2022年11月12日
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回からは、「承」の時期に入っています。
□今回のことば
起承転結の「承」の部、メシアとしての権威を現わす時期は、終わりに近づいています。
ついに指導者層は、イエスをメシアではないと、公式に拒否しました。
拒否を受けた日から、弟子たちに対するレッスンが始まりました。
レッスン1は、拒否の日の夕方から、日没後にかけて起きた出来事でした。
イエスと弟子たちが舟に乗ってガリラヤ湖の対岸に向かっていると、突風が吹いて大波が起こり、舟は沈没寸前になりました。
このとき、イエスが風と波を鎮めて、自然を制する力を持っていることを弟子たちに示しました。
レッスン2は、対岸に着いてから起きた出来事でした。イエスが悪霊を制する権威を持っていることを弟子たちに示しました。
前回、レッスン3は、対岸から戻ってから起きた出来事でした。長血の女の病を癒し、会堂管理者ヤイロの娘を死からよみがえらせて、病と死を制する権威を弟子たちに示しました。
今回は、レッスン4、盲目を制する権威を示した出来事です。イエスのことばは、二人の目の見えない人たちにイエスが語られたことばです。
イエスが家に入られると、その人たちがみもとに来た。
イエスが、「わたしにそれができると信じるのか」と言われると、彼らは「はい、主よ」と言った。
そこでイエスは彼らの目にさわって、「あなたがたの信仰のとおりになれ」と言われた。
すると、彼らの目が開いた。(マタイ9:28~30a)
□実集会のみです、オンライン同時配信はありません
コロナ感染症が依然として懸念されますが、感染防止に配慮しつつ、小規模での集会を再開します。
みやま集会では、実集会の進行に集中させていただきたく、オンライン同時配信はいたしません。
オンラインでは、翌月の第一水曜日、夜の8時から1時間程度、同じテーマを扱いますので、そちらへの御参加をお願いいたします。
□集会用資料(PDFファイル)