2020年1月18日
□ 中間時代
中間時代とは、旧約聖書の最後の預言者マラキから新約聖書の福音書(メシアの誕生と公生涯)の時代までの間、約430年間を指します。
この時代の前後に何が起きるかについては、ダニエルの預言によって、エルサレムを取り巻く世界の支配者が、バビロニヤからメディヤ・ペルシヤへ、そしてギリシヤへ、そして第四の国へと移ることが預言されていました。
□ 第四の国
第四の国は、歴史上、まず「古代ローマ帝国」として出現しました。ローマの法制度、統治組織、軍団編成、そして国家観といった、その中核的な要素は、その後の覇権諸国に引き継がれ、今もなお脈々と生き続けています。聖書の預言では、「ローマ」とは言わずに、「第四の国」と呼ぶのは、そのためであろうと思われます。つまり、古代ローマ帝国から現代に至るまで、第四の国の時代が続いているのです。
□ 第四の国の次は、メシアの王国
第四の国の時代の末期が、7年間の大患難期です。この大患難期をもって第四の国の時代は終わり、地上にメシアの王国が建てられます。
□ 中間時代は、メシア到来を待つ時期
旧約聖書の最後の預言者マラキは、第二の国であるメディヤ・ペルシヤの時代に活動しました。
新約聖書の福音書が記すメシアの誕生と公生涯3年半は、第四の国の時代です。
預言者マラキからメシアの誕生と公生涯までの間、この中間時代は、国際社会の視点から見ると、エルサレムを取り巻く世界の支配者が、メディヤ・ペルシヤ→ギリシャ→第四の国と、大きく変動していった時期です。
これをイスラエルの民の視点から見ると、預言者マラキまででエルサレムの再建を終え、メシアの到来を待つという時期です。
□ 本日の内容
本日は、昨年9月から11月の3回にわたり扱った第一部「神の歴史計画から見る中間時代」の復習をかねて、エズラ記とネヘミヤ記を時系列で把握し、預言者ハガイとゼカリヤ、そしてマラキとの対応を再確認します。
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