■前回までの流れ
8月から、「へブル人への手紙」を学んでいます。
これまでに、「イントロダクション」と「テーマ」を見ました。
まず「イントロダクション」で、へブル人への手紙の全体像を学びました。手紙の著者は誰か、受取人たちは誰か、彼らはどのような状況の中にいたのか、などでした。
前回は、1章1節から3節までの箇所から、「テーマ」を扱いました。著者は、あいさつ文なしで、冒頭から本題に入り、中心テーマを「御子の優位性」と示しました。緊迫した時代の雰囲気が感じられました。
■今回の内容
今回は、「天使たちに優る御子」(1:4〜2:18)です。
ポイントは、御子は、神であり同時に人であるお方「神‐人(God-Man)」だということです。神であれば、天使よりも上であるのは当然です。この点を、旧約聖書から7か所の引用をして証明します。
また、人としての立場でも御子は、十字架の死を経て天使に優るお方となられました。この点を、メシアの王国での統治権とメシアによる救いという二つの観点から説明します。
この教えの途中で、「警告①」が語られます。へブル人への手紙には、全部で5つの警告があり、その1番目です。
ここは、第一区分の神学的理論は始まったばかり、3つある比較の中のまだ第一の比較、「天使たちに優る御子」を教えている途中ですが、そこまでに語ったことだけでも、御子がどれほど優れたお方かがわかるので、ぜひとも信仰にとどまってエルサレム滅亡に巻き込まれないように、という著者の切実な願いが伝わってきます。
集会資料(PDFファイル)は、次をクリックしてください。
音声メッセージは、次をクリックしてください。
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