7 神が義と認めてくださる義認とは
1.義認の意味 ― 罪に定められない。
新改訳2017
ローマ人への手紙
8:33 だれが、神に選ばれた者たちを訴えるのですか。 神が義と認めてくださるのです。
8:34 だれが、私たちを罪ありとするのですか。 死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、しかも私たちのために、とりなしていてくださるのです。
2.義認の土台 ― 主イエスの血潮による救い。
ローマ人への手紙
5:9 ですから、今、キリストの血によって義と認められた私たちが、この方によって神の怒りから救われるのは、なおいっそう確かなことです。
5:10 敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させていただいたのなら、和解させていただいた私たちが、御子のいのちによって救われるのは、なおいっそう確かなことです。
3.義認の方法 ― 恵みと信仰だけによる。
ローマ人への手紙
3:21 しかし今や、律法とは関わりなく、律法と預言者たちの書によって証しされて、神の義が示されました。
3:22 すなわち、イエス・キリストを信じることによって、信じるすべての人に与えられる神の義です。 そこに差別はありません。
3:23 すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、
3:24 神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。 ・・・
5:18 こういうわけで、ちょうど一人の違反によってすべての人が不義に定められたのと同様に、一人の義の行為によってすべての人が義と認められ、いのちを与えられます。
5:19 すなわち、ちょうど一人の人の不従順によって多くの人が罪人とされたのと同様に、一人の従順によって多くの人が義人とされるのです。
5:20 律法が入って来たのは、違反が増し加わるためでした。 しかし、罪の増し加わるところに、恵みも満ちあふれました。
5:21 それは、罪が死によって支配したように、恵みもまた義によって支配して、私たちの主イエス・キリストにより永遠のいのちに導くためなのです。
4.義認の結果① ― 身代わりの死、罪の代価の支払い。
イザヤ書
53:5 しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。 彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒やされた。
53:6 私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。 しかし、【主】は私たちすべての者の咎を彼に負わせた。
53:7 彼は痛めつけられ、苦しんだ。 だが、口を開かない。 屠り場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。
53:8 虐げとさばきによって、彼は取り去られた。 彼の時代の者で、だれが思ったことか。 彼が私の民の背きのゆえに打たれ、生ける者の地から絶たれたのだと。
5.義認の結果② ― 神との平和を持つようになる。
ローマ人への手紙
5:1 こうして、私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。
5:2 このキリストによって私たちは、信仰によって、今立っているこの恵みに導き入れられました。 そして、神の栄光にあずかる望みを喜んでいます。
6.義認の結果③ ― 救いの完成、栄化が保証される。
ローマ人への手紙
8:30 神は、あらかじめ定めた人たちをさらに召し、召した人たちをさらに義と認め、義と認めた人たちにはさらに栄光をお与えになりました。
7.義認の真理 ― パウロの証し。
ローマ人への手紙
3:23 すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、
3:24 神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。
3:25 神はこの方を、信仰によって受けるべき、血による宥めのささげ物として公に示されました。 ご自分の義を明らかにされるためです。 神は忍耐をもって、これまで犯されてきた罪を見逃してこられたのです。
3:26 すなわち、ご自分が義であり、イエスを信じる者を義と認める方であることを示すため、今この時に、ご自分の義を明らかにされたのです。 ・・・
4:24 私たちのためでもあります。 すなわち、私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせた方を信じる私たちも、義と認められるのです。
4:25 主イエスは、私たちの背きの罪のゆえに死に渡され、私たちが義と認められるために、よみがえられました。
以上