2018年11月3日
■救いの3つの段階
2018年6月から、みやま集会では、救いの3つの段階である「義認・聖化・栄化」を学んでいます。
救いとは、一言で言えば、人が神によって造られた本来の目的のとおりに完成されることです。その完成のことを、「栄化」と言います。救いの入り口は「義認」、その入り口から入って完成に向かう途上が「聖化」、そして完成が「栄化」というわけです。
人が救いを受けるかどうかは、その救いの入り口に入るかどうかで決まります。聖書では、救いの入り口に入ることを、「神から義人であると認められる」と表現します。これを短く言ったのが、「義認」です。
では、人はどのようにしてその入り口に入るのでしょうか。また入ったらどうなるのでしょうか。聖書では9つのことを教えています。その9つのこととは、「再生、転回、信仰、悔い改め、告白、赦し、転嫁、子とされること、救われたことの確信」です。
■ 前回までの内容 「再生」、「転回」、「信仰」、「悔い改め」
再生とは、信じる者に永遠のいのちを与えてくださる神のわざです。
その再生のみわざを行うのは、三位一体の神のうち、聖霊なる神です。信者は、聖霊によって霊的に生まれた者です。
人は、まず肉体をもって生まれます。そして、信仰によって2回目には霊的に生まれます。再び生まれるので、「再生」と呼びます。
転回とは、再生に続いてなされる神のわざであり、罪の性質に縛られていた人が、意識的にその生き方を神の方に向けるようになることです。
人の側には、神への信仰と今までの生き方についての悔い改めが伴います。
日本語で、信仰というと、神仏を信じて仰ぐこと、神仏についてのある人の教えや思想に傾倒することなどを意味しますが、聖書の「信仰」や「信じる」とは、誰かが証言する事実を、自分はそれを見ていないのですが、証言の信ぴょう性を判断して、真実であると確信することを意味します。
信仰の対象は、神であり、神による啓示全体(旧約聖書と新約聖書)です。
信仰の内容、その中心はメシア(キリスト)です。メシアは、私たちの罪のために死んでくださり、葬られ、そして、三日目によみがえりました。これらの事実を聖書の神のことばを通して理解し、そのことを真実であると同意し、メシアを信頼して生きていこうとすること、これが信仰です。
「悔い改め」、これは一般的な日本語としては、「今までの行いが間違っていたことを悔いて、これからは行いを改める」というように、悔いるとか、行いを改めるといった意味に受け取りがちです。しかし、聖書における「悔い改め」の基本的な意味は、「思考を変える」です。
人の考えや意識の中で何か変化が起きる。その変化によって、その人は、自分の行動や生き方において、間違った方を向いていたところから、神の方に向きを変える。それが悔い改めです。実際の行動や生き方が変わるのは、それから後です。
■ 今回の内容 「告白」
告白は、信仰と密接な関係があります。人が信じる時、その人の内側では、思考・心・意志が働いて、信仰の内容を自分のことばとして言い表しています。これが、信じるということであり、同時に「告白する」ということです。実際に声に出して言い表す人もいますが、大抵の場合、声に出さずに、その人の内側で言い表されます。
本日のアウトラインは、次のとおりです。
- 告白の意味
- 告白の特徴
- 告白に関連する聖書箇所
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