2025年10 月8日・12日 イエスのことば第62回
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回から第33回までで、「承」の時期を終えました。
第34回から「転」の部、弟子訓練の時期に入りました。十字架まで、あと1年余です。
□今回のことば
第48回までで、異邦人地域への4度の旅行での出来事、そしてカペナウムに帰還して直後、弟子たちへ実際的な教えがなされたことを見ました。
第49回からは、紀元29年の秋からの約6か月の出来事を見ています。十字架が近づくにつれて、イエスの教えはその内容が濃くなってきます。
紀元29年の秋からの約6か月を大きく二つ、前半と後半に分けます。
前半の約3か月、秋10月の仮庵の祭りから冬12月の宮きよめの祭りまでのあらすじは、次のとおりです。
- 仮庵の祭りの前
- 仮庵の祭りにおいて
- 仮庵の祭りの後
- 宮きよめの祭りにおいて
第56回から、「3.仮庵の祭りの後」を見ています。仮庵の祭りの後の出来事が、ルカの福音者10章から13章21節にかけて記録されていて、大きく分けると7つの出来事がありました。
今回は、その7番目、「弟子たちへの9つの教え④」です。
この時期にイエスが弟子たちに教えた9つの教え、その第五から第七までを扱います。
第五から第七の教えは、一つの共通のテーマでつながっています。
それは、イエスをメシアではないと拒否した結果、当時の世代のイスラエルが受けるであろう神のさばきです。
イエスは次のように言いました。
わたしは、地上に火を投げ込むために来ました。火がすでに燃えていたらと、どんなに願っていることでしょう。(ルカ12:49)
この「火」とは、何を意味するのでしょうか。
9つの教えの第五から第七を通して学ぶことで、はっきりと見えてきます。
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。今回の録音時間は約33分です。
賛美4曲のうち、後半の第3曲と第4曲の録音は次です。録音時間は約6分です。





