ヘブル的に聖書を学ぶ集会のネットワーク

信仰の父と呼ばれるアブラハムの信仰について学びます。
彼の生涯には様々な試練がありましたが、神はそれらを用いてアブラハムの信仰を成長させられました。
イサク奉献の命令は、そのクライマックスです。

人間的には、全く理解出来ない神からの理不尽な命令。
愛の神には全く似つかわしくなく、全能者からの無慈悲と思える命令…
これまでの信頼関係を破棄して、神の命令を拒絶しても誰がアブラハムを責めることが出来るでしょうか。事実、彼は激しい葛藤を経験します。
しかし、アブラハムは、ついに「信仰によって」その命令に従いました。
「信仰によって、アブラハムは試みを受けたときにイサクを献げました。約束を受けていた彼が、自分のただひとりの子を献げようとしたのです」（ヘブル11：17）

信仰とは「啓示された神の啓示、約束への応答」です。
アブラハムは既に知っていたことを土台に信仰による飛躍を遂げました。
彼の信仰による飛躍を神はどれだけ喜ばれた、いや感動されたことでしょうか。
アブラハムが激しい葛藤の中でどのようにして信仰の飛躍を遂げたかを学ぶことによって、私たちもアブラハムの信仰に倣うことができます。

アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ。彼らの信仰は、父なる神の心を射抜きました。
神によってその信仰が認められた先輩たちが生涯をかけて学んだことから教わりましょう。