前橋聖書フォーラムでは、「御国の福音」と題した新しい学びのシリーズを始めました。この学びは、「神の御国」(the kingdom of God)を軸として、創世記から黙示録までの流れを概観していこうというものです。
※なお、この学びは米国The Master’s Seminaryの神学教授Michael Vlach博士の著書、『He Will Reign Forever: A Biblical Theology of the Kingdom of God』を土台としています。
前回は創世記1〜11章の中で、「神の国」という概念がどのように展開されているのかを取り上げました。
今回は創世記12〜50章から、アブラハム契約と「神の国」の関係について学びました。
テキストは以下から閲覧できます。
アウトラインは次の通りです。
- アブラハム契約の付与(創世記12:1–3)
- 「リトマス試験紙」としてのイスラエル
- 王国と土地
- 王国とユダ族(創世記17:6;49:8–10)
今回学んだ創世記12–50章における御国の計画のまとめは、次の通りです。
- 神の御国の計画では、アブラハムと彼から出る大いなる国民(イスラエル)が中心となっていく。
- イスラエルに起こること、そして約束の地で起こることは、他の諸国民にも起こることのモデルとなる。
- ヤコブの息子であるユダの子孫は、王を輩出する家系となる。そして、その家系から究極的な王(イエス・キリスト)が生まれる。
- ユダ族から出る王は異邦人諸国を支配し、また物質的祝福をもたらす。
次回の「御国の福音」の学びは、7月14日(土)の予定です。
テーマは「御国とモーセ契約」で、出エジプト記〜申命記を概観する学びとなります。