みことばだけから学ぶ聖書の真理シリーズ 5
聖書が示す新しい契約
1)新しい契約の預言 ― その時代は「将来」のこと。
エレミヤ書(新改訳2017)
31:31 見よ、その時代が来る──【主】のことば──。 そのとき、わたしはイスラエルの家およびユダの家と、新しい契約を結ぶ。
2)新しい契約 ― モーセ契約を破ったから。
エレミヤ書
31:32 その契約は、わたしが彼らの先祖の手を取って、エジプトの地から導き出した日に、彼らと結んだ契約のようではない。わたしは彼らの主であったのに、彼らはわたしの契約を破った──【主】のことば──。
3)新しい契約 ― 心に書き記される。 聖霊の内住。
エレミヤ書
31:33 これらの日の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうである──【主】のことば──。 わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す。 わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。
4)新しい契約 ― 内住の御霊に仕える者となる。
コリント人への手紙第二
3:6 神は私たちに、新しい契約に仕える者となる資格を下さいました。 文字に仕える者ではなく、御霊に仕える者となる資格です。 文字は殺し、御霊は生かすからです。
5)新しい契約 ― キリストが仲介者。
へブル人への手紙
9:15 キリストは新しい契約の仲介者です。 それは、初めの契約のときの違反から贖い出すための死が実現して、召された者たちが、約束された永遠の資産を受け継ぐためです。
6)新しい契約 ― 最後の晩餐でイエス様のことば。
ルカの福音書
22:20 食事の後、杯も同じようにして言われた。 「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による、新しい契約です。」
7)新しい契約(祝福の契約) ― 異邦人に及ぶ。
ガラテヤ人への手紙
3:14 それは、アブラハムへの祝福がキリスト・イエスによって異邦人に及び、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるようになるためでした。
8)新しい契約 ― 接ぎ木の真理。
ローマ人への手紙
11:17 枝の中のいくつかが折られ、野生のオリーブであるあなたがその枝の間に接ぎ木され、そのオリーブの根から豊かな養分をともに受けているのです。
9)新しい契約 ― 異邦人も共同相続人となる。
エペソ人への手紙
3:5 この奥義は、前の時代には、今のように人の子らに知らされていませんでしたが、今は御霊によって、キリストの聖なる使徒たちと預言者たちに啓示されています。
3:6 それは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人も共同の相続人になり、ともに同じからだに連なって、ともに約束にあずかる者になるということです。
10)新しい契約 ― 新しい一人の人(教会)へ。
エペソ人への手紙
2:11 ですから、思い出してください。 あなたがたはかつて、肉においては異邦人でした。 人の手で肉に施された、いわゆる「割礼」を持つ人々からは、無割礼の者と呼ばれ、
2:12 そのころは、キリストから遠く離れ、イスラエルの民から除外され、約束の契約については他国人で、この世にあって望みもなく、神もない者たちでした。
2:13 しかし、かつては遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近い者となりました。
2:14 実に、キリストこそ私たちの平和です。 キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊し、
2:15 様々な規定から成る戒めの律法を廃棄されました。 こうしてキリストは、この二つをご自分において新しい一人の人に造り上げて平和を実現し、
2:16 二つのものを一つのからだとして、十字架によって神と和解させ、敵意を十字架によって滅ぼされました。
以上