八つの契約 レジュメ(11)2020年3/28
アブラハム契約に関する質問
2002年フルクテンバウム博士セミナー『聖書の八つの契約』(テキスト)を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD9枚組)(MP3版)(テキストのみ)
フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。
以下、青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは新改訳2017を載せています)
紫色の聖句は参考聖句です。
黒色の文章がセミナーの説明文です。
緑色の文章はHP編者による補足説明です。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
Ⅰ.エデン契約-条件付き契約-人類全般と
Ⅱ.アダム契約-無条件契約 -人類全般と
Ⅲ.ノア契約-無条件契約 -人類全般と
Ⅳ.アブラハム契約-無条件契約-イスラエルと
Ⅴ.モーセ契約-条件付き契約 -イスラエルと
Ⅵ.パレスチナ契約-無条件契約-イスラエルと
Ⅶ.ダビデ契約-無条件契約 -イスラエルと
Ⅷ.新しい契約-無条件契約 -イスラエルと
Ⅳ.アブラハム契約 4/4
THE ABRAHAMIC COVENANT
アブラハム契約のQ&A
(モーセ契約Q&Aの一部)
フルクテンバウムセミナー参加者によるアブラハム契約についての質問とその回答です。
出エジプト記4:25の質問が集中していました。
出 4:25 そのとき、ツィポラは火打石を取って、自分の息子 her son の包皮を切り取り、モーセの両足に付けて言った。
「まことに、あなたは私には血の花婿です。」
Q1(Abe)(アブラハムの短縮形エイブ):
モーセの妻のチッポラ(ツィポラ)が息子に割礼を授けています。
この息子はモーセの第一子だと思っていました。
なぜ第二子だと言えるのですか?
A1(Abe):
モーセには息子が二人いました。
出 18:3 彼女の二人の息子を連れて行った。その一人の名はゲルショムで、「私は異国にいる寄留者だ」という意味である。18:4 もう一人の名はエリエゼルで、「私の父の神は私の助けであり、ファラオの剣から私を救い出された」という意味である。
ここ(出4:25)では二人の息子に割礼を授けたとは書かれていません。
一人だと書かれています。(単数形)
最初に生まれた子どもに割礼を授けず第二子に割礼を授けていたとはあり得ないですね。
一人しか授けていないということは、考えられることは長男には既に授けていた。
次男は未だだった。
おそらく妻のチッポラがミディアン人ですから割礼をやってないです。
長男に割礼を授けているのを見て、もう次男だけにはして欲しくないと非常に嫌がったのでしょう。
ここで気づいて第二子に割礼を授けたというのが一番論理的な結論です。
Q2(Abe):
何故「血の花婿」と呼んだのですか?
どういう意味ですか?
出4:26 すると、主はモーセを放された。
彼女はそのとき割礼のゆえに「血の花婿」と言ったのである。
A2(Abe):
言っているのはチッポラ(ツィポラ)です。
「血の花婿」とは誰のこと?
モーセのことです。
モーセのことを嫌がって言っている言葉です。
私が結婚した夫はとんでもない奴だというような感じですね。
イギリス人は口汚い言葉で何かののしったりする時によく、ブラディーなんとかと言うんですね。
ですからチッポラは半分ミディアン人で半分イギリス人だったのかもしれませんね。(ジョーク)
日本語で言うと、こん畜生というような感じでしょうね。
Q3(Abe):
割礼はなぜ八日目と言われたのですか?
A3(Abe):
これはわかりません。
・・・
説明が書かれてありませんので。
(現在、中川健一牧師は新生児の免疫力が最も高まる時が八日目と説明されていますね。)
Q4(Abe):
八日目の割礼ではないのになぜ神さまはこれを受け入れられたのですか?
A4(Abe):
八日目に割礼を施すかどうかは、子どもが選べることではありません。
これは両親の選びです。
両親の選びによって八日目に割礼がなかった者が、自分の意思で割礼を受けた時に神がそれを受け入れられることはあります.
それの類推として、八日目ではないけれども、後になっての割礼を神さまが恵みによって受け入れられた、とこの箇所は解釈できます。
Q5(Abe):
マタイの福音書8:11~
御国の子らが御国の祝福からはねのけられているような記述があります。
御国の子らというのは誰を指すのですか?
マタ 8:11 あなたがたに言いますが、多くの人が東からも西からも来て、天の御国でアブラハム、イサク、ヤコブと一緒に食卓に着きます。
8:12 しかし、御国の子らは外の暗闇に放り出されます。
そこで泣いて歯ぎしりするのです。」
A5(Abe):
もしそれがイスラエルの民であるならばアブラハム契約と矛盾していないか?ということですね。
まず結論から言うと、御国の子らとはメシアであるイエスを受け入れなかったユダヤ人(イスラエルの民)のことをいいます。
アブラハム契約と矛盾していないか?
アブラハム契約とは救いを保障しているのではないのです。
アブラハム契約の条項を思い出してください。
土地、子孫、祝福の約束、そこまでがアブラハム契約の約束です。
救いとはどうやって与えられるか。
アブラハムはどうやって義とされましたか?
信じて義とされたのです。
旧約新約一貫して、私たちは信仰によって義とされるのです。(救いの方法)
ですから、アブラハム契約によってユダヤ人が自動的に救いに入れられたということではないのです。
アブラハム契約とは3つのエッセンスに集約するならば
土地が与えられる
子孫が約束されている
そして祝福を受ける。
自分が祝福され、またアブラハムの子孫をとおして異邦人も祝福されるという約束、これがアブラハム契約の約束です。
これが契約神学と違うところです。
契約神学は、契約を救いとみます。
(神学体系には「契約神学」と「ディスペンセーショナリズム」があります。
私たちは「伝統的ディスペンセーショナリズム」を支持する立場です。)
契約神学について詳しくは中川健一著『ディスペンセーショナリズムQ&A』(書籍のみ1528円)(CD5枚組書籍付き3000円) 03契約神学はどのように発展したのか 04契約神学の3つの契約とは、どのようなものか をどうぞ。
アブラハム契約は今言った3つの要素をユダヤ民族に保証したものであり、救われるのはあくまで信仰によってです。
アブラハム契約は無条件契約ですが、信じなければその人に救いはきません。
その区別をよくつけておいてください。
(後述Q.13 アブラハム契約は救いなのですか? 参照)
Q6(Abe):
「御国みくにの時代」というのは、どういうことですか?
千年王国というイメージでしょうか?
このへんの整理ができません。
教えてください。
A6(Abe):
来年(2003年)黙示録のセミナーをやりますので、その時にいらしてください。
嬉しい?来年黙示録をやるの。
その前にこの講義しっかり聞いてね。
モッテル・チャート(ディスペンセーションと聖書的契約の関係が描かれた下敷き)税込300円もどうぞ。
Q7(Abe):
(アブラハム契約は)無条件契約なので(アブラハムは)イサクをささげなくても契約は続行されたと解釈していいですか?
(創世記22章 参照)
A7(Abe):
捧げなかったらどうなっていたと想像しますか?
無条件契約ですからイサクをささげる捧げないは契約がなくなる、なくならないに関係ありません。
ですから、捧げないということもあり得たでしょう。
その場合、どうなっていたか?
アブラハムは神さまからさらに信仰の人としての厳しい訓練を受けていたと思います。
Q8(Abe):
創世記12:1~2
もしアブラムが示された地に行かなければ、こういう事考える人いるんだね、おもしろいね、契約は結ばれなかったか、または破棄されたのですか?
創 12:1 【主】はアブラムに言われた。
「あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。
12:2 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとする。
あなたは祝福となりなさい。
A8(Abe):
アブラハム契約は無条件契約ですが、それは神が示された地に行った時に結ばれるのです。
わたしが示す地へ行けというのは
契約を結ぶための前提になっているのです。
もし行かなかったらアブラハム契約そのものがありません。
では、どうなっていたのか?
神さまはきっとアブラハムに代わる誰か別の人を選んでいたかもしれませんね。
まあ、いい質問がでてきますねえ。
一人で考えていたら考えないような質問ですねえ。
Q9(Abe):
イエスさまが生まれる前の異邦人の救いはどうなっていましたか?
A9(Abe):
イエスさまが生まれる前の異邦人の救いはイザヤ書43章をあとでよく見てください。
ヤハウェ(【主】)こそまことの神であり、ヤハウェが唯一の救い主である。
偶像礼拝から離れ、唯一の神のみが私を救うという信仰(内容)をもった時に(イエスが生まれる前の)異邦人も同じ原則で救われました。
イザヤ43章一部
イザ 43:1 だが今、【主】はこう言われる。
ヤコブよ、あなたを創造した方、
イスラエルよ、あなたを形造った方が。
「恐れるな。わたしがあなたを贖ったからだ。
~
43:7 わたしの名で呼ばれるすべての者は、
わたしの栄光のために、わたしがこれを創造した。
これを形造り、また、これを造った。
~
43:10 ~
わたしより前に造られた神はなく、
わたしより後にも、それはいない。
43:11 わたし、このわたしが【主】であり、
ほかに救い主はいない。
43:12~
──【主】のことば──
わたしが神だ。
43:13 これから後もわたしは神だ。
~
43:25 わたし、このわたしは、わたし自身のために
あなたの背きの罪をぬぐい去り、
もうあなたの罪を思い出さない。
~
Q10(Abe):
福音を聞いたことのないままで死んだ人はどうなるのでしょうか?
A10(Abe):
この人は、福音を知らなかったというベースで裁かれるのではないのです。
神さまは、創造の秩序をとおして神がいることを教えています。
その人の良心をとおして神の存在、善悪の基準を教えています。
その基準に照らして裁かれ、その人は一人として、わざによる救いがないのと同じように、救いはないのです。
ですから私たちはイエスさまの福音を宣べ伝える必要があります。
ここで救いについて整理
*旧約聖書も新約聖書も救われる方法は同じ
信仰により(恵みにより)救われるのです。
アブラハムは、モーセの律法が与えられる「律法の時代」の前に信じることによって救われているでしょう。
ただ、
*信じることの内容、信仰の内容が時代とともに変わる
なぜかと言うと、ディスペンセーションによってどこまで啓示されているかが違うわけです。
私たちは今「恵みの時代」、このディスペンセーションにおいては全部のことが啓示されています。
十分な知識(下記「福音の三要素」 ほか)が与えられたわけです。
ところが、アブラハムは未だモーセ契約さえも知らないわけですが、その段階でもアブラハムは救われています。
信仰によって救われているからです。
(福音を聞いたことがない)旧約聖書の信徒たちはイエスさまの十字架のことを知らないのに救われていたのですか?
答えは、救われています。
信仰によって救われるというのが原理だからです。
(旧約時代、信じるべき内容はイエスさまの十字架ではありませんでした。)
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福音の三要素
コリント人への手紙第一 15:3〜4
私(使徒パウロ)があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。
キリストは、
(旧約)聖書に書いてあるとおりに、
私たちの罪のために死なれたこと、
また、葬られたこと、
また、(旧約)聖書に書いてあるとおりに、
三日目によみがえられたこと、
キリストの十字架以降、今、全ての人(ユダヤ人も異邦人も)が信じるべき福音の内容とはこの3つのことです。
① キリストは私たちの罪のために死なれたこと
② 墓に葬られたこと
③ 三日目に復活されたこと
この特別に啓示された福音の内容を理解し、同意し、イエス・キリストこそ自分を救ってくださる唯一のお方であると信じ信頼してください。あなたは神さまの恵みと、信仰により救われます。
イエスさまの十字架の血潮により罪赦され、神の子とされ、祝福された永遠のいのちをいただきましょう。
ロマ 4:7 「幸いなことよ、不法を赦され、罪をおおわれた人たち。
4:8 幸いなことよ、主が罪をお認めにならない人。」
中川健一牧師によるイエス・キリストの十字架についての無料メッセージ 公式アプリダウンロード
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Q11(Abe):
創世記26:5
創 26:5 これはアブラハムがわたしの声に聞き従い、わたしの戒めと命令とおきてとおしえを守ったからである。」(新改訳3)
創 26:5 これは、アブラハムがわたしの声に聞き従い、わたしの命令と掟とおしえを守って、わたしへの務めを果たしたからである。」(新改訳2017)
これを読むと、無条件契約なのに守ったからと神が言うので、まるで条件契約のようにみえますがどうでしょうか?
A11(Abe):
アブラハムは自分が信仰があることを従順によって表現しました。
ところが、別のところでは失敗しています。
ですから、もう一回言いますが、アブラハム及びその子孫が失敗してもあのアブラハム契約の条項、土地、子孫、祝福の約束は変わらないのです。
ここでは、アブラハムが自らの信仰を神のことばに従うことによって示し、それを神が喜ばれたことを言っているのであり、このアブラハム契約が条件付きか無条件付きかという話とはまた別のことですね。
もう一回言いますが、アブラハム契約は条件付き契約ではない無条件契約ですから、アブラハム及びイスラエル人の失敗によって反故になる、無効になるものではありません。
(「戒めと命令とおきてとおしえ」について、フォーラム参加者から質問がだされました。
他の参加者の創世記のメッセージメモによると「モーセの律法はまだ与えられていないので、アブラハム契約のもとで知られていた神の一連の命令」とのことでした。)
Q12(Abe):
イサク以外の子の子孫、ヤコブ以外の子の子孫は異邦人となるのですか?
A12(Abe):
アブラハム、イサク、ヤコブ以外の子の子孫は異邦人となるのか、そのとおりです。
「異邦人」とは「ユダヤ人ではない」ということですから、アブラハム、イサク、ヤコブの子孫がユダヤ人であるならば、それ以外の者は全部異邦人です。
つまり、アラブ人も異邦人だということです。
A13(Abe):
全ては十字架にいかなければならなのではないですか?
アブラハム契約は救いなのですか?
A13(Abe):
アブラハム契約が救いなのかという意味は、
ユダヤ人も十字架をとおしてでなければ救われないのでしょうか?
という質問です。
もう一度繰り返しますがアブラハム契約は救いの保証ではないのです。
アブラハム契約は土地、子孫、祝福の約束です。
救い(の方法)は信仰により(恵みにより)くるのです。
最終的にはアブラハム契約の成就として来るメシア(イエス・キリスト)が十字架にかかることにより救いが与えられるのです。
ですから(十字架の死以降の)ユダヤ人は、イエス・キリストを信じるという信仰によってしか、アブラハム契約の対象であっても救いはありません。
アブラハム契約は救いを保証しているものではないということです。
(ユダヤ人も)救いはイエス・キリストの十字架を信じることによって与えられるものです。
ヨハネ14:6
ヨハ 14:6 イエスは彼(トマス)に言われた。
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。
わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。
使徒4:12
使 4:12 この方(十字架につき、神が死者の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリスト)以外には、だれによっても救いはありません。
天の下でこの御名のほかに、私(ペテロ)たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」
Q14(Abe):
イスラエルを祝福する者は祝福される、イスラエルを呪う者は呪われるという条項は歴史が証明していると言われたと思います。
もう少し説明してください。
A14(Abe):
これは、フルクテンバウム先生のアブラハム契約の講義(2001年)があります。
・・・
これを全部説明しようとすると約2時間かかります。
中川健一牧師著『日本人に贈る聖書ものがたり(8)諸国民の巻(下)』文庫本もどうぞ
Q15(Abe):
アブラハム契約にサインし、封印された。
封印という意味を教えてください。
A15(Abe):
これは用語の問題です。
sealという言葉は締結したという意味なのです。
別になにかラベルを貼ったとか、そういう意味ではないのですね。
サインしてそれを締結した、契約がそこで完了したという意味で封印したと言っているのです。
これはちょっと直訳過ぎてマズかったですね、すみませんでした。
Q16(Abe):
アブラハム契約以前、イスラエル人たち以外の人々が行っていた割礼はどのような背景により行われていたのですか?
A16(Abe):
わかりません。
その民族その民族の、いろいろな理由があると思いますが、これはよくわかりません。
聖書には書いてありませんので。
Q17(Abe):
アブラハム契約は無条件契約なのに、割礼のことをみると条件契約のように見えるのは何故ですか?
A17(Abe):
無条件契約にも条項としてはこうしなさいという命令が含まれています。
ですからここは、無条件契約の中に含まれている命令に従ったかどうかが問題になっているのであり、
従わなかったから契約が破棄されるかどうかという問題ではないのです。
別な言い方をすると、ユダヤ人たちは荒野で38年間も割礼しなかったのです。
モーセどころじゃないでしょ。
イスラエル人全部が割礼しなかったのです、荒野の間38年間、約束の地に行くまで。
それでも神さまはこの契約を破棄しなかったでしょう。
ということは、割礼を施さなかったのは神の命令に不忠実であったということであり、だからといって(無条件)契約が破棄されることではないのです。
そこのところを区別して考えておいてください。
Q18(Abe):
創世記22:13~19はイサクをささげたのちアブラハムが帰って来るところですが、私の教会の先生が、ここを英語で読むと若者たちのところに戻ってきたのはアブラハム一人だけだったと話してくださいました。
本当なのでしょうか?
A18(Abe):
創 22:19a こうして、アブラハムは、若者たちのところに戻った。
Gen 22:19a So Abraham returned unto his young men, ~(ASV)
アブラハムが一人で戻って来たと書いてあるならそれでいいでしょう。
アブラハムはリーダーだったのですから、アブラハムは戻ってきた。
イサクが戻ってこなかった、と言っているわけではないのです。
英語でargument from silence
何も言っていないことから結論を導き出していく
「アブラハムは戻った」といったらイサクも戻ってきた、とこの文脈では表示されているわけで、ここから、戻ってきたのはアブラハム一人だったという結論を出すのはとても無理があります。
創 22:13 アブラハムが目を上げて見ると、見よ、一匹の雄羊が角を藪に引っかけていた。
アブラハムは行って、その雄羊を取り、それを自分の息子の代わりに、全焼のささげ物として献げた。
22:14 アブラハムは、その場所の名をアドナイ・イルエと呼んだ。
今日も、「【主】の山には備えがある」と言われている。
22:15 【主】の使いは再び天からアブラハムを呼んで、22:16 こう言われた。
「わたしは自分にかけて誓う──【主】のことば──。
あなたがこれを行い、自分の子、自分のひとり子を惜しまなかったので、22:17 確かにわたしは、あなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように大いに増やす。
あなたの子孫は敵の門を勝ち取る。
22:18 あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。
あなたが、わたしの声に聞き従ったからである。」
22:19 アブラハムは若い者たちのところに戻った。
彼らは立って、一緒にベエル・シェバに行った。
こうしてアブラハムはベエル・シェバに住んだ。
Q19(Abe):
アブラハムはなぜ神さまから特別に選ばれて契約を受けたのですか?
ユダヤ人の中でも特に何か神さまの目から見て他の者たちとの違いがあったのですか?
その意図を教えてください。
A19(Abe):
アブラハムが生きていた時にユダヤ人はいましたか?
いませんね。
ユダヤ人はヤコブ(アブラハムの孫)から始まっています。
ですから、まずこの質問の「ユダヤ人の中でも特別な何かがあったのか?」
アブラハムの時にはユダヤ人はいません。
二つ目、ではアブラハムは何故選ばれたのか?
理由はわかりません。
神の主権に属することです。
ですからアブラハムではなくて別の人を選んでいても良かったわけです。
(詳しくは中川健一著『ディスペンセーショナリズムQ&A』(書籍のみ1528円)(CD5枚組書籍付き3000円) 20アブラハム契約とはどのようなものか をどうぞ。)
八つの契約(12) 2020年4/11へ
Ⅴ.モーセ契約(1/未定)
A.モーセ契約に与る者 B.モーセ契約の中心的条項(1/2)十戒との関係、血の犠牲