2022年4月9日
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回からは、「承」の時期に入っています。
□今回のアウトライン
- イエス周辺の状況(マルコ3:20~21)
- 指導者層による拒否(マルコ3:22、マタイ12:22~24)
- イエスの反論(マルコ3:23~27、マタイ12:25~29)
- 聖霊を冒瀆する罪とその二つの結果(マルコ3:28~30、マタイ12:30~37)
□今回のことば
起承転結の「承」の部、メシアとしての権威を現わす時期は、終わりに近づいています。
前回までで、「承」の部の結末、メシア拒否の前の諸事件を見ました。
今回は、いよいよ、指導者層によるメシア拒否です。
イエスのことばは、そのときに、メシア拒否を公式発表した調査団に対して語られたものです。
「まことに、あなたがたに言います。人の子らは、どんな罪も赦していただけます。
また、どれほど神を冒瀆することを言っても、赦していただけます。
しかし、聖霊を冒瀆する者は、だれも永遠に赦されず、永遠の罪に定められます。」
このように言われたのは、彼らが、「イエスは汚れた霊につかれている」と言っていたからである。
(マルコ3:28~30)
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。今回の録音時間は約49分です。