岡山聖書フォーラム

Ⅰサムエル24章1-22節「サウルの上着の裾を切るダビデ」

2020.10.01

カテゴリー:コラム

2020年9月27日(日)の岡山聖書フォーラムは、新型コロナウィルスの感染予防のため、Zoomを利用してオンライン礼拝を行しました。

前半は、創世記3章16-19節から「アダム契約の中にある祝福」と題した講解メッセージを、後半は、Ⅰサムエル24章1-22節から「サウルの上着の裾を切るダビデ」と題した講解メッセージを行ないました。

創世記では、アダム契約について書かれた箇所から、エバとアダムに対して語られた神のことばを読みました。そこには、子孫を残すための苦痛や収穫を得るための労苦、大地の呪いなど、ネガティブな面が語られていますが、痛みを伴って誕生した命は可愛さを増すこと、苦労して得た収穫は神への感謝に繋がること、自然災害などの苦難に遭うことによって神を求めるようになることなどを考えると、祝福と見ることができる側面もあることを学びました。

Ⅰサムエルでは、エン・ゲディの要害でサウルを殺す機会を得ながらも、ダビデがサウルの上着の裾を切っただけで、自分にはサウルに対する反逆の意図も殺意もないことを示した出来事を読みました。サウルを殺害しようとする部下たちを説き伏せたことは、サウルに油を注いで王とされた神の権威への敬意を表すことになり、やがてダビデが王になった時にも、神に油注がれたという権威を尊重することに繋がるので、ダビデ王朝が長く続くことになることを覚えました。ダビデの家系からメシアが生まれることを考えると、この時のダビデの判断、行動が重要であったことを思わされました。

来週もオンラインによる礼拝になると思います。参加ご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。よろしくお願い致します。

岡山聖書フォーラム

代表:皆尾 公司

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