2021年12月18日
□新約聖書の中の奥義
新約聖書の中には、「奥義」ということばが、28回出てきます。
共観福音書と呼ばれる、マタイ、マルコ、ルカの3つの福音書では、各1回、計3回使われています。
いずれも「神の国の奥義」と呼ばれる、第1番目の奥義を教えています。
そして、使徒パウロが記した書簡の中で21回、使徒ヨハネが記した黙示録の中で4回使われています。
その中では、神の奥義の第2番目から8番目まで、と、サタンの2つの奥義が教えられています。
奥義というと、日本語の感覚では、何かしら極意のような、よほど信仰生活を重ねたベテランの信者だけに関係することであるかのような印象がありますが、新約聖書でいう「奥義」とは、実にシンプルな意味です。
それは、「旧約聖書では全く啓示されていなかったことで、新約聖書において初めて明らかにされたこと」を意味します。
パウロは、エペソ6:19~20において、「福音の奥義」という表現をしています。
それは、福音を宣べ伝えることは、奥義そのものを教えることにつながっているという表現です。
奥義は、決してベテランの信者だけのものではありません。
福音の真髄ともいえるもの、そして宝のような知識なのです。
すべての信者が奥義を知って、霊的に成長し強くなることが、神のみこころです。
□この学び全体の構成
この学び全体は、5部構成になっています。
第一部 イントロダクション
第二部 奥義としての神の国
第三部 教会に関する5つの奥義
第四部 イスラエルがかたくなになることに関連する奥義
第五部 サタンの2つの奥義 と それを打ち破る神の8番目の奥義
□本日の内容
前回から第五部に入ります。
本日は、サタンの奥義の第一、「バビロンの奥義」です。
バビロンは、かつてバビロニア、ペルシア、そしてギリシアという、ダニエル書に登場する3つの世界的覇権国家のいずれもが王都とした古代都市です。
今は遺跡が残るだけの地域ですが、来るべき大患難期7年間においては復興されて、前半では世界統一宗教の本部が置かれ、後半では反キリストによる世界支配の首都となる、というのが、奥義の内容です。
□集会用資料(PDFファイル)
資料は、PDFファイル6ページです。
□音声録音(MP3)
集会の実況録音は次をクリックしてください。ドロップボックスというサイトに入りますが、ユーザー登録などは必要ありません。音声再生のスタートボタンをクリックすれば聴くことができます。今回の録音時間は約57分です。
https://www.dropbox.com/s/3xdsw14b1bx2c9h/211218%E7%86%8A%E6%9C%AC%E9%9B%86%E4%BC%9A.mp3?dl=0