11 聖書が教える神のことば
1)神のことば ― アブラムに与えられた神の啓示。
創世記(新改訳2017)
15:1 これらの出来事の後、【主】のことばが幻のうちにアブラムに臨んだ。 「アブラムよ、恐れるな。 わたしはあなたの盾である。 あなたへの報いは非常に大きい。」
2)神のことば ― 天地創造のわざに参加。
詩篇
33:6 【主】のことばによって天は造られた。 天の万象もすべて御口の息吹によって。
3)ヨハネが言ったことば① ― イエスは第二位格の神。
ヨハネの福音書
1:1 初めにことばがあった。 ことばは神とともにあった。 ことばは神であった。
1:2 この方は、初めに神とともにおられた。
4)ヨハネが言ったことば② ― イエスは天地創造の神。
ヨハネの福音書
1:3 すべてのものは、この方によって造られた。 造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。
4)神のことば ― 悪魔の試みに対するイエスの答え。
マタイの福音書
4:1 それからイエスは、悪魔の試みを受けるために、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。
4:2 そして四十日四十夜、断食をし、その後で空腹を覚えられた。
4:3 すると、試みる者が近づいて来て言った。 「あなたが神の子なら、これらの石がパンになるように命じなさい。」
4:4 イエスは答えられた。 「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』と書いてある。」
5)みことば ― イエスが話された種まきのたとえ。
マルコの福音書
4:13 そして、彼らにこう言われた。 「このたとえが分からないのですか。 そんなことで、どうしてすべてのたとえが理解できるでしょうか。
4:14 種蒔く人は、みことばを蒔くのです。
4:15 道端に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。 みことばが蒔かれて彼らが聞くと、すぐにサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを取り去ります。
4:16 岩地に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。 みことばを聞くと、すぐに喜んで受け入れますが、
4:17 自分の中に根がなく、しばらく続くだけです。 後で、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。
4:18 もう一つの、茨の中に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。 みことばを聞いたのに、
4:19 この世の思い煩いや、富の惑わし、そのほかいろいろな欲望が入り込んでみことばをふさぐので、実を結ぶことができません。
4:20 良い地に蒔かれたものとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちのことです。」
6)神のことば ― 決して滅びない。
ルカの福音書
21:33 天地は消え去ります。 しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありません。
7)みことば ― しっかり宣べ伝えなさい。
テモテの手紙第二
4:1 神の御前で、また、生きている人と死んだ人をさばかれるキリスト・イエスの御前で、その現れとその御国を思いながら、私は厳かに命じます。
4:2 みことばを宣べ伝えなさい。 時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。 忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。
8)神のことば ― 生きていて力がある。
へブル人への手紙
4:12 神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。
9)神の御口が語られるみことば ― 永遠に立つ。
イザヤ書
40:3 荒野で叫ぶ者の声がする。 「【主】の道を用意せよ。 荒れ地で私たちの神のために、大路をまっすぐにせよ。
40:4 すべての谷は引き上げられ、すべての山や丘は低くなる。 曲がったところはまっすぐになり、険しい地は平らになる。
40:5 このようにして【主】の栄光が現されると、すべての肉なる者がともにこれを見る。 まことに【主】の御口が語られる。」
40:6 「叫べ」と言う者の声がする。 「何と叫びましょうか」と人は言う。 「人はみな草のよう。 その栄えはみな野の花のようだ。
40:7 【主】の息吹がその上に吹くと、草はしおれ、花は散る。 まことに民は草だ。
40:8 草はしおれ、花は散る。 しかし、私たちの神のことばは永遠に立つ。」
以上