8 神がしてくださる聖化とは
1) 聖化の意味① ― 変えられて行く(霊的成長)。
コリント人への手紙第二(新改訳2017)
3:18 私たちはみな、覆いを取り除かれた顔に、鏡のように主の栄光を映しつつ、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられていきます。 これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。
2) 聖化の意味② ― キリストに似た者とされて行く。
ヨハネの手紙第一
3:1 私たちが神の子どもと呼ばれるために、御父がどんなにすばらしい愛を与えてくださったかを、考えなさい。 事実、私たちは神の子どもです。 世が私たちを知らないのは、御父を知らないからです。
3:2 愛する者たち、私たちは今すでに神の子どもです。 やがてどのようになるのか、まだ明らかにされていません。 しかし、私たちは、キリストが現れたときに、キリストに似た者になることは知っています。 キリストをありのままに見るからです。
3:3 キリストにこの望みを置いている者はみな、キリストが清い方であるように、自分を清くします。
3) 聖化の方法 ― 恵みと信仰による(義認と同じ)。
ローマ人への手紙
12:1 ですから、兄弟たち、私は神のあわれみによって、あなたがたに勧めます。 あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。 それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。
12:2 この世と調子を合わせてはいけません。 むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。 そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。
4) 聖化の結果① ― 新しいいのちに歩むようになる。
ローマ人への手紙
6:1 それでは、どのように言うべきでしょうか。 恵みが増し加わるために、私たちは罪にとどまるべきでしょうか。
6:2 決してそんなことはありません。 罪に対して死んだ私たちが、どうしてなおも罪のうちに生きていられるでしょうか。
6:3 それとも、あなたがたは知らないのですか。 キリスト・イエスにつくバプテスマを受けた私たちはみな、その死にあずかるバプテスマを受けたのではありませんか。
6:4 私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。 それは、ちょうどキリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、新しいいのちに歩むためです。
6:5 私たちがキリストの死と同じようになって、キリストと一つになっているなら、キリストの復活とも同じようになるからです。
6:6 私たちは知っています。 私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅ぼされて、私たちがもはや罪の奴隷でなくなるためです。
6:7 死んだ者は、罪から解放されているのです。
6:8 私たちがキリストとともに死んだのなら、キリストとともに生きることにもなる、と私たちは信じています。
6:9 私たちは知っています。 キリストは死者の中からよみがえって、もはや死ぬことはありません。 死はもはやキリストを支配しないのです。
6:10 なぜなら、キリストが死なれたのは、ただ一度罪に対して死なれたのであり、キリストが生きておられるのは、神に対して生きておられるのだからです。
6:11 同じように、あなたがたもキリスト・イエスにあって、自分は罪に対して死んだ者であり、神に対して生きている者だと、認めなさい。
6:12 ですから、あなたがたの死ぬべきからだを罪に支配させて、からだの欲望に従ってはいけません。
6:13 また、あなたがたの手足を不義の道具として罪に献げてはいけません。 むしろ、死者の中から生かされた者としてあなたがた自身を神に献げ、また、あなたがたの手足を義の道具として神に献げなさい。
6:14 罪があなたがたを支配することはないからです。 あなたがたは律法の下にではなく、恵みの下にあるのです。 ・・・
6:17 神に感謝します。 あなたがたは、かつては罪の奴隷でしたが、伝えられた教えの規範に心から服従し、
6:18 罪から解放されて、義の奴隷となりました。
6:19 あなたがたの肉の弱さのために、私は人間的な言い方をしています。 以前あなたがたは、自分の手足を汚れと不法の奴隷として献げて、不法に進みました。 同じように、今はその手足を義の奴隷として献げて、聖潔に進みなさい。
6:20 あなたがたは、罪の奴隷であったとき、義については自由にふるまっていました。
6:21 ではそのころ、あなたがたはどんな実を得ましたか。 今では恥ずかしく思っているものです。 それらの行き着くところは死です。
6:22 しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得ています。 その行き着くところは永遠のいのちです。
5) 聖化の結果② ― ペテロの証し。
ペテロの手紙第二
1:5 だからこそ、あなたがたはあらゆる熱意を傾けて、信仰には徳を、徳には知識を、
1:6 知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、
1:7 敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。
1:8 これらがあなたがたに備わり、ますます豊かになるなら、私たちの主イエス・キリストを知る点で、あなたがたが役に立たない者とか実を結ばない者になることはありません。
以上