2018年2月17日
□ 天使論の学びから、次のテーマへ
福岡集会では、フルクテンバウム博士の「メシア的バイブル・スタディ」シリーズの中から、「天使」に関係するものを選んで学びました。
この学びの目的は、霊の世界について正確に理解して、私たち信者が神の御手の中に守られていることを確信すること、そして日々の問題に対処できるようになることでした。
内容は、大きく三つ、第一に「聖なる天使たち」(2017年2月)、第二に堕天使の長である「サタン」(3月)、そして第三、サタンに従って堕落した天使たち、すなわち「悪霊」(4月と5月)でした。
この学びの結論部分において、「信者は、サタンとの関係では、ただ一つのことが勧められている。それは、立ち向かう(抵抗する)ことである(ヤコブ4:7、Ⅰペテ5:8〜9、エペ6:10〜18)。そして、その方法は、神が信者に与えておられる権威とはどういうものか、聖書を通してわきまえて、その権威を行使することである。その権威とは、全部で33ある。神学的には、それらは『33の位置的真理』と呼ばれる。」とありました。
そこで、2017年6月からは、「33の位置的真理」について学ぶことといたしました。
□ 位置的真理の内容は、信者の地位と権威
位置的真理とは、英語の「Positional Truth」を訳したものです。
位置的「Positional(ポジショナル)」とは、生まれながらの罪人であった私たちが、イエス・キリストを信じて信者となったその瞬間に、神によって新しいポジションに立たせていただいた、そのポジションを言います。
真理「Truth(トㇽース)」とは、それが虚構や見せかけのものではなく、真実であり、一時的なものや消え去ってしまうものではなく、確実である、という意味です。
新約聖書の中には、そのようなポジションの意味内容が、33あります。そして、このポジションには権威が伴っていて、サタンや悪霊との霊的な戦いにおける防御において最も有効な手段が、その権威を行使すること なのです。
したがって、ポジションという英語は、単なる「位置」とか「立場」ではなく、権威を伴う「地位」と理解する方が、日本語としては適切だと思います。そこで、この学びの中では、「位置的真理」とは呼ばずに、信者に与えられている地位とそれに伴う権威という観点から、「地位の真理」と呼ぶことにします。
□ アウトラインと前回までの流れ
- イントロダクション(総論 七つの項目)
- 各論 33の事柄
- 結論
第一回2017年6月は、「イントロダクション」、そして「各論 33の事柄」の中から、その第1「神によって贖(あがな)われた者である」を扱いました。
第二回7月は、へブル11:1〜3から、「目に見えないものと目に見えるもの」について学び、そのあとで、「各論 33の事柄」の中から、第2「神と和解させられた者である」から第8「心に割礼を受けた者である」までを扱いました。
第三回8月は、前回までの流れを復習したうえで、第9「神に受け入れられる者である」と第10「聖霊の初穂(初なりの実)をいただいた者である」を学びました。
第四回9月は、第11「神の永遠の計画の中にある者である」でした。そして、その内容は神の選びでしたので、救いにおける神の選びと人の自由意思との関係について学びました。
第五回10月は、第12「岩なるメシアを土台として立つ者である」と第13「アブラハム契約に近い者とされた」でした。加えて、第12に関連して「聖霊の賜物」、第13に関連して「聖書における契約」について学びました。
第六回11月は、第14「聖なるそして王なる祭司のメンバーとされた」から第17「天の市民である」までを学びました。
第七回2017年12月は、第18「神の家族である」から第25「すべての霊的祝福を所有している」までを学びました。
第八回2018年1月は、第26「父なる神から子なる神への贈り物である」から第30「古き人(罪の性質)はすでに裁かれており、新しく歩むことのできる者である」までを学びました。
□ 今回の内容
今回は、各論の第31「父・子・聖霊に結び合わされている者である」と第31「神にアクセスすることができる者である」を学びます。
集会資料(PDFファイル)は、次をクリックしてください。
音声メッセージは、次をクリックして、次に現れる画面の音声再生スタートボタン「▶」をクリックしてください。
https://www.dropbox.com/s/qvn8l4guknp5vfz/180217%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%9B%86%E4%BC%9A.mp3?dl=0