ヨハネの黙示録レジュメ(13)2016年5/14
黙示録13:11〜13:18
地からの獣=にせ預言者(にせものの聖霊)
獣の刻印666
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黙13:11~18 地からの獣
以下、青色の聖句は順番にみている黙示録本文の聖句です。
紫色の聖句はその他の引用聖句です。
緑色の文章は補足説明なので、読み飛ばしてかまいません。
興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。
( )内も補足説明です。
B. 大患難時代 6~18章
2. 大患難時代の中間に起こる出来事 10~14章
セミナーテキスト6ページ
h.地からの獣 13:11~13:18
(1) 獣の実体とその働き 13:11~15
13:11 わたしはまた、ほかの獣が地から上って来るのを見た。
それには小羊のような角が二つあって、龍のように物を言った。
13:11
地からの獣は2つの特徴をもっています。
① 獣が小羊のような姿をしているということは宗教的な性格をもっているということです。
② ところが、話し始めると竜(龍)のように物を言います。
竜とはサタンのことですから、このにせものの聖霊の背後にあるのはサタンの力であるとわかります。
彼をにせ預言者とよんでいる箇所は黙示録に3箇所あります。
黙示録16:13
黙 16:13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
黙示録19:20
黙 19:20 しかし、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も、獣と共に捕えられた。
そして、この両者とも、生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた。
黙示録20:10
黙 20:10 そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。
そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。
13:12 そして、先の獣の持つすべての権力をその前で働かせた。
また、地と地に住む人々に、致命的な傷がいやされた先の獣を拝ませた。
13:12
にせものの聖霊の活動は15節までで4つ書かれています。
① 最初の獣が持っているすべての権威を(先の獣の持つすべての権力を)働かせることができました。
にせものの御子が本物の御子そっくりなように、にせものの聖霊は本物の聖霊そっくりです。
② 最初の獣(反キリスト)を礼拝するように人々を導きます。
まことの御霊は御子を礼拝するように人々を導きますが、それと同じで、にせものの聖霊はにせものの御子を礼拝するように人々を導きます。
13:13 また、大いなるしるしを行って、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。
13:14 さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わし、
13:13〜14前半
③ まことの御霊がしるしや奇跡を行われるように、にせものの預言者はにせのしるし、奇跡、癒し等を行います。
かつ、つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを、地に住む人々に命じた。
13:15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、その獣の像が物を言うことさえできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
13:14後半〜15
剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの像を造るように(つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを)、地上に住む人々に命じました。
④ にせものの聖霊は反キリストの像をつくり、その像が物を言うようにかえることができます。
荒らす憎むべきものは2つの段階でくるという話を以前しました。
第1段階 :
反キリストが自ら神殿に座して自分自身を神と宣言します。
しかし、彼はエルサレムから離れてバビロンに行き、バビロンを都とした政治的な王国をつくります。
エルサレムは宗教的な都として機能を維持します。
第2段階 :
そのエルサレムの神殿の至聖所に反キリストの像が置かれるようになります。
ダニエル書12:11
ダニ 12:11 常供の燔祭が取り除かれ、荒す憎むべきものが立てられる時から、千二百九十日が定められている。
その像は神殿の中に1290日とどまります。
(2) 獣の刻印 13:16~18
聖霊は、信じる者にまことの聖霊の証印を押してくださる方です。
にせものの聖霊はにせものの刻印を押します。
それを獣の刻印と呼びます。
13:16 また、小さき者にも、大いなる者にも、富める者にも、貧しき者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々に、その右の手あるいは額に刻印を押させ、
13:16
反キリストを信じる者は右手か額かにその刻印を受けます。
刻印を受け入れるということ :
反キリストがメシアであると受け入れ、信じていることのしるし
13:17 この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした。
この刻印は、その獣の名、または、その名の数字のことである。
13:17
その刻印を受ける理由は、売り買いができるようになるためです。
ある聖書学者が言うような、クレジットカードや世界統一の銀行システム、統一通貨等のことではなく、このマークを持たない者は仕事も売買もできないということを言っています。
第二次大戦中、これと似たようなことはすでに起こりました。
ドイツのナチがポーランドを征服した時、新しい身分証明証が発行されました。
ポーランド人ほか異邦人の証明証の上にはカギ十字がついていて、ユダヤ人はカギ十字のない身分証明証を渡されました。
ユダヤ人は教師としての職や、工場での職場を失い、生きることができない状態に追い込まれました。
これが世界大で起こるのです。
その獣のしるしを受け入れる者だけが職場に戻り、また売買をし、生き続けることができるのです。
聖書本文に留まって、それが何を意味しているかを理解することは非常に重要です。
この獣の刻印とは、どのように理解すればよいのでしょうか。
13:18 ここに、知恵が必要である。
思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。
その数字とは、人間をさすものである。
そして、その数字は六百六十六である。
13:18
5つの特徴
1 それは獣の名です。
2 その名前は数字に置き換えることができます。
3 その数字は獣を表す数字です。
4 それは人間をさす数字です。
5 その番号は666になります。
結論 :
反キリストの名前をへブル語に置き換えて数字に換算すると666になるということです。
旧約聖書の時代のへブル語に数字はありません。
一つひとつのへブル語の文字が数字に置き換えられるという機能を持っていました。
へブル語は22の子音からできています。
最初のアレフが1、10番目までが1~10、11番目からは20、30、40…100、100の次は200で300、400。
へブル語の名前は数字に置き換えることができます。
それがここのベースになっています。
或る人の名前をへブル語に置き換えて足し算してみました。
166+260=426 (260+171=431?)
666になりませんので、中川健一牧師は間違いなく反キリストではないと証明されました、ハレルヤ(一同喝采)
ヨハネの黙示録レジュメ(14)2016年5月28日
黙14:1~20 中間期の7つの宣言とその目的3つ(シオンの山の上の144000人、永遠の福音、バビロンの崩壊、獣の刻印、殉教者たち、刈り取り、踏まれる酒ぶね)、チャート・中間期の12の出来事(患難期の第二次世界大戦、反キリストの死、サタンが地に落とされる、サタンによる反キリストの復活、3人の王の死 7人の王の服従、宗教組織バビロンの破壊、ふたりの証人の死、7年の契約の破棄、荒らす憎むべきもの、にせ預言者、666と反キリストへの礼拝、ユダヤ人に対する迫害の開始) へ
引用聖句は日本聖書協会『旧約聖書 1955年改訳、新約聖書 1954年改訳』(口語訳)を使用しています。