2025年7月9日・13日 イエスのことば第59回
□イエスの公生涯の4つの時期
新約聖書の4つの福音書を時系列に追いながら、イエスが語られたことばを、ひとつひとつ学んでいきます。
イエスの公生涯を、起承転結、4つの時期に分けると、次のようになります。
起: 受洗から、メシア宣言を経て、宣教開始まで
承: メシアとしての権威を現わすも、指導者層の拒否を受ける
転: 弟子訓練
結: エルサレム入城から十字架、復活、昇天
第9回までで、起承転結の「起」の時期を終えました。
第10回から第33回までで、「承」の時期を終えました。
第34回から「転」の部、弟子訓練の時期に入りました。十字架まで、あと1年余です。
□今回のことば
第48回までで、異邦人地域への4度の旅行での出来事、そしてカペナウムに帰還して直後、弟子たちへ実際的な教えがなされたことを見ました。
第49回からは、紀元29年の秋からの約6か月の出来事を見ています。十字架が近づくにつれて、イエスの教えはその内容が濃くなってきます。
紀元29年の秋からの約6か月を大きく二つ、前半と後半に分けます。
前半の約3か月、秋10月の仮庵の祭りから冬12月の宮きよめの祭りまでのあらすじは、次のとおりです。
- 仮庵の祭りの前
- 仮庵の祭りにおいて
- 仮庵の祭りの後
- 宮きよめの祭りにおいて
第56回から、「3.仮庵の祭りの後」を見ています。仮庵の祭りの後の出来事が、ルカの福音者10章から13章21節にかけて記録されていて、大きく分けると7つの出来事がありました。
今回は、その7番目、「弟子たちへの9つの教え」です。
この時期にイエスが弟子たちに教えた9つの教え、その第一は、「偽善に気をつけよ」です。
この教えの中で、イエスは、弟子たちに次のような警告を告げました。
あなたがたに言います。だれでも人々の前でわたしを認めるなら、人の子もまた、神の御使いたちの前でその人を認めます。
しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、神の御使いたちの前で知らないと言われます。」(ルカ12:8~9)
神の御使いたちの前で知らないと言われる、とは何のことでしょうか。
□集会用資料(PDFファイル)
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。
賛美、録音時間は約13分です。今回はミキシングが不調で、楽器の音が大きく、歌声が聴き取りにくいことをお許しください。
学び前半、資料の4ページまで、録音時間は約40分です。
学び後半、資料の4ページ末尾の質問解答と5ページ、録音時間は約25分です。