みことばだけから学ぶ聖書の真理シリーズ 4
聖書が示す肉体と霊魂
1)人の創造 ― いのちの息を吹き込まれ創造された。
創世記(新改訳2017)
2:7 神である【主】は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。 それで人は生きるものとなった。
2)人の堕落と肉体の死 ― ちりに帰る。
創世記
3:17 また、人に言われた。 「あなたが妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、大地は、あなたのゆえにのろわれる。 あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。
3:18 大地は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、あなたは野の草を食べる。
3:19 あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついにはその大地に帰る。 あなたはそこから取られたのだから。 あなたは土のちりだから、土のちりに帰るのだ。」
3)行き先 ― 肉はちりに帰り、霊は神に帰る。
伝道者の書
12:7 土のちりは元あったように地に帰り、霊はこれを与えた神に帰る。
4)霊は不滅 ― 肉体の死は終わりではない。
コリント人への手紙第一
15:53 この朽ちるべきものが、朽ちないものを必ず着ることになり、この死ぬべきものが、死なないものを必ず着ることになるからです。
15:54 そして、この朽ちるべきものが朽ちないものを着て、この死ぬべきものが死なないものを着るとき、このように記されたみことばが実現します。 「死は勝利に吞み込まれた。」
5)地上の幕屋(肉体) ― パウロの証し。
コリント人への手紙第二
5:1 たとえ私たちの地上の住まいである幕屋が壊れても、私たちには天に、神が下さる建物、人の手によらない永遠の住まいがあることを、私たちは知っています。
5:2 私たちはこの幕屋にあってうめき、天から与えられる住まいを着たいと切望しています。
5:3 その幕屋を脱いだとしても、私たちは裸の状態でいることはありません。
5:4 確かにこの幕屋のうちにいる間、私たちは重荷を負ってうめいています。 それは、この幕屋を脱ぎたいからではありません。 死ぬはずのものが、いのちによって吞み込まれるために、天からの住まいを上に着たいからです。
6)霊魂は常に新しくされる ― パウロが記す真理。
コリント人への手紙第二
4:16 ですから、私たちは落胆しません。 たとえ私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。
4:17 私たちの一時の軽い苦難は、それとは比べものにならないほど重い永遠の栄光を、私たちにもたらすのです。
4:18 私たちは見えるものにではなく、見えないものに目を留めます。 見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に続くからです。
7)霊魂は肉体が死んでも生きる ― 決して死なない。
ヨハネの福音書
11:25 イエスは彼女に言われた。 「わたしはよみがえりです。 いのちです。 わたしを信じる者は死んでも生きるのです。
11:26 また、生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。 あなたは、このことを信じますか。」
8)福音によって明らかにされた ― いのちと不滅。
テモテの手紙第二
1:10 今、私たちの救い主キリスト・イエスの現れによって明らかにされました。 キリストは死を滅ぼし、福音によっていのちと不滅を明らかに示されたのです。
9)地上生涯は一時的 ― 国籍は天にある。
ピリピ人への手紙
3:20 しかし、私たちの国籍は天にあります。 そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。
10)白い御座の裁き ― 未信者の霊魂も復活する。
黙示録
20:11 また私は、大きな白い御座と、そこに着いておられる方を見た。 地と天はその御前から逃げ去り、跡形もなくなった。
20:12 また私は、死んだ人々が大きい者も小さい者も御座の前に立っているのを見た。 数々の書物が開かれた。 書物がもう一つ開かれたが、それはいのちの書であった。 死んだ者たちは、これらの書物に書かれていることにしたがい、自分の行いに応じてさばかれた。
20:13 海はその中にいる死者を出した。 死とよみも、その中にいる死者を出した。 彼らはそれぞれ自分の行いに応じてさばかれた。
20:14 それから、死とよみは火の池に投げ込まれた。 これが、すなわち火の池が、第二の死である。
20:15 いのちの書に記されていない者はみな、火の池に投げ込まれた。
以上