(すべてを創造された神を賛美します)
9 地上生涯での苦しみ
1)苦しみには意味がある ① ― 父なる神からの訓練。
へブル人への手紙(新改訳2017)
12:4 あなたがたは、罪と戦って、まだ血を流すまで抵抗したことがありません。
12:5 そして、あなたがたに向かって子どもたちに対するように語られた、この励ましのことばを忘れています。 「わが子よ、主の訓練を軽んじてはならない。 主に叱られて気落ちしてはならない。
12:6 主はその愛する者を訓練し、受け入れるすべての子に、むちを加えられるのだから。」
12:7 訓練として耐え忍びなさい。 神はあなたがたを子として扱っておられるのです。 父が訓練しない子がいるでしょうか。
12:8 もしあなたがたが、すべての子が受けている訓練を受けていないとしたら、私生児であって、本当の子ではありません。
12:9 さらに、私たちには肉の父がいて、私たちを訓練しましたが、私たちはその父たちを尊敬していました。 それなら、なおのこと、私たちは霊の父に服従して生きるべきではないでしょうか。
12:10 肉の父はわずかの間、自分が良いと思うことにしたがって私たちを訓練しましたが、霊の父は私たちの益のために、私たちをご自分の聖さにあずからせようとして訓練されるのです。
12:11 すべての訓練は、そのときは喜ばしいものではなく、かえって苦しく思われるものですが、後になると、これによって鍛えられた人々に、義という平安の実を結ばせます。
2)苦しみには意味がある② ― 慰めと堪える力のため。
コリント人への手紙第二
1:3 私たちの主イエス・キリストの父である神、あわれみ深い父、あらゆる慰めに満ちた神がほめたたえられますように。
1:4 神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。 それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。
1:5 私たちにキリストの苦難があふれているように、キリストによって私たちの慰めもあふれているからです。
1:6 私たちが苦しみにあうとすれば、それはあなたがたの慰めと救いのためです。 私たちが慰めを受けるとすれば、それもあなたがたの慰めのためです。 その慰めは、私たちが受けているのと同じ苦難に耐え抜く力を、あなたがたに与えてくれます。
1:7 私たちがあなたがたについて抱いている望みは揺るぎません。なぜなら、あなたがたが私たちと苦しみをともにしているように、慰めもともにしていることを、私たちは知っているからです。
3)苦難さえも喜んでいる ― パウロの証し。
ローマ人への手紙
5:1 こうして、私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。
5:2 このキリストによって私たちは、信仰によって、今立っているこの恵みに導き入れられました。 そして、神の栄光にあずかる望みを喜んでいます。
5:3 それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。 それは、苦難が忍耐を生み出し、
5:4 忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。
5:5 この希望は失望に終わることがありません。 なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。
5:6 実にキリストは、私たちがまだ弱かったころ、定められた時に、不敬虔な者たちのために死んでくださいました。
5:7 正しい人のためであっても、死ぬ人はほとんどいません。 善良な人のためなら、進んで死ぬ人がいるかもしれません。
5:8 しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。
5:9 ですから、今、キリストの血によって義と認められた私たちが、この方によって神の怒りから救われるのは、なおいっそう確かなことです。
5:10 敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させていただいたのなら、和解させていただいた私たちが、御子のいのちによって救われるのは、なおいっそう確かなことです。
5:11 それだけではなく、私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を喜んでいます。 キリストによって、今や、私たちは和解させていただいたのです。
4) 苦しみの中にあっての祈り ― ダビデの証し。
詩篇
34:1 私はあらゆるときに【主】をほめたたえる。 私の口にはいつも主への賛美がある。
34:2 私のたましいは【主】を誇る。 貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。
34:3 私とともに【主】をほめよ。 一つになって御名をあがめよう。
34:4 私が【主】を求めると主は答えすべての恐怖から私を救い出してくださった。
34:5 主を仰ぎ見ると彼らは輝いた。 彼らの顔は辱められることがない。
34:6 この苦しむ者が呼ぶと【主】は聞かれすべての苦難から救ってくださった。
5)今の時の苦難は ― 相続人には、取るに足りない。
ローマ人への手紙
8:16 御霊ご自身が、私たちの霊とともに、私たちが神の子どもであることを証ししてくださいます。
8:17 子どもであるなら、相続人でもあります。 私たちはキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているのですから、神の相続人であり、キリストとともに共同相続人なのです。
8:18 今の時の苦難は、やがて私たちに啓示される栄光に比べれば、取るに足りないと私は考えます。
以上
(杉並に春が訪れました。 主を賛美します)