2026年7月8日・12日 イエスのことば第69回
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回から第33回までで、「承」の時期を終えました。
第34回から「転」の部、弟子訓練の時期に入りました。十字架まで、あと1年余です。
□今回のことば
紀元29年12月の冬の祭りを終えてから翌年の春まで、聖書には15の出来事が記されています。
第64回から、その15の出来事を見ています。
前々回は、その5番目の記事、「富について」(ルカ16章)、その前半部分である「不正の富」でした。
場面は4番目の記事からの続きで、聞き手には二つのグループがいました。
第一グループは取税人や罪人たち(=遊女たち)。
第二グループはパリサイ人たちと律法学者たち、すなわち、イエスをメシアとは認めようとしない指導者たちでした。
イエスはここで視線をパリサイ人たちから、弟子たちの方にも向けながら、富(お金)についての話を聞かせました。
イエスは「不正な管理人のたとえ話」を語り、たとえ話の中に出てくる金持ちの富を「不正の富」と言いました。
律法では同胞から利息をとってはならないと命じられているのに、パイサイ人たちのような金持ちたちは、抜け道を作って自分たちの富を増し加えていたからです。
イエスは、「人は神と富との両方に仕えることはできない」と教えました。
前回は、「富について」(ルカ16章)の後半、「富と死後の世界」でした。イエスの話を聞いていたパリサイ人たちは、イエスをあざ笑っていました。裕福であることは神の祝福を受けているしるしであって、自分たちは正しいと誇っていたからです。
そこでイエスは、ある金持ちと貧しい人ラザロが死後どうなったか、実話をもって警告します。
金持ちだからといって、死後の世界の行先が良い所とは限りません。
神のことばに耳を傾け、神を信じたかどうか、です。
今回は、これまでの一連の教えのしめくくりです。
イエスは、「不正の富」の教えの中で、この世の富を用いて信仰の友をつくるように聞き手皆に言いました。
今回は弟子たちに、信仰の友をつくる、すなわち福音宣教の働きをしていくうえで大切な心得について、イエスが命じます。すると、弟子たちは「私たちの信仰を増し加えてください」と要望します。
これに対して、イエスは「神の命令に従う姿勢」について教えます。
しもべが命じられたことをしたからといって、主人はそのしもべに感謝するでしょうか。同じようにあなたがたも、自分に命じられたことをすべて行ったら、『私たちは取るに足りないしもべです。なすべきことをしただけです』と言いなさい。」
(ルカ17:9~10)
弟子たちにとって、イエスの命令を実行するのは容易ではないと思ったから、「信仰を増し加えてください」と要望したのに、イエスの答えは、「命じられたことをすべて行え。それで当たり前だ」というような感じです。
これはどういう意味でしょうか?
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。
賛美、今回の録音時間は約14分です。
学び、録音時間は約37分です。





