■人は本来、神のかたちとして造られた
創世記1章26~28節に、次のように書かれています。
神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配するように。」
神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。
神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」
■最初の人アダムは神との契約に違反し、罪の性質が人に入った
このとき、人は神のかたちの一部を失い、その他の部分も損なわれて不完全なものとなってしまいました。
■神のかたちの回復
人に神のかたちを回復させるのは、神のみわざです。そのために、神の第二位格であられる子なる神が人となられ、キリストとして、この世に来られました。
ローマ人への手紙10章4節には、次のように書かれています。
キリストが律法を終わらせられたので、信じる人はみな義と認められるのです。
「律法を終わらせられた」と訳されている部分は、聖書原文ギリシヤ語の意味をくみとると、次のように訳すことができます。
律法が目指していた終着点にキリストが立ったので
律法が目指していた終着点とは、完全な聖さであり、神のかたちの完成です。
神のかたちを完全に持つ者が、義人です。
人として、自分の行いにおいて義人となったのは、人類史上、キリストだけです。
神は、このキリストを信じる者をみな、キリストと同じ義人と認めます。
そして、信じた者はみな、神のかたちを回復され、真に義人となります。
その過程が聖化であり、その完成が栄化です。
本日は、神のかたち・神の似姿について、学びます。
□アウトライン
- 「神のかたち」と「神の似姿」が記されている箇所
- 「神のかたち」と「神の似姿」とは、意味内容が違うのか?
- 神のかたちとは・・・大まかに言うと
- 神のかたちとは・・・具体的にその構成要素を言うと
- 神のかたちの回復
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