熊本聖書フォーラム

黙示録 / 大患難期の中間で起きる事

2017.03.26

カテゴリー:w 黙示録

□黙示録のアウトライン

黙示録は、第2章と第3章で、この預言が書かれた時代から教会の携挙に至るまで、7つに時代区分される教会時代を預言し、第4章と第5章で大患難期の前に天で起きる事を記しています。

そして第6章から、いよいよ大患難期に関する預言に入ります。

□前回までの学び

前回は、第6章から9章にかけて、大患難期の前半期で起きる事を見ました。
大患難期は、イスラエルが反キリストとの間で安全保障に関する条約を締結することでスタートします。そのことが黙示録では、第一の封印が解かれて、白馬の騎士が登場するという箇所に示されています。

七つの封印がひとつひとつ解かれていく中で、世界的規模での戦争、食料特に穀物の高騰が起きます。そして戦争や飢饉、疫病などにより、人類の4分の1が死にます。第七の封印が解かれると、七つのラッパが吹き鳴らされる段階に進みます。

前回は、第一のラッパから第六のラッパまで見ました。第一から第四まで、人類はそれまでは当たり前のように享受してきた自然界の恵みを失っていきます。第五のラッパでは、5か月間、いなごのように見える悪霊たちによる攻撃を受けます。第六のラッパでは、2億人の悪霊の騎兵が人類を攻撃し、人類の3分の1が殺されます。封印のさばきのときと合わせると、大患難期の開始時点からでは人類は半減することになります。

□今回の学び

今回は、第10章から14章にかけて、大患難期の中間で起きる事です。前半期から後半期の移行期に起きることです。

前半期は、いつ終わるかというと、エルサレムで活動する二人の証人が殺されるという事件のときです。この事件は、反キリストがエルサレムを占領するという出来事の中で起きます。これを見てイスラエルの民のうち、信仰ある人々はダニエルの預言に従って荒野へ逃げます。

他方、国際政治の舞台では、反キリストが世界統治の全権を掌握します。彼は政治・軍事・経済のリーダーにとどまらず、宗教的にも神のように崇められます。その礼拝を指導するのが、偽預言者と呼ばれる人物です。背後にいるサタン、地上の国の王となった反キリスト、そして反キリストを拝ませる偽預言者、この悪の三者が揃って、大患難期は後半期に入っていきます。

集会資料(PDFファイル)は、次をクリックしてください。

聖書フォーラム熊本集会20170326

音声メッセージは、次をクリックしてください。

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熊本聖書フォーラム

代表 :清水 誠一

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