練馬桜台聖書フォーラム

アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(4)2017年 1/14

2017.01.14

カテゴリー:アブラハム契約, 学び

アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(4)2017年1/14

 

使徒行伝にみるパウロの宣教方法とは?
エルサレムの真の平和とは?
私たちができる事、否すべき事とは?

地域教会への適用(大宣教命令、救いの方法⦅福音の三要素⦆、パウロの召命、二種類の宣教、積極的な伝道、受身の伝道、原則の拒否)、個人的生活への適用:詩篇122:6


2001年フルクテンバウム博士セミナー『アブラハム契約の歴史的展開』テキスト を学んでいます。
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アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(1) 2016年10/22
創世記12:1~3 神の外交政策  個人的なレベルでのアブラハム契約の発展(アブラハム&サラとパロ、アビメレク王、ヤコブと伯父のラバン、ヨセフと侍従長ポティファル)  国家的なレベル(世界初反ユダヤ主義国家、へブル人男児はナイル川へ、パロの軍勢は海へ)  アブラハム契約(8つの契約、6か所の聖句と13の条項、追認)

アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(2) 2016年11/12
国家的なレベルでのアブラハム契約の発展つづき(出エジプト記:アマレクとイスラエル、サムエル記上:アマレクの王とイスラエルの初代王サウル、エステル記:ハマンとモルデカイ・プリムの祭り・続編)、ユダヤ人の抹殺方法4つ(妻、息子、宣戦布告、反ユダヤ主義政策)、エステル記聖句

アブラハム契約の歴史的展開レジュメ(3) 2016年12/10
新約聖書におけるアブラハム契約の発展(ルカ:百人隊長、使徒10章:最初の異邦人信者百人隊長コルネリオ)、新約聖書以降の歴史(スペイン、英国、ドイツ、アラブ諸国)、預言書(エゼキエル書:患難期前の北の諸国連合の侵攻、ゼカリヤ書:ハルマゲドンの戦い)、結論(エレミヤ書:ユダヤ人を滅ぼす方法)



フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下、青色の聖句はテキストでみていく聖句です。
紫色の聖句はその他の参照引用聖句です。
緑色の文章や・・・・で囲われた部分は補足説明です。
黒色の文章がセミナーの説明文です。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

 

 セミナーテキストの3ページ

アブラハム契約の原則は地域教会、或いは私たち個人にとってどういう意味があり、どういう適用があるのでしょうか。

 

Ⅷ 地域教会への適用

 

A.  マタイの福音書28:18〜20
大宣教命令

 マタ 28:18 イエスは彼らに近づいてきて言われた、 「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。
28:19 それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、28:20 あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。
見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」。

この大宣教命令がどういう方法で実現されるべきかを教えているのが

 

 

B.  ローマ人への手紙1:16
救いの方法

ロマ 1:16 わたし(パウロ)は福音を恥としない。
それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。

ロマ 1:16 私は福音を恥とは思いません。
福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。(新改訳)

Romans 1:16 For I am not ashamed of the gospel: for it is the power of God unto salvation to every one that believeth; to the Jew first, and also to the Greek.(ASV)

福音はまず、ユダヤ人に提供されなければならないという事です。(ジューファースト)

 

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ここでプチ解説
福音(ふくいん)、ゴスペルとは

コリント人への第一の手紙15章3節から4節
一コリ 15:3 わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。
すなわちキリストが、 聖書に書いてあるとおり、 わたしたちの罪のために死んだこと、
15:4 そして葬られたこと、
聖書に書いてあるとおり、
三日目によみがえったこと、

キリストの十字架以降、私たちが信ずべき福音の内容とは以下の3つのことです。
① キリストは私たちの罪のために死なれたこと
② 墓に葬られたこと
③   三日目に復活されたこと
この3つの内容を理解し、同意し、救いを受けたいと決心してください。
この啓示された福音の内容を信頼し、またイエス・キリストこそ自分を救ってくださる方であるとイエスさまご自身に信頼を置いてください。
「いつか」ではなく、緊急性を要することです。

 

 

イエス・キリストの十字架についての無料メッセージは

中川健一牧師による「メシアの生涯(197)十字架上での最初の3時間(1)」、音声のみアウトライン ほか。
引き続きこのつづきを、またメシアの生涯(1からも是非お聴きください。

聖書のメッセージを無料で聞ける公式アプリダウンローも是非ご利用ください。

 

聖書入門.com 「3分でわかる聖書(動画)」の
#91 救いの条件は、「福音の三要素」だけでしょうか。
#23 洗礼とは何ですか?洗礼を受けないと救われないの?
等もどうぞ。

 

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ギリシヤ語本文:一つの動詞がそれに続く二つの句にかかり、時制は現在形。
その真理が今も続いているということを示す時制です。

福音は、今でも信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。
そして今でもユダヤ人にまず、それからギリシヤ人つまり異邦人にというこの順番が守られなければいけないということです。
これは所謂直接伝道にも間接伝道にも適用される考え方です。

直接伝道:積極的な伝道:出ていって直接その伝道に携わること
間接伝道:受身の伝道:直接伝道をしている人を背後から支える働き

どちらにしてもまずユダヤ人を支えるということが先決です。

個人が神から受ける召命が何であったとしても全ての人に適用される原則です。

 

フルクテンバウム博士のようにユダヤ人伝道専門に召されている人はこの原則でよくても別の民族に伝道するように召されている人には別の順番があるのでは?という質問にパウロは真正面から答えています。

 

 

C.   ローマ人への手紙11:13〜14
パウロの召命

ロマ 11:13 そこでわたし(パウロ)は、あなたがた異邦人に言う。
わたし自身は異邦人の使徒なのであるから、わたしの務を光栄とし、11:14 どうにかしてわたしの骨肉を奮起させ、彼らの幾人かを救おうと願っている。

ロマ 11:13 そこで、異邦人の方々に言いますが、私は異邦人の使徒ですから、自分の務めを重んじています。
11:14 そして、それによって何とか私の同国人にねたみを引き起こさせて、その中の幾人でも救おうと願っているのです。(新改訳)

パウロはユダヤ人に直接伝道するように召された人ではありません。
ユダヤ人伝道というのはペテロに与えられた使命でした。

 

 

D.  ガラテヤ人への手紙2:7〜9
二種類の宣教

ガラ 2:7 それどころか、彼らは、ペテロが割礼の者への福音をゆだねられているように、わたし(パウロ)には無割礼の者(異邦人)への福音がゆだねられていることを認め、2:8 (というのは、ペテロに働きかけて割礼の者への使徒の務につかせたかたは、わたしにも働きかけて、異邦人につかわして下さったからである)、 2:9 かつ、わたしに賜わった恵みを知って、柱として重んじられているヤコブとケパとヨハネとは、わたしとバルナバとに、交わりの手を差し伸べた。
そこで、わたしたちは異邦人に行き、彼らは割礼の者に行くことになったのである。

2種類の宣教があります。

ペテロ:割礼を受けた人々つまりユダヤ人に伝道するよう召されていました。
パウロ:割礼を受けていない人すなわち異邦人に宣教するよう召された人でした。

 

パウロは異邦人伝道に出て行きますが、どこに行ったとしてもローマ人への手紙1:16の「まずユダヤ人に」という原則を厳格に実践しています。
その例をみていきましょう。

 

 

E.  原則の実行

 1.積極的な伝道

 a.  使徒の働き13:2〜3

使 13:2 一同が主に礼拝をささげ、断食をしていると、聖霊が「さあ、バルナバとサウロ(パウロの前の名)とを、わたしのために聖別して、彼らに授けておいた仕事に当らせなさい」と告げた。
13:3 そこで一同は、断食と祈とをして、手をふたりの上においた後、出発させた。

パウロは使徒の働き9章で既に異邦人に伝道する働きに召されています。
使徒の働き13章に入って母教会(アンテオケ教会)からその異邦人伝道に出て行くように派遣を受けています。

 

 

.  使徒の働き13:5

使 13:5 そしてサラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神の言を宣べはじめた。
彼らはヨハネを助け手として連れていた。

いよいよ異邦人への伝道に出て行くパウロがどういう順番で伝道しているかに注目しましょう。

 

 

c.  使徒の働き13:14、46

使 13:14 しかしふたりは、ペルガからさらに進んで、ピシデヤのアンテオケに行き、安息日に会堂にはいって席に着いた。

パウロの一行は安息日(土曜日)に会堂(ユダヤ教の会堂、シナゴーグ)に入ってユダヤ人に伝道をしています。

 

使 13:46 パウロとバルナバとは大胆に語った、
「神の言は、まず、あなたがたに語り伝えられなければならなかった。
しかし、あなたがたはそれを退け、自分自身を永遠の命にふさわしからぬ者にしてしまったから、さあ、わたしたちはこれから方向をかえて、異邦人たちの方に行くのだ。

パウロはここでこう言っています。
「神のことば(言)は、まずあなたがた」つまりユダヤ人「に語られなければ(語り伝えられなければ)ならなかった」。

どうしてまずユダヤ人に語られなければならなかったのでしょうか。

ローマ人への手紙1章16節からでてくる聖書的神学的な必然性の故です。
B.前述
ロマ 1:16 わたしは福音を恥としない。
それは、ユダヤ人をはじめ、ギリシヤ人にも、すべて信じる者に、救を得させる神の力である。

 

 

.  使徒の働き14:1

使 14:1 ふたりは、イコニオムでも同じようにユダヤ人の会堂にはいって語った結果、ユダヤ人やギリシヤ人が大ぜい信じた。

 

 

e.  使徒の働き16:12〜13

使 16:12 そこからピリピへ行った。これはマケドニヤのこの地方第一の町で、植民都市であった。
わたしたちは、この町に数日間滞在した。
16:13 ある安息日に、わたしたちは町の門を出て、祈り場があると思って、川のほとりに行った。
そして、そこにすわり、集まってきた婦人たちに話をした。

ここでもパウロはロマ書1:16の原則を忠実に守っています。
ピリピという町には会堂がありませんでした。

ユダヤ教:その町のユダヤ人男性が少なく会堂を建てられない場合、安息日の祈り会はその町の水辺でやるようにと教えられています。

ユダヤ教パリサイ派出身のパウロは、その習慣を良く知っていたはずです。
ピリピではすぐに異邦人に宣教を始めてもいいはずですが、パウロは数日間滞在して、次の安息日が来た時に祈り場があると思われた川岸(川のほとり)に行っています。

パウロは、まずユダヤ人に伝道する、ということを考えたからです。

 

 

f.  使徒の働き17:1〜2

使 17:1 一行は、アムピポリスとアポロニヤとをとおって、テサロニケに行った。
ここにはユダヤ人の会堂があった。
17:2 パウロは例によって、その会堂にはいって行って、三つの安息日にわたり、聖書に基いて彼らと論じ、 17:3 キリストは必ず苦難を受け、そして死人の中からよみがえるべきこと、また「わたしがあなたがたに伝えているこのイエスこそは、キリストである」とのことを、説明もし論証もした。

 

 

g.  使徒の働き17:10

使 17:10 そこで、兄弟たちはただちに、パウロとシラスとを、夜の間にベレヤへ送り出した。
ふたりはベレヤに到着すると、ユダヤ人の会堂に行った。

パウロは必ずロマ書1:16の原則の順番を実行していたことがわかります。

 

 

h.  使徒の働き17:16〜17

使 17:16 さて、パウロはアテネで彼らを待っている間に、市内に偶像がおびただしくあるのを見て、心に憤りを感じた。
17:17 そこで彼は、会堂ではユダヤ人や信心深い人たちと論じ、広場では毎日そこで出会う人々を相手に論じた。

バビロン捕囚から戻って以降、ユダヤ人は偶像礼拝からは解放されています。

パウロは偶像礼拝していたアテネの異邦人に福音を語るよう感じましたが、ロマ書1:16の原則を実行するためにまず会堂に行ってユダヤ人に、また神を敬う(ユダヤ教に改宗してはいないがユダヤ教の神を信じ、律法に従った生活を志す)異邦人たちに福音を宣べ伝えています。

 

 

i.  使徒の働き18:1、4

使 18:1 その後、パウロはアテネを去ってコリントへ行った。

使 18:4 パウロは安息日ごとに会堂で論じては、ユダヤ人やギリシヤ人の説得に努めた。

 

 

j.  使徒の働き18:19

使 18:19 一行がエペソに着くと、パウロはふたりをそこに残しておき、自分だけ会堂にはいって、ユダヤ人たちと論じた。

 

 

k.  使徒の働き19:1、8

使 19:1 アポロがコリントにいた時、パウロは奥地をとおってエペソにきた。
そして、ある弟子たちに出会って、

パウロは再びエペソに帰って来ています。

使 19:8 それから、パウロは会堂にはいって、三か月のあいだ、大胆に神の国について論じ、また勧めをした。

 

 

l.  使徒の働き28:16、17

使 28:16 わたしたちがローマに着いた後、パウロは、ひとりの番兵をつけられ、ひとりで住むことを許された。

使 28:17 三日たってから、パウロは、重立ったユダヤ人たちを招いた。
みんなの者が集まったとき、彼らに言った、
「兄弟たちよ、わたしは、わが国民に対しても、あるいは先祖伝来の慣例に対しても、何一つそむく行為がなかったのに、エルサレムで囚人としてローマ人たちの手に引き渡された。

パウロはローマに着いて3日後にユダヤ人たちを呼び寄せています。
ローマに会堂はありましたが、囚われの身のパウロは自由に会堂に出て行くことはできませんでした。
2年間は投獄されるということを知っていました。
そこでパウロはロマ書1:16の原則を実現するためにまず自分のところにユダヤ人の指導者たちを呼び寄せて彼らに福音を語っています。

異邦人伝道に召されたパウロがどの町に行こうとも必ずまずユダヤ人に語りかけています。

 

ロマ書1:16の原則は、個人個人が受ける召命がどのようなものであったとしても全ての人に適用される原則です。

 

 

 

2.           受身の伝道

 ロマ書1:16の原則は同時に間接的な伝道、受身の伝道にも適用されます。


 ローマ人への手紙15:25〜27

ロマ 15:25 しかし今の場合、聖徒たちに仕えるために、わたしはエルサレムに行こうとしている。
15:26 なぜなら、マケドニヤとアカヤとの人々は、エルサレムにおる聖徒の中の貧しい人々を援助することに賛成したからである。
15:27 たしかに、彼らは賛成した。
しかし同時に、彼らはかの人々に負債がある。
というのは、もし異邦人が彼らの霊の物にあずかったとすれば、肉の物をもって彼らに仕えるのは、当然だからである。

 

・・・異邦人は霊的なことでは、その人々からもらいものをしたのですから、物質的な物をもって彼らに奉仕すべきです。(新改訳)
パウロは、異邦人教会がエルサレムにある母教会を献金で援助する事について語っていますが、これは単にクリスチャンが示す愛の行為、慈善行為であるというだけではなく、神学的な必然性からでてくる行為です。

異邦人はユダヤ人が受ける霊的祝福をともに与った、もらい物をした者として、物質的にユダヤ人伝道を支えていく必然性があるということです。

これが間接的な意味で、まずユダヤ人を支えるということの意味です。

 

 

地域教会への適用

直接伝道

地域教会が伝道する場合、まず自分たちの伝道範囲の中にユダヤ人がいるかどうかを調べ、異邦人伝道を始める前にまずそのユダヤ人に福音を提供してください。

間接伝道

仮に直接伝道は不可能でも、どの教会でも間接伝道することは可能です。
教会が海外宣教のための働きや献金を考えた時、そのサポート団体としてまずユダヤ人への伝道団体を選ばなければなりません。

どのユダヤ人伝道団体を支援していいかわからないという方にはフルクテンバウム博士が自信をもっておすすめできる団体が一つあります。
(フルクテンバウム博士が主催するアリエル・ミニストリーズのことですね)

 

ハドソン・テイラー:イギリス人、中国の伝道に召されました。
彼が働いていた場所にユダヤ人はいませんでした。
そこで毎年彼は、その年の最初の海外宣教献金に「まずユダヤ人のために」と書いたメモをつけてロンドンにあるユダヤ人宣教団体の本部に送ったそうです。

 

このように地域教会は直接、間接を問わずユダヤ人(伝道)を第一にすることがアブラハム契約の祝福を受ける重要な方法です。

 

 

セミナーテキスト4ページ

 

F.  原則の拒否

 1.       結論的事例

 使徒の働き28:25〜28

使 28:25 互に意見が合わなくて、みんなの者が帰ろうとしていた時、パウロはひとこと述べて言った、
「聖霊はよくも預言者イザヤによって、あなたがたの先祖に語ったものである。
28:26 『この民に行って言え、
あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない。
見るには見るが、決して認めない。
28:27 この民の心は鈍くなり、
その耳は聞えにくく、
その目は閉じている。
それは、彼らが目で見ず、
耳で聞かず、
心で悟らず、悔い改めて
いやされることがないためである』。
28:28 そこで、あなたがたは知っておくがよい。
神のこの救の言葉は、異邦人に送られたのだ。
彼らは、これに聞きしたがうであろう」。

 

 2.       答え

 a. 使徒の働き13:44〜48

使 13:44 次の安息日には、ほとんど全市をあげて、神の言を聞きに集まってきた。
13:45 するとユダヤ人たちは、その群衆を見てねたましく思い、パウロの語ることに口ぎたなく反対した。
13:46 パウロとバルナバとは大胆に語った、
「神の言は、まず、あなたがたに語り伝えられなければならなかった。
しかし、あなたがたはそれを退け、自分自身を永遠の命にふさわしからぬ者にしてしまったから、さあ、わたしたちはこれから方向をかえて、異邦人たちの方に行くのだ。
13:47 主はわたしたちに、こう命じておられる、
『わたしは、あなたを立てて異邦人の光とした。
あなたが地の果までも救をもたらすためである』」。
13:48 異邦人たちはこれを聞いてよろこび、主の御言をほめたたえてやまなかった。
そして、永遠の命にあずかるように定められていた者は、みな信じた。

 

b. 使徒の働き18:5〜6

使 18:5 シラスとテモテが、マケドニヤから下ってきてからは、パウロは御言を伝えることに専念し、イエスがキリストであることを、ユダヤ人たちに力強くあかしした。
18:6 しかし、彼らがこれに反抗してののしり続けたので、パウロは自分の上着を振りはらって、彼らに言った、
「あなたがたの血は、あなたがた自身にかえれ。
わたしには責任がない。
今からわたしは異邦人の方に行く」。

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この項目についてセミナーでは何も語られていませんが、

A.フルクテンバウム著 佐野剛史訳『へブル的キリスト教入門紙版
 電子書籍 シアニック・ジューの歴史、神学、哲学から学ぶ
第8章 宣教

に詳しく載っています。

それによると「聖書的な宣教の手順」(福音はまずユダヤ人のもとに届けられる必要があること)を認めない人が反論する根拠としてよく用いるのが使徒28:25〜28であるが、その聖句の本当の意味は「宣教の手順全体の変更ではなく、地域的な変更である。」
つまり、aであれば「ピシデヤのアンテオケに住むユダヤ人が福音を拒否したので、パウロはピシデヤのアンテオケでは異邦人のもとに向かうことにした。」
bではコリントでもaと同様にしたのであって、その後「次の土地に行った際、パウロがまず向かった先はユダヤ人の所であった(使徒14章、19章)。」等書かれています。

 

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Ⅸ 個人的生活への適用

 詩篇122:6

詩 122:6 エルサレムのために平安を祈れ、「エルサレムを愛する者は栄え、

詩 122:6 エルサレムの平和のために祈れ。
「おまえを愛する人々が栄えるように。(新改訳)

この「おまえ(エルサレム)を愛する人々が栄えるように」というのは突如でてきた祝福ではなく、アブラハム契約の祝福の側面が基礎になってでてきている約束です。

エルサレムの平和:聖書預言の流れの中で言うと、メシアであるイエスが地上に再臨してのちエルサレムに本物の平和がやってきます。

メシアであるイエスが再臨するための一つの条件はイスラエルの国家的救いです。

(ヨハネの黙示録レジュメ(11)B.大患難時代 2.大患難時代の中間に起こる出来事 f。大患難時代のイスラエル (4)イスラエルに対するサタンの戦い黙12:13~18 参照)

(同レジュメ(16)解説版 B.大患難時代 3.大患難時代の後半に起こる出来事 ハルマゲドンの戦いの展開 第5段階:イスラエルの国家的新生 参照)

 

 

エルサレムの平和のための祈り:ユダヤ人がイエスを発見して救われるようにと祈ることが最も現実的にエルサレムの平和のために祈る方法です。

 

ローマ人への手紙の11章で、最終的にイスラエルが救われるということと、その結果としてエルサレムの平和がやってくるということを預言、確信したパウロは、その生涯においてどのような活動をしたのでしょうか。

 

ロマ 10:1 兄弟たちよ。
わたし(異邦人伝道に召されていたパウロ)の心の願い、彼ら(イスラエル)のために神にささげる祈は、彼ら(イスラエル)が救われることである。

パウロは日常生活の中で絶えず同胞の救いのために祈っていました。

ユダヤ人が救われることが最終的にイスラエルの国家的回心、主の再臨、エルサレムの平和、につながることを彼が知っていたからでした。

 

アブラハム契約の祝福の側面に個人的に参加したいと思うならば、
私たち一人ひとりもユダヤ人の救いのために日々祈るべきです。

 

 

 

患難期前の出来事レジュメ(1)2017年1/28
る出来事 A.第一次、第二次世界大戦 

 

 

引用聖句は日本聖書協会『旧約聖書 1955年改訳、新約聖書 1954年改訳』(口語訳)を使用しています。

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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