前橋聖書フォーラムでは、「御国の福音」と題した学びのシリーズを進めています。この学びは、「神の御国」を軸として、創世記から黙示録までの流れを概観していこうというものです。
※なお、この学びは、マイケル・ヴラック(Michael Vlach)博士の著書『神の王国の聖書神学』(He Will Reign Forever: A Biblical Theology of the Kingdom of God, Silverton, OR: Lampion Press, 2017)を土台としています。
今回はイザヤ書について、御国のご計画と関係する箇所を重点的に学びました。
テキストは以下から閲覧できます。
○イザヤ書における御国の計画(前半分)のまとめ
1.預言書では、アブラハム契約、モーセ五書(特に申命記)で語られたイスラエルの将来に関する預言、そしてダビデ契約の成就に重点が置かれている。
2.メシアの統治下ではエルサレムが高く上げられ、諸国民も祝福される。また、メシアの統治下では世界的な平和が実現する(2:1–4)。
3.王であるメシアはダビデの子として来られる。
4.メシアの統治下では、イスラエル、諸国民、動物界も含め、被造世界が理想的な状態に回復される(11章)。
5.メシアの統治下では、異邦人もまたイスラエルのように神の民となる(19章)。
6.まずイスラエルと諸国民の罪に対する世界大の裁きがあり、それからメシアによる地上的王国が建てられる(24–27;34–35章)。
次回の「御国の福音」の学びは、10月13日(土)の予定です。
タイトルは「イザヤ書と御国の計画(後編)」です。イザヤ書の後半(40〜66章)の中で、御国の計画と関係して重要な箇所を扱います。