岡山聖書フォーラム

コロサイ3章22節‐4章1節「新しい生き方の適用(3)」

2020.03.01

カテゴリー:コラム

2020年3月1日(日)は、コロサイ3章22節‐4章1節から「新しい生き方の適用(3)」と題して学びました。

パウロは、3つの基本的な人間関係(夫と妻の関係、親と子の関係、主人と奴隷の関係)における新しい生き方の適用について語っています。前回、親と子の関係の部分を学びましたので、今回は主人と奴隷の関係の部分を学びました。

Ⅰ、奴隷への命令(22-25節)

奴隷は社会的地位が低い存在であるが、新約聖書ではあちこちで奴隷への勧めの言葉が記されています。たとえどんなに低い身分の者でも神は目を留められていることを表していると学びました。奴隷には、あらゆる領域に関して、主人の権威の下に自分を置くように、そして主人が見ている時だけではなくて、見ていない時でも、主を恐れつつ、真心から従うことが命じられていました。不快に思う仕事であっても、主に対してするように心から行うようにという命令は、天での報酬は「忠実さ」に対して与えられるのだということを教えられました。奴隷は地上では遺産を相続することはないかもしれないけれども、忠実に働くなら、天において御国を相続させて頂くことができることを覚えました。また、不正を行なう者は、不公平な扱いをされない主に対して、申し開きをしなければならないことも教えられました。

Ⅱ、主人への命令(1節)

主人は、奴隷に対して正義と公平を示さなければならないと記されています。奴隷の主は、主人の主でもあり、主はすべての点で公正で義なるお方であるので、主人は高ぶることなく、恐れるべきであることを学びました。神を恐れる者だけが、真の意味で人の上に立つことができるということを覚えました。

※まとめとして、私たちのためにしもべとなって下さった主イエス・キリストのことを考えました。また、そのキリストのしもべである私たちが「キリストにある者にふさわしく生きる」とはどういことであるのかについて考えました。

岡山聖書フォーラム

代表:皆尾 公司

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