練馬桜台聖書フォーラム

千年王国レジュメ(12)2018年 2/24

2018.02.28

カテゴリー:千年王国, 学び

千年王国レジュメ(12)2018年2/24

 

いけにえの儀式が復活?

千年王国の祭儀法とモーセの律法の関係とは

 

2013年フルクテンバウム博士セミナー『聖書は千年王国について何を教えているか』テキスト) を学んでいます。
ご購入はこちらから(CD8枚組)(DVD8枚組)(MP3版)(テキストのみ

 

レジュメもくじ
前回のレジュメ(11)

 

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下、青色の聖句はテキストでみていく聖句です。
紫色の聖句は2回目にでてきた聖句または参考聖句です。
ここでは新改訳3聖書 新改訳 ©1970,1978,2003 新日本聖書刊行会 を使用しています。
緑色の文章は補足説明です。
黒色の文章がセミナーの説明文です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

 

「千年王国The Millennium」と「メシア的王国The Messianic Kingdom」の意味は全く同じです。

Ⅳ.メシア的王国におけるイスラエル
Israel in the Messianic Kingdom

 

 

セミナーテキスト41ページ

E.千年王国における祭司と祭儀制度
エゼ44:1〜46:24

The Millennial System of Priesthood and Sacrifice – Ezekiel 44:1~46:24

 

 

① 東向きの外の門に関する規則
the law of the outer eastern gate

エゼキエル44:1〜3
シャカイナグローリーの帰還について

 

千年王国の神殿の東向きの外の門は閉ざされたままになります。
現在のエルサレムの東の門(黄金門)とは関係ありません。

 

 

 

②  シャカイナグローリーに関するまた異なった記述
another message of the Shechinah Glory

エゼキエル44:4〜8

 

ここまでは前回学びました。

 

 

 

 

③ レビ人の任務に関する記述
the duties of the Levites

レビ人は神殿の雑務をこなします。

 

エゼキエル44:9〜14
エゼ 44:9 神である主はこう仰せられる。心にも肉体にも割礼を受けていない外国人は、だれもわたしの聖所に入ってはならない。
イスラエル人の中にいる外国人はみなそうだ。

割礼が要求され、異邦人もまた肉の割礼を受けます。

44:10 レビ人でも、イスラエルが迷って自分たちの偶像を慕って、わたしから迷い出たとき、わたしを捨て去ったので、彼らは自分たちの咎を負わなければならない。
レビ人の過去の罪が指摘され、それ故にレビ人は雑務をこなすようになります。

44:11 彼らは宮の門で番をし、宮で奉仕をして、わたしの聖所で仕えるはずなのだ。
彼らは民のために、全焼のいけにえや、ほかのいけにえをほふり、民に仕えて彼らに奉仕しなければならない。

レビ人の奉仕の内容です

44:12 それなのにレビ人たちは、民の偶像の前で民に仕え、イスラエルの家を不義に引き込んだ。
それゆえ、わたしは彼らに誓う。
──神である主の御告げ──彼らは自分たちの咎を負わなければならない。
44:13 彼らは、祭司としてわたしに仕えるために、わたしに近づいてはならない。
わたしのあらゆる聖なる物、または最も聖なる物に触れてはならない。
彼らは自分たちの恥と自分たちの行った忌みきらうべきわざの責めとを負わなければならない。
44:14 わたしは彼らに、宮のあらゆる奉仕とそこで行われるすべての宮の任務を果たさせる。

レビ人祭司となれない理由を再度記述しています。

 

 

 

 

④ ツァドクの子孫に関する記述
the duties of the sons of Zadok

エゼキエル44:15〜31
エゼ 44:15 しかし、イスラエル人が迷ってわたしから離れたときもわたしの聖所の任務を果たした、ツァドクの子孫のレビ人の祭司たちは、わたしに近づいてわたしに仕え、わたしに脂肪と血とをささげてわたしに仕えることができる。
──神である主の御告げ──44:16 彼らはわたしの聖所に入り、わたしの机に近づいてわたしに仕え、わたしへの任務を果たすことができる。
44:17 彼らは内庭の門に入るときには、亜麻布の服を着なければならない。
内庭の門、および神殿の中で務めをするときは、毛織り物を身に着けてはならない。
44:18 頭には亜麻布のかぶり物をかぶり、腰には亜麻布のももひきをはかなければならない。
汗の出るような物を身に着けてはならない。
44:19 彼らが外庭に出て、外庭の民のところに出て行くときは、務めのときに着ていた服を脱ぎ、それを聖所の部屋にしまい、ほかの服を着なければならない。
その服によって民を聖なるものとしないためである。
44:20 彼らは頭をそってはならない。
髪を長く伸ばしすぎてもいけない。
頭は適当に刈らなければならない。
44:21 祭司はだれも、内庭に入るときには、ぶどう酒を飲んではならない。
44:22 やもめや、離婚された女を妻にしてはならない。
ただ、イスラエルの民のうちの処女をめとらなければならない。
しかし、やもめでも、それが祭司のやもめであれば、めとってもよい。
44:23 彼らは、わたしの民に、聖なるものと俗なるものとの違いを教え、汚れたものときよいものとの区別を教えなければならない。
44:24 争いがあるときには、彼らは、わたしの定めに従ってさばきの座に着き、これをさばかなければならない。
わたしのすべての例祭には、わたしの律法とおきてとを守り、わたしの安息日を聖別しなければならない。
44:25 彼らは、死人に近づいて身を汚してはならない。
ただし、自分の父、母、息子、娘、兄弟、未婚の姉妹のためには汚れてもよい。
44:26 その場合、その人は、きよめられて後、さらに七日間待たなければならない。
44:27 聖所で仕えるために聖所の内庭に入る日には、彼は罪のためのいけにえをささげなければならない。
──神である主の御告げ──44:28 これが彼らの相続地となる。
わたしが彼らの相続地である。
あなたがたはイスラエルの中で彼らに所有地を与えてはならない。
わたしが彼らの所有地である。
44:29 彼らの食物は、穀物のささげ物、罪のためのいけにえ、罪過のためのいけにえである。
イスラエルのうちのすべての献納物は彼らのものである。
44:30 あらゆる種類の初物、あなたがたのあらゆる奉納物のうちの最上の奉納物は、すべて祭司たちのものであり、あなたがたの麦粉の初物も祭司に与えなければならない。
あなたの家に祝福が宿るためである。
44:31 祭司たちは、死んだものや裂き殺されたものはすべて、鳥であれ獣であれ、食べてはならない。

ツァドクの子孫だけが犠牲のいけにえを捧げることができます。

 

 

 

 

⑤ 聖なる奉納地に関する記述
the Holy Oblation or the Mountain of Jehovah’s House

 

エゼキエル45:1〜8

山の頂上について「【主】の家の山」で学びました。
山頂は約80km四方、そのうち神殿域は縦横約1.6km四方

 

 

 

 

君主の責務に関する記述
the duties of the prince, David

エゼキエル45:9〜46:18

測定の律法
the law of the measurements

エゼ 45:9 神である主はこう仰せられる。
イスラエルの君主たちよ。
もうたくさんだ。
暴虐と暴行を取り除き、公義と正義とを行え。
わたしの民を重税で追い立てることをやめよ。
──神である主の御告げ──
45:10 正しいはかり、正しいエパ、正しいバテを使え。
45:11 エパとバテとを同一量にせよ。
バテはホメルの十分の一、エパもホメルの十分の一とせよ。
その量はホメルを単位とせよ。
45:12 一シェケルは二十ゲラである。
二十シェケルと二十五シェケルと十五シェケルとで一ミナとせよ。

ささげものに関する律法
the laws of the offerings

45:13 あなたがたがささげる奉納物は次のとおりである。
小麦一ホメルから六分の一エパ、大麦一ホメルから六分の一エパをささげ、45:14 油の単位により、油のバテで、一コルから十分の一バテをささげよ。
一コルは一ホメルと同じく十バテである。
45:15 また、イスラエルの潤った地の羊の群れから二百頭ごとに一頭の羊を、ささげ物、全焼のいけにえ、和解のいけにえのためにささげ、彼らのための贖いとせよ。
──神である主の御告げ──

一般的な規定
general instructions

45:16 国のすべての民に、この奉納物をイスラエルの君主に納めさせよ
45:17 君主は、祭りの日、新月の祭り、安息日、すなわちイスラエルの家のあらゆる例祭に、全焼のいけにえ、穀物のささげ物、注ぎのぶどう酒を供える義務がある。
彼はイスラエルの家の贖いのため、罪のためのいけにえ、穀物のささげ物、全焼のいけにえ、和解のいけにえをささげなければならない。

新年のささげ物
the New Year offerings

45:18 神である主はこう仰せられる。
第一の月の第一日に、あなたは傷のない若い雄牛を取り、聖所をきよめなければならない。
45:19 祭司は罪のためのいけにえから、血を取り、それを宮の戸口の柱や、祭壇の台座の四隅や、内庭の門の脇柱に塗らなければならない。
45:20 その月の七日にも、あなたは、あやまって罪を犯した者やわきまえのない者のためにこのようにし、宮のために贖いをしなければならない。

過越の祭りのささげ物
the Passover offerings

45:21 第一の月の十四日に、あなたがたは過越の祭りを守り、その祭りの七日間、種を入れないパンを食べなければならない。
45:22 その日に君主は、自分のためと国のすべての民のために、罪のためのいけにえとして雄牛をささげなければならない。
45:23 その祭りの七日間、彼は全焼のいけにえとして傷のない七頭の雄牛と七頭の雄羊を、七日間、毎日、【主】にささげなければならない。
また一頭の雄やぎを、罪のためのいけにえとして、毎日ささげなければならない。
45:24 穀物のささげ物は、雄牛一頭に一エパ、雄羊一頭に一エパをささげなければならない。
油は一エパごとに一ヒンとする。

仮庵の祭りのささげ物
the offerings of the Feast of Tabernacles

45:25 第七の月の十五日の祭りにも、七日間、これと同じようにささげなければならない。
すなわち、罪のためのいけにえ、全焼のいけにえ、穀物のささげ物、それに油を、同じようにささげなければならない。

安息日のささげ物
the Sabbath offerings

46:1 神である主はこう仰せられる。
内庭の東向きの門は、労働をする六日間は閉じておき、安息日と、新月の祭りの日にはあけなければならない。
46:2 君主は外側の門の玄関の間を通って入り、門の戸口の柱のそばに立っていなければならない。
祭司たちは彼の全焼のいけにえと、和解のいけにえをささげ、彼は門の敷居のところで礼拝して出て行かなければならない。
門は夕暮れまで閉じてはならない。
46:3 一般の人々も、安息日と新月の祭りの日には、その門の入口で、【主】の前に礼拝をしなければならない。
46:4 君主が安息日に【主】にささげる全焼のいけにえは、傷のない子羊六頭と、傷のない雄羊一頭である。
46:5 また、穀物のささげ物は、雄羊一頭について一エパ。
子羊のためには、彼が与えることのできるだけの穀物のささげ物。油は一エパごとに一ヒンである。

新月のささげ物
the New Moon offerings

46:6 新月の祭りの日には、傷のない若い雄牛一頭と、傷のない子羊六頭と雄羊一頭である。
46:7 穀物のささげ物をするために、雄牛一頭に一エパ。雄羊一頭に一エパ。
子羊のためには、手に入れることのできただけでよい。
油は一エパごとに一ヒンである。
46:8 君主が入るときには、門の玄関の間を通って入り、そこを通って出て行かなければならない。

特別な例祭でのささげ物
the special festival offerings

46:9 しかし、一般の人々が例祭の日に【主】の前に入って来るとき、北の門を通って礼拝に来る者は南の門を通って出て行き、南の門を通って入って来る者は北の門を通って出て行かなければならない。
自分の入って来た門を通って帰ってはならない。
その反対側から出て行かなければならない。
46:10 君主は、彼らが入るとき、いっしょに入り、彼らが出るとき、いっしょに出なければならない。
46:11 祭りと例祭には、穀物のささげ物は、雄牛一頭に一エパ、雄羊一頭に一エパ。子羊のためには与えることのできるだけのもの。
油は一エパごとに一ヒンである。
46:12 また、君主が、全焼のいけにえを、進んでささげるささげ物として、あるいは和解のいけにえを、進んでささげるささげ物として【主】にささげるときには、彼のために東向きの門をあけなければならない。
彼は安息日にささげると同じように、全焼のいけにえと和解のいけにえとをささげなければならない。
彼が出て行くなら、彼が出て行って後、その門は閉じられる。

日々のささげ物
the daily sacrifices

46:13 あなたは毎日、傷のない一歳の子羊一頭を全焼のいけにえとして、【主】にささげなければならない。
これを毎朝ささげなければならない。
46:14 それに添えて、毎朝、六分の一エパの穀物のささげ物、上等の小麦粉に振りかけるための油三分の一ヒンをささげなければならない。
これが【主】への穀物のささげ物であり、永遠に続く定めである。
46:15 こうして、子羊や穀物のささげ物や油を、常供の全焼のいけにえとして、毎朝ささげなければならない。

君主に与えられている特権
the prince will have some special rights

46:16 神である主はこう仰せられる。
もし、君主が、贈り物として自分の相続地を自分の息子たちに与えるなら、それは息子たちのものとなり、それは相続地として彼らの所有地となる。
46:17 しかし、もし、彼が自分の相続地の一部を贈り物として奴隷のひとりに与えるなら、それは解放の年まで彼のものであるが、その後、それは君主に返される。
ただ息子たちだけが、相続地を自分のものとすることができる。
46:18 君主は、民の相続地を奪って彼らをその所有地から押しのけてはならない。
彼は自分の所有地から自分の息子たちに相続地を与えなければならない。
それは、わたしの民がひとりでも、その所有地から散らされないためである。」

ダビデは内庭の東門のところで奉仕をします。

特に1年の中の特別な祭りの時に捧げものをささげる働きがダビデに備えられています。
1 新年のささげ物
2 過越しの祭りのささげ物
3 仮庵の祭りのささげ物
4 安息日のささげ物
5 新月のささげ物(毎月1回)

セミナーテキストの42ページ

6 特別な例祭でのささげ物
7 日々のささげ物

 

 

 

 

⑦ ささげ物を煮る際の規定に関する記述
the laws of the boiling of the sacrifices

エゼキエル46:19〜24
エゼ 46:19 それから、彼は私を、門のわきにある出入口から、北向きになっている祭司たちの聖所の部屋に連れて行った。
すると、西のほうの隅に一つの場所があった。
46:20 彼は私に言った。
「ここは祭司たちが、罪過のためのいけにえや、罪のためのいけにえを煮たり、穀物のささげ物を焼いたりする場所である。
これらの物を外庭に持ち出して民を聖なるものとしないためである。」
46:21 彼は私を外庭に連れ出し、庭の四隅を通らせた。
すると庭の隅には、それぞれまた、ほかの庭があった。
46:22 庭の四隅に仕切られた庭があり、それは長さ四十キュビト、幅三十キュビトであって、四つともみな同じ寸法であった。
46:23 その四つとも、回りは石の壁で囲まれ、石の壁の下のほうには料理場が作られていた。
46:24 彼は私に言った。
「これは、宮で奉仕をしている者が、民からのいけにえを煮る料理場である。」

 

 

 

 

字義通りの聖書解釈への一般的な反論とそれへの回答

 

Q1:
何故モーセの律法が規定していた犠牲のシステムを再度採用する必要があるのですか?

A1:
千年王国の祭儀法はモーセの律法の復活ではありません。

同じ要素もありますが余りにも異なった要素が多く含まれているからです。

千年王国の祭儀法は、千年王国の律法に基づいたいけにえのシステムでありモーセの律法によるいけにえとは異なるので、モーセの律法への回帰ではないのです。

 

このいけにえは、文字通り字義通りに解釈するか、比喩的に解釈するか、という問題に戻ります。

もし象徴的なものだとするならば:
・どうしてこれほど具体的なこと(サイズ、いけにえの種類、回数)が規定されているのでしょうか?
・それほど詳細な規定を必要としないはずです。
・象徴は聖書のどこかで説明されているはずですが、そのような記述も全くありません。

ですから、詳細な情報は字義通り文字通りに解釈する時に最も意味がでてきます。
新しい「御国の律法」として文字通りに解釈しましょう。

 

 

Q2:
千年王国において何故再びいけにえの祭儀法がでてくるのですか?

A2:
覚えておきたいのはモーセの律法もいけにえの動物によって人の罪が取り去られることはなかったということです。
へブル10:1〜4
ヘブル 10:1 律法には、後に来るすばらしいものの影はあっても、その実物はないのですから、律法は、年ごとに絶えずささげられる同じいけにえによって神に近づいて来る人々を、完全にすることができないのです。
10:2 もしそれができたのであったら、礼拝する人々は、一度きよめられた者として、もはや罪を意識しなかったはずであり、したがって、ささげ物をすることは、やんだはずです。
10:3 ところがかえって、これらのささげ物によって、罪が年ごとに思い出されるのです。
10:4 雄牛とやぎの血は、罪を除くことができません。
雄牛ややぎの血が人の罪を取り除くことは不可能であると、モーセの律法によるいけにえの限界を教えています。

 

モーセの律法によれば動物を捧げるとことは、メシアがやがて贖罪死を遂げるとはどういうことかを教える視聴覚教育です。
イザヤ書53:10〜12
イザ 53:10 しかし、彼を砕いて、痛めることは
【主】のみこころであった。

もし彼が、自分のいのちを
罪過のためのいけにえとするなら、
彼は末長く、子孫を見ることができ、
【主】のみこころは彼によって成し遂げられる。

53:11 彼は、自分のいのちの
激しい苦しみのあとを見て、満足する。

わたしの正しいしもべは、
その知識によって多くの人を義とし、
彼らの咎を彼がになう。

53:12 それゆえ、わたしは、多くの人々を彼に分け与え、
彼は強者たちを分捕り物としてわかちとる。

彼が自分のいのちを死に明け渡し、
そむいた人たちとともに数えられたからである。

彼は多くの人の罪を負い、
そむいた人たちのためにとりなしをする。

 

 

千年王国における犠牲の動物の考えられる目的3つ

 

1.
イスラエル人に
メシアが何をしてくださったかを思い出させるための視聴覚教育

 

今私たちクリスチャンは記念のため聖餐式が与えられています。

・・・・・・・・・・・・・・・・

参考までに聖餐式の聖句

マタ 26:26 また、彼ら(イエスと十二弟子)が食事(過越の食事)をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、弟子たちに与えて言われた。
「取って食べなさい。
これはわたしのからだです。」
26:27 また杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。
「みな、この杯から飲みなさい。
26:28 これは、わたしの契約の血です。
罪を赦すために多くの人のために流されるものです。
26:29 ただ、言っておきます。
わたしの父の御国で、あなたがたと新しく飲むその日までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」

 

マル 14:22 それから、みなが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、彼らに与えて言われた。
「取りなさい。
これはわたしのからだです。」
14:23 また、杯を取り、感謝をささげて後、彼らに与えられた。
彼らはみなその杯から飲んだ。
14:24 イエスは彼らに言われた。
「これはわたしの契約の血です。
多くの人のために流されるものです。
14:25 まことに、あなたがたに告げます。
神の国で新しく飲むその日までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」

 

ルカ 22:17 そしてイエスは、杯を取り、感謝をささげて後、言われた。
「これを取って、互いに分けて飲みなさい。
22:18 あなたがたに言いますが、今から、神の国が来る時までは、わたしはもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」22:19 それから、パンを取り、感謝をささげてから、裂いて、弟子たちに与えて言われた。
「これは、あなたがたのために与える、わたしのからだです。
わたしを覚えてこれを行いなさい。
22:20 食事の後、杯も同じようにして言われた。
「この杯は、あなたがたのために流されるわたしの血による新しい契約です。

 

Ⅰコリ 11:23 私(パウロ)は主から受けたことを、あなたがたに伝えたのです。
すなわち、主イエスは、渡される夜、パンを取り、11:24 感謝をささげて後、それを裂き、こう言われました。
「これはあなたがたのための、わたしのからだです。
わたしを覚えて、これを行いなさい。
11:25 夕食の後、杯をも同じようにして言われました。
「この杯は、わたしの血による新しい契約です。
これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行いなさい。
11:26 ですから、あなたがたは、このパンを食べ、この杯を飲むたびに、主が来られるまで、主の死を告げ知らせるのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私たちはメシアの死を記念するためにキリストのからだを象徴するパンを食べ、キリストの血を象徴する葡萄酒を飲むという具体的なことを行います。
メシアが再臨されるまでそれを行うようにと教会は命じられています
千年王国においては聖餐式の必要性はなくなります)。

 

2.

(千年王国で肉体をもつ聖徒たちにとって)
父なる神との交わりの回復のために必要
私たちは、メシア(子なる神イエス・キリスト)を救い主と信じ霊的新生を体験した瞬間に、永遠に変わることのない父(父なる神)との関係を手に入れました。
しかし今でも罪を犯します。
その場合、信者は罪を(神に)告白することにより父(神)との交わりを回復します。

第一ヨハネ1:9
Ⅰヨハ 1:9 もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。

肉体的なからだを持った(生きた)ままで御国に入った人たちがいます。
彼らは依然として罪を犯すことがありますが、この犠牲の動物を捧げることが父なる神との交わりの回復の方法になります。

 

3.
王なるお方が統治する神政政治において、聖い王からの祝福を受けるためには受ける側に
儀式的な聖めが必要
その犠牲のいけにえはきよめのために用いられるというものです。
永遠の救いとは関係のない儀式的聖めです。
旧約時代も救われるのは啓示された神への信仰と恵みによってのみであり、その救われたイスラエル人が自ら儀式に順応しました。
千年王国においても祭儀への従いが神の祝福を受けることにつながる、ということでしょうか。)

 

以上、祭儀は肉体をもって千年王国に入った者(患難期に信じて生き延びた者、イエスの再臨時に生きていたユダヤ人、羊と山羊のさばきを受けた羊の異邦人、千年王国で生まれたのち信じた異邦人、千年王国で生まれた全てのユダヤ人)が関わるものかと??ダビデは栄光のからだですが。

 

 

 

 

千年王国レジュメ(13)2018年3/17
Ⅳメシア的王国におけるイスラエル F.千年王国の川、G.千年王国のイスラエル 

 

練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

バックナンバー