イエスのことば / メシアの権威 真の義 / 場面設定、説教の内容 / 真の義を得た人々について、モーセの律法の解釈、真の義の行い、真の義の実践、警告
2021.11.13
カテゴリー:s イエスのことば
2021年11月13日
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回からは、「承」の時期に入り、イエスがメシアとしての権威を現わす中で語られたことばを見ています。
□今回のアウトライン 「山上の説教」
- 場面設定(マタイ5:1~2)
- 説教の内容(マタイ5:3~8:1)
□今回のことば
イエスの公生涯は、メシアとしての権威を現わす時期に入っています。
これまでに11の権威を見てきました。
9番目は人の伝統に対する権威、10番目は安息日に対するメシアの権威を見ました。
これらの出来事の中では、当時のユダヤ教の言い伝えを巡って、イエスと指導者層が対立し、指導者層はイエスの殺害を計画するまでになりました。
言い伝えは、中間時代のユダヤ教が、モーセの律法のまわりに設けた垣根のようなものです。
言い伝え(具体的細則)を守ることで、モーセの律法を守ることになり、義を得て神の国に入ることができると教えていました。
それに対して、イエスは、言い伝えは外面的・形式的に律法を守ったかのように取り繕うだけであり、そのような義では神の国に入ることはできないと、教えます。
そして、モーセの律法が示す真の義とは、どういうものか、ここで示します。
今回は、メシアがモーセの律法について解釈する権威を持っていることを現わした出来事、いわゆる「山上の説教」の中で語られたイエスのことばです。
「わたしはあなたがたに言います。あなたがたの義が、律法学者やパリサイ人の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の御国に入れません。」(マタイ5:20)
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。今回の録音時間は約60分です。