。
そして、
あなたがたの喜びが満ちあふれるであろう。

 

 

1ヨハネ5:14~15
一ヨハ 5:14 わたしたちが神に対していだいている確信は、
こうである
すなわち、
わたしたちが何事でも神の御旨に従って願い求めるなら、
神はそれを聞きいれて下さるということである。
5:15 そして、
わたしたちが願い求めることは、
なんでも聞きいれて下さるとわかれば、
神に願い求めたことはすでにかなえられたことを、
知るのである。

私たちは神のみこころにそって祈る必要がある

 

 

 

 

(6)

信者は、
結婚に関して
in betrothal

メシアのパートナーとなる。

 

私たち信者は結婚という意味において
メシアのパートナーとなる

 

 

イスラエルは主ヤハウェの妻
と表現されるが
教会はメシア(神の子)の花嫁

 

 

神とイスラエルの関係
イスラエルは神の妻と呼ばれていたが
偶像礼拝という姦淫のために
その関係が離縁された

イスラエルはその結果
いま裁きの段階にあるが
やがて悔い改めて神のもとに立ち帰った時に
再び主はイスラエルを妻としてお迎えになる
(この場合のイスラエルとはいつの時代の誰を指すのかを考えさせられました)

 

 

 

教会の場合
妻という言葉ではなく
別の用語を使ってその状態が描写されている

2コリント11:2
二コリ 11:2 わたしは神の熱情をもって、
あなたがたを熱愛している。
あなたがたを、
きよいおとめとして、
ただひとり男子キリストにささげるために、
婚約させたのである。
(口語訳)

Ⅱコリ 11:2 というのも、
私は神の熱心をもって、
熱心にあなたがたのことを思っているからです。
私はあなたがたを、
清純な処女として、
ひとりの人の花嫁に定め、
キリストにささげることにしたからです。
(新改訳3)

二コリ 11:2 あなたがたに対して、
神が抱いておられる熱い思いをわたしも抱いています。
なぜなら、
わたしはあなたがたを純潔な処女として一人の夫と婚約させた、
つまりキリストに献げたからです。
(新共同訳)

Ⅱコリ 11:2 私は神の熱心をもって、
あなたがたのことを熱心に思っています。
私はあなたがたを清純な処女として、
一人の夫キリストに献げるために婚約させたのですから。
(新改訳2017)

教会は花嫁
つまりまだ夫と結婚していない婚約の状態にあると表現されている

 

 

エペソ5:25~27
エペ 5:25 夫たちよ。
キリストが教会を愛し、
教会のためにご自身をささげられた
ように、
あなたがたも、
自分の妻を愛しなさい。
5:26 キリストがそうされたのは、
みことばにより、
水の洗いをもって、
教会をきよめて聖なるものとするためであり、
5:27 ご自身で、
しみや、
しわや、
そのようなものの何一つない、
聖く傷のないものとなった栄光の教会を、
ご自分の前に立たせるため
です。
(新改訳3)

メシアは花嫁である教会を
傷もしみもない状態にする為に死んでくださった
と書かれている

 

 

 

 

(7)

信者は、
主の再臨に関して
in expectation of His return

メシアのパートナーとなる。

 

私たち信者は
主の再臨を待ち望むということにおいて
メシアのパートナーとなっている

 

 

テトス2:13
テトス 2:13 祝福に満ちた望み、
すなわち、
大いなる神、
わたしたちの救主キリスト・イエスの栄光の出現を待ち望むようにと、
教えている。

私たちは主の再臨を待ち望んでいる

 

 

ヘブル9:28
ヘブル 9:28 キリストもまた、
多くの人の罪を負うために、
一度だけご自身をささげられた後、
彼を待ち望んでいる人々に、
罪を負うためではなしに二度目に現れて、
救を与えられるのである。

 

私たちはキリストの再臨を待ち望んでいる
となっている
キリストの再臨を待ち望むということにおいて
つまり実践であることにおいて
位置的真理に近づいていっている

 

 

 

 

 

 

セミナーテキスト13ページ

ⅩⅩⅣ.満ち満ちている

COMPLETION

 

キリストにあって
私たちは満ち満ちているという真理

 

 

(1)

信者は、
メシアにあって満ち満ちている。

 

コロサイ書2:10
コロ 2:10 そしてあなたがたは、
キリストにあって
満ち満ちているのです。
キリストはすべての支配と権威のかしらです。
(新改訳3)
Col  2:10 and in him you are made full, who is the head of all principality and power.
私たちはキリストにあって満ち満ちている
と言われている

 

 

 

 

(2)

行為においては欠けがあっても、
位置的真理によれば
満ち満ちている。

信者は、
実際には人生に欠けているものが沢山あるかもしれないが、
メシアにあって満たされている。

信者の位置のゆえに、
満ち満ちている。

 

 

 

 

 

 

ⅩⅩⅤ.すべての霊的祝福を所有している

IN POSSESSION OF EVERY SPIRITUAL BLESSING

 

 

第一コリント3:21~23
Ⅰコリ 3:21 ですから、
だれも人間を誇ってはいけません。
すべては、
あなたがたのものです。
3:22 パウロであれ、
アポロであれ、
ケパであれ、
また世界であれ、
いのちであれ、
死であれ、
また現在のものであれ、
未来のものであれ、
すべてあなたがたのものです。
3:23 そして、
あなたがたはキリストのもの
であり、
キリストは神のものです。
(新改訳3)
1Co 3:21 Wherefore let no one glory in men.  For all things are yours; 3:22 ~ all are yours; 3:23 and you are Christ’s; and Christ is God’s.

全てがあなたがたのもの
そしてあなた方はキリストのもの

[キリストは神のもの
私たちはキリストのものである
キリストがすべてを持っておられるという意味で
すべての霊的祝福を所有していると言える]

 

 

エペソ1:3
エペ 1:3 私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。
神はキリストにあって
天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。
(新改訳3)
Eph 1:3 Blessed be the God and Father of our Lord Jesus Christ, who has blessed us with every spiritual blessing in the heavenly places in Christ:
天にあるすべての霊的祝福をもって祝福された
とある

 

 

実践においては
霊的に成長するに従って
霊的祝福をより深く味わうことができるようになる

 

ここで考えなければいけないことは
位置的真理から言うと
すべての霊的祝福はもう私たちのもの
[しかし現実を見ると
そんな顔をしているクリスチャンは割と少ない
霊的に成長していく中で
全ての霊的祝福が自分のものだということを
私たちは味わうようになっていく]

 

 

信者は霊的祝福のために苦悩する必要がない。
霊的祝福を「待ち望む」”tarry” or wait for 必要はない。
また霊的祝福を得るために「祈り抜く」”pray through” 必要もない。
彼はすでにあらゆる霊的祝福を手にしている。

ただ、これらの霊的祝福をいつ、
どのように享受する enjoy か、
いつ適用し、いつ適用しないかが、課題なのである。

 

 

 

 

 

 

33の事項:位置的真理(11)2024年7/ 13へ
ⅩⅩⅥ.父なる神から子なる神への贈り物
(A GIFT FROM GOD THE FATHER TO GOD THE SON)
ⅩⅩⅦ.メシアの受け継ぐ遺産
(MESSIAH’S INHERITANCE)
ⅩⅩⅧ.相続人(HEIRS)

 

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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