2022年6月11日
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回からは、「承」の時期に入っています。
□今回のことば
起承転結の「承」の部、メシアとしての権威を現わす時期は、終わりに近づいています。
指導者層による公式の拒否を受けて、イエスの宣教活動には、大きな変化が起きました。
そのような変化には、二つあります。
一つは、しるしに関して、もう一つは、教え方に関して、です。
前回は、イエスが、しるしに関する新しい方針を、指導者層に、示した出来事を見ました。
今回は、変化の二つ目、教え方についてです。イエスのことばは、そのときに、弟子たちに対して語られたものです。
「あなたがたには天の御国の奥義を知ることが許されていますが、あの人たちには許されていません。持っている人は与えられてもっと豊かになり、持っていない人は持っているものまで取り上げられるのです。わたしが彼らにたとえで話すのは、彼らが見てはいるが見ず、聞いてはいるが聞かず、悟ることもしないからです。」
(マタイ13:11~13)
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。今回の録音時間は約28分です。