天使論、サタン論、悪霊論レジュメ(25)改め
悪霊論(2)2023年5/27
旧約聖書における悪霊の呼び名が興味深い
2010年フルクテンバウム博士セミナー『天使論、サタン論、悪霊論』(テキスト) を学んでいます。
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フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。
以下
青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは口語訳聖書 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会 を使用しています)
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句
(英語訳は基本American Standard Version ASVです。)
黒色の文章がセミナーの説明文
緑色の文章はHP編者による補足説明
茶色の文章はDr.Arnold G. Fruchtenbaum 『A Messianic Bible Study from Ariel Ministries』
MBS082 Demonology : The Doctrine of Demons からの補足説明です。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
悪霊論
DEMONOLOGY:
THE DOCTRINE OF DEMONS
By Dr. Arnold Fruchtenbaum
イントロダクション
Ⅰ.悪霊の存在
Ⅱ.悪霊の呼び名
Ⅲ.悪霊の人格
Ⅳ.悪霊の起源
Ⅴ.悪霊の数
Ⅵ.悪霊の組織
Ⅶ.悪霊の特徴
Ⅷ.悪霊の活動
Ⅸ.悪霊の支配
Ⅹ.悪霊と信者
Ⅺ.悪霊の将来の活動
Ⅻ.悪霊の運命
紙の聖書はこちらをどうぞ
セミナーテキスト2ページ(52/75)
Ⅱ.悪霊の呼び名
THE NAMES OF DEMONS
悪霊にはいろいろな名前がある
その呼び名を確認していこう
A. 旧約聖書での呼び名
The Old Testament Names
旧約聖書では12の異なった呼び名がある
①わざわいの御使い
the angels of evil
彼らがそうであるから。
御使いangel という語は「メッセンジャー」を意味し、
「悪の者」と呼ばれるサタンのメッセンジャーである。
詩篇78:49
詩 78:49 神は彼らの上に激しい怒りと、憤りと、
恨みと、悩みと、滅ぼす天使の群れとを放たれた。
(滅ぼす天使の群れ A band of angels of evil
新共同訳:災いの使い)
②神の子ら
the sons of God
旧約聖書でこの表現が使われる時はいつも天使をあらわす。
時に善天使を表すが、堕天使あるいは悪霊をも表すことができる。
創世記6:2、4(文脈は1~4節)
創 6:1 人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、6:2 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。
6:3 そこで主は言われた、
「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。
彼は肉にすぎないのだ。
しかし、彼の年は百二十年であろう」。
6:4 そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。
これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。
彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。
創世記6章の箇所はのちにより詳しく説明する
(120年とは人の寿命をそう定めたということではなく、このあとにくるノアの洪水までの期間のこと 詳しくは次の次の回にて)
③シェディム
shedim
悪霊どもという意味
「統治する」「主となる」を意味するヘブル語で、申32:17,詩106:37で悪霊に使われている。
この呼び名は、内部から人間に憑りつくことや外部から彼やその行動を支配することによって、人間の主人となったり支配したりしたいという悪霊の欲望を強調している。
申命記32:17
申 32:17 彼らは神でもない悪霊に犠牲をささげた。
それは彼らがかつて知らなかった神々、
近ごろ出た新しい神々、
先祖たちの恐れることもしなかった者である。
(悪霊 demons)
詩 106:37 彼らはそのむすこ、娘たちを悪霊にささげ、
この言葉は支配する或いは主人となるというような意味
④シェイリム
seirim
へブル語(男性名詞 複数)
山羊のかたちをした悪霊或いは山羊の偶像のことを言う
レビ 17:7 彼らが慕って姦淫をおこなったみだらな神に、再び犠牲をささげてはならない。
これは彼らが代々ながく守るべき定めである』。
(みだらな神 the he-goats
新共同訳:山羊の魔神
新改訳3:やぎの偶像
新改訳2017:雄やぎの偶像 )
歴代下 11:15 ヤラベアムは高き所と、みだらな神 と、自分で造った子牛のために自分の祭司を立てた。
(みだらな神 the he-goats
新共同訳:山羊の魔神
新改訳3:雄やぎ
新改訳2017:雄やぎ )
イザヤ13:21
イザ 13:21 ただ、野の獣がそこに伏し、
ほえる獣がその家に満ち、
だちょうがそこに住み、
鬼神がそこに踊る。
(鬼神 wild goats
新共同訳:山羊の魔神
新改訳3:野やぎ
新改訳2017:雄やぎ )
イザヤ34:14
イザ 34:14 野の獣はハイエナと出会い、
鬼神はその友を呼び、
夜の魔女もそこに降りてきて、休み所を得る。
(鬼神 the wild goat
新共同訳:山羊の魔神
新改訳3:野やぎ
新改訳2017:野やぎ )
後で見るように悪霊は動物に似た特徴を持つ。
或る者は山羊の形をしていてこれがシェイリムとして知られている。
サタンの集団がよく山羊の頭をシンボルとして使うのは偶然では全くない。
この呼び名はへブル語において悪霊に使われている。
⑤リリト
(こうもり 夜の魔女)
lilit
へブル語で(女性名詞 単数)
夜活動する悪霊を表す
イザヤ34:14
イザ 34:14 野の獣はハイエナと出会い、
鬼神はその友を呼び、
夜の魔女もそこに降りてきて、休み所を得る。
(夜の魔女 the night-monster
新共同訳:夜の魔女
新改訳3:こうもり
新改訳2017:夜の鳥 )
⑥悪霊
evil spirit
わざわいの霊で悪霊とは本来何かを強調する。
悪霊は霊的存在だが、或る霊的存在で堕落した者である。
第一サムエル16章及び 18章
サム上 16:14 さて主の霊はサウルを離れ、主から来る悪霊が彼を悩ました。
16:15 サウルの家来たちは彼に言った、
「ごらんなさい。
神から来る悪霊 があなたを悩ましているのです。
16:16 どうぞ、われわれの主君が、あなたの前に仕えている家来たちに命じて、じょうずに琴をひく者ひとりを捜させてください。
神から来る悪霊 があなたに臨む時、彼が手で琴をひくならば、あなたは良くなられるでしょう」。
(主から来る悪霊 an evil spirit from Jehovah)
(神から来る悪霊 an evil spirit from God)
サム上 16:23 神から出る悪霊がサウルに臨む時、ダビデは琴をとり、手でそれをひくと、サウルは気が静まり、良くなって、悪霊 は彼を離れた。
(神から出る悪霊 the evil spirit from God)
(悪霊 the evil spirit)
サム上 18:10 次の日、神から来る悪霊がサウルにはげしく臨んで、サウルが家の中で狂いわめいたので、ダビデは、いつものように、手で琴をひいた。
その時、サウルの手にやりがあったので、
サム上 19:9 さてサウルが家にいて手にやりを持ってすわっていた時、主から来る悪霊がサウルに臨んだので、ダビデは琴をひいていたが、
(主から来る悪霊 an evil spirit from Jehovah)
⑦偽りを言う霊
lying spirit
悪霊がどのような特徴かを強調する語である。
彼らは嘘つきで偽りが特徴である。
列王記第一22章
列王上 22:21 その時一つの霊が進み出て、主の前に立ち、
『わたしが彼をいざないましょう』
と言いました。
22:22 主は
『どのような方法でするのか』
と言われたので、彼は
『わたしが出て行って、偽りを言う霊となって、すべての預言者の口に宿りましょう』
と言いました。
そこで主は
『おまえは彼をいざなって、それを成し遂げるであろう。
出て行って、そうしなさい』
と言われました。
(一つの霊 a spirit)
(偽りを言う霊 a lying spirit)
偽りを言う霊とはおもににせ預言者たちをとおして偽の預言を語っていく霊ども
セミナーテキスト3ページ
⑧霊媒
a familiar spirit
これは魔女、心霊術者、その性質のものと関係した悪霊に使われる。
巫女、魔法使い、魔女を通して自らを明かす悪霊は霊媒である。
申 18:11 呪文を唱える者、口寄せ、かんなぎ、死人に問うことをする者があってはならない。
or a charmer, or a consulter with a familiar spirit, or a wizard, or a necromancer.
イザヤ8:19
イザ 8:19 人々があなたがたにむかって
「さえずるように、ささやくように語る巫子および魔術者に求めよ」
という時、民は自分たちの神に求むべきではないか。
生ける者のために死んだ者に求めるであろうか。
イザ 19:3 エジプトびとの魂は、
彼らのうちにうせて、むなしくなる。
わたしはその計りごとを破る。
彼らは偶像および魔術師、
巫子および魔法使に尋ね求める。
霊媒の悪霊は死んだ人のふりをして語りかけ
死者の霊がそこにいるかのように人々に信じさせる悪霊
⑨ガド
gad
「禍福」を意味する。
イザヤ65:11
イザ 65:11 しかし主を捨て、
わが聖なる山を忘れ、
机を禍福の神に供え、
混ぜ合わせた酒を盛って
運命の神にささげるあなたがたよ、
(禍福の神 Fortune
新共同訳:禍福の神
新改訳3:ガド
新改訳2017:ガド )
禍福の神 運命を告げる占いにでてくる悪霊
⑩メニ
meni
「運命」を意味する。
イザヤ65:11
イザ 65:11 しかし主を捨て、
わが聖なる山を忘れ、
机を禍福の神に供え、
混ぜ合わせた酒を盛って
運命の神 にささげるあなたがたよ、
(運命の神 Destiny
新共同訳:運命の神
新改訳3:メニ
新改訳2017:メニ )
これもまた運命の神
メニというのもまた神さまのわざを にせものをつくるが必ずしも占い師を通してではない
⑪エリリム
(むなしい 偶像)
elilim
これはよく「偶像 idol」として英訳されるが、実際は偶像礼拝の悪霊を表す。
偶像礼拝の背後には悪霊の業があり、特に偶像礼拝の業に関係するこの悪霊たちはエリリムと呼ばれる。
詩篇96篇5節
詩 96:5 もろもろの民のすべての神はむなしい。
しかし主はもろもろの天を造られた。
For all the gods of the peopoes are idols. ~
偶像礼拝を活発に行わせる働きをする悪霊
もし或る場所が偶像礼拝が活発に行われているとするならばそれはエリリムの活動の結果
⑫ケテブ
(滅び)
Ketev
ヘブル語
これは破壊の業に関係する悪霊たちを表す。
滅び或いは破壊という意味
ヨブの家族や持ち物を破壊した そういう働きをする悪霊
詩 91:6 また暗やみに歩きまわる疫病をも、
真昼に荒す滅びをも恐れることはない。
(滅び the destruction)
セミナーテキスト2ページ
B.新約聖書での呼び名
The New Testament Names
4つのカテゴリーの呼び名がある。
1.同じギリシャ語の語幹から出た言葉
Names Containing the Same Greek Root
ダイモニアというギリシャ語から6種類の言葉が派生している
基本にある意味は知性
知性があるという意味でこの派生している言葉6種類の言葉が合計79回使われる
悪霊は知的な存在
①ダイモン
(悪しき力)
daimon
「悪の力」を意味する。
マタイ8:31に1回だけ
マタ 8:31 悪霊どもはイエスに願って言った、
「もしわたしどもを追い出されるのなら、あの豚の群れの中につかわして下さい」。
これは悪しき力を持っている悪霊のことを表現している
②ダイモニオン
daimonion
悪霊 demon の基本的な語
新約聖書のギリシャ語のなかで最も普通に使われる言葉
合計63回ででてくる
ルカ 4:33 すると、汚れた悪霊につかれた人が会堂にいて、大声で叫び出した、
③ダイモニオデス
(悪霊に支配されている状態)
daimoniodes
悪霊に支配されている状態を言う
これも1回だけ
ヤコブ3:15
ヤコブ 3:15 そのような知恵は、上から下ってきたものではなくて、地につくもの、肉に属するもの、悪魔的なものである。
~ but is earthly, sensual, devilish
④ダイモニゾマイ
(内側から悪霊に支配される)
daimonizomai
「内部から悪霊に支配されている」を意味する。
内側から悪霊に支配されている状態
合計13回でてくる言葉
マタ 4:24 そこで、その評判はシリヤ全地にひろまり、人々があらゆる病にかかっている者、すなわち、いろいろの病気と苦しみとに悩んでいる者、悪霊につかれている者、てんかん、中風の者などをイエスのところに連れてきたので、これらの人々をおいやしになった。
この学びの先にいくと内側から悪霊に支配される状態がどういうことかを詳しく解説する
⑤デイシダイモネステロス
(宗教心にあつい)
desidaimonesteros
「悪霊を非常に崇めている」を意味する。
使徒の働き17:22だけにでてくる言葉
使 17:22 そこでパウロは、アレオパゴスの評議所のまん中に立って言った。
「アテネの人たちよ、あなたがたは、あらゆる点において、すこぶる宗教心に富んでおられると、わたしは見ている。
ye are very religious
これは悪霊に対して非常に尊敬をはらっているという言葉
いろいろなオカルト的な行動に熱心であるという場合も使われる
⑥デイスダイモニス(悪霊礼拝)
Deisdamonis
「悪霊崇拝」を意味する。
これも1回だけ使徒25:19
使 25:19 ただ、彼と争い合っているのは、彼ら自身の宗教に関し、また、死んでしまったのに生きているとパウロが主張しているイエスなる者に関する問題に過ぎない。
religion
これは悪霊礼拝及びオカルト的な行いを指す言葉
ギリシャ語の第一の分類は「ダイモニア」という言葉から派生した6種類の言葉
次の分類は「霊」という言葉が入っている言葉
2.「霊」という言葉が入っている呼び名
Names Containing “Spirit”
ダイモニアと言う言葉は常に否定的な意味の言葉だが
霊と言う言葉はマイナスイメージだけではなくプラスイメージも持っている言葉
人間の霊も聖霊もともに霊
「霊」は悪霊との関係では46回使われ
そこからでてくる名前が5つある
セミナーテキスト3ページ 下から5行目
訂正
誤:64
正:46
①悪霊
evil spirit
ルカ7:21にあるような悪霊という言葉
ルカ 7:21 そのとき、イエスはさまざまの病苦と悪霊とに悩む人々をいやし、また多くの盲人を見えるようにしておられたが、
使 19:12 たとえば、人々が、彼の身につけている手ぬぐいや前掛けを取って病人にあてると、その病気が除かれ、悪霊が出て行くのであった。
19:13 そこで、ユダヤ人のまじない師で、遍歴している者たちが、悪霊につかれている者にむかって、主イエスの名をとなえ、
「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。
出て行け」
と、ためしに言ってみた。
19:14 ユダヤの祭司長スケワという者の七人のむすこたちも、そんなことをしていた。
19:15 すると悪霊がこれに対して言った、
「イエスなら自分は知っている。
パウロもわかっている。
だが、おまえたちは、いったい何者だ」。
19:16 そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押えつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。
②汚れた霊
unclean spirit
人々がこの霊と関わると汚れた存在 汚れを身にうけるようになるという霊
マタ 10:1 そこで、イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊を追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやす権威をお授けになった。
マタ 12:43 汚れた霊が人から出ると、休み場を求めて水の無い所を歩きまわるが、見つからない。
マル 1:27 人々はみな驚きのあまり、互に論じて言った、
「これは、いったい何事か。
権威ある新しい教だ。
けがれた霊にさえ命じられると、彼らは従うのだ」。
マル 3:11 また、けがれた霊どもはイエスを見るごとに、みまえにひれ伏し、叫んで、
「あなたこそ神の子です」
と言った。
マル 5:13 イエスがお許しになったので、けがれた霊どもは出て行って、豚の中へはいり込んだ。
すると、その群れは二千匹ばかりであったが、がけから海へなだれを打って駆け下り、海の中でおぼれ死んでしまった。
使 5:16 またエルサレム附近の町々からも、大ぜいの人が、病人や汚れた霊に苦しめられている人たちを引き連れて、集まってきたが、その全部の者が、ひとり残らずいやされた。
使 8:7 汚れた霊につかれた多くの人々からは、その霊が大声でわめきながら出て行くし、また、多くの中風をわずらっている者や、足のきかない者がいやされたからである。
黙 16:13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
セミナーテキスト4ページ
③悪い霊
wicked spirit
英語ではwicked spiritと訳している
ルカ 11:26 そこでまた出て行って、自分以上に悪い他の七つの霊を引き連れてきて中にはいり、そこに住み込む。
そうすると、その人の後の状態は初めよりももっと悪くなるのである」。
(自分以上に悪い他の七つの霊 seven other spirits more evil than himself)
④惑わす霊
seducing spirits
第一テモテ4:1に惑わす霊というのがある
一テモ 4:1 しかし、御霊は明らかに告げて言う。
後の時になると、ある人々は、惑わす霊と悪霊の教とに気をとられて、信仰から離れ去るであろう。
(惑わす霊と悪霊の教 seducing spirits and doctrines of demons)
これは人間に不道徳を犯させる霊
⑤悪霊の霊
spirits of demons
ダイモニアという言葉と霊という言葉とくっつけている
これが黙示録16:14にでてくる言葉
黙 16:14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。
「ダイモニア」という分類或いは「霊」という分類以外の別の言葉
個々の悪霊を指す時によく使われる言葉
3.天使(使い、
メッセンジャー)
Angels
天使という語は「メッセンジャー」を意味し、悪霊は天使として表されるが、それは彼らもメッセンジャーでサタンの使いだからである。
これはサタンの使いとして利用される堕天使のこと
マタイ25:41では悪魔の天使という言い方が使われる
マタ 25:41 それから、左にいる人々にも言うであろう、
『のろわれた者どもよ、わたしを離れて、悪魔とその使たちとのために用意されている永遠の火にはいってしまえ。
(悪魔とその使たち the devil and his angels)
黙示録12:7~9ではサタンの使いという言葉が使われる
黙 12:7 さて、天では戦いが起った。
ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。
龍もその使たちも応戦したが、 12:8 勝てなかった。
そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。
12:9 この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。
(その使たち his angels )
4.破壊
Destruction
黙示録9:11この聖句はサタンのことを言っている可能性があるが
悪霊のかしらである可能性もあると言った
それがこの4番目破壊或いは破壊の霊
黙 9:11 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
(底知れぬ所の使 the angel of the abyss)
へブル語でアバドンAbaddon ギリシャ語でアポリュオンApollyonという
その意味は同じで破壊である。
これはサタンの可能性もあるし
悪霊のかしらである可能性もある
この名前は悪霊がどういう存在であるか
また彼らがどういう働きをするかにより与えられている名前
天使論、サタン論、悪霊論(26)改め悪霊論(3)2023年6/10へ
悪霊論
Ⅲ.悪霊の人格
Ⅳ.悪霊の起源
予定