2025年12月3日・7日 イエスのことば第63回
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回から第33回までで、「承」の時期を終えました。
第34回から「転」の部、弟子訓練の時期に入りました。十字架まで、あと1年余です。
□今回のことば
第48回までで、異邦人地域への4度の旅行での出来事、そしてカペナウムに帰還して直後、弟子たちへ実際的な教えがなされたことを見ました。
第49回からは、紀元29年の秋からの約6か月の出来事を見ています。十字架が近づくにつれて、イエスの教えはその内容が濃くなってきます。
紀元29年の秋からの約6か月を大きく二つ、前半と後半に分けます。
前半の約3か月、秋10月の仮庵の祭りから冬12月の宮きよめの祭りまでのあらすじは、次のとおりです。
- 仮庵の祭りの前
- 仮庵の祭りにおいて
- 仮庵の祭りの後
- 宮きよめの祭りにおいて
第56回から、「3.仮庵の祭りの後」を見ています。
今回は、イエスが弟子たちに教えた9つの教えの中の第八と第九を扱い、「3.仮庵の祭りの後」を終了します。
そして、「4.宮清めの祭りにおいて」の記事から、イエスのことばを学びます。
わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは永遠に、決して滅びることがなく、また、だれも彼らをわたしの手から奪い去りはしません。わたしの父がわたしに与えてくださった者は、すべてにまさって大切です。だれも彼らを、父の手から奪い去ることはできません。わたしと父は一つです。(ヨハネ10:28~30)
「彼ら」とは、私たちイエスを信じる者たちです。信者が受けた永遠のいのちは、子なる神と父なる神の御手の中に守られており、誰も奪い去ることはできません。
「だれも」の中には、信者本人も含みます。つまり、信者本人によっても、一度受けた救いを捨てることはできません。
なせなら、信者は自分の手で永遠のいのちを握っているのではなく、信者自身が神の手の中に握られているからです。
この素晴らしい約束を、今回は学びます。
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。
賛美、録音時間は約15分です。1曲目の出だしが録音されておらず、曲の途中からすぐに入りますので、音量にご注意ください。
学び、録音時間は約56分です。





