天使論、サタン論、悪霊論レジュメ(24)改め
悪霊論(1)2023年5/13
悪霊は存在する
2010年フルクテンバウム博士セミナー『天使論、サタン論、悪霊論』(テキスト) を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD8枚組)(MP3版)(テキストのみ)
(DVD8枚組は販売終了)
フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。
以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは口語訳聖書 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会 を使用しています)
「新改訳3」とは聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会
「新改訳2017」とは聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 からの引用です。
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句
(英語訳は基本ASV)
黒色の文章がセミナーの説明文
緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章はDr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS082 Demonology : The Doctrine of Demons からの
補足説明です。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
紙の聖書「新改訳2017」はこちらから
悪霊論
イントロダクション
Ⅰ. 悪霊の存在
Ⅱ. 悪霊の呼び名
Ⅲ. 悪霊の人格
Ⅳ. 悪霊の起源
Ⅴ. 悪霊の数
Ⅵ. 悪霊の組織
Ⅶ. 悪霊の特徴
Ⅷ.悪霊の活動
Ⅸ. 悪霊の支配
Ⅹ. 悪霊と信者
Ⅺ. 悪霊の将来の活動
Ⅻ. 悪霊の運命
紙の聖書はこちらをどうぞ
セミナーテキスト1ページ(51/75)
イントロダクション
INTRODUCTION
悪霊 demon という言葉は
ギリシャ語のダイモニアからきている
新約聖書で60回使われている
41回が複数形
19回が単数形
これは堕落した天使に関する学び
天使に関しても悪魔に関しても誤解があると言った
悪霊に関しても誤解がある
クリスチャンだけでなく未信者の世界にもある誤解
① 誤った教え
未信者:悪霊はいないという人が多い
多くの自然主義者及び聖書懐疑主義者の見解
② 誤った教え
悪霊は人格ではなく
悪の影響力に過ぎないという人もいる
③ 誤った教え
信者:人が犯す全ての罪の背後には悪霊がいると考える人がいる
セミナーテキスト訂正
誤:サタン
正:悪霊
「悪霊が私をそうさせた。」というよくある表現となる。
もちろん時として悪魔は人に「そうさせる」こともあるが、多くの場合責任があるのはその個人であって悪魔ではない。
④ 誤った教え
すべての肉体的病気の原因も悪霊であると考える人がいる
⑤ 誤った教え
すべての精神的病気の原因も悪霊であると考える人がいる
すべての霊的病気の原因も悪霊であると考える人がいる
悪霊は幾つかの原因となっているが、全ての肉体的精神的病の原因ではない。
以下誤った教え
一つの悪霊は一つの問題を引き起こすだけで
一つの悪霊が複数の問題を引き起こすことはないという誤解もある
例)
手と足の親指が痛んでいる人
手の親指の悪霊と足の親指の悪霊があなたを攻撃しているという結論になる
キリスト教界の中にも悪霊とどのように戦えばいいかで様々な教えが今横行している
フルタイム悪霊追い出し奉仕者がいる
悪霊が影響を与えているかどうかよくわからない時はとにかく追い出せばいいという考え方
神の武具を身に着けることを教えるため
朝目が覚めたら或る儀式的なルーティンを行うことを教えている
朝起きるとかぶとをかぶり 胸当てをつけ 靴を履く・・・一連の儀式を行う
世代間に渡って悪霊が継承されていくという教えもある
お父さん おじいちゃん 曾祖父のひいおじいちゃんの罪を告白しなければいけない
これをしなければ本当の意味で自由になることはないと教える
或る地域を支配する霊という教えもある
或る場所で奉仕をしたいと思ったならそこを支配している悪霊どもをまず追い出さないと有効な働きができないという教え
或る人は建物の周りを7回まわる
特別なおまじないや悪霊の名を呼んで追い出す
この悪霊を縛る あの悪霊を縛る・・・
ユダヤ教のラビたちも悪霊に関して多くの誤解を持っている
ユダヤ教の考え方:
悪霊を300種類の範疇に分類する
最初の悪霊どもは・・・
エバがつくられる前にアダムにはもう一人妻リリトがいて・・・
悪霊はいろいろな色に・・・
夜暗い時間に活発に動く・・・
人は自分の左側に千匹 右側に1万匹の悪霊を・・・
悪霊は聖書学者に攻撃を・・・
聖書学者が着ている衣は・・・
悪霊はベッドの周りに集まって悪さを・・・
夜寝ている時に悪霊はあなたの手の上に集まってくることを好む・・・
こんにちに至るまで正統派のユダヤ人は朝起きるとまっさきに手を洗って悪霊を洗い流している
これらは全部誤解
悪霊とは何かを聖書から論じ
悪霊に関する誤解を全部解いておきたいと思う
Ⅰ.悪霊の存在
THE EXISTENCE OF DEMONS
聖書は悪霊は存在すると教えていて3とおりでみられる。
A.新約聖書の記者の全員が証言している。
By Every Writer of the New Testament
新約聖書の記者全員が証言している
100以上それがでてくる
例外はへブル書
へブル書には悪霊という言葉がでてこない
しかしサタンがでてくる
サタンがでてくるということは悪霊も存在していることが認められているということ
悪霊がでてくる聖句の引用をリストアップした
(聖句は後ろに載せました)
新約聖書のすべての書簡にでてくるのではない
すべての著者が悪霊について言及している
セミナーテキスト2ページ
B.イエスの教えと行動
By the Teachings and Actions of Jesus
イエスさまご自身も悪霊に言及し2つのことを教えている
①イエスさまは天使及び悪魔の存在を教えたのと同じように
悪霊も存在すると教えている
(聖句は後ろに載せました)
②イエス様は悪霊の追い出しを実際に行っている
(聖句は後ろに載せました)
明らかにイエシュアがその教えと行動の両方で悪霊の存在を認めたのである。
C.弟子たちの認識
By the Recognition of the Disciples
弟子たちも
悪霊が存在すると認識している
マタイ10:1
マタ 10:1 そこで、イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊を追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやす権威をお授けになった。
12使徒たちがそれを認識している
ルカ10:17
ルカ 10:17 七十二人が喜んで帰ってきて言った、
「主よ、あなたの名によっていたしますと、悪霊までがわたしたちに服従します」。
72人の弟子たちがそれを認識している
天使論、サタン論、悪霊論(25)改め悪霊論(2)2023年5/27へ
悪霊論
Ⅱ.悪霊の呼び名
・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下は聖句(口語訳聖書)です。
Ⅰ. 悪霊の存在
A.新約聖書の記者の全員が証言している。
マタイ
マタ 4:24 そこで、その評判はシリヤ全地にひろまり、人々があらゆる病にかかっている者、すなわち、いろいろの病気と苦しみとに悩んでいる者、悪霊につかれている者、てんかん、中風の者などをイエスのところに連れてきたので、これらの人々をおいやしになった。
マタ 8:16 夕暮になると、人々は悪霊につかれた者を大ぜい、みもとに連れてきたので、イエスはみ言葉をもって霊どもを追い出し、病人をことごとくおいやしになった。
マタ 8:28 それから、向こう岸、ガダラ人の地に着かれると、悪霊につかれたふたりの者が、墓場から出てきてイエスに出会った。彼らは手に負えない乱暴者で、だれもその辺の道を通ることができないほどであった。
マタ 8:31 悪霊どもはイエスに願って言った、
「もしわたしどもを追い出されるのなら、あの豚の群れの中につかわして下さい」。
マタ 8:33 飼う者たちは逃げて町に行き、悪霊につかれた者たちのことなど、いっさいを知らせた。
マタ 9:32 彼らが出て行くと、人々は悪霊につかれておしをイエスのところに連れてきた。
(おし 口語訳1984年版:口のきけない人)
マタ 9:34 しかし、パリサイ人たちは言った、
「彼は、悪霊どものかしらによって悪霊どもを追い出しているのだ」。
マタ 11:18 なぜなら、ヨハネがきて、食べることも、飲むこともしないと、あれは悪霊につかれているのだ、と言い、
マタ 12:22
B②にて後述
マタ 12:24
B②にて後述
マタ 15:22 すると、そこへ、その地方出のカナンの女が出てきて、
「主よ、ダビデの子よ、わたしをあわれんでください。
娘が悪霊にとりつかれて苦しんでいます」
と言って叫びつづけた。
マタ 17:18 イエスがおしかりになると、悪霊はその子から出て行った。
そして子はその時いやされた。
マルコ
マル 1:32 夕暮になり日が沈むと、人々は病人や悪霊につかれた者をみな、イエスのところに連れてきた。
マル 1:34 イエスは、さまざまの病をわずらっている多くの人々をいやし、また多くの悪霊を追い出された。
また、悪霊どもに、物言うことをお許しにならなかった。
彼らがイエスを知っていたからである。
マル 3:15 また悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。
マル 3:22 また、エルサレムから下ってきた律法学者たちも、
「彼はベルゼブルにとりつかれている」
と言い、
「悪霊どものかしらによって、悪霊どもを追い出しているのだ」
とも言った。
マル 6:13 多くの悪霊を追い出し、大ぜいの病人に油をぬっていやした。
マル 7:26 この女はギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生れであった。そして、娘から悪霊を追い出してくださいとお願いした。
マル 7:30 そこで、女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。
マル 9:38 ヨハネがイエスに言った、
「先生、わたしたちについてこない者が、あなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちについてこなかったので、やめさせました」。
マル 16:9 〔週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。
イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。
ルカ
ルカ 4:33 すると、汚れた悪霊につかれた人が会堂にいて、大声で叫び出した、
ルカ 7:33 なぜなら、バプテスマのヨハネがきて、パンを食べることも、ぶどう酒を飲むこともしないと、あなたがたは、あれは悪霊につかれているのだ、と言い、
ルカ 8:2 また悪霊を追い出され病気をいやされた数名の婦人たち、すなわち、七つの悪霊を追い出してもらったマグダラと呼ばれるマリヤ、
ルカ 8:27 陸にあがられると、その町の人で、悪霊につかれて長いあいだ着物も着ず、家に居つかないで墓場にばかりいた人に、出会われた。
ルカ 8:35 人々はこの出来事を見に出てきた。
そして、イエスのところにきて、悪霊を追い出してもらった人が着物を着て、正気になってイエスの足もとにすわっているのを見て、恐れた。
ルカ 8:38 悪霊を追い出してもらった人は、お供をしたいと、しきりに願ったが、イエスはこう言って彼をお帰しになった。
ルカ 9:1 それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった。
ルカ 9:49 するとヨハネが答えて言った、
「先生、わたしたちはある人があなたの名を使って悪霊を追い出しているのを見ましたが、その人はわたしたちの仲間でないので、やめさせました」。
ルカ 11:15 その中のある人々が、「彼は悪霊のかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ」と言い、
使 5:16 またエルサレム附近の町々からも、大ぜいの人が、病人や汚れた霊に苦しめられている人たちを引き連れて、集まってきたが、その全部の者が、ひとり残らずいやされた。
使 8:7 汚れた霊につかれた多くの人々からは、その霊が大声でわめきながら出て行くし、また、多くの中風をわずらっている者や、足のきかない者がいやされたからである。
使 16:16 ある時、わたしたちが、祈り場に行く途中、占いの霊につかれた女奴隷に出会った。
彼女は占いをして、その主人たちに多くの利益を得させていた者である。
16:17 この女が、パウロやわたしたちのあとを追ってきては、
「この人たちは、いと高き神の僕たちで、あなたがたに救の道を伝えるかただ」
と、叫び出すのであった。
16:18 そして、そんなことを幾日間もつづけていた。
パウロは困りはてて、その霊にむかい
「イエス・キリストの名によって命じる。
その女から出て行け」
と言った。
すると、その瞬間に霊が女から出て行った。
使 19:12 たとえば、人々が、彼の身につけている手ぬぐいや前掛けを取って病人にあてると、その病気が除かれ、悪霊が出て行くのであった。
19:13 そこで、ユダヤ人のまじない師で、遍歴している者たちが、悪霊につかれている者にむかって、主イエスの名をとなえ、
「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。
出て行け」
と、ためしに言ってみた。
19:14 ユダヤの祭司長スケワという者の七人のむすこたちも、そんなことをしていた。
19:15 すると悪霊がこれに対して言った、
「イエスなら自分は知っている。
パウロもわかっている。
だが、おまえたちは、いったい何者だ」。
19:16 そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押えつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。
ヨハネ
ヨハ 8:48 ユダヤ人たちはイエスに答えて言った、
「あなたはサマリヤ人で、悪霊に取りつかれていると、わたしたちが言うのは、当然ではないか」。
8:49 イエスは答えられた、
「わたしは、悪霊に取りつかれているのではなくて、わたしの父を重んじているのだが、あなたがたはわたしを軽んじている。
ヨハ 8:52 ユダヤ人たちが言った、
「あなたが悪霊に取りつかれていることが、今わかった。
アブラハムは死に、預言者たちも死んでいる。
それだのに、あなたは、わたしの言葉を守る者はいつまでも死を味わうことがないであろうと、言われる。
ヨハ 10:20 そのうちの多くの者が言った、
「彼は悪霊に取りつかれて、気が狂っている。
どうして、あなたがたはその言うことを聞くのか」。
10:21 他の人々は言った、
「それは悪霊に取りつかれた者の言葉ではない。
悪霊は盲人の目をあけることができようか」。
一ヨハ 4:1 愛する者たちよ。
すべての霊を信じることはしないで、それらの霊が神から出たものであるかどうか、ためしなさい。
多くのにせ預言者が世に出てきているからである。
4:2 あなたがたは、こうして神の霊を知るのである。
すなわち、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は、すべて神から出ているものであり、4:3 イエスを告白しない霊は、すべて神から出ているものではない。
これは、反キリストの霊である。
あなたがたは、それが来るとかねて聞いていたが、今やすでに世にきている。
黙 8:10 第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。
そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。
8:11 この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。
水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。
黙 9:1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。
この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
9:2 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。
すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。
9:3 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。
9:4 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。
9:5 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。
彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
9:6 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
9:7 これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、
9:8 また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。
9:9 また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。
9:10 その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。
9:11 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
9:12 第一のわざわいは、過ぎ去った。
見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
9:13 第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、9:14 ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。
9:15 すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。
9:16 騎兵隊の数は二億であった。
わたしはその数を聞いた。
9:17 そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。
そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。
9:18 この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。
9:19 馬の力はその口と尾とにある。
その尾はへびに似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。
9:20 これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金・銀・銅・石・木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。
9:21 また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。
(底知れぬ所 the abyss)
(底知れぬ所の使 the angel of the abyss)
黙 12:7 さて、天では戦いが起った。
ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。
龍もその使たちも応戦したが、
黙 12:9 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。
黙 16:13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
16:14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。
黙 18:2 彼は力強い声で叫んで言った、
「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。
そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。
(悪魔 新改訳2017:悪霊)
パウロ
一コリ 10:20 そうではない。人々が供える物は、悪霊ども、すなわち、神ならぬ者に供えるのである。
わたしは、あなたがたが悪霊の仲間になることを望まない。
10:21 主の杯と悪霊どもの杯とを、同時に飲むことはできない。
主の食卓と悪霊どもの食卓とに、同時にあずかることはできない。
エペ 6:12 わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。
一テモ 4:1 しかし、御霊は明らかに告げて言う。
後の時になると、ある人々は、惑わす霊と悪霊の教とに気をとられて、信仰から離れ去るであろう。
ヤコブ
ヤコブ 2:19 あなたは、神はただひとりであると信じているのか。
それは結構である。
悪霊どもでさえ、信じておののいている。
ヤコブ 3:15 そのような知恵は、上から下ってきたものではなくて、地につくもの、肉に属するもの、悪魔的なものである。
~ but is earthly, sensual, devilish
ペテロ
二ペテ 2:4 神は、罪を犯した御使たちを許しておかないで、彼らを下界におとしいれ、さばきの時まで暗やみの穴に閉じ込めておかれた。
(罪を犯した御使たち angels when they sinned)
ユダ
ユダ 1:6 主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たちを、大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。
And angels that kept not their own principality, but left their proper habitation, he hath kept in everlasting bonds under darkness unto the judgment of the great day.
(自分たちの地位 新改訳1027:自分の領分)
B. イエスの教えと行動
①悪霊も存在すると教えた
マタ 7:22 その日には、多くの者が、わたしにむかって
『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。
また、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』
と言うであろう。
マタ 10:8 病人をいやし、死人をよみがえらせ、重い皮膚病人をきよめ、悪霊を追い出せ。
ただで受けたのだから、ただで与えるがよい。
マタ 12:27
B②にて後述
マタ 25:41 それから、左にいる人々にも言うであろう、
『のろわれた者どもよ、わたしを離れて、悪魔とその使たちとのために用意されている永遠の火にはいってしまえ。
マル 7:29 そこでイエスは言われた、
「その言葉で、じゅうぶんである。
お帰りなさい。
悪霊は娘から出てしまった」。
マル 16:17 信じる者には、このようなしるしが伴う。
すなわち、彼らはわたしの名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、
ルカ 10:20 しかし、霊があなたがたに服従することを喜ぶな。
むしろ、あなたがたの名が天にしるされていることを喜びなさい」。
ルカ 11:18 そこでサタンも内部で分裂すれば、その国はどうして立ち行けよう。
あなたがたはわたしがベルゼブルによって悪霊を追い出していると言うが、11:19 もしわたしがベルゼブルによって悪霊を追い出すとすれば、あなたがたの仲間はだれによって追い出すのであろうか。
だから、彼らがあなたがたをさばく者となるであろう。
11:20 しかし、わたしが神の指によって悪霊を追い出しているのなら、神の国はすでにあなたがたのところにきたのである。
ルカ 13:32 そこで彼らに言われた、
「あのきつねのところへ行ってこう言え、『見よ、わたしはきょうもあすも悪霊を追い出し、また、病気をいやし、そして三日目にわざを終えるであろう。
②悪霊を追い出した
マタ 12:22 そのとき、人々が悪霊につかれた盲人のおしを連れてきたので、イエスは彼をいやして、物を言い、また目が見えるようにされた。
12:23 すると群衆はみな驚いて言った、
「この人が、あるいはダビデの子ではあるまいか」。
12:24 しかし、パリサイ人たちは、これを聞いて言った、
「この人が悪霊を追い出しているのは、まったく悪霊のかしらベルゼブルによるのだ」。
12:25 イエスは彼らの思いを見抜いて言われた、
「おおよそ、内部で分れ争う国は自滅し、内わで分れ争う町や家は立ち行かない。
12:26 もしサタンがサタンを追い出すならば、それは内わで分れ争うことになる。
それでは、その国はどうして立ち行けよう。
12:27 もしわたしがベルゼブルによって悪霊を追い出すとすれば、あなたがたの仲間はだれによって追い出すのであろうか。
だから、彼らがあなたがたをさばく者となるであろう。
12:28 しかし、わたしが神の霊によって悪霊を追い出しているのなら、神の国はすでにあなたがたのところにきたのである。
12:29 まただれでも、まず強い人を縛りあげなければ、どうして、その人の家に押し入って家財を奪い取ることができようか。
縛ってから、はじめてその家を掠奪することができる。
(盲人のおし 口語訳1984年版:盲人で口のきけない人)
マル 1:39 そして、ガリラヤ全地を巡りあるいて、諸会堂で教えを宣べ伝え、また悪霊を追い出された。
マル 5:1 こうして彼らは海の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
5:2 それから、イエスが舟からあがられるとすぐに、けがれた霊につかれた人が墓場から出てきて、イエスに出会った。
5:3 この人は墓場をすみかとしており、もはやだれも、鎖でさえも彼をつなぎとめて置けなかった。
5:4 彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせを砕くので、だれも彼を押えつけることができなかったからである。
5:5 そして、夜昼たえまなく墓場や山で叫びつづけて、石で自分のからだを傷つけていた。
5:6 ところが、この人がイエスを遠くから見て、走り寄って拝し、5:7 大声で叫んで言った、
「いと高き神の子イエスよ、あなたはわたしとなんの係わりがあるのです。
神に誓ってお願いします。
どうぞ、わたしを苦しめないでください」。
5:8 それは、イエスが、
「けがれた霊よ、この人から出て行け」
と言われたからである。
5:9 また彼に、
「なんという名前か」
と尋ねられると、
「レギオンと言います。
大ぜいなのですから」
と答えた。
5:10 そして、自分たちをこの土地から追い出さないようにと、しきりに願いつづけた。
5:11 さて、そこの山の中腹に、豚の大群が飼ってあった。
5:12 霊はイエスに願って言った、
「わたしどもを、豚にはいらせてください。
その中へ送ってください」。
5:13 イエスがお許しになったので、けがれた霊どもは出て行って、豚の中へはいり込んだ。
すると、その群れは二千匹ばかりであったが、がけから海へなだれを打って駆け下り、海の中でおぼれ死んでしまった。
5:14 豚を飼う者たちが逃げ出して、町や村にふれまわったので、人々は何事が起ったのかと見にきた。
5:15 そして、イエスのところにきて、悪霊につかれた人が着物を着て、正気になってすわっており、それがレギオンを宿していた者であるのを見て、恐れた。
5:16 また、それを見た人たちは、悪霊につかれた人の身に起った事と豚のこととを、彼らに話して聞かせた。
5:17 そこで、人々はイエスに、この地方から出て行っていただきたいと、頼みはじめた。
5:18 イエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人がお供をしたいと願い出た。
5:19 しかし、イエスはお許しにならないで、彼に言われた、
「あなたの家族のもとに帰って、主がどんなに大きなことをしてくださったか、またどんなにあわれんでくださったか、それを知らせなさい」。
5:20 そこで、彼は立ち去り、そして自分にイエスがしてくださったことを、ことごとくデカポリスの地方に言いひろめ出したので、人々はみな驚き怪しんだ。
ルカ 4:35 イエスはこれをしかって、
「黙れ、この人から出て行け」
と言われた。
すると悪霊は彼を人なかに投げ倒し、傷は負わせずに、その人から出て行った。
ルカ 4:41 悪霊も
「あなたこそ神の子です」
と叫びながら多くの人々から出ていった。
しかし、イエスは彼らを戒めて、物を言うことをお許しにならなかった。
彼らがイエスはキリストだと知っていたからである。
ルカ 8:29 それは、イエスが汚れた霊に、その人から出て行け、とお命じになったからである。
というのは、悪霊が何度も彼をひき捕えたので、彼は鎖と足かせとでつながれて看視されていたが、それを断ち切っては悪霊によって荒野へ追いやられていたのである。
ルカ 9:42 ところが、その子がイエスのところに来る時にも、悪霊が彼を引き倒して、引きつけさせた。
イエスはこの汚れた霊をしかりつけ、その子供をいやして、父親にお渡しになった。
ルカ 11:14 さて、イエスが悪霊を追い出しておられた。
それは、物を言えなくする霊であった。
悪霊が出て行くと、おしが物を言うようになったので、群衆は不思議に思った。
(おし 口語訳1984年版:口のきけない人)