前橋聖書フォーラムでは、「御国の福音」と題した学びのシリーズを進めています。この学びは、「神の御国」を軸として、創世記から黙示録までの流れを概観していこうというものです。
※なお、この学びは、マイケル・ヴラック(Michael Vlach)博士の著書『神の王国の聖書神学』(He Will Reign Forever: A Biblical Theology of the Kingdom of God, Silverton, OR: Lampion Press, 2017)を土台としています。
今回は詩篇の中からダビデ契約の祝福について歌われているものをいくつか選び、神の御国が地上に成就するということと、ダビデ契約の関係について再確認しました。
テキストは以下から閲覧できます。
○王の詩篇における御国の計画のまとめ
1.詩篇における御国の神学は、サムエル記第二7章のダビデ契約に基づいている。
2.神は、ダビデとダビデの子孫に対する契約を成し遂げられる。
3.神は、ダビデの子孫のひとりを用いて契約を成し遂げられる。
4.ダビデ契約の成就は、イスラエルに回復、平和、敵からの守りが与えられることを含んでいる。
5.異邦人諸国は、愚かにも神の御国の計画に抵抗する。
6.神は、御国をもたらす時、傲慢な諸国を裁かれる。
7.王であり、祭司であり、子である方が、神の右の座に引き揚げられる。
8.王であり祭司である方は、しばらくの間神の右の座に着いておられる。その後、彼はエルサレムにおいて王座に就かれ、世界中を統べ治める。
次回の「御国の福音」の学びは、9月22日(土)の予定です。
タイトルは「イザヤ書と御国の計画(前編)」です。イザヤ書の前半(1〜39章)の中で、御国の計画と関係して重要な箇所を扱います。