天使論、サタン論、悪霊論レジュメ(27)改め
悪霊論(4)2023年6/24
世界大の洪水の理由はサタンの策略を阻止するためだった
2010年フルクテンバウム博士セミナー『天使論、サタン論、悪霊論』(テキスト) を学んでいます。
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(DVD8枚組は販売終了)
フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。
以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは口語訳聖書 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会 を使用しています)
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句
(英語訳は基本American Standard Version ASVです。)
黒色の文章がセミナーの説明文
緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章はDr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS082 Demonology : The Doctrine of Demons からの補足説明です。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
悪霊論
イントロダクション
Ⅰ.悪霊の存在
Ⅱ.悪霊の呼び名
Ⅲ.悪霊の人格
Ⅳ.悪霊の起源
Ⅴ.悪霊の数
Ⅵ.悪霊の組織
Ⅶ.悪霊の特徴
Ⅷ.悪霊の活動
Ⅸ.悪霊の支配
Ⅹ.悪霊と信者
Ⅺ.悪霊の将来の活動
Ⅻ.悪霊の運命
紙の聖書「新改訳2017」はこちらをどうぞ
セミナーテキスト5ページ(55/75)
Ⅳ.悪霊の起源
THE ORIGIN OF DEMONS
セミナーテキスト6ページ(56/75)
B. 閉じ込められた
悪霊の起源
The Origin of Confined Demons
閉じ込められた悪霊には、
一時的に閉じ込められた悪霊と
永遠に閉じ込められた悪霊
という2つの異なる種類がある。
1.一時的に閉じ込められた悪霊
Temporally Confined Demons
一時的に閉じ込められた悪霊というのがある
ルカ8:31
ルカ 8:31 悪霊どもは、底知れぬ所に落ちて行くことを自分たちにお命じにならぬようにと、イエスに願いつづけた。
人間から追い出された悪霊は一時的に閉じ込められるがやがてまた解放される
多くの悪霊が今閉じ込められているが大患難時代になると解き放たれる
黙示録9章では解き放たれた悪霊が2度にわたり侵略戦争を展開すると預言されている
大患難時代前半「第五のラッパの裁き」=第一のわざわい
黙示録9:1~11
黙 9:1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。
この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
9:2 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。
すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。
9:3 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。
9:4 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。
9:5 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。
彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
9:6 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
9:7 これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、9:8 また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。
9:9 また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。
9:10 その上、さそりのような尾と針とを持っている。
その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。
9:11 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
これが第一の侵略
その5か月間彼らは人間を苦しめる
ただし人間の命を奪うことは許されていない
「第六のラッパの裁き」で患難期前半(3年半)は終わる
第二の侵略が黙示録9:13~21
黙 9:13 第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、9:14 ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。
「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。
9:15 すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。
9:16 騎兵隊の数は二億であった。
わたしはその数を聞いた。
9:17 そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。
そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。
9:18 この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。
9:19 馬の力はその口と尾とにある。
その尾はへびに似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。
9:20 これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金・銀・銅・石・木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。
9:21 また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。
この第二の侵略では2億の悪霊が解き放たれ 地上の人口の3分の1を殺すと預言されている
預言を非常にセンセーショナルに教えるタイプの教師は2億は中国の軍隊だと結論づけるが
これは中国人兵士ではなく悪霊どものこと
2億の悪霊がどういうかたちをしているかが描写されているが中国の兵隊でそのような恰好をしている人は一人もいない
セミナーテキスト7ページ
閉じ込められている場所は聖書ではアブソスと言われているところ
人が死んだら行く場所をハデス Hades と言う
そのハデスの中にある 堕天使つまり悪霊たちを閉じ込めておく場所がアブソス(アビス)the Abyss
サタンもまた閉じ込められると話した
一千年間このアブソスに閉じ込められやがて最後に再び解放される
この一時的に閉じ込められている悪霊はアブソスに閉じ込められ
また時が来ると解放されて動き回るというタイプの悪霊
2.永遠に閉じ込められた悪霊
Permanently Confined Demons
永遠に閉じ込められた悪霊というグループがいる
決して解放されず、火の池に直接送られる悪霊。
時間をかけて説明する
聖書は創世記6章
a. 創6:1~4
信者間での論争の主要な領域は、この章句が天使をあらわしているか否か。
創世記6:1~4
創 6:1 人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、6:2 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。
6:3 そこで主は言われた、
「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。
彼は肉にすぎないのだ。
しかし、彼の年は百二十年であろう」。
6:4 そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。
これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。
彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。
これはちょっと異常な結婚関係が描写されている
或る人たちの説明:
この結婚はアダムの家系からでた2つの家系
信仰を持っている敬虔なセツのラインが罪人であるカインのラインと結婚しているのだと説明する
しかしその解釈は創世記全体の広い文脈から見ると非常に矛盾している
へブル語で書かれた聖書つまり旧約聖書で或る言葉がどう使われているかを無視しなければその結論はでてこない
ここでこの箇所をより詳細に検討したいと思う
(1)人類の増加(創6:1)
The Multiplication of Humanity:
創 6:1 人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、
人類が増加していることを伝えている
創 6:1前半 人が地のおもてにふえ始めて、
へブル語で「人」という言葉
全人類を包括的に表す言葉で男性も女性も含まれる
これはセツの家系に属する子どもたちだけをさしているのではない
セツのラインをもカインのラインも大洪水で共に途絶えてしまうことを覚えておいてほしい
アダムからでた家系は2つだけではない
創世記5章ではアダムからでた人類がリストアップされている
アダムの子孫とはセツの家系とカインの家系だけではないことも覚えておいてほしい
次に娘たちが生まれたとある
創 6:1後半 娘たちが彼らに生れた時、
「娘たち」とは全人類の中の女性のこと
カインの家系の女性たちだけと限定することはできない
6:1は人類の人口が増え女性たちもたくさん生まれたことを言っている
論理の進展は一般的に全人類を指しているところから
人類の中の女性たちだけを指す狭い範囲に話が進んでいる
セツの家系の男性つまり信仰的な男性とカインの家系の女性つまり不信仰な家系の女性との対比ではない
娘たちはカインの家系の娘だけではなくセツの家系の娘も含むアダムからでた全ての家系の女性がこの中に含まれている
(2)雑婚(創6:2)
The Intermarriage
創6:2 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。
(a)神の子ら
Sons of God
創 6:2 前半 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、
神の子らという言葉
ヘブル語でベネイエロヒム
すでに見たがこの箇所以外に神の子らという言葉が使われている場合は
旧約聖書では天使を指す言葉
ヨブ 1:6 ある日、神の子たちが来て、主の前に立った。
サタンも来てその中にいた。
ヨブ 2:1 ある日、また神の子たちが来て、主の前に立った。
サタンもまたその中に来て、主の前に立った。
ヨブ 38:7 かの時には明けの星は相共に歌い、
神の子たちはみな喜び呼ばわった。
すべての聖書学者がこの創世記6章以外の場所ではベネイエロヒムというのは天使を指すことに同意する。
しかしこの創世記6章だけが例外だと言いたがる
釈義をしていく時に或る部分を例外だと言う為には良い理由がなければいけない
新約聖書では神の子らという語は範囲が広がる。
ルカ 3:38 エノス、セツ、アダム、そして神にいたる。
the son of Enos, the son of Seth, the son of Adam, the son of God.
ヨハ 1:12 しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。
ガラ 6:15 割礼のあるなしは問題ではなく、ただ、新しく造られることこそ、重要なのである。
アダムは神の子と呼ばれているが、彼は創造によって存在するようになったからである。
信者は「神の子」children of God と呼ばれているが、
信者は新しい創造 a new creature となると考えられているからである。
(b)人の娘たち
Daughters of Men
創 6:2 前半 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、
この「人の娘たち」というヘブル語も
女性一般をさす言葉
その中にはカインの娘もセツの娘も
アダムからでた全ての娘がここに含まれている
罪ある女たちつまりカインの家系に属する女たちのことを言っているという釈義的理由は何もない
女性全般を指している
そこでこの雑婚というのは信仰のある人と信仰のない人の雑婚ではなく
天使と人間の雑婚であるとわかってくる
①この結婚は一方的
創6:2 後半 自分の好む者を妻にめとった。
その中から好きな者を選んで自分たちの妻とした と続いている
この結婚が非常に特徴があるのは一方通行
男性:「神の子ら」
女性:「人の娘たち」
神の娘たちが人の息子たちと結婚しているケースがない
人間同士の雑婚だとしたらこういうことあり得ない
例)
教会内 信者と未信者の結婚
信者が男性で未信者が女性
信者が女性で未信者が男性
男女が共に信者であったり未信者だったりする
ところがこの場合はそうではない
或る学者が言うようにこれはセツの家系とアダムカインの家系の雑婚だと言うなら
片一方が常に女であることはおかしい
彼らの理屈:
神の子らは信仰があるわけで男性は全部セツの家系から
人の娘たちは信仰がないわけで女性は全部カインの家系から
こんな一方通行の結婚は人間同士では考えられない
つまり現実にはあり得ないということ
信仰のある男たちが信仰のない女とだけ結婚するような一方通行の結婚は現実にはない
第一 信仰があるならそういう男は信仰のない女とは結婚しないはず(いや、ちょっと)
よってこの聖句からでてくる解釈は非常に幅が狭い
正解
私たちが理解すべき意味は
これは堕落した天使つまり
悪霊どもと人の娘との雑婚であるという結論
そう考えるとこの結婚が一方通行の雑婚をあらわしているというのはよく理解できる
以前見たように天使が現れる時には必ず若い男の姿をとる
女性の姿はない
堕落した天使つまり
悪霊が若い男の姿をとってあらわれ
人間の女性と雑婚するというのがここの意味
常に一方の雑婚であり、常に人の娘たちと結婚する神の子らである。
「人の子ら」と結婚する「神の娘たち」の記録はまったくない。
②不自然な結婚で洪水の原因となった。
文脈からこの結婚はきわめて不自然で異常なので大洪水で滅ぼす必要になってきた
創6:1~4
創 6:1 人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、6:2 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。
6:3 そこで主は言われた、
「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。
彼は肉にすぎないのだ。
しかし、彼の年は百二十年であろう」。
6:4 そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。
これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。
彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。
悪霊が大洪水の必要性をつくった
創 6:5 主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。
創 6:6 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、
6:7 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。
人も獣も、這うものも、空の鳥までも。
わたしは、これらを造ったことを悔いる」
と言われた。
人間の悪が大洪水の原因をつくった
2つの原因がここで語られている
そしてノアの洪水の話に入っていく
訂正
セミナーテキスト悪霊論7ページ (57/75)
下から8,9行目
誤:創1~4章 天使が原因
創5~6章 人間が原因
正:創6章1~4節 天使が原因
創6章5~6節 人間が原因
この考え方に反論する人が引用する聖句が
マタイ22:30
マタ 22:30 復活の時には、彼らはめとったり、とついだりすることはない。
彼らは天にいる御使のようなものである。
天にいる御使いはめとることもとつぐこともない 結婚しないとイエスさまはおっしゃった
これは堕落していない聖い天使たちのこと
人間も天に行ったらとついだりめとったりしない
では地上にいる人間はどうか
結婚する
創世記6章は天にいる聖い天使の話ではなく堕落して地にいる悪霊どものこと
天使は天使同志が結婚して天使の子供を産むことはできない
創世記6:4で その結果何が生まれてきているのかを見たいと思う(次回にて)
マタイ22:30は 創世記6章が悪霊による雑婚だということを否定する聖句としては用いられない
今論じているのは地上での雑婚であり 天においてどうかということではない
マタイ22:30は天使は他の天使を産まないという意味で、天使が自分の種をつくらないことを教えている。
旧約、新約聖書両方で、天使は常に男性として描かれ、女性ではなく、中性でもない。
天使が現れた時はいつでも、女ではなく若い男として現れる。
天使には性がないと教えてはいない。
*参考聖句はこの最後に載せました。
創世記6章にかえる
サタンが悪霊どもに命じて人間の女性と結婚させている
なぜサタンがそのようなことをするのか
その動機
実はサタンはこの創世記6章で創世記3章にあった神さまの約束に対して攻撃をしかけている
創世記3章:人類が堕落し罪が地上に入ってきた
創世記3:15でメシア預言(原福音)
メシアが地上に来られ人類の罪の問題を解決するという約束
メシア預言はアダムやエバに向かってではなくサタンに向かっての言葉だった
サタンに神はこう言われた
サタンが誘惑したこの女から生まれてくる或る子孫が将来サタンのわざを打ち壊す
それ以来サタンは創世記3:15の預言についての知識を得
女の子孫としてでてくる者は自分にとって危険人物だという理解を持った
サタンの策略
創世記6章で悪霊が
人間の女と結婚してメシア 女の子孫が誕生することを否定している
もちろん5節6節を見ると人間の罪がそれをきっかけに 或いは原因として増大したとも言える
同時にこの雑婚は人間の女性が女の子孫 メシアを生み出す能力をきわめて削いだ出来事でもある
天使は天使を産めない
もし天使が原因となり次の世代が生まれるとするならそれは天使以外のなにか
例)
自然界の繁殖
ラバが欲しい場合は馬とロバを交配させる
男の騾馬と女の騾馬をかけあわせることはできない
騾馬は次の世代を産めない
馬とロバをかけあわせ続けると生まれてくるのは全部騾馬なので馬やロバの数がどんどん減っていく
創世記6章で起こっているのは自然界のそれと同じ現象
この雑婚で産まれてきた者は次の世代を生み出せない
この形の結婚を繰り返せば繰り返すほど人間は人間を産む繁殖能力がなくなってくる
サタンはあの創世記3:15に対する反発としてこのことを行い
その計画はほとんどうまくいくように思ったがそこで登場する或る一つの家族がいる
創6:1~4は創3:15の預言を無効にしようとするサタンの試みだった。
(3)雑婚の結果(創6:3)
The Result of the Intermarriage
神は人間にさばきを宣言される
創 6:3 そこで主は言われた、
「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。
彼は肉にすぎないのだ。
しかし、彼の年は百二十年であろう」。
Gen 6:3 And Jehovah said, My Spirit shall not strive with man for ever, for that he also is flesh; yet shall his days be a hundred and twenty years.(ASV)
「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。(新共同訳)
「わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらないであろう。(新改訳3)
「わたしの霊は、人のうちに永久にとどまることはない。(新改訳2017)
日本語訳上の大問題
わたしの霊つまり聖霊はいつまでも「人のうちにとどまらないであろう。」ではなく
聖霊はいつまでも人間のこういう状態に我慢はできないという意味
新改訳3の星印の下を見ると「人の責任を負わない」あるいは「人をかばわない。」という訳もある(新改訳3 別訳)
この雑婚によりできた状況はすぐに裁きに値するが聖霊は我慢してくださっている
しかしいつまで
どれくらいの期間猶予してくださるのか
120年間は我慢して人が悔い改めるのを待とう
というのがここの話
120年間人類はこのまま生き延びることができる。
人間の寿命がここで120年と決められたわけではない。
ノアの洪水までの期間が120年。
聖霊はこの主の悪と永遠に戦い続けようとはせず、神は120年の寿命を全うすることで人間が滅ぶよう命令した。
滅亡の手段は洪水となる。
洪水の目的は次に論じる天使と女の結合が生みだしたものを滅ぼすことだった。
ここには神の裁きの厳しさと神の恵みとが同時に啓示されている
神の厳しさ
120年経つと神は全人類を裁くという内容
神の恵み
神は120年という猶予期間を与え
人類が悔い改めるのを待った
しかし人類は悔い改めなかった
天使論、サタン論、悪霊論(28)改め悪霊論(5)2023年7/8へ
悪霊論
Ⅳ.悪霊の起源 つづき
B.閉じ込められた悪霊
a.創6:1~4 のつづき
(4)雑婚の産物 (a)ネフィリム (b)ギボリム
b.ペテ2:4~5
c.ユダ6~7
d.まとめ
・・・・・
天使は若い男性
創18:1~19:22一部
創 18:1 主はマムレのテレビンの木のかたわらでアブラハムに現れられた。
それは昼の暑いころで、彼は天幕の入口にすわっていたが、18:2 目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。
~(以下~は一部省略)
18:10 そのひとりが言った、
「来年の春、わたしはかならずあなたの所に帰ってきましょう。
その時、あなたの妻サラには男の子が生れているでしょう」。
~
18:33 主はアブラハムと語り終り、去って行かれた。
アブラハムは自分の所に帰った。
19:1 そのふたりのみ使は夕暮にソドムに着いた。
~
19:5 ロトに叫んで言った、
「今夜おまえの所にきた人々はどこにいるか。
それをここに出しなさい。
われわれは彼らを知るであろう」。
~
19:13 われわれがこの所を滅ぼそうとしているからです。
人々の叫びが主の前に大きくなり、主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです」。
~
19:15 夜が明けて、み使たちはロトを促して言った、
「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。
そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。
~
19:22 急いでそこへのがれなさい。
あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。
これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。
マル 16:5 墓の中にはいると、右手に真白な長い衣を着た若者がすわっているのを見て、非常に驚いた。
16:6 するとこの若者は言った、
「驚くことはない。
あなたがたは十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのであろうが、イエスはよみがえって、ここにはおられない。
ごらんなさい、ここがお納めした場所である。
16:7 今から弟子たちとペテロとの所へ行って、こう伝えなさい。
イエスはあなたがたより先にガリラヤへ行かれる。
かねて、あなたがたに言われたとおり、そこでお会いできるであろう、と」。
ルカ 24:4 そのため途方にくれていると、見よ、輝いた衣を着たふたりの者が、彼らに現れた。
24:5 女たちは驚き恐れて、顔を地に伏せていると、このふたりの者が言った、
「あなたがたは、なぜ生きた方を死人の中にたずねているのか。
24:6 そのかたは、ここにはおられない。
よみがえられたのだ。
まだガリラヤにおられたとき、あなたがたにお話しになったことを思い出しなさい。
24:7 すなわち、人の子は必ず罪人らの手に渡され、十字架につけられ、そして三日目によみがえる、と仰せられたではないか」。
使 1:10 イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて1:11 言った、
「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。
あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」。