東京神保町で行われた第18回聖書フォーラム聖会に、熊本聖書フォーラムから、濵﨑望兄・かすみ姉ご夫妻が参加されました。
以下、濵﨑望兄からのレポートです。
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感謝のうちに、妻と一緒に、第18回聖書フォーラム聖会に参加させていただきました。
久しぶりに全国、北海道や沖縄も含めた各所からの、また遠路米国からの多くの兄弟姉妹に顔と顔を合わせて会う機会を得られて、感動でした。
永らく(おそらく3年近く)お会いしていなくても、すぐに心打ちとけて話せる方々が与えられていることも感謝です。
頂いたレジメに従って聖会が始まりましたが、最初のサムエルさんの賛美で一気に聖会が礼拝へと変えられました。
みんなで声を合わせて主を賛美できる喜びと感謝に溢れかえりました。
続いて、新しく発足したバイブル・スタディ(BS)および聖書フォーラム(BF)の紹介がありました。
そして、最近開所されたBFの働きの紹介があり、京都木津川BSにはじまり、埼玉の春日部BF、福山BF(開所式も含め)、奈良王子BFと広島平和協会BF、上野長老の高坂BFの働きと近況報告など、各地に働きが増え広がり、みなさんのチャレンジに刺激を受けつつ、とても参考になるものでした。
次に、中川先生が、これまた本当に久しぶりに聴衆の前でメッセージを取り次いでくださり、私たちも感謝でしたが、先生ご自身が一番喜んでおられました。
先生のメッセージのタイトルは、「天国から逆算した人生」と題して語ってくださいました。
ポイントは3つ、1.福音の伝達、2.教会の背教、3.礼拝の刷新というものでした。
1.「福音の伝達」
ローマ5:1から「神との平和を持つ」ことの感謝と重要性を語られ、
①神との平和を確認する、②今日という日を生きる、③終末論を確認する
ことの大切さを(プライベートな話も含め)力強くかつ分かり易く語ってくださいました。
要約すると、「救われた私たちの心から溢れる喜びと感謝、またそれによる日々の平安」を語ってくださいました。
2.「教会の背教」
Ⅰテモテ4:1~2やⅡテモテ4:3~4から、後の時代(=今の時代)の悪との向き合い方について、特に現代の教会の姿勢や教えについての問題点を多く指摘され注意を促してくださいました。
要約すると、「私たち真理を学ぶ者たちがこの時代の地域教会の諸問題とどう向き合って行くのか」を語ってくださいました。
また、Ⅱペテロからも、ペテロが語る後の世の教会の問題や劣悪化について、私たちの心がけるべき点を具体的に示してくださいました。
さらには創世記から、今の世もサタンの狡猾さに惑わされている背教の教会の弱体化や、異端の語る巧妙さに引きずり込まれていく多くの群れや団体、更に大きくは、社会の風潮に流される教会に対する私たち真理を知る者の果たすべき責務について、特に「聖書の再解釈の危険性」と「福音の真理に立つことの重要性」について語ってくださいました。
3.「礼拝の刷新」
① 礼拝とは神をあがめること、神に栄光を帰すことである
② これは信者の全存在をかけた行為である
③ キーワードは御霊と真理
④ 内面に罪や汚れがあれば、真の礼拝は捧げることはできない
⑤ 神は、アベルのささげ物を受け入れ、カインのささげ物を拒否された
として、特に全国にまた世界に広がる聖書フォーラム運動のこれからと、それを導くリーダーたち、そして一人ひとりの信徒たちの、礼拝への姿勢を具体的かつ明確に示してくださいました。
特に「礼拝の2大要素」として①みことばの解き明かし、②賛美について
礼拝の内容は真理でなければならないこと、特に長老の皆さんへ熱く、励ましとエールを語っておられたことが印象的でした。
これからの各フォーラムのリーダーには、自立した聖書理解が求められ、そしてリーダー独自のメッセージを語れるようになってほしいと熱弁しておられました。
私たち熊本や福岡BFに集う群れでは、リーダーが既に色々なソースを活用して下さって独自に説いてくださる長老として与えられていること、本当に感謝だなあと実感しました。そして自立と共生の在り方を再確認させていただきました。
また、「賛美」についての箇所では、礼拝で用いる賛美の内容をしっかり吟味することの大切さを指摘されました。このことについても、既に私たちのBFでは、賛美の内容を注意して取り入れてきたので、私たちのリーダーと集う皆さんに感謝を覚えました。
そして結論は、
1 伝道に力を注ぐ
2 終末時代における霊的戦いに備える
3 御霊と真理による礼拝を目指す
これらにについて、自立と共生の重要性とともにリーダーの在り方とフォロアーの心がけについて語ってくださいました。
やはり、まだまだ生の中川先生はパワーがみなぎっておられました。
この他、リーダーを支える各BFの執事についての報告(恵比寿より)や、パラチャーチの方々からの励ましのことばなどもあり、
全体的に神様を心から見上げ、賛美し、栄光を帰す働きに、勇気と力を得ることができた、とてもパワフルな聖会でした。
全体を通して感じたことですが、
1 みことばの真理を求める者たちの多さとその熱さ
2 みんな色んな道を通ってきて、このフォーラムに加えられていることの不思議
3 大変な道を通って来た人が、用いられていることが多い
4 聖書の字義通りの解釈の重要性とその再認識
5 真理を聞かされていない群れに集っている人たちへの祈りの必要性
6 いま、この時に私に何ができるのか。何を与えられるのか
7 その準備や心構えはできているか
8 フォーラムリーダーのために祈り、かつ具体的な働きで支えることの大切さ
9 益々拡大する聖書フォーラムへのこれからの課題と祈りの必要性
10 伝道の必要性とあり方
以上です。
2022年10月10日
濱﨑 望 かすみ