□はじめに
主イエス・キリストは、「わたしの名において」父に求めるように、と言われました。そのため、私たちは、「天の父なる神様」という呼びかけで祈りを始め、「主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン」という結語で祈りを締めくくります。
では、「主イエス・キリストの御名によって」祈る、とはどういうことでしょうか。
□前回までの内容
12月と1月とで、ヨハネの福音書、使徒の働き、そしてへブル人への手紙から学びました。そこから学んだことをまとめると、次のようになります。
□「主イエス・キリストの御名によって」祈ると、イエスが働いてくださる
私たちがイエスの御名によって祈ると、イエスご自身が働いてくださいます。そして、栄光は父なる神に帰せられます。
そのように応答される祈りになるのは、私たちが、単に「主イエス・キリストの名によって」と唱えるのではなく、「イエスを愛し、イエスを神から出て来た者と信じます」という愛と信仰をもって祈るときです。
□「主イエス・キリストの御名によって」とは、イエスの復活を信じることの証し
私たちがイエスの御名によって祈るのは、「神がイエスを死者の中からよみがえらせたことを信じます」という表明です。イエスが私たちの罪のために死なれたこと、墓に葬られたこと、そして三日目に復活されたこと、この3つのことを信じた人が、神の子とされ、神を父と呼ぶことができるのです。
□「主イエス・キリストの御名によって」祈るとは、大祭司なるイエスを通して神に祈るということ
私たちは試みに弱く、失敗しやすい者ですが、イエスは私たちの弱さをよくわかってくださいます。イエスは私たちのために神の御前でとりなしをしてくださる大祭司です。イエスが私たちの代わりに祈るのではありません。イエスがとりなしてくださるから、私たちは大胆に神に近づくことができるのです。
□今回は、エペソ人への手紙とガラテヤ人への手紙から学びます。
集会資料(PDFファイル)は、次をクリックしてください。
音声メッセージは、次をクリックしてください。