2021年9月11日
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回からは、「承」の時期に入り、イエスがメシアとしての権威を現わす中で語られたことばを見ています。
□今回のアウトライン
- 安息日について
- 右手の萎えた人の癒し
- 指導者層の動き
- イエスの動き
□今回のことば
イエスの公生涯は、メシアとしての権威を現わす時期に入っています。
前回と前々回に続き、安息日に対する権威を示した出来事を扱います。
イエスのことばは、マタイの福音書12章11~12節です。
イエスは彼らに言われた。「あなたがたのうちのだれかが羊を一匹持っていて、もしその羊が安息日に穴に落ちたら、それをつかんで引き上げてやらないでしょうか。人間は羊よりはるかに価値があります。それなら、安息日に良いことをするのは律法にかなっています。」(マタイ12:11~12)
安息日にイエスが会堂で教えているとき、調査団(ユダヤ教指導者たち)は計画的に手の萎えた人をイエスの目の前に送り込みました。イエスが安息日に関する言い伝えを再び破って、その人を癒やすなら、イエスを訴えようとしていたのです。
今回のイエスのことばは、そのときにイエスが調査団に対して語ったことばです。
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。今回の録音時間は約68分です。