練馬桜台聖書フォーラム

終末論のクライマックス レジュメ(1)2021年 1/30

2021.02.01

カテゴリー:学び, 終末論のクライマックス

終末論のクライマックス レジュメ(1)2021年1/30

 

マタイ12章 赦されない罪

 

2015年フルクテンバウム博士セミナー『終末論のクライマックステキスト) (チャート)を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD11枚組)(DVD6枚組)(MP3版)(テキストのみ

 

 

レジュメもくじ

前回のレジュメ「八つの契約」(28)

 

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下、青色の聖句はセミナーでとりあげられた聖句です。
(但し、ここでは新改訳2017を使用しています)
「口語訳」とは 旧約聖書1955年改訳 新約聖書1954年改訳 日本聖書協会
「新改訳3」とは聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会 
「新改訳2017」とは聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 からの引用です。
紫色の聖句は2回目の聖句または参考聖句です。
黒色の文章がセミナーの説明文です。

緑色の文章はHP編者による補足説明です。
茶色の文章はDr.Arnold G. Fruchtenbaum 『Messianic Bible Study Series』003 The Basis of the Second Coming of the Messiah からの補足説明です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
メシアを信じたユダヤ人「ラビたちの教えに対する反論」もリンク先に入れました。

紙の聖書「新改訳2017」こちらから

 

 

「終末論のクライマックス」目次 

再臨の前提条件
THE BASIS OF THE SECOND COMING OF THE MESSIAH

反キリストの興隆と滅亡
THE RISE AND FALL OF THE ANTICHRIST
ハルマゲドンの戦い(チャート)
THE CAMPAIGN OF ARMAGEDDON
御国以降
AFTER THE KINGDOM
永遠の秩序
THE ETERNAL ORDER

 

 

 

通訳をされる中川健一牧師による
セミナー
開会の祈り(一部変えています)

天の父なる神さま、これから学びをスタートいたします。
主が共にいて、私たちに知恵とまた忍耐心と力とを与えてくださるようにお願いをいたします。
今日もここに主なるイエスご自身がいて我らを導いてくださることを感謝をいたします。
学びは礼拝であり、礼拝は学びです。
啓示されたみことばの素晴らしさのゆえにあなたの御名を心からたたえます。
ここに集いましたお一人ひとりがセミナーをとおして新たにされ、宣教の場へと派遣されますように。

主イエス・キリストの御名によって感謝して祈ります。アーメン

 

 

再臨の前提条件
THE BASIS OF THE SECOND COMING OF THE MESSIAH

 

 

群衆はみな
驚いて言った。
「もしかすると、
この人が
ダビデの子なのでは
ないだろうか。」
マタイの福音書 12:23

 

 

はじめに
INTRODUCTION

 

 

メシアが地上に再臨され、メシア的王国を確立する前に、
或る条件が満たされなければいけません。
そのことをこの課では学ぼうとしています。

 

教会が天にあげられる携挙
メシアがイスラエルのために地上に戻って来られる再臨とは
明確に異なる二つの出来事です。

 

 

携挙
THE RAPTURE OF THE CHURCH

前提条件がない

いつでもそれが起こり得る
つまり今日でも携挙が起こり得るということ

携挙は神さまが教会のためにたてている計画の中に含まれる出来事

 

 

再臨
THE SECOND COMING OF THE MESSIAH

神がイスラエルのためにたてている計画の一つ

それが起こる前に、或る前提条件が満たされなければならない

 

 

 

 

Ⅰ.イエスのメシア性の拒否(1/4)
THE REJECTION OF HIS MISSIAHSHIP

 

この学びではまずマタイの福音書12章を取り上げて内容を確認します。

 

 

再臨の前提条件「ユダヤ人たちが自らの咎を悔い改めること」についての

背景の説明

 

マタイの福音書ではイエスさまの公生涯は4章から始まっています。

4章から12章
イエスさまはイスラエルの全土を巡り町から町へ、会堂から会堂へ旅をしています。

 

イエスさまの語るメッセージ

自分は旧約聖書の預言者たちが預言していたメシアであること
その証明が数々の奇跡であること

をイエスさまは主張されました。

 

 

マタイ4~12章で行われている奇跡

自分がメシアであることを証明する為の奇跡であり
イスラエルがイエスを受け入れるように促している奇跡

 

 

 

このしるし二つのことを証明しようとします。

メシア性:イエスはメシアである
イエスこそ旧約聖書の預言者たちが預言していた
メシアご自身であるということ

メッセージ:御国の福音
旧約聖書の預言者たちがあれほど詳細に預言していた
メシア的王国が今、到来しつつあるということ

もしユダヤ人たちがイエスのその主張を受け入れたなら、彼らの世代のうちにメシア的王国が成就する

しかし、ユダヤ人たちがイエスをそのメシア的王国の王であると認めるまでは王国は成就しない

 

 

 

4~12章でもう一つ言えるのは

イエスはパリサイ人たちの批判、反対を受けたということ

 

パリサイ人が紀元1世紀当時のユダヤ教の主流派でした。

 

パリサイ人たちのメシア理解

・メシアは同じくパリサイ派の一員である
・メシアはモーセの律法に忠実なだけではなくて、パリサイ派の口伝律法や伝統にも忠実に生きるはずだ

 

ですから、メシアがパリサイ派でないというのは考えられないことでした。

 

しかし、マタイ4~12章で
イエスはパリサイ派の口伝律法や伝統を一貫して否定し続けています。

 

 

そしてマタイの12章に至ると

パリサイ人たちがイエスを公に拒否するという出来事が起こります。

その結果、イエスの奉仕の本質及び奇跡をおこなう目的が変化することになります(のちほど別のレジュメで)

 

 

マタイの福音書12:22~24


22節
マタ 12:22 そのとき、悪霊つかれて目が見えず、きけな人が連れて来られた
イエスが癒やされたので、その人はものを言い、目も見えるようになった。

或る出来事が大きな変化をもたらします。

きけなくする悪霊につかれている人がイエスのもとに連れて来られたところから始まります。
この時代のユダヤ人の世界で悪霊の追い出しは珍しいことではありませんでした。
パリサイ人、ラビたち、その生徒たちも悪霊追い出しをしていました。
ですから27節になるとイエスさまは
「あなたがたの子らが追い出しているのは、だれによってなのですか。」とおっしゃっています。
これは当時の習慣に言及した内容です。

 

紀元1世紀
古代のユダヤ教の悪霊追い出しの3ステップ

1 悪霊とのコミュニケーションラインを確立
悪霊は憑りついている人の声帯を使ってものを言います。

2 悪霊の名前を聞き出す

3 その悪霊の名を呼んで悪霊を追い出す

 

イエスさま自身がそれと同じ手順を踏んで悪霊追い出しをする場合があります。

例)
マルコの福音書5章
イエス様は悪霊に憑かれた男と対決をした時に、「おまえの名は何か」とお聞きになりました。
その時に「私の名はレギオンです。私たちは大勢ですから」という答えが返ってきました。
その場合はイエスさまは当時のユダヤ人の手順に従っているわけです。

ルカ 8:30 イエスが「おまえの名は何か」とお尋ねになると、彼は「レギオンです」と答えた。
悪霊が大勢彼に入っていたからである。

 

しかし、その手順を使っている限り追い出せない悪霊があります
口をきけない悪霊、口がきけないから名前を聞き出すことができない。
パリサイ派的な手法では、このタイプの悪霊は追い出すことが不可能です。

 

 

ですからイエスさまがここで行われる追い出しは非常にユニークなものでした。

 

イエスさまはこれ以前にも多くのしるしを行われましたが、それは必ずしもメシアだけが行える特殊なものではありませんでした。

しかし、それ以前に誰もやったことがない奇跡、メシアだけが行える奇跡というのが幾つかあるのです。

イエスがメシアしか行えない奇跡をおこなった時に人々はイエスがメシアだろうかと質問をするようになるわけです。

 

メシア的奇跡と呼ばれる奇跡3つ

1 ユダヤ人の皮膚病患者
ツァラアト患者の癒し

2 生まれつき盲人のいやし
途中で失明した人のいやしはメシア的奇跡とは言いません。
(ヨハ9章)

3 口をきけない悪霊の追い出し
22節を見ると、イエスがそのタイプの悪霊を追い出しています。
マコ9:17~29(聖句は下記*)

 

その結果、ユダヤ人の群衆がどういう質問をしているかご注目ください。



12:23 群衆はみな驚いて言った。
「もしかすると、この人がダビデの子なのではないだろうか。」
Can this be the son of David?

ダビデの子:メシアの称号

この人物はユダヤ人のメシアではないのか?という質問をしています。

 

 

 

この段階に至るまでイエスご自身は沢山の悪霊追い出しを行ってきました。
しかし、その文脈の中ではこの質問はおこってこなかったのです。
その時は「あなたはどういう権威によって悪霊を追い出しているのか」という質問でした。

 

しかし
口もきけない悪霊の場合
イエスがメシアなのかどうかという質問

どういう権威によって悪霊を追い出すのか
ではなく
この人はダビデの子なのか
という質問をするようになります。

 

 

リーダーシップコンプレックス

ユダヤ人の群衆:質問はするが自分では結論を出したくない人たち
霊的リーダーであるパリサイ人たちから答えを頂きたいという心の状態にあった

ユダヤ人の歴史を見るとユダヤ民族は常に
いわゆるリーダーシップコンプレックスのもとで生きてきた人々です。

霊的指導者たちが向かう方向に人々がついていくという傾向があるのです。

ヘブル語聖書(旧約聖書)の中にはその例がいくつもでてきます。
王が主の目にかなうことをした場合に人々はその後をついていきました。
しかし、王が主の目に忌むべきことをした場合も人々はそのあとをついていきました。

こんにち私たちがユダヤ人に伝道する場合でも、彼らは同じような態度をとります。
彼らはこう言うのです。
もし、このイエスという人がメシアならば、どうしてラビたちは信じてないのか。

それがリーダーシップコンプレックスと呼ぶようなものです。

 

紀元1世紀のユダヤ社会において
パリサイ派が霊的な部分を牛耳っていたのでリーダーシップコンプレックスは更に強くなっていました。
ですから、彼らは質問をしたとしても自分では答えようとしていないのです。

そういう場合にリーダーとして選択肢は二つしかありません。


イエスはメシアだと宣言する
しかし、リーダーたちはそれをしたくない。
イエスがパリサイ主義を否定していますから
イエスをメシアだとは認めたくないのです。


イエスがメシアだということを拒否する
しかし、もしイエスのメシア性を拒否したとしたら、
民衆には、なぜメシア的奇跡をしている人がメシアではないのかという理由を説明しなければいけません。

 

セミナーテキストの2ページ

24節
12:24 これを聞いたパリサイ人たちは言った。
「この人が悪霊どもを追い出しているのは、ただ悪霊どものかしらベルゼブルによることだ。」

彼らは、その選択肢の第2の方を選んでいます。

イエスはメシアだということを拒否しました。

 

次に、メシアしかできない奇跡を行う理由を説明しています。

イエスもまた悪霊に憑かれている
ただその場合は普通の悪霊ではなく悪霊どものかしらであるベルゼブルに憑かれている、という説明です。

ベルゼブル
2つのヘブル語の合成語
「蠅の王」という意味

これが、イエスがメシアであるという主張をパリサイ人たちが拒否した公の理由

 

 

新約聖書に記録されていますが、同じ理由が古代のユダヤ教の文献に載っています。
特に2箇所、ラビ文書の中に言及が見られます。


ユダヤ教では祭りの日に死刑をしてはいけないのですが、それに反してなぜイエスが死刑になったのかを説明している箇所がある
その理由
彼は魔術を使ってイスラエルの民を惑わしたと
魔術と悪霊に憑かれることとは相関関係がある


イエスが未だエジプトに住んでいた頃イエスは左手にヘブル語の神の御名4文字のきりこみを入れた
その魔術的力を借りてイエスは奇跡をおこなうことができた

 

 

新約聖書の記録も2つのラビ的文書の記録も
イエスが奇跡をおこなったこと自体は否定していないのです。

2つのラビ的文書はイエスの奇跡の力は魔術にあるのだと結論づけています。

 

 

イエスがこのような悪霊の追い出しをできたのは
彼自身が悪霊のかしらに憑かれていたからだ
というのが公の説明となったのです。

 

 

イエスは4つのポイントを挙げて自分を弁護しています。

 

12:25~29

マタ 12:25 イエスは彼らの思いを知って言われた。
「どんな国でも分裂して争えば荒れすたれ、どんな町でも家でも分裂して争えば立ち行きません。

12:26 もし、サタンサタンを追い出しているのなら、仲間割れしたことになります。
それなら、どのようにしてそのは立ち行くのですか。

この批判は到底論理的には成り立ちません。
もしそれが本当だとしたらサタンの王が内輪もめして崩壊するからです。

 

12:27 また、もしわたしが、ベルゼブルによって悪霊どもを追い出しているとしたら、あなたがたの子らが追い出しているのは、だれによってなのですか。
そういうわけで、あなたがたの子らが、あなたがたをさばく者となります。

パリサイ人自身が悪霊どもを追い出す力は神からの賜物だと教えていたのです。
しかしイエスについてそれが悪霊の力だと言うのは、彼らの神学に一貫性がないということです。

 

12:28 しかし、わたしが神の御霊によって悪霊どもを追い出しているのなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。

イエスが悪霊を追い出しているという事実は
イエスが伝えている神の国来てい
自分がメシアだということ
を証明している証拠だと言います。

12:29 まず強い者を縛り上げるのでなければ、強い者の家に入って家財を奪い取ることが、どうしてできるでしょうか。
縛り上げれば、その家を略奪できます。

この悪霊の追い出しはイエスが悪魔、サタンよりも強いお方だということを証明しているのであり
イエスがサタンに仕えているわけではないということです。

 

 

 

イエスがその世代のユダヤ人たちに対してさばきの宣言をします。

 

12:30~37
マタ 12:30 わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしとともに集めない者は散らしているのです。
2:31 ですから、わたしはあなたがたに言います。

人はどんな罪も冒瀆も赦していただけますが、御霊に対する冒瀆赦されません
but the blasphemy against the Spirit shall not be forgiven.
12:32 また、人の子に逆らうことばを口にする者でも赦されます。
しかし、聖霊に逆らうことを言う者は、この世でも次に来る世でも赦されません
12:33 木を良いとし、その実も良いとするか、木を悪いとし、その実も悪いとするか、どちらかです。
木の良し悪しはその実によって分かります。
12:34 まむしの子孫たち、おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えますか。
心に満ちていることを口が話すのです。
12:35 良い人は良い倉から良い物を取り出し、悪い者は悪い倉から悪い物を取り出します。

セミナーテキストの3ページ
12:36 わたしはあなたがたに言います。
人は、口にするあらゆる無益なことばについて、さばきの日に申し開きをしなければなりません。
12:37 あなたは自分のことばによって義とされ、また、自分のことばによって不義に定められるのです。」

その世代のイスラエルの上にくだる特別な裁きが宣言されます。

それは赦されない罪、或いは聖霊を冒涜した罪と呼ばれる内容です。

 

 

赦されない罪:
その世代の者たち(ユダヤ人)が犯した罪

 

その世代の者たちにくだるさばきがここで予告されます。

この赦されない罪からくるさばき
40年後の紀元70年
エルサレムの神殿の崩壊、町の崩壊
そしてユダヤ人が世界に離散したという事実

 

 

 

赦されない罪は文脈から判断すると具体的にはどういうものであるか
より詳細に定義し理解しておく必要があります。

 

この赦されない罪という言葉がでてくる文脈はここだけです。
マルコ、ルカでも、文脈は同じ並行箇所です。(聖句は下記**)
ですからその解釈はこの文脈においてなされなければなりません。

 

 

この文脈に基づいて赦されない罪を定義すると

 

イエスがこの地上にいた時に
ユダヤ人のリーダーたちが
(イスラエルが国家的に)

イエスは悪霊に憑かれているという理由で
メシア性を拒否した罪のこと

 

 

 

赦されない罪について詳しくは次回につづく

  

 

中川健一著『終末論Q&A』書籍のみB5/190頁2000円)(CD12枚組書籍付き4200円を是非どうぞ。
今日の箇所は25ユダヤ人たちの咎とは何か 1.イエスのメシア性の拒否

 

終末論のクライマックス(22021年2/13
Ⅰ.イエスのメシア性の拒否(2/4)

 

以下は参照聖句
                                             

メシア的奇跡3*
マコ9:17~29
(セミナーテキスト1ページ)
マル 9:17 すると群衆の一人が答えた。

「先生。
口をきけなくする霊につかれた私の息子を、あなたのところに連れて来ました。

9:18 その霊が息子に取りつくと、ところかまわず倒します。
息子は泡を吹き、歯ぎしりして、からだをこわばらせます。
それであなたのお弟子たちに、霊を追い出してくださいとお願いしたのですが、できませんでした。」
9:19 イエスは彼らに言われた。
「ああ、不信仰な時代だ。
いつまで、わたしはあなたがたと一緒にいなければならないのか。
いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。
その子をわたしのところに連れて来なさい。」

9:20 そこで、人々はその子をイエスのもとに連れて来た。
イエスを見ると、霊がすぐ彼に引きつけを起こさせたので、彼は地面に倒れ、泡を吹きながら転げ回った。

9:21 イエスは父親にお尋ねになった。
「この子にこのようなことが起こるようになってから、どのくらいたちますか。」
父親は答えた。
「幼い時からです。

9:22 霊は息子を殺そうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。
しかし、おできになるなら、私たちをあわれんでお助けください。」

9:23 イエスは言われた。
「できるなら、と言うのですか。
信じる者には、どんなことでもできるのです。」

9:24 するとすぐに、その子の父親は叫んで言った。
「信じます。
不信仰な私をお助けください。」

9:25 イエスは、群衆が駆け寄って来るのを見ると、汚れた霊を叱って言われた。
「口をきけなくし、耳を聞こえなくする霊。
わたしはおまえに命じる。
この子から出て行け。
二度とこの子に入るな。」
9:26 すると霊は叫び声をあげ、その子を激しく引きつけさせて出て行った。
するとその子が死んだようになったので、多くの人たちは「この子は死んでしまった」と言った。
9:27 しかし、イエスが手を取って起こされると、その子は立ち上がった。
9:28 イエスが家に入られると、弟子たちがそっと尋ねた。
「私たちが霊を追い出せなかったのは、なぜですか。」
9:29 すると、イエスは言われた。
「この種のものは、祈りによらなければ、何によっても追い出すことができません。」

 

 

並行箇所**?


ルカ 11:14
さて、イエスは悪霊を追い出しておられた。
それは口をきけなくする悪霊であった。
悪霊が出て行くと、口がきけなかった人がものを言い始めたので、群衆は驚いた。
11:15 しかし、彼らのうちのある者たちは、「悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ」と言った。

11:16 また、ほかの者たちはイエスを試みようとして、天からのしるしを要求した。
11:17 しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。
「どんな国でも内輪もめしたら荒れすたれ、家も内輪で争えば倒れます。

11:18 あなたがたは、わたしがベルゼブルによって悪霊どもを追い出していると言いますが、サタンが仲間割れしたのなら、どうしてサタンの国は立ち行くことができるでしょう。
11:19 もし、わたしがベルゼブルによって悪霊どもを追い出しているとしたら、あなたがたの子らが悪霊どもを追い出しているのは、だれによってなのですか。
そういうわけで、あなたがたの子らがあなたがたをさばく者となります。

11:20 しかし、わたしが神の指によって悪霊どもを追い出しているのなら、もう神の国はあなたがたのところに来ているのです。
11:21 強い者が十分に武装して自分の屋敷を守っているときは、その財産は無事です。
11:22 しかし、もっと強い人が襲って来て彼に打ち勝つと、彼が頼みにしていた武具を奪い、分捕り品を分けます。
11:23 わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしとともに集めない者は散らしているのです。

 

ルカ 12:10 人の子を悪く言う者はだれでも赦されます。
しかし、聖霊を冒瀆する者は赦されません。

 

マタ 9:32 その人たちが出て行くと、見よ、人々はイエスのもとに、悪霊につかれて口のきけない人を連れて来た。
9:33 悪霊が追い出されると、口のきけない人がものを言うようになった。
群衆は驚いて、「こんなことはイスラエルで、いまだかつて起こったことがない」と言った。
9:34 しかし、パリサイ人たちは、「彼は悪霊どものかしらによって悪霊どもを追い出しているのだ」と言った。

                                                                                                                                                                                                     

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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