練馬桜台聖書フォーラム

悪霊論 レジュメ(6)2023年 7/22

2023.08.13

カテゴリー:お知らせ, 天使論、サタン論、悪霊論, 学び

天使論、サタン論、悪霊論レジュメ(29)改め
悪霊論(6)2023年7
/22

 

国には統治しようと神さまがたてた天使と
悪魔がたてた悪の君とがある

悪霊の道徳性に納得

 

2010年フルクテンバウム博士セミナー『天使論、サタン論、悪霊論テキスト) を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD8枚組)(MP3版)(テキストのみ
DVD8枚組は販売終了)

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは口語訳聖書 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会 を使用しています)
「新改訳3」とは聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会 
「新改訳2017」とは聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 からの引用です。
紫色の聖句はセミナーでは言及されなかった参考聖句
(英語訳は基本American Standard Version  ASVです。)
黒色の文章がセミナーの説明文

緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章Dr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS082 Demonology :  The Doctrine of Demons からの補足説明です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

紙の聖書「新改訳2017」こちらをどうぞ

 

 

 

悪霊論

 

イントロダクション
Ⅰ.悪霊の存在     

Ⅱ.悪霊の呼び名     
Ⅲ.悪霊の人格     
Ⅳ.悪霊の起源     
Ⅴ.悪霊の数    
Ⅵ.悪霊の組織     
Ⅶ.悪霊の特徴 
Ⅷ.悪霊の活動      
Ⅸ.悪霊の支配     
Ⅹ.悪霊と信者
Ⅺ.悪霊の将来の活動
Ⅻ.悪霊の運命

 

 

セミナーテキスト9ページ(59/75)

 

Ⅴ.悪霊の数

THE NUMBER OF DEMONS

 

悪霊というのは何匹いるか

 

①多数いる

 

例)レギオン
マル 5:9 また彼に、
「なんという名前か」
と尋ねられると、
レギオンと言います。
大ぜいなのですから」
と答えた。

 

マル 5:15 そして、イエスのところにきて、悪霊につかれた人が着物を着て、正気になってすわっており、それがレギオンを宿していた者であるのを見て、恐れた。

 

ルカ 8:30 イエスは彼に
「なんという名前か」
とお尋ねになると、
レギオンと言います」
と答えた。
彼の中にたくさんの悪霊がはいり込んでいたからである。

悪霊はレギオン Legions という数で表現される場合があるので多数あるとわかる
一人の人間の中にレギオン つまり3千から6千匹位の悪霊が入ることができる

 

黙示録9:16
黙 9:16 騎兵隊の数は二億であった。
わたしはその数を聞いた。

2億の悪霊どもが閉じ込められていて 大患難時代に解放されると言われている

 

 

 

②堕落した天使の数

 

黙示録12:3~4
黙 12:3 また、もう一つのしるしが天に現れた。
見よ、大きな、赤い龍がいた。
それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。
12:4 その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。
龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。

堕落した天使の数が書かれてある
サタンが3分の1の星を連れて行ったとある
という言葉が象徴的に使われた場合は 良い天使も堕天使も指す言葉
神さまがおつくりになった天使の総数の3分の1がサタンの神に対する反抗に参加して堕落したということ
確定した数字はわからない
パーセントはわかる 3分の1
一方3分の2が神への忠誠を保った。

 

 

天使は無数にいる。

ヘブル 12:22 しかしあなたがたが近づいているのは、シオンの山、生ける神の都、天にあるエルサレム、無数の天使の祝会、12:23 天に登録されている長子たちの教会、万民の審判者なる神、全うされた義人の霊、 12:24 新しい契約の仲保者イエス、ならびに、アベルの血よりも力強く語るそそがれた血である。

前に見たように天使は「無数」にいる
その無数にいる天使の3分の1がサタンとともに堕落した

私たちの側についている聖なる天使は悪霊と比較すると
2対1でこちらのほうが多い

本の最後を読むとこの戦いはこちらの勝ちに終わる

 

 

 

 

 

 

Ⅵ.悪霊の組織

THE ORGANIZATION OF DEMONS

 

聖なる天使の組織を指す時と同じ言葉が悪霊の組織を指すために使われている

 

第一コリント15:24
一コリ 15:24 それから終末となって、その時に、キリストはすべての君たち、すべての権威権力とを打ち滅ぼして、国を父なる神に渡されるのである。

支配、権威、権力(新改訳3)という言葉が使われている
rule, authority, and power

 

エペソ6:12
エペ 6:12 わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。

主権、力、この暗やみの世界の支配者たち(新改訳3)と言われている
powers, principalities, and world-rulers

 

コロサイ2:15
コロ 2:15 神は、キリストにおいて、すべての支配権威の武装を解除してさらしものとし、彼らを捕虜として凱旋の行列に加えられました。

支配、権威」という言葉がでてくる
principalities and powers

 

ダニエル10:13~20
ダニ 10:13 ペルシャの国の君が、二十一日の間わたしの前に立ちふさがったが、天使の長のひとりであるミカエルがきて、わたしを助けたので、わたしは、彼をペルシャの国の君と共に、そこに残しておき、10:14 末の日に、あなたの民に臨まんとする事を、あなたに悟らせるためにきたのです。
この幻は、なおきたるべき日にかかわるものです」。
10:15 彼がこれらの言葉を、わたしに述べていたとき、わたしは、地にひれ伏して黙っていたが、 10:16 見よ、人の子のような者が、わたしのくちびるにさわったので、わたしは口を開き、わが前に立っている者に語って言った、
「わが主よ、この幻によって、苦しみがわたしに臨み、全く力を失いました。
10:17 わが主のしもべは、どうしてわが主と語ることができましょう。
わたしは全く力を失い、息も止まるばかりです」。
10:18 人の形をした者は、再びわたしにさわり、わたしを力づけて、 10:19 言った、
「大いに愛せられる人よ、恐れるには及ばない。
安心しなさい。
心を強くし、勇気を出しなさい」。
彼がこう言ったとき、わたしは力づいて言った、
「わが主よ、語ってください。
あなたは、わたしに力をつけてくださったから」。
10:20 そこで彼は言った、
「あなたは、わたしがなんのためにきたかを知っていますか。
わたしは、今帰っていって、ペルシャの君と戦おうとしているのです。
彼との戦いがすむと、ギリシヤの君があらわれるでしょう。

 

セミナーテキスト訂正

9ページ(59/75)
Ⅵ.悪霊の組織

下から3行目

誤:ペルシヤの王たち
正:ペルシヤの君
the prince of the kingdom of Persia

最後の行

誤:ペルシヤの君
正:ギリシヤの君
the prince of Greece

 

 

ここから学ぶべきことは天使たちに階級があるのと同じように悪霊たちもそれと同じような階級をつくり悪のわざを行っているということ

補足説明を今要求した

すでに見たようにこの「君」という言葉

第一の君
或る国を統治するために神さまにたてられている天使のこと

〇〇の君
神さまがたててその国を支配している天使と
悪魔がたてて支配している悪の君とがある

例)
ミカエルはイスラエルを守る第一の君
サタンもまたイスラエルの上に彼らを管理するために君をたてている
それがサタンの手先

基本的な役割は
一つひとつの国がイスラエルに対してどういう政策をとるかを見守っている

聖書は全ての国 例えば日本の上にその第一の君がいるかどうかは書いてない沈黙している
だからといってそれがないという可能性もない
つまり聖書は沈黙しているが
日本の上にも第一の君といわれる天使がいる
また悪魔の手先がいることも十分可能性がある
ただ聖書は何も言っていないのでこのへんは非常に難しいところ

このダニエル書の預言は特にイスラエルの視点
イスラエルに対して親イスラエルの政策をとるかどうかがこの国の君の関心事
ペルシヤやギリシヤはイスラエルの歴史に非常に関係があるので聖書にでてくる

 

神によってたてられた天使は
その国が親イスラエルに
サタンによってたてられた天使は
その国が反イスラエルに向かうように活動している

 

 

 

 

 

 

セミナーテキスト9ページ(59/75)

 

Ⅶ.悪霊の特徴

THE CHARACTERISTICS  OF DEMONS

 

 

3つのカテゴリーに分けられる。

  

A. 悪霊の本質

Their Nature

 

4つここで見たいと思う

 

悪霊の本質
①霊的存在

 

悪霊というのは霊的存在
悪霊とけがれた霊は二つの別々の存在ではない
例えば福音書のこの説明を見るとわかる

マタイ17:18
マタ 17:18 イエスがおしかりになると、悪霊 demon はその子から出て行った。
そして子はその時いやされた。

「悪霊」現象が書かれてある
その並行記事
マルコ9:25
マル 9:25 イエスは群衆が駆け寄って来るのをごらんになって、けがれた霊 unclean spirit をしかって言われた、
「言うことも聞くこともさせないspirit よ、わたしがおまえに命じる。
この子から出て行け。
二度と、はいって来るな」。

その同じ主人公が「けがれた霊」と表現されている

 

マタ 8:16 夕暮になると、人々は悪霊 demons につかれた者を大ぜい、みもとに連れてきたので、イエスはみ言葉をもってども spirits を追い出し、病人をことごとくおいやしになった。

 

ルカ9:38~39
ルカ 9:38 すると突然、ある人が群衆の中から大声をあげて言った、
「先生、お願いです。
わたしのむすこを見てやってください。
この子はわたしのひとりむすこですが、9:39 a spirit が取りつきますと、彼は急に叫び出すのです。
それから、は彼をひきつけさせて、あわを吹かせ、彼を弱り果てさせて、なかなか出て行かないのです。

ルカ 9:42 ところが、その子がイエスのところに来る時にも、悪霊 the demon が彼を引き倒して、引きつけさせた。
イエスはこの汚れた霊 the unclean spirit をしかりつけ、その子供をいやして、父親にお渡しになった。

 

ルカ 10:17 七十二人が喜んで帰ってきて言った、
「主よ、あなたの名によっていたしますと、悪霊 demons までがわたしたちに服従します」。

ルカ 10:20 しかし、 the spirits があなたがたに服従することを喜ぶな。
むしろ、あなたがたの名が天にしるされていることを喜びなさい」。

 

悪霊 demon
汚れた霊 unclean spirit という
2つの言葉が同じ意味で使われている
交互に使われている。

 

 

ルカ8:30
ルカ 8:30 イエスは彼に
「なんという名前か」
とお尋ねになると、
レギオンと言います」
と答えた。
彼の中にたくさんの悪霊がはいり込んでいたからである。

小さなスペースにたくさんの悪霊が存在している
それは霊だから。

 

 

エペソ6:12
エペ 6:12 わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪のに対する戦いである。

彼らには肉や骨はないと言われているので悪霊が霊的存在であるとこれらの聖句からわかる

 

 

 

悪霊の本質
②体を持たない。

 

マタイ12:43~45
マタ 12:43 汚れた霊が人から出ると、休み場を求めて水の無い所を歩きまわるが、見つからない。
12:44 そこで、出てきた元の家に帰ろうと言って帰って見ると、その家はあいていて、そうじがしてある上、飾りつけがしてあった。
12:45 そこでまた出て行って、自分以上に悪い他の七つの霊を一緒に引き連れてきて中にはいり、そこに住み込む。
そうすると、その人ののちの状態は初めよりももっと悪くなるのである。
よこしまな今の時代も、このようになるであろう」。

 

マルコ5:12
マル 5:12 霊はイエスに願って言った、
「わたしどもを、豚にはいらせてください。
その中へ送ってください」。

 

彼らは物理的身体を持つことはできるが、自分自身のからだを持つことはない。

 

 

 

セミナーテキスト10ページ

悪霊の本質
③形は持っている。

 

肉体を持っていないがかたちは持っている
黙示録の9章は悪霊がどういうかたちをしているかを描写している

霊的存在ではなるが、はっきりした姿と特徴を持ち、それはしばしば動物に似た姿である。

 

9:7 これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、9:8 また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。
9:9 また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。
9:10 その上、さそりのような尾と針とを持っている。
その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。

 

9:17 そして、まぼろしの中で、それらの馬とそれに乗っている者たちとを見ると、乗っている者たちは、火の色と青玉色と硫黄の色の胸当をつけていた。
そして、それらの馬の頭はししの頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが、出ていた。
9:18 この三つの災害、すなわち、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。
9:19 馬の力はその口と尾とにある。
その尾はへびに似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。

 

16:13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
16:14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。

 

 

 

悪霊の本質
④人間に入ろうとする。

 

人間にはいるかどうかによって彼らが発揮する力が変わってくるから

マル 5:1 こうして彼らは海の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
5:2 それから、イエスが舟からあがられるとすぐに、けがれた霊につかれた人が墓場から出てきて、イエスに出会った。
5:3 この人は墓場をすみかとしており、もはやだれも、鎖でさえも彼をつなぎとめて置けなかった。
5:4 彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせを砕くので、だれも彼を押えつけることができなかったからである。
5:5 そして、夜昼たえまなく墓場や山で叫びつづけて、石で自分のからだを傷つけていた。
5:6 ところが、この人がイエスを遠くから見て、走り寄って拝し、 5:7 大声で叫んで言った、
「いと高き神の子イエスよ、あなたはわたしとなんの係わりがあるのです。
神に誓ってお願いします。
どうぞ、わたしを苦しめないでください」。
5:8 それは、イエスが、
「けがれた霊よ、この人から出て行け」
と言われたからである。
5:9 また彼に、
「なんという名前か」
と尋ねられると、
「レギオンと言います。
大ぜいなのですから」
と答えた。
5:10 そして、自分たちをこの土地から追い出さないようにと、しきりに願いつづけた。
5:11 さて、そこの山の中腹に、豚の大群が飼ってあった。
5:12 霊はイエスに願って言った、
「わたしどもを、豚にはいらせてください。
その中へ送ってください」。
5:13 イエスがお許しになったので、けがれた霊どもは出て行って、豚の中へはいり込んだ。
すると、その群れは二千匹ばかりであったが、がけから海へなだれを打って駆け下り、海の中でおぼれ死んでしまった。

 

使 16:16 ある時、わたしたちが、祈り場に行く途中、占いの霊につかれた女奴隷に出会った。
彼女は占いをして、その主人たちに多くの利益を得させていた者である。

 

使 19:16 そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押えつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。

 

 

 

 

 

B. 悪霊の力

Their Power

 

 

彼らは力を持っている
4つのこと

 

悪霊の力
①人間を内側から支配する。

 

マルコ5:1~5
マル 5:1 こうして彼らは海の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
5:2 それから、イエスが舟からあがられるとすぐに、けがれた霊につかれた人が墓場から出てきて、イエスに出会った。
5:3 この人は墓場をすみかとしており、もはやだれも、鎖でさえも彼をつなぎとめて置けなかった。
5:4 彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせを砕くので、だれも彼を押えつけることができなかったからである。
5:5 そして、夜昼たえまなく墓場や山で叫びつづけて、石で自分のからだを傷つけていた。

彼らは人間を内側から支配する力を持っている

 

使 19:16 そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押えつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。

Ⅸ.悪霊の支配 で詳しく説明したい

 

 

 

悪霊の力
②人間を苦しめる。

 

黙示録9章にあるように彼らは人間を苦しめる

9:1 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。
この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
9:2 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。
すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。
9:3 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。
9:4 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。
9:5 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。
彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
9:6 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
(A③にて上述)
9:11 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
9:12 第一のわざわいは、過ぎ去った。
見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
9:13 第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、 9:14 ラッパを持っている第六の御使にこ
呼びかけるのを、わたしは聞いた。
「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ」。
9:15 すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放たれた。
9:16 騎兵隊の数は二億であった。
わたしはその数を聞いた。
(A③にて上述)
9:20 これらの災害で殺されずに残った人々は、自分の手で造ったものについて、悔い改めようとせず、また悪霊のたぐいや、金・銀・銅・石・木で造られ、見ることも聞くことも歩くこともできない偶像を礼拝して、やめようともしなかった。
9:21 また、彼らは、その犯した殺人や、まじないや、不品行や、盗みを悔い改めようとしなかった。

苦しめるだけではなく人を殺すこともできる

 

 

 

悪霊の力
③奇跡を行う。

 

黙示録16:14
黙 16:14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。

奇跡を行うことができる

 

 

 

悪霊の力
④見える形であらわれる

 

良い天使がそうであるように彼らは見える形であらわれることができる

9:7~10 (A③にて上述)

9:17 ~19 (A③にて上述)

16:13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
6:14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。

 

 

 

セミナーテキストにないこと

悪霊の力
⑤超人的力を持っている。

 

マルコ5:3
マル 5:3 この人は墓場をすみかとしており、もはやだれも、鎖でさえも彼をつなぎとめて置けなかった。

 

使徒の働き19:16
使 19:16 そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押えつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。

 

 

 

 

 

C. 道徳性

Their Morality

 

彼らの道徳性
9つの事柄

 

道徳性
①汚れた霊

汚れた霊という呼び名からわかるように汚れをばらまくのが彼らの道徳性

 

マタ 10:1 そこで、イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊を追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやす権威をお授けになった。

 

マル 1:23 ちょうどその時、けがれた霊につかれた者が会堂にいて、叫んで言った、

 

マル 1:27 人々はみな驚きのあまり、互に論じて言った、
「これは、いったい何事か。
権威ある新しい教だ。
けがれた霊にさえ命じられると、彼らは従うのだ」。

 

マル 3:11 また、けがれた霊どもはイエスを見るごとに、みまえにひれ伏し、叫んで、
「あなたこそ神の子です」
と言った。

 

マル 5:2 それから、イエスが舟からあがられるとすぐに、けがれた霊につかれた人が墓場から出てきて、イエスに出会った。

 

マル 9:25 イエスは群衆が駆け寄って来るのをごらんになって、けがれた霊をしかって言われた、
「言うことも聞くこともさせない霊よ、わたしがおまえに命じる。
この子から出て行け。
二度と、はいって来るな」。

 

ルカ 4:36 みんなの者は驚いて、互に語り合って言った、
「これは、いったい、なんという言葉だろう。
権威と力とをもって汚れた霊に命じられると、彼らは出て行くのだ」。

 

使 8:7 汚れた霊につかれた多くの人々からは、その霊が大声でわめきながら出て行くし、また、多くの中風をわずらっている者や、足のきかない者がいやされたからである。

 

黙 16:13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。

 

 

 

道徳性
②悪霊

 

ルカ 7:21 そのとき、イエスはさまざまの病苦と悪霊とに悩む人々をいやし、また多くの盲人を見えるようにしておられたが、

彼らは不義をばらまく存在
本質的に堕落している。

 

 

 

道徳性
③激しい、乱暴

 

マタイ8:28
マタ 8:28 それから、向こう岸、ガダラ人の地に着かれると、悪霊につかれたふたりの者が、墓場から出てきてイエスに出会った。
彼らは手に負えない乱暴者で、だれもその辺の道を通ることができないほどであった。

彼らは激しく乱暴

 

 

 

道徳性
④下劣で悪意に満ちている

 

ルカ9:39
ルカ 9:39 霊が取りつきますと、彼は急に叫び出すのです。
それから、霊は彼をひきつけさせて、あわを吹かせ、彼を弱り果てさせて、なかなか出て行かないのです。

彼らは下劣で悪意に満ちている

 

 

 

道徳性

⑤極端な悪意(敵意)

 

マルコ9:20
マル 9:20 そこで人々は、その子をみもとに連れてきた。
霊がイエスを見るや否や、その子をひきつけさせたので、子は地に倒れ、あわを吹きながらころげまわった。

彼らは敵意を持ち悪意に満ちている

 

 

 

道徳性
⑥偽の教理

 

第一テモテ4:1~3
一テモ 4:1 しかし、御霊は明らかに告げて言う。後の時になると、ある人々は、惑わす霊と悪霊のとに気をとられて、信仰から離れ去るであろう。
4:2 それは、良心に焼き印をおされている偽り者の偽善のしわざである。
4:3 これらの偽り者どもは、結婚を禁じたり、食物を断つことを命じたりする。
しかし食物は、信仰があり真理を認める者が、感謝して受けるようにと、神の造られたものである。

彼らは偽の教理をうちたてる力を持っている
主要な6つの点がある。

そのにせの教理とは
信仰から離れること
惑わされる 誘惑に乗る
偽善的生活をしている
嘘を言う
良心が麻痺している
結婚したり食物に関してクリスチャンに自由が与えられているがそれを否定したりすること

 

 

 

道徳性

⑦将来さらに不道徳になる。

 

ルカ 8:27 陸にあがられると、その町の人で、悪霊につかれて長いあいだ着物も着ず、家に居つかないで墓場にばかりいた人に、出会われた。

 

 

 

道徳性

⑧サタンが支配する闇に属する。

 

エペソ6:12
エペ 6:12 わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。

 

 

 

道徳性

⑨悪に関して程度がある。

 

マタイ12:43~45
マタ 12:43 汚れた霊が人から出ると、休み場を求めて水の無い所を歩きまわるが、見つからない。
12:44 そこで、出てきた元の家に帰ろうと言って帰って見ると、その家はあいていて、そうじがしてある上、飾りつけがしてあった。
12:45 そこでまた出て行って、自分以上に悪い他の七つの霊を一緒に引き連れてきて中にはいり、そこに住み込む。
そうすると、その人ののちの状態は初めよりももっと悪くなるのである。
よこしまな今の時代も、このようになるであろう」。

悪霊は悪だが
悪霊のあいだにも悪に関しての程度の差があるということ

みんな悪だがマタイはその悪がより激しいものがあるということを教えている

 

 

 

 

天使論、サタン論、悪霊論(30)改め悪霊論(7)2023年8/26
悪霊論
Ⅷ.悪霊の活動
A.歴史
B.一般的な活動
C.特別な活動

 

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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