練馬桜台聖書フォーラム

アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(3)2016年 12/10

2016.12.14

カテゴリー:アブラハム契約, 学び

アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(3)2016年12/10

 

ユダヤ人と敵対関係にあったローマの百人隊長が神からの祝福を受けたのはなぜか?
歴史上の各国にみられる、また将来ハルマゲドンの戦いにみられるアブラハム契約の呪いの側面とは?

 


2001年フルクテンバウム博士セミナー『アブラハム契約の歴史的展開』テキスト を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD2枚組)(MP3版

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ(2

 


フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下、青色の聖句はテキストでみていく聖句です。
紫色の聖句はその他の参照引用聖句です。
緑色の文章や・・・・で囲われた部分は補足説明です。
黒色の文章がセミナーの説明文です。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

 セミナーテキストの2ページ

 Ⅳ 新約聖書におけるアブラハム契約の発展

 


A.ルカの福音書7:2〜5、10

 イエスさまの初臨(約2千年前の地上生涯)時、その働きは主に「イスラエルの家の失われた羊たち」のためでした。
十字架で死に、復活、昇天したのち初めて全ての人をご自身のもとに引き寄せるとイエスさまは語られていましたが、その時が来るまでイエスさまの働きは主にイスラエル人たちに向けられていました。

それが例外的に破られる場合(ユダヤ人にではなく、異邦人にイエスさまの働きが向けられる場合)アブラハム契約の祝福の原則に基づいていました。


ルカ 7:2 ところが、ある百卒長の頼みにしていた僕が、病気になって死にかかっていた。
7:3 この百卒長はイエスのことを聞いて、ユダヤ人の長老たちをイエスのところにつかわし、自分の僕を助けにきてくださるようにと、お願いした。

ローマの百人隊長(百卒長)のしもべが病気で死にそうになっていました。

百人隊長 = 当時のイスラエルを占領していたローマ軍の一部、ローマ人

ユダヤ人とローマ人とは敵対関係にあるので、ユダヤ人がローマ兵に対して評判の良い話をするということは極めて異例のことでした。
しかし、このローマの百人隊長については或る特徴があるので、その百人隊長の代わりにユダヤ人がイエスのもとに近づいて懇願をしています。

ルカ7:4 彼らはイエスのところにきて、熱心に願って言った、
「あの人はそうしていただくねうちがございます。
7:5 わたしたちの国民を愛し、わたしたちのために会堂を建ててくれたのです」。

ユダヤの指導者たちは、百人隊長のことを「そうしていただく資格(ねうち)がある人」と言ったのちに、その2つの理由を挙げています。

第1:「この人(あの人)は、私たちの国民を愛し」ています。
ローマの百人隊長がユダヤ人を愛するというのは非常に異例のことです。

第2:百人隊長はその愛を具体的な形で表現しています。
「この人(あの人)は、私たちのために会堂を建ててくれた」つまり会堂を建設する資金をだしてくれるという方法で。
イエスさまはカペナウムに行った時にかなり定期的にこの会堂で教えています。

アブラハム契約の祝福の原則「イスラエルを祝福する者は祝福される」にこの百人隊長は属してるわけです。

ルカ 7:10 使にきた者たちが家に帰ってみると、僕は元気になっていた。

この百人隊長のしもべは癒しを受けています。

 

 

B. 使徒の働き10:22

 

 使 10:22 彼らは答えた、
「正しい人で、神を敬い、ユダヤの全国民に好感を持たれている百卒長コルネリオが、あなた(12使徒の一人ペテロ)を家に招いてお話を伺うようにとのお告げを、聖なる御使から受けましたので、参りました」。

(ルカ7章とは別の)ローマの百人隊長です。

使徒行伝10章は非常に重要な章です。
ここから異邦人クリスチャンが始まるからです。

何故神は最初の異邦人信者としてこの百人隊長コルネリオを選んだのでしょうか?

彼は「ユダヤの全国民に評判の良い(好感をもたれている)人」と言われています。
ユダヤ人がローマの百人隊長についてこういう評判の良い言葉を語るのは非常に珍しいことです。

 

異邦人の中で割礼を受けていない者がキリストのみからだなる教会に招かれたのはコルネリオが最初です。
その背景にあるのがアブラハム契約の祝福の側面でした。

 

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コルネリオの前にも異邦人でイエスを信じた人はいますが、彼らはユダヤ教に改宗した人たちです。

そういう例は使徒行伝2章(五旬節の聖霊降臨、教会誕生の記事)に既に出ています。


使 8:27 そこで、彼は立って出かけた。
すると、ちょうど、エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財宝全部を管理していた宦官であるエチオピヤ人が、礼拝のためエルサレムに上り、8:28 その帰途についていたところであった。
彼は自分の馬車に乗って、預言者イザヤの書を読んでいた。

エチオピヤの宦官がイエスを信じて洗礼を受けますが(使徒8章)彼は既にこの時点でユダヤ教に改宗していた異邦人です。

 

しかし、コルネリオは割礼を受けていない異邦人という意味で、教会にくわえられた初めての異邦人です(使徒10章)

 

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Ⅴ 新約聖書以降の歴史におけるアブラハム契約の発展

新約聖書以降の歴史においてアブラハム契約がどのように発展してきたかを見ましょう。

アブラハム契約の原則、つまりイスラエルを祝福する者は祝福を受け、呪う者は呪いを受けるというこの原則が繰り返されているのがわかります。

以下4つの例以外にもたくさんの例を挙げることができます。


A. スペイン

スペインはかつてユダヤ人を歓迎した時代がありました。
最も有名なラビが活躍し、ラビを訓練する神学校もありました。
神はイスラエルを祝福するスペインを祝福し、スペインは大いなる帝国として祝福を受けていました。

1492年:スペインの王と女王はユダヤ人追放令をだしました。
8月2日を境にスペインから一人のユダヤ人もいなくなるように。
(8/3に)コロンブスは出航し、今アメリカと呼ばれている場所を発見しました。
スペインから追放されたユダヤ人がコロンブスと同じ船に乗って行っています。

スペインが大いなる国であった理由は無敵艦隊と呼ばれた強力な海軍を誇っていたからですが、イギリスの海軍との海戦(1588年)で主に嵐で壊滅状態になってしまい、それ以来スペインが再び世界の強国への道を歩むことはなくなりました。

 

 

B. 英国

イギリスもかつてはユダヤ人に対して寛容な政策をとった時代がありました。
クロムウェル(1599~1658)の命令(1657年ユダヤ人の追放を解除)によってユダヤ人たちがイギリスに受け入れられ、豊かな生活を送る時代がありました。
ベンジャミン・ディズレーリ首相(1804~1881)はユダヤ人:スエズ運河
かつて大英帝国は陽の沈まぬ国と言われたのです。
それは地球のどこかにイギリスが保有している領土があるので、太陽は必ず大英帝国のどこかに輝いてるという意味です。

第一次大戦が終わった時に英国はオスマントルコ帝国からパレスチナの地を奪いました。
国際連盟が、イスラエルのユダヤ人たちが帰還することのできる国を建設するという条件のもと、イギリスにパレスチナの委任統治を委ねました。

1922年:イギリスはユダヤ人がパレスチナに帰還することができる人数の制限を始めました。
そして第二次大戦が近づくにつれてユダヤ人が帰還できる数がイギリスによってどんどん低く見積もられるようになり、その結果、ヨーロッパでナチのあのホロコーストの悲劇に多くのユダヤ人が巻き込まれました。

第二次大戦が終わって以降イギリスは帝国としての繁栄を失う歴史をたどります。
イギリスの植民地は次々に独立宣言を始め、スエズ運河も取り去られました。

 

 

C. ドイツ

呪いには同じ種類の呪いがくだるという小原則がありました。

ドイツは第二次大戦時1939年からポーランドに侵入しました。
ポーランドが崩壊し、それに続き様々な国がナチスドイツの支配下のもとに組み入れられていきました。
ポーランドのワルシャワでは、町の道路をレンガの壁でブロックをつくって区切り、狭い地域にユダヤ人を押し込めて迫害することを行いました。
これがゲットーと呼ばれるものです。
ユダヤ人のゲットーの周りにコンクリートでできた壁が張り巡らされました。
そしてユダヤ人たちは組織的に虐殺されていき、最終的には600万人のユダヤ人が殺され、 そのうちの17人はフルクテンバウム博士の親戚です。

ドイツのゲシュタポ、秘密警察は捕まえたユダヤ人たちを使ってゲームをしました。
それは二人のユダヤ人たちを戦わせ、勝った方が自分のとらわれている奥さんと子供の命を助けることができるというもので、ユダヤ人同士が殺しあうように仕向けました。

1945年:ドイツは4か国の連合軍(米英仏ソ)によって侵略を受け、東ドイツと西ドイツと二つに分割されます。
戦争が終わるとベルリンが東と西に二分されるような悲劇を招いてしまいました。
二つの国を分けるコンクリートの壁が走り、この壁を真ん中にしてドイツ人同士が東と西で殺しあう結果となりました。
戦後一世代の間ドイツ人は、ユダヤ人たちを呪ったその呪いを身に受ける苦しみを通過しました。

 

 

D. アラブ諸国

フルクテンバウム博士が1967年にイスラエルのヘブライ大学で勉強していた時に起こった例です。
1967年5月、アラブ諸国が連合してイスラエルを抹殺するための戦いを挑んできました。
エジプト、シリア、ヨルダンです。

この時代はエルサレムを南北に走る旧市街のすぐ西側に南北に走る壁、ヨルダンとイスラエルの国境線があり、フルクテンバウム博士はその国境線からわずか4ブロックのところに住んでいました。
フルクテンバウム博士は、アラブ諸国がどういうことを言ってイスラエルに戦いを挑んでいるのかを聞こうと思い(ヨルダンの)ラジオのニュースに耳を傾けました。

戦争(第3次中東戦争、いわゆる六日戦争)が起こる2週間前のことです。
エジプトのナセル大統領は
「ユダヤ人たちをもう一度地中海に追い返してやる。
そしてユダヤ人は地中海を泳いでもう一度ヨーロッパに帰らざるを得なくなるだろう。」
というようなことを言ったのです。
フルクテンバウム博士はあまり泳げないので、そんなことが起こったら嫌だなあと思って聞いていました。

その5日後、ヨルダンのフセイン国王は
「今国境線があるけれどもこの国境線を動かして(彼が言う)占領地となっているパレスチナを解放するように私はする。」と言いました。

6月5日、月曜の朝までこのような脅かしの文句が続きました。
フルクテンバウム博士はその朝大学にむかって歩いていたのですが、突如サイレンが鳴り、戦争が起こったという警告が全国民に知らされました。

3日後、確かに泳いで帰る人が出てきましたがそれはユダヤ人ではなく、エジプト人がスエズ運河を泳いで帰っていきました。

フセイン国王が預言した「国境が動く」も成就しました、逆の方向に。

同じような種類の呪いが返るという原則が成就しました。

 

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中川健一著 『日本人に贈る聖書ものがたり』(8) 文庫本(オンデマンド版) 諸国民の巻(下)

 

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Ⅵ 預言書におけるアブラハム契約の発展

 

 

A. エゼキエル書38:1〜39:16

エゼ 38:1 主の言葉がわたしに臨んだ、
38:2 「人の子よ、メセクとトバルの大君であるマゴグの地のゴグに、あなたの顔を向け、これに対して預言して、38:3 言え。
主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。
38:4 わたしはあなたを引きもどし、あなたのあごにかぎをかけて、あなたと、あなたのすべての軍勢と、馬と、騎兵とを引き出す。
彼らはみな武具をつけ、大盾、小盾を持ち、すべてつるぎをとる者で大軍である。
38:5 ペルシャ、エチオピヤ、プテは彼らと共におり、みな盾とかぶとを持つ。
38:6 ゴメルとそのすべての軍隊、北の果のベテ・トガルマと、そのすべての軍隊など、多くの民もあなたと共におる。

38:7 あなたは備えをなせ。
あなたとあなたの所に集まった軍隊は、みな備えをなせ。
そしてあなたは彼らの保護者となれ。
38:8 多くの日の後、あなたは集められ、終りの年にあなたは戦いから回復された地、すなわち多くの民の中から、人々が集められた地に向かい、久しく荒れすたれたイスラエルの山々に向かって進む。
その人々は国々から導き出されて、みな安らかに住んでいる。
38:9 あなたはそのすべての軍隊および多くの民を率いて上り、暴風のように進み、雲のように地をおおう。

38:10 主なる神はこう言われる、その日に、あなたの心に思いが起り、悪い計りごとを企てて、38:11 言う、
『わたしは無防備の村々の地に上り、穏やかにして安らかに住む民、すべて石がきもなく、貫の木も門もない地に住む者どもを攻めよう』と。
38:12 そしてあなたは物を奪い、物をかすめ、いま人の住むようになっている荒れ跡を攻め、また国々から集まってきて、地の中央に住み、家畜と貨財とを持つ民を攻めようとする。
38:13 シバ、デダン、タルシシの商人、およびそのもろもろの村々はあなたに言う、
『あなたは物を奪うために来たのか。
物をかすめるために軍隊を集めたのか。
あなたは金銀を持ち去り、家畜と貨財とを取りあげ、大いに物を奪おうとするのか』と。

38:14 それゆえ、人の子よ、ゴグに預言して言え。
主なる神はこう言われる、わが民イスラエルの安らかに住むその日に、あなたは立ちあがり、38:15 北の果のあなたの所から来る。
多くの民はあなたと共におり、みな馬に乗り、その軍隊は大きく、その兵士は強い。
38:16 あなたはわが民イスラエルに攻めのぼり、雲のように地をおおう。
ゴグよ、終りの日にわたしはあなたを、わが国に攻めきたらせ、あなたをとおして、わたしの聖なることを諸国民の目の前にあらわして、彼らにわたしを知らせる。

38:17 主なる神はこう言われる、わたしが昔、わがしもべイスラエルの預言者たちによって語ったのは、あなたのことではないか。
すなわち彼らは、そのころ年久しく預言して、わたしはあなたを送って、彼らを攻めさせると言ったではないか。
38:18 しかし主なる神は言われる、その日、すなわちゴグがイスラエルの地に攻め入る日に、わが怒りは現れる。
38:19 わたしは、わがねたみと、燃えたつ怒りとをもって言う。
その日には必ずイスラエルの地に、大いなる震動があり、38:20 海の魚、空の鳥、野の獣、すべての地に這うもの、地のおもてにあるすべての人は、わが前に打ち震える。
また山々はくずれ、がけは落ち、すべての石がきは地に倒れる。
38:21 主なる神は言われる、わたしはゴグに対し、すべての恐れを呼びよせる。
すべての人のつるぎは、その兄弟に向けられる。
38:22 わたしは疫病と流血とをもって彼をさばく。
わたしはみなぎる雨と、ひょうと、火と、硫黄とを、彼とその軍隊および彼と共におる多くの民の上に降らせる。
38:23 そしてわたしはわたしの大いなることと、わたしの聖なることとを、多くの国民の目に示す。
そして彼らはわたしが主であることを悟る。
39:1 人の子よ、ゴグに向かって預言して言え。
主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。
39:2 わたしはあなたを引きもどし、あなたを押しやり、北の果から上らせ、イスラエルの山々に導き、39:3 あなたの左の手から弓を打ち落し、右の手から矢を落させる。
39:4 あなたとあなたのすべての軍隊およびあなたと共にいる民たちは、イスラエルの山々に倒れる。
わたしはあなたを、諸種の猛禽と野獣とに与えて食わせる。
39:5 あなたは野の面に倒れる。
わたしがこれを言ったからであると、主なる神は言われる。
39:6 わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り、彼らにわたしが主であることを悟らせる。

39:7 わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。
諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。
39:8 主なる神は言われる、見よ、これは来る、必ず成就する。
これはわたしが言った日である。

39:9 イスラエルの町々に住む者は出て来て、武器すなわち大盾、小盾、弓、矢、手やり、およびやりなどを燃やし、焼き、七年の間これを火に燃やす。
39:10 彼らは野から木を取らず、森から木を切らず、武器で火を燃やし、自分をかすめた者をかすめ、自分の物を奪った者を奪うと、主なる神は言われる。

39:11 その日、わたしはイスラエルのうちに、墓地をゴグに与える。
これは旅びとの谷にあって海の東にある。
これは旅びとを妨げる。
そこにゴグとその民衆を埋めるからである。
これをハモン・ゴグの谷と名づける。
39:12 イスラエルの家はこれを埋めて、地を清めるために七か月を費す。
39:13 国のすべての民はこれを埋め、これによって名を高める。
これはわが栄えを現す日であると、主なる神は言われる。
39:14 彼らは人々を選んで、絶えず国の中を行きめぐらせ、地のおもてに残っている者を埋めて、これを清めさせる。
七か月の終りに彼らは尋ねる。
39:15 国を行きめぐる者が行きめぐって、人の骨を見る時、死人を埋める者が、これをハモン・ゴグの谷に埋めるまで、そのかたわらに、標を建てて置く。
39:16 (ハモナの町もそこにある。)こうして彼らはその国を清める。

イスラエルの北と南にいる異邦人の諸国が共同してイスラエルに攻め上って来るという預言です。

ここでは、どこの国か侵略はいつか等、終末論的な話をするのが目的ではなく、アブラハム契約との関連に注目したいと思います。

(エゼキエル38章については患難期前の出来事レジュメ(4)患難期の前に起こる一連の出来事 Ⅰ.順に起こる出来事 D.北の諸国連合の侵攻(1/3)、39章については同レジュメ(5)D.(2/3)、ほか 参照)

 

神は非常な怒りをもってイスラエルに侵入してくる異邦人の軍隊を全滅します。
ポイント:何が神をそれほど怒らせたのでしょうか

エゼ38:18 しかし主なる神は言われる、その日、すなわちゴグがイスラエルの地に攻め入る日に、わが怒りは現れる。

神が非常に怒るタイミング:ゴグがイスラエルの地を攻めるその日(に攻め入る日)」

神の怒りがくだった結果、イスラエルに侵入した軍隊が滅ぼされるだけではなく、その軍隊を送り出した国がほとんど神の罰を経験することになります。

 

 

B. ゼカリヤ書12:1〜3

最終戦争といわれるハルマゲドンの戦いはイスラエルを最終的に滅ぼそうとする戦いです。

ゼカ 12:1 託宣
イスラエルについての主の言葉。
すなわち天をのべ、地の基をすえ、人の霊をその中に造られた主は、こう仰せられる、
12:2 「見よ、わたしはエルサレムを、その周囲にあるすべての民をよろめかす杯にしようとしている。
これはエルサレムの攻め囲まれる時、ユダにも及ぶ。
12:3 その日には、わたしはエルサレムをすべての民に対して重い石とする。
これを持ちあげる者はみな大傷を受ける。
地の国々の民は皆集まって、これを攻める。

イスラエルが回心して救われ、そしてイスラエルの救いの後にキリストが再臨をされる、このハルマゲドンの戦いでさえもアブラハム契約の原則の中で戦われます。

 

 

C. ゼカリヤ書14:1〜5

ゼカ 14:1 見よ、主の日が来る。
その時あなたの奪われた物は、あなたの中で分かたれる。
14:2 わたしは万国の民を集めて、エルサレムを攻め撃たせる。
町は取られ、家はかすめられ、女は犯され、町の半ばは捕えられて行く。
しかし残りの民は町から断たれることはない。
14:3 その時、主は出てきて、いくさの日にみずから戦われる時のように、それらの国びとと戦われる。
14:4 その日には彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ。
そしてオリブ山は、非常に広い一つの谷によって、東から西に二つに裂け、その山の半ばは北に、半ばは南に移り、14:5 わが山の谷はふさがれる。
裂けた山の谷が、そのかたわらに接触するからである。
そして、あなたがたはユダの王ウジヤの世に、地震を避けて逃げたように逃げる。
こうして、あなたがたの神、主はこられる、もろもろの聖者と共にこられる。

ゼカリヤ書12章も14章も、全ての国々から軍隊が集められてエルサレムを攻めるためにのぼってくるという預言です。

神はイスラエルを祝福する者を祝福し、呪う者を呪われます。

ハルマゲドンの戦いでエルサレムに攻め上ってユダヤ人を呪おうとする諸国の軍隊は自ら神の怒りを買い呪われるということになります。

 

 

Ⅶ 結論

 エレミヤ書31:35〜37

 

どうやったらユダヤ人を滅ぼすことができるのでしょうか。

エレ 31:35 主はこう言われる、すなわち
太陽を与えて昼の光とし、
月と星とを定めて夜の光とし、
海をかき立てて、その波を鳴りとどろかせる者――
その名は万軍の主という。
31:36 主は言われる、
「もしこの定めがわたしの前ですたれてしまうなら、
イスラエルの子孫もすたって、
永久にわたしの前で民であることはできない」。
31:37 主はこう言われる、
「もし上の天を量ることができ、下の地の基を探ることができるなら、
そのとき、わたしはイスラエルのすべての子孫を
そのもろもろの行いのために捨て去ると
主は言われる」。

この聖句を用いてイスラエルを滅ぼす方法を考えてみましょう。

イスラエルに向かってではなく、太陽、月、星座を全部撃ち落とすことができたなら、そののち初めてイスラエルの子孫を滅ぼすことができるというのが神の約束です。
神の約束はいつも成就します。

アメリカの大学にて、「ユダヤ人を破壊する方法」(ユダヤ人が来て福音を聞いてくれるようにとつけられたタイトル)という伝道集会に来てこの話を聞いたアラブ人学生がフルクテンバウム博士に言いました。
「こんな難しい方法じゃなくて、もっとやさしい方法が何かあるでしょ、先生。」

 

 

 

 

アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(4)2017年1/14
地域教会への適用(大宣教命令、救いの方法、パウロの召命、二種類の宣教、積極的な伝道、受身の伝道、原則の拒否)、個人的生活への適用 詩篇122:6 

 

 

引用聖句は日本聖書協会『旧約聖書 1955年改訳、新約聖書 1954年改訳』(口語訳)を使用しています。

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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