岡山聖書フォーラム

IIサムエル13章1-22節「タマル事件」

2022.05.29

カテゴリー:コラム

2022年5月29日(日)の岡山聖書フォーラムは、オンラインと対面の併用で礼拝を行いました。

IIサムエル13章1-22節から「タマル事件」と題した講解メッセージを行いました。

ダビデの長男のアムノンは、異母妹のタマルに恋していましたが、どうすることもできず苦しんでいました。日に日にやつれていくアムノンを心配した友人ヨナダブは、仮病を使って、父ダビデを騙し、タマルと2人きりになるチャンスを作ってはどうかと提案しました。父を騙すという方法は、主の御心に敵うものとは思えませんが、アムノンは彼の助言を実行しました。計画通りにタマルと2人きりになり、アムノンがタマルに迫った時、タマルはモーセの律法の規定を持ち出して、愚かなことはしないようにと抵抗しました。それでもアムノンはタマルを辱め、それだけでなく、直後に憎しみの念を抱いて、タマルを追い出しました。タマルは泣きながら兄アブサロムの家に行き、一人侘しく暮らしました。アブサロムは、この時は黙っていましたが、アムノンを激しく憎み、復讐を決意していました。ことの一部始終を知ったダビデは、激しく怒りましたが、アムノンに対して何の行動も起こしませんでした。バテ・シェバ事件のこともあり、性的な罪に対して強く言えなかったのだろうと推測しました。アムノンのタマルへの愛は、実は単なる欲望に過ぎなかったことを覚え、愛と欲望の違いについて考え、さらに神の愛について再確認しました。

来週もオンラインと対面の併用での礼拝になります。参加ご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡下さい。よろしくお願い致します。

岡山聖書フォーラム

代表:皆尾 公司

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