■前回までの内容
へブル人への手紙は、ユダヤ人信者を対象として書かれた手紙です。当時の社会的状況は、ローマ帝国からの独立を目指す機運が高まる中、愛国主義・ユダヤ教信仰重視が強くなり、教会のユダヤ人信者に対する同胞からの迫害が激しくなっていました。迫害を一時的にせよ避けて、しばらくの間はユダヤ教に戻り、エルサレムでの神殿祭儀に参加しようと考えていたユダヤ人信者に対して、教えと警告と励ましのために書かれた手紙です。
手紙の内容は大きく二つに分けられます。前半は、ユダヤ教の三本柱である天使、モーセ、アロンに対して、イエスが優るお方であることをヘブル語聖書(旧約聖書)を引用しながらの説明です。後半は、それを踏まえて信者はどのように生きるべきかという適用です。
へブル人への手紙の11章は、手紙後半の適用の中で、「旧約の信仰者たちの生き方を手本とする」という内容です。
4節から38節まででは、旧約の信仰者たちが時系列で登場します。
族長時代以前の時代からは3人、アベル、エノク、ノアの生き方について見ました。
そして前回から族長時代に入り、アブラハムについての第1回「生まれ故郷を離れる」という生き方を見ました。
■今回の内容
今回は、アブラハムについての第2回です。
へブル11章9〜16節から、「寄留者となる」、「不可能でも子が生まれるという約束を信じる」そして「目の前の土地ではなく、より優る国を求める」という、3つの手本となる生き方を見ます。
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