杉並聖書フォーラム

みことばだけから学ぶ聖書の真理シリーズ 9

2022.05.09

カテゴリー:みことばだけから学ぶ聖書の真理

(すべてを創造された神を賛美します)

 

9 地上生涯での苦しみ

 

1)苦しみには意味がある ① ― 父なる神からの訓練。

へブル人への手紙(新改訳2017)

12:4    あなたがたは、罪と戦って、まだ血を流すまで抵抗したことがありません。

12:5    そして、あなたがたに向かって子どもたちに対するように語られた、この励ましのことばを忘れています。 「わが子よ、主の訓練を軽んじてはならない。 主に叱られて気落ちしてはならない。

12:6    主はその愛する者を訓練し、受け入れるすべての子に、むちを加えられるのだから。」

12:7    訓練として耐え忍びなさい。 神はあなたがたを子として扱っておられるのです。 父が訓練しない子がいるでしょうか。

12:8    もしあなたがたが、すべての子が受けている訓練を受けていないとしたら、私生児であって、本当の子ではありません。

12:9    さらに、私たちには肉の父がいて、私たちを訓練しましたが、私たちはその父たちを尊敬していました。 それなら、なおのこと、私たちは霊の父に服従して生きるべきではないでしょうか。

12:10 肉の父はわずかの間、自分が良いと思うことにしたがって私たちを訓練しましたが、霊の父は私たちの益のために、私たちをご自分の聖さにあずからせようとして訓練されるのです。  

12:11 すべての訓練は、そのときは喜ばしいものではなく、かえって苦しく思われるものですが、後になると、これによって鍛えられた人々に、義という平安の実を結ばせます。

 

2)苦しみには意味がある② ― 慰めと堪える力のため。

コリント人への手紙第二

1:3      私たちの主イエス・キリストの父である神、あわれみ深い父、あらゆる慰めに満ちた神がほめたたえられますように。

1:4      神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。 それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。

1:5      私たちにキリストの苦難があふれているように、キリストによって私たちの慰めもあふれているからです。

1:6      私たちが苦しみにあうとすれば、それはあなたがたの慰めと救いのためです。 私たちが慰めを受けるとすれば、それもあなたがたの慰めのためです。 その慰めは、私たちが受けているのと同じ苦難に耐え抜く力を、あなたがたに与えてくれます。

1:7      私たちがあなたがたについて抱いている望みは揺るぎません。なぜなら、あなたがたが私たちと苦しみをともにしているように、慰めもともにしていることを、私たちは知っているからです。

 

3)苦難さえも喜んでいる ― パウロの証し。

ローマ人への手紙

5:1      こうして、私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。

5:2      このキリストによって私たちは、信仰によって、今立っているこの恵みに導き入れられました。 そして、神の栄光にあずかる望みを喜んでいます。

5:3      それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。 それは、苦難が忍耐を生み出し、

5:4      忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。

5:5      この希望は失望に終わることがありません。 なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。

5:6      実にキリストは、私たちがまだ弱かったころ、定められた時に、不敬虔な者たちのために死んでくださいました。

5:7      正しい人のためであっても、死ぬ人はほとんどいません。 善良な人のためなら、進んで死ぬ人がいるかもしれません。

5:8      しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。

5:9      ですから、今、キリストの血によって義と認められた私たちが、この方によって神の怒りから救われるのは、なおいっそう確かなことです。

5:10    敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させていただいたのなら、和解させていただいた私たちが、御子のいのちによって救われるのは、なおいっそう確かなことです。

5:11    それだけではなく、私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を喜んでいます。 キリストによって、今や、私たちは和解させていただいたのです。

 

4) 苦しみの中にあっての祈り ― ダビデの証し。

詩篇

34:1    私はあらゆるときに【主】をほめたたえる。 私の口にはいつも主への賛美がある。

34:2    私のたましいは【主】を誇る。 貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。

34:3    私とともに【主】をほめよ。 一つになって御名をあがめよう。

34:4    私が【主】を求めると主は答えすべての恐怖から私を救い出してくださった。

34:5    主を仰ぎ見ると彼らは輝いた。 彼らの顔は辱められることがない。

34:6    この苦しむ者が呼ぶと【主】は聞かれすべての苦難から救ってくださった。

 

5)今の時の苦難は ― 相続人には、取るに足りない。

ローマ人への手紙

8:16    御霊ご自身が、私たちの霊とともに、私たちが神の子どもであることを証ししてくださいます。

8:17    子どもであるなら、相続人でもあります。 私たちはキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているのですから、神の相続人であり、キリストとともに共同相続人なのです。

8:18    今の時の苦難は、やがて私たちに啓示される栄光に比べれば、取るに足りないと私は考えます。

 

                                                                                                      以上

(杉並に春が訪れました。 主を賛美します)

杉並聖書フォーラム

代表:岩崎 洋二

   副代表:西平  薫
       岩崎 直美

杉並には神田川が通っています。 上の写真は9月に久我山で撮った写真です。 丸囲みの写真は、散策している時に見つけたきれいな初秋の花です。

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